fc2ブログ

記事一覧

いろいろと、迷走中・・・。

ううん、どうも疲れ気味でいけません。
とはいえ、昨晩は、SCW予報はイマイチ。実際には晴れ間も多かったのですが、なにしろ、風が強い・・!ときどき、ブワッとした風が吹いていたようです。
寒さにも負けて、パスしちゃいました。
が、これはこれで実は正解だったみたい。SCWでも北から雲が張り出してくる予報だったのですが、案の定?朝は雪が舞ってました。

今晩は晴れる予報なので、月夜ですが、テスト撮影開始しました。
前回、ASI120MMがなんか不調だったのが気になって・・。月と風はありますが、ガイドテストを兼ねて先程、準備してきました。
うーん、まあ、USBケーブルが悪いんじゃないかと思うんですけどね。どうにも映像の出方がオカシイ?画像がズレる感じで・・。うー・・ん、そういやあ、ASI120MMでラッキーイメージングで使っていたときも、転送が間に合わないと画像が割れた現象があったな、、、それに近い感じかも。
まあ、今晩は様子見。症状が出そうなら、ケーブルを交換してみます。

さて、ここ暫く、ASI294MC Proのテストに傾倒していましたが、メインカメラのQHY268Mについても年明けからぼちぼちと取り組み始めています。
n3396_20220118233002323.jpg
NGC3396付近 イプシロン200 QHY268M L=3分×31コマ、R=3分×6、G=3分×5、B=3分×6コマ。トリミング
一晩分のデータでここまで写ることから、感度は申し分ありません。ガイドはもう一歩、ディテール描写は・・まあ、一晩分のデータじゃあ・・
地方都市の光害地の中からなので、作品化するには、やはり2晩分のデータは欲しくなります。
S/Nがもう一歩足りない。とはいっても、SXVR-H694とさほど遜色はない感触はあります。
ST8300Mだと3晩は欲しくなります(これは過去に実戦で経験済み)ASI294MC Proでは?これはひょっとしたら、一晩でも作品にできるかもしれませんが、、、撮影方法からいろいろと見直さないとダメそう(1回あたりの露光時間を伸ばす、フィルターワークを用いる、などなど・・試すことはおおいのですが、そこまでやりきれてないです・・≒使いこなせてない)
今の僕のやり方だと、銀河は2晩欲しいですね。
ASI1600MM-Coolでは?これがまた評価が難しくて、やはり2晩は欲しいのですが、例えば、イプシロン200で撮影する、となると、ASI1600MM-CoolとASI294MC Proどちらを使うかは大変悩みます。
先日の例会で、どちらのカメラも使っているタシロさんが1600MMに比べて294MCは解像が足りないと仰っていたのもありますが、実際に自分でもイプシロンで使ってみて、若干銀河のディテール表現では、不満を覚えているのも事実・・

あと、処理工程が煩雑になるんですよね。カラーカメラって。BayerDrizzleを実施するのがベストだとは思うので、PixInSightでやってみて、そこからASI1600MM-Coolと比較すると面白いとは思うんだけど・・・。DSSではたまたま網状星雲は上手くできたものの、コレっきり。以降、全く正常にコンポジットできず、、、どっか設定とかあるのかなぁ、、( ´Д`)=3
現状では、MaxImDLでDeBayer(経験上、最もシャープになる)、CCDStackでコンポジットの流れ、なんですが、CCDStackも自分のはVerが古いせいもあるのでしょうが、なーんかオカシイときがあったんですよね、、、。まあ、DSSのAHD Interpolationも悪くないので、こちらをメインに使ってもいいんですが・・(過去のSXV-H9C カラー冷却CCDでは良くDSSを使ってました)
と、まあ、ASI294MC Proの、というか、カラーカメラの場合、いろいろな選択肢があるのもあって、処理方法を確立するまでには至ってないんですね。
あと、デジカメ同様、本来なら、DeBayer、カラー化、現像方法ってものすごく大事ですから、この点も含めて、他人の評価は鵜呑みにはできない面もあるんだよね。。。

とはいえ。
やっぱりモノクロカメラの画像を久々に処理してみたんですが、やっぱり、切れ味も良いし、ASI294MC Proに比べると、やっぱり銀河の淡い部分とか余白にある遠方の銀河の写りとかが、違ってくるね。
フィルターワークによる色彩効果(LRGB合成)も面白いと、思った次第です。
こうなってくると、やっぱり、SXVR-H694にIDAS Type2フィルターを中心とした環境を再構築して・・・とも思ってきます。

QHY268Mでは、ZWOのフィルタを使ってますが、やはり銀河だと赤味が強く出るかなあ・・
IDASだと緑がやや強めに出ますが、なだからな分光特性のおかげで銀河の色表現がすごくマイルドな感じになる(この点、色彩表現の点ではASI294MC Proも近い≒お気に入り♪)ので、これを活かしつつ、さらにモノクロ冷却ならではの表現も磨いてく、と、面白いかな?

メインカメラは、QHY268Mで確定なんですが、サブカメラが、ASI294MC Proか、ASI1600MM-Coolか、SXVR-H694か、はものすごく悩みます。
いや、まあ、これまでのメインカメラであった、SXVR-H694が感度面でも表現力でも抜きん出てはいるのは間違いないのですが、それは、オライオン30cmF4反射を使う場合、です。
イプシロン200で撮るなら、ASI1600MM-Coolか、ASI294MC Proか大変悩ましいところですし、そのASI294MC Pro+オライオン30cmF4というのも、環境は構築したので、暗い宇宙で試してみたい。

うーん、本当は、春野天体観測所では、SXVR-H694+オライオン30cmF4で、銀河の淡い部分を、自宅でCT12+SXVR-H694で銀河のディテールを、と遠征+自宅のコラボレーション作品を作るつもりでいたのですが・・
あまりにも春野のシーイングが悪くて、上手くいかなかった。
画素数のある、ASI294MC Proであれば、あるいは・・?とも思うのだけど、今度はカラーカメラならではの淡い部分の写りの弱さの弱点が出るかな、、、
これが自分の想像以上の結果を出してくれれば、と思うので、近いうちにテストに出かけたい。

メインカメラQHY268Mは重量もあるので、アルミ筒でのオライオン30cmF4での使用は断念(試してはいませんが・・)そうなると、イプシロン200を使うのは一手ではある・・が、イプシロン200で淡い銀河を写して、それを自宅CT12の画像と合成する・・のは、上手くいくかどうか・・
また、遠征の暗い宇宙であれば、過去のST8300Mでの経験からしても、QEが多少悪くても、モノになるかもしれない。そうすると、ASI1600MM-Cool+TOAGを組んでみる、という可能性もあるわけです。

と、まあ、自宅・遠征も含めて、昨年以上に、混迷することになりそうです。前回遠征時にAstroEQが上手く動かなかったのもひっかかっていて、だったら自宅で撮った方が・・とも思えてしまう、、ノ(-______-;)ウゥーム・・・. 
いずれにしても、春野でもまずは安定動作まで持っていかないことには・・ですね。
その点では、ASI294MC Proとオライオン30cmF4というのはこれからの春の銀河祭りのシーズンにはうってつけです。銀河の淡い腕が写りにくいのであれば、ASI1600MM-Coolを使ってみる、など、折衷案(これは高感度のSXVR-H694では画素数が足りず、モノに出来なかったことから)も考えられます。
もう少し、光明が見えてくればなー・・
まあ、少なくとも、QHY268Mが、SXVR-H694の後継機として十分な性能を有しているのが解ったのは良かったのですが、遠征でどう撮っていくか、考えていかないとね、、、
カラーカメラで銀河の淡い腕が出てくるのであれば・・・IMX571カラーカメラの追加で、当初のSXVR-H694で考えていた、遠征+自宅でのコラボレーション作品が実現できるのだが・・。
なにはともあれ、やってみないことには、ね。
一応、オフアキシステムも作って、コマコレもテストしたので、自宅でのテストはほぼ完了。やはり春野天体観測所へ赴いて、ASI294MC Proでテストデータをとってこないといけませんね。

関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

月別アーカイブ