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ガイドミスキャンセラー

割と昔からのテクニックなので、知ってる人は知っていると思いますが・・・
ガイドミスが生じた場合でも、画像処理でなんとか対応して使うために、カスタムフィルターをつかって矯正することができます。
昔、ステライメージ4の頃にホームページに書きましたが
 
実はステラ5以降ではもっと便利になって、非常に実用的になっています。

ステライメージもVer5以降になると、しきい値を設定できて、背景にはかけずに星と星雲の明るい部分だけに適用できて、非常に良くなっています。
これのおかげで、星雲の淡い部分は荒らさずに、かつ、星雲のハイライトの構造はガイドエラーで潰れてしまっったとしても、カスタムフィルターで矯正して、元画より微細構造が抽出できてしまうことさえあります。
この手法は、画像処理の専門用語で言えば、一次微分と呼ばれる手法で、一種のシャープ系フィルターになります。

使用にあたっては、正規化にチェックをいれて、適用させてください。
元来、シャープ系フィルターですので、入力した数値の合計値が1になるように数値を入れていかないといけませんが、正規化にチェックを入れることで、画像を見ながら、適当な数字を入れていけば良くなります。
これですごく便利になったんですよ。

なお、画像を予め、回転させて、必ず水平・垂直方向に揃えること、
コンポジット前の各画像にガイドエラーに応じて丁寧に適用した方が良い結果になります。
撮影も含めて、こういった補正的な処理はなるべく上流で対処した方が結果が良いです。
ガイドミスキャンセラーも、コンポジット後にも適用できますが、それよりは1枚1枚、各画像のガイドエラーに応じて丁寧に適用後にコンポジットした方が良い結果になりますし、それ以前に、ガイドエラーしないように撮影すれば、そもそもこんなことをする必要がありません(でも、昨年までは、いまいちガイドが止まらなかったんですよ・・ ^^;)
 
この方法は架台が不安定で、ガイドエラーがまちまちになる場合には非常に効果的になります。
反対に同一方向に伸びている場合は矯正しても、矯正痕が目立つことにもなりますので、使用にあたってはより慎重にならなければなりません。
安定したガイド環境を構築できている方にとっては全く無用な処理ですが、割とベテランの方でも若干の星像崩れの補正に使っていらしたり、応用されているようです。
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コメント

No title

たしかにこの記事以前読んだことがありましたが、その時はまだ理解不能に近かったですが、こうやってみると、こんな機能もSIはあるんだと再認識してしまいました。いざというときは良い助けになりそうですね。でもやっぱりガイドが流れないように頑張りたいです。
しかしC8の長焦点ではガイドが流れる確立が高いので、お世話になることが多くなりそうな気がします。
それとは別に、先日の撮影でも途中で架台に触れてしまって極軸がずれてしまったようで、写野が回転してしまった画像を数枚撮影して時間を無題にしてしまいました。

No title

う~ん・・・私にはまだわかりません。
画像処理、本当に奥深いですね!

No title

これは以前読ませていただいたことがあります。
でも適切なパラメータを探すのは試行錯誤しかないのですよね。
とりあえずはUTOさんの上の画像の数値を使わせてもらおうかな!?

No title

Eagleさん、こんばんわ。
仰る様に、ガイドが流れない様にすることが先決ですね~
でも、多少流れてしまったからといって、捨てるよりはなんとか活かしたい時には有効かなと思います。
ステライメージには、マトリクス色彩強調とか他のソフトにはないような強力な機能が備わっているのですが、そういう機能に限って使いにくかったり、説明書にも具体的な説明がなかったり・・・結構ソンしてる面がありますね。

ガイドミス補正なんかも独立した機能として実装してくれると便利になりそうです。次期Verに期待したいですね。

No title

saciさん、こんにちは。

画像処理は奥深いですね~
PhotoShopでも、流れてないコマを上手く使ってマスクを作ってガイドエラーをごまかすこともできます。
ガイドミスキャンセラーが優れているところは、シャープ系処理なので、星雲の構造も復元できる点ですが、仕上がりの自然さではPhotoShopに勝てないかなとは思います。
でも、上手く使い分けたり、いいところどりしたりして、より良い作品作りに活かしていくのが一番かなと思います。
PhotoShopは万能ですが、やはりそれだけでは物足りないこともあって、そういうときに天体画像専用ソフトでの結果をPhotoShopに持ち込んで融合させるとでもいいますか・・・
ホントにいろいろと出来る様になったので、兎に角、時間がかかるようになっちゃいました、、、。

No title

シュミットさん、こんにちは。
そうですねー、値は割と適当でいいんですが、試行錯誤は必要になりますね。

もうちょっとだけ、詳しく説明した方が分かりやすいのかなあ。
また、近いうちにもう少しわかりやすく書き直しますね。

それにしても星を○に留めるというのは結構大変です・・・
Kenko500mmEDでさすがに止まってくれるようになりましたが、長焦点系ではまだまだGMC(GuideMissCanceler)処理のお世話になりそうです・・・

No title

あ、ちなみに、一応、今回、328用のリングと共に、2インチが使えるヘリコイドDXも注文しました。
これでミザールの13cmで笠井コマコレが使えます。
SE赤道儀がやっとなんとか実用になりそうですからね。
またそのうち、ST8300Mと組み合わせてみたりして実験してみますので、お楽しみに・・?

No title

ステライメージは4、5、6と愛用していますが、こんな機能あることすら知りませんでした。^^;
しかしこれはとても便利ですね~。
画像を予め、回転させて、必ず水平・垂直方向に揃えるというのがとても手間に感じますが、貴重な撮影時間を無駄にしてしまうよりはるかに良いです。
特に僕の使っているようなGPなどの非力な赤道儀でノータッチガイドをするときに威力を発揮してくれそうですね~。

No title

ふうまさん、こんにちは。
ガイドミス補正、便利そうでしょう~
斜めに数値入力すれば、斜め補正もできるんですが、45度以外はちょっと苦しいですね。回転させてガイドの流れを水平にしてから適用の方が、確実かなあと思います。
初心の方ほど、役立つ機能だと思いますので、できれば、独立したメニューでもっと使いやすくなってくれるといいんですけどね・・。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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