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SonyがCCD生産中止

うーん、どうにも体調が優れません・・
今週はとうとう熱まで出してしまって、今も微熱あり・・
なんかほんと、今年の風邪は質悪い・・
お天気の方もあまり思わしくなく、なんと、今月1回も望遠鏡を出してません・・・ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

さて。
SonyがCCDイメージセンサの生産中止を打ち出してきました。
いくつかのカメラベンダーさんで、すでに公表されています。

iDS

Busler

2017年3月をもって、CCD用のウェハの生産中止、センサ出荷も、2020年3月をもって完了ということの様です。
CMOSイメージセンサは、ここ10年程で、飛躍的な進歩を遂げ、デジタル一眼レフカメラの撮像素子が、CCDか、CMOSか、雌雄を決したのは、かなり早い時期だったと思います。

コンパクトデジタルカメラ用途としても、裏面照射CMOSをはじめ、技術革新が進み、コンパクトデジカメでも、CMOSにシフトしてきました。
CMOSはノイズのばらつきがある為、デジタルカメラ(写真)の世界でも、色はCCDが艶やか、という意見もありますが、CMOSイメージセンサの持つ、高速応答性、低消費電流など、デジタルカメラではCMOSのメリットが特に大きく出てくる世界でした。
とりわけ、ライブビューについては、デジタル一眼レフカメラでは、CMOSになってから搭載されてきた機能であり、CCDで実現していたのはフジのFinePixS3Pro、S5Proのみではないでしょうか。

さらに、CMOSは進化してきて、高ダイナミックレンジ、低ノイズ、HDR等で、監視用カメラ、車載カメラ、そして産業用カメラでも、ここ、5年ほどで、科学計測用CMOS、sCMOSが台頭してきて、その低読み出しノイズと高速応答性から、CCDからCMOSへの移行が進んできていました。
特に微弱光で、従来、非常に高価なEM-CCD(電子増倍型CCD)が必要だった分野の一部が、低読み出しノイズのsCMOSカメラで置き換えができる様になったこともあり、今後はCMOSで!というSonyの思惑はよく判ります。
でも、いずれはそうなるにしても、思ったよりも早かったなぁ・・
よほど、IMX174をはじめとするPregiusに自信があるのでしょうね。グローバルシャッターを搭載しつつ高感度を維持しているPregiusならば、従来CCDでなければならなかった分野のほとんどをカバーできると思います。

とはいえ、こと、天文分野に目を向けてみると・・
天文用冷却CCDカメラでは、CMOSイメージセンサを採用した機種はありません(多分)
冷却CMOSカメラは、例えば、ビットランさんからはCSシリーズとして発売されていますが・・・

露出時間の最長が1分までの制限つきです。(CMOSISセンサーでは10秒まで)
自分の経験では、CMOSカメラはあまり、長秒露出には向いていないと思っています。
デジタル一眼レフカメラは別ですが・・・・
そうなってくると、CCDが廃止されてしまうと、天文用冷却CCDカメラの代替えって無くなってしまうかもしれませんね、、、

Kodakのイメージセンサ部門売却といい、今回のSonyCCD生産中止といい・・冷却CCDカメラ勢にとっては、受難の時代かもしれません。
早い内に、天文用冷却CMOSカメラが出てきて代用になることが判るといいのですが・・
IMX174は個人的にも気にはなっていますが・・・
ASI120MMによるM66 5秒露出を800コマ程コンポジット 

CMOSカメラだと、1枚に長秒露出するよりも、 短時間露光、多数枚が恐らく正解。
ディジタル画像ってもともと、そういうものなのですが、デジタル一眼レフカメラによる天体写真では適正露出が大事。
映像エンジンの恩恵を受けるためにも、適正露出を得るのが大事なんですが、産業用CMOSだと、逆に、CMOSのノイズを補正データとマッチングできる範囲に収めるためにも、なるべく短い露出を沢山とって、ノイズは自分で補正するしかないんですよね。現状では・・
でも、多数枚は当然、処理にも時間がかかりますし・・
ほんと、天文用冷却CCDカメラの代替とできる冷却CMOSカメラが出てきて欲しいと切に願います。


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コメント

No title

こんばんは
CCD生産終了は痛いですね。
特にソニーさんには生産し続けて欲しかった。
冷却CMOSは開発されるのだろうか?
でもな~冷却してもCMOSだと頑張っても数十秒ってところではないでしょうか?

No title

こんにちは!
まーちゃるです。

CMOS作ってカメラも作っている某カメラメーカーで働いていますが、カメラではない部署で働いているため撮像素子についてあまりよくわかってないです(笑)。

僕もいずれは冷却CCDで!
なんて思ってますが、今の世の中の流れを見ると、僕が冷却やる頃にはCMOSになってそうですね。。。

CMOSはこれからも技術開発は加速しそうですし、期待を込めて見守っていきたいですね!

No title

ついに来たかと言うか、よくここまで頑張ったと言うか!! では冷却CMOSが出るか? utoさんはどう思いますか? 画像エンジンの開発がSBIGやFLIクラスの規模の企業には難しいかと思いますが。 まぁ画像エンジンチップとなるとまったく不可能ですが、パソコン内処理前提の画像エンジンソフトでもあり得ないような気がします。それとも天体ように限れば何とかなるかな? Nikonの顕微鏡用の冷却CMOSカメラの画像エンジンはカメラ内でしょうか? それとも外なのですかね? 誰か買ってみませんかね。
こちらは新規開発のCCDがなくなる時期に、今更それに移行はないので最終兵器としてD810の天体改造に入りました。

No title

うーん、原理的なところはよく知らないんですが…そういう「時代」なんでしょうか。
CMOSが天文適正を得るまでの間は、谷間の時代になるかも知れないですね。
それとも、2017年までに、何か「隠し玉」があるのでしょうか…

No title

SONYにしろ、C社もN社も「数」が出ないと特に半導体分野は設備投資が巨額なので
商売として成り立たないんでしょうね。自作しようと、大学時代の友人が勤めてるので
散々問い合わせてるけど「月産5千個ロット」とか言ってたのが最近は1万個ロットとか
抜かしてきやがります。

コンシューマ相手の大手メーカにとってマイナー過ぎる市場は、連絡するだけの
伝書鳩爺さんの人件費だけで足が出てしまうらしい。ここは一つ某浜松のホトトギス
が(公費で買えて競争入札作業不要な)50万円未満の冷却CMOSカメラを出さないかな?

No title

おじゃましまーす(^▽^)
ブログ読ませてもらいました
ブログをいろいろ見ていたらたどり着きました☆
記事更新したので、是非読んでみてください(´∀`)

No title

> kob**995さん
公費? そりゃ冗談でもマズイっしょ!

No title

> タキさん、こんにちは。
いずれは、そうなるだろうな、という予感はありましたが、まさかこんなに早くとは!
そうなんですよね。仰る通り、ボクもCMOSだとせいぜい数十秒なんだろうと思います・・・
数秒でもかなり特性が・・・冷やしたところで・・・って気がします。

でも、デジカメでは、バルブも出来るので、映像エンジン次第・・?

No title

> まーちゃるさん
こんにちは。おお、それは羨ましいところにお勤めですね~
天文用の良い冷却CMOSカメラが出てくれるといいんですが、、、どうなることになりますやら・・

CMOSはまだまだこれからどんどん良くなっていくと思います。
今回、Pregiusでグローバルシャッター搭載でありながら、高感度維持してきましたし、この技術はデジタルカメラ用のセンサーにも応用されるでしょうから、今後の天体写真は、デジタル一眼レフカメラが席巻する様になるんじゃないかなーって気がしています。

No title

> 元栗畑の住人さん、こんにちは~
いやー、ボクが思っていたよりも、ずっと早いなーと思いますが、恐らく、CCDよりもCMOSの方が圧倒的に数が出ているでしょうから、仕方ないのでしょうね・・。CCDだと専用ラインが必要ですし・・
冷却CMOSカメラ、ビットランのもそうなんですが、やはりセンサの特性上、長秒露光がニガテな様で、冷却CMOSでも露光制限してありますね(天文用のASI120MMなどは数分レベルまで露出できますが・・・数秒であのノイズでは、やってみようという気にはなりませんしね・・ただ、縦縞はバックグラウンドが上がれば解決するかなぁ・・)
デジタルカメラでは、映像エンジンが素晴らしいのですが、仰る様に、天文用カメラベンダーではちょっと難しいでしょうね・・
でも、長秒露光ノイズ対策だけ行ってくれればいいので、実現できそうな気も。用途限定ですから、なんとか実現して欲しい気がします。

No title

> 元栗畑の住人さん

NikonのCMOSカメラ、映像エンジンは内部に組まれている気がしますが、でもあれも露光制限が確かあったような・・
蛍光顕微鏡用途でも、どうも我々天文アマチュアが思っている程の露光時間はかけないんですよね(まぁ、FRETとか考えたら時間分解能も必要でしょうから、当然なのかな・・)

そうなると冷却CMOSカメラでも、メインストリームは長くても数秒ですから、天文用冷却カメラの様なニッチな用途だと困っちゃいますね・・

D810改造ですか!楽しみですね。
ボクもニワトリでもX-E1で撮ってみたいと思う反面、システム構築が面倒だなぁー・・と保留中・・。

No title

> 玄さん、こんにちは~
そういう時代よね~

うーん、天文用冷却CCDカメラがニッチすぎるので、特には、きっとこれといったものは出てこない気がしています・・

CMOSだと撮り方から変えていかないといけなくなると思っているので、従来の冷却CCDカメラの延長という使い方は出来なくなるでしょうね。
そうなると、フルサイズが台頭してきたデジタルカメラの赤外カット改造の方が、ハイアマには受け入れられそうです。

No title

> kob**995さん、こんにちは~
半導体はステッパーを始め、いろいろとコストが嵩みますものね~。ファブレスでやってる(センサ設計しているとしても委託してる)Nに対して、自社素子のC社は、センサ自体ではやはりSに比べてプロセスルールからして劣っている様ですし。
ホトトギスは、ちょっと高コスト体質になっちゃってますから、安くってのは無理そう。
あと、冷却CMOSカメラも、やはり汎用性の点で、長秒露光対策するよりも、他の補正が優先されるので、結果として、露光制限、ということになるようです。
IMXカメラはちょっとだけ評価したことがありますが、数百msで見ると素晴らしい性能ですが、数秒になると、それだけでCCDカメラレベルまでノイズレベルが落ちましたシ・・(最新センサでは改善してるのかなー・・でも、数秒露光でもCCDレベルなら、確かにCCDカメラは要らないワケですね・・)

No title

> ゆうママさん、こんにちは。
どうもありがとうございます。
FXがんばってください。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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