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マキシでEOS

夕方は割と晴れていたのですが、日没後から雲が・・・。こりゃ、今晩もダメですね。
定時日でしたので、帰宅後に、EOS40Dを制御用ノートPCから制御できる様にセットアップ。
・・・お~い、M△Pカメラさん、EOS40Dに付属してたCD-ROM、Verが違うよォ~。40Dのドライバ入ってないジャン ( ゚Д゚)ゴルァ!!
とりあえずCanonのホームページから、TWAINドライバを落としてインストールっと・・。
 
さて、MaxImDL+DSLRではCanon,Nikon,Olympusのデジカメを制御することが出来ます。
ボクが持っているのは一つ前のVerになりますので(V5はインターフェース変わって、使い勝手が悪そうなのでしてない・・)、現行Verとは少し違いますが、機能面では同じですから、どんなことができるかは参考になると思いますので、その点を中心に書いていこうと思います。

EOS40DとUSBケーブルを接続して電源ON.。PCが認識してくれたら、MaxImDLを立ち上げます。
SetUpボタン(紫の○枠ね)を推すと、カメラの選択ウィンドウが出てきます。
ここでは、EOS40Dですので、Camera ModelをCanonEOS2に、EOS Modelに40Dを選びます。
次のShutter Releaseは、40D,KissDX以降なら、USB/FW Onlyにします。
KissDN(Rebel350D)以前なら、バルブにしてもPC制御からだと30秒までしか出来ませんので、USBだけではなく、別途、長時間露光用のRS-232Cケーブルを用意しなければなりません。
ImageModelは、RAWとDeveloped colorとが選べます。RAWはベイヤーで、DevelopedColorではマキシのカラー化アルゴリズム(DeBayerという)を使ったカラー画像で撮影していくことになります。
当然、RAWですね。

機種設定が終わりましたら、Connectボタンを押します。
カメラがちゃんと接続されて、PCから認識されていれば、数秒待てばコネクトできます。

気づいた人もいると思いますが、実は一つのソフトで2つのカメラを制御できるんですね。マキシ。
まあ、こんな感じで、メインカメラにEOS,ガイドカメラにDSIなんてことも出来ます。
マキシでガイドカメラも設定してガイドさせると、別途、ガイドカメラ用のソフトを立ち上げなくても良いとか、
安定したマキシのガイドアルゴリズムの恩恵を受けられるとかもありますが、一番大きな存在は、DitherGuideでしょう。
これは、たとえば、メインカメラで一こま撮影したら、次のコマはガイドカメラのガイド星の位置を左右に5Pixel,上下に5Pixel振ってから、ガイドさせて、メインカメラの2コマ目の撮影を始める、なんてことができちゃいます!つまり、こうすると、縦筋問題も大幅に緩和されるだけではなく、ダークノイズの位置もコマごとに変わりますから、背景ノイズの低減(平均化)も期待できます。・・っても、まだボクも使ってないんですけどね(^^;
効果が大きいことは同じ同好会のエリーさんからも聞いてます(彼は冷却CCDですがデジカメとはちと違うんですが縦筋問題があるので。これで大幅緩和されるとのこと)

カメラをコネクトしたら、まずはフォーカスですよね。
Focusタブをクリックします。ここ、V5だとインターフェース違いますので、これから買おうと思う人だと、
ちょっと違うんですけどね・・・。
Fastにチェック入ってると、多分、画像を8bitで高速転送してくれます。
その他、右下のDarkにチェック入れるとダーク減算も行ってくれるんですが、まあ、まず入れませんね。
Continuousは、連続でフォーカス画像を取り込んでくれるので、転送速度が速い冷却CCDなら、チェック入れるんですが、デジカメだと、案外転送速度も遅いので、ボクは外して、ピントを変えてから、StartFocusボタンを押して・・という感じで合わせることにしています。

ちょっと、後から撮ったので、画像が違うんですが、、(Focusの画像に色が付いているのは起動時DevelopedColorに設定しているから)
基本的に、まず、Binningを行って(デジカメでは2×2デジタルビニングが可能)、転送速度を少しでも早めにして、Fastにチェック入れて、まず全画面を取り込みます。

次に、フォーカス合わせに使いたい星(ここでは仮想星としてルータのLED使ってます)をマウスでドラッグします。
Focusタブから、Binnningを1に戻して、Start Focusを押すと・・・

この様に、マウスドラッグした範囲だけが高速転送されて取り込まれます。
このとき、Inspectタブから、LargeViewを出すと、星の位置、輝度値、星像の半値幅FWHM、星像評価?FD値(これ、?は文字化けだと思います・・)が表示されます。
ボクはFWHMの値を使ってピントを追い込んでいきます。
特に設定をしていない限りは、ということになるようですが、このFWHMは星像の半値幅が何画素にまたがっているかを現す数値です。
したがって、この値で、1.68と出た場合、光学系やカメラにかかわらず、画面上で見た星のシャープさは常に一定です。逆にいえば、慣れれば、この数値から、ピントの合い具合や、画面で見たときの星のシャープさ、ピントが想像がつくようになります。
ただ、モノクロカメラとカラーカメラでは少々値のニュアンスが違うので、その点だけは注意が要りますが・・
ASC-11で撮っても、MT160で撮っても、FWHM=2.0であれば、画像の見た目の印象は別として、星像は同じだけのシャープネスになりますから、複数の光学系やカメラを使っている人にとっては非常に良い目安となります。
また、繰り返しフォーカス画像を撮ることで、シンチレーションによって値も変動していきますので、シンチレーションの安定度の目安も得ることができます。
輝度情報に、評価値まで、複数の情報からピントを探ることもできますので、非常に優れたツールとなっています。
でもカラーカメラだと、ベイヤーで4画素にまたがるので、RAW状態よりもDevelopedColorにした方が合焦は数値がアテにできるかもしれません・・

 
さて、ピントが出たら、(その前にガイドカメラもFocusタブでCCDからGuideに変えて、フォーカス合わせたり、Guiderタブで、キャリブレーションやって、Trackingせねばなりませんが・・今回は省略)、いよいよ撮影ですねー♪
 
撮影にはSequenceタブを使います。右下にあるOptionsの三角のボタンを押すと、下の画像の様なメニューが出ますので、Setup Sequenceを選びます。

そうすると、下の様な設定画面が出ます。
 

これ、シーケンス設定画面です。
この例だと、ISO1600で、600秒で、2コマ撮って、(Typeの設定を間違ってFlatのままにしてますが ^^;)SO100で60秒で8コマ撮って、ISO400で300秒で4コマ撮って・・・というのを全自動でやってくれます!
多段階露光とかも放置睡眠プレーできちゃいますね。しかもDitherGuide設定しておけば一こま一こま、位置をずらしてガイドしてくれますから、完全放置プレーでも縦筋まで緩和してくれちゃいます。便利デスネー!
下の方にあるDelya betweenは、たとえば、DitherGuideで位置をずらしたりした時に、少し慣らし運転させてから、ガイドさせた方が、バックラッシュの影響もなくなってガイドが確実になるケースもありますよね。
少し慣らし運転させてから、シャッター切ってね、ボタンです。
DelayFirstは、一こま目のシャッターをいつから切るか、なので、30分経ってから撮ってネ。という様な設定ができるんですが・・・・いまいち、使い道があるような、ないような・・・。
Durationはトータルの時間がこれくらいかかりますよ、という総計時間の表示です。でも、転送時間が含まれてませんので、目安ですね。でも、これで、2時間は寝てられるナーとか考えるので意外と使ってる鴨・・。
設定が終わったら、Okボタンを押します。

これで撮影!といきたいんですが、も、少しだけ設定を。
やはり、SequenceタブのOptionから出すメニューなのですが、保存先をどこにするかを選べます。
紺色になっているLeave Image on CFにした場合、カメラ制御はマキシからするけれど、保存はカメラ内のメモリカードに保存してくれます。この場合、カメラからPCへの転送が無いので、その時間分のタイムロスがありません。フォーカスと制御とガイドはマキシに任せて保存はCFという、このモードを使うのが一番ベストでしょうか。
Save Image as RawだとCanon形式でHDDに保存してくれるのですが、画像表示は一切してくれないようで、ガイドが上手くいっているかみたい場合には使えません・・。
Save Image as FITSだと、撮影直後の画像を表示してくれるのですが、FITSで保存されてしまえば、今度は、Photo ShopやDPPによるメーカ製の優れた現像ソフトの恩恵が受けられません・・。
ちなみに、HDDのどこに保存するかは、Set Distination Path...で設定してください。デフォだと確かデスクトップでどえらい迷惑だったよーな・・・。
あらかじめ、保存先は、Set Destination Path...で選んでおくのが吉です。
 

設定が完了すれば、あとはStartボタンを押せば、露光開始です。Sequenceで設定した露出と必要枚数分、撮影しにいきますので、後は、果報は寝て待て・・状態になります。
この画像は、DevelopedColorで、マキシでカラー画像に変換させてFitsで保存するという設定にしてますので、撮影完了直後に、画像が転送されてきた後、カラー画像が表示されています。(通常はRAWにしてBayer状態で撮影にしておくことをお忘れ無く・・・Leave on CFにしてしまえば、記録はCFになるので気にする必要ないですが)
古いVerなので、インターフェースは違いますが、マキシは非常にデジカメ制御としても優れた機能を持っています。
特に完全放置プレーを行うにあたって、DiterGuideや段階露光を設定できるメリットは非常に大きいでしょう。
かなり有益なツールになると思います。
また、インターフェースが冷却CCDと同じですから、これは両方を使うボクにとってはなくてはならないソフトですね。大昔にあった環境統合ソフトというか・・もう少し判りやすくいえば、天体用カメラが共通のプラットフォーム、同じ操作性で制御できるOSみたいな存在というか。複数のカメラを使っている人にとっては作業効率が大幅に改善される有益なソフトです。
ご参考になれば幸いです。
 
・・ちとPCが遅すぎて、10MPixelの画像表示に時間がかかったので、また別のPCにセットアップしないといけないなァ・・。
 
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コメント

No title

UTOさん、こんばんは。

EOS kiss DXはどれになるんでしょうか
また、
長時間露光用のRS-232Cケーブルはどこかで
手に入れることができますでしょうか
教えて下さい。

No title

階段男です(w
EOS Kiss Digital と Kiss Digital New は、以下のようなケーブルを作れば、大丈夫です。

http://www.ne.jp/asahi/deep/sky/eos.gif

No title

これはとても参考になります!英語わからないのであきらめて放りっぱなしでした。^^;
DitherGuideが出来るのは大きなメリットですよね、ぜひ使いこなせるようになりたいソフトです。

KissX2を2台レリーズというのはやっぱり無理なんでしょうか。うーん。
で、僕の持ってるのはV5なんですよね~。うーん。うーん。

No title

UTOさん、はじめまして!
ミューさんに教えて頂いてお邪魔しました。
ちょうど初めてMaxImを使おうとして分らない所だらけだったので非常に助かりました。
知りたかった所ばかりです。分りやすく丁寧なご説明に感謝します。
お気に入りにも入れさせてください。ありがとうございました!

No title

ミューさん、こんにちは。
KissDXは海外名ではRebel400Dですので、これを選んでください。EOS2のグループにいると思います。
長時間露光ケーブルは、たぶん、3年程前なら、望遠鏡販売店での市販品もあったとは思いましたが・・・

No title

階段男さん、フォローありがとうございます!

First KissとKissDNだと、このケーブルが欲しいんですよねー。
Nikonも当初はPCからのバルブは30秒制限があったのだけど、現行だとどうなんだろう?

No title

ふうまさん、こんにちは。
うーん、そうですね、マキシ2つ立ち上げればひょっとしたら・・?
でもなんかむつかしそうな気がします。
V5になると、大まかなところは同じなんですが、Focusタブはなくなってたり、DitherGuideの設定も別のところにあったり(V4はSequenceのオプションのところに出てますよね。上の画象にDither Images via Guiderとかありますよね。どこにあるか、エリーさんと悩んだものです・・まあ、これはV4の方が変なとこにある気もしますが・・)
UI(ユーザインターフェース)はだいぶ変わってますが、でも機能はほぼ同じ(画象処理機能とかドーム制御とかは進化してます)と思いますので、ぜひ、使ってみてください。

No title

T-Fixさん、はじめまして。

MaxIMDLの解説はあまりみかけない気がしますね。いろいろとタブもあって設定も一段か二段深いところで出てくるので、最初に何をすればいいのか、凄く悩むんですよね。僕も最初は戸惑ったものですが、SXV-H9を使う際になんとか習得しました。
古いVerなのでどこまで参考になるか分かりませんが・・
ホームページの方にも記事作成しようとしたら、V5に代わってしまったので、辞めたんですよね・・
もう少し加筆修正加えて、ホームページの方にもまとめておこうかなぁ・・。
お気に入りの登録ありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします。

No title

UTOさんこんにちは。こちらこそよろしくお願いします。
土曜の晩にテスト撮影に行ってきました。UTOさんの解説のおかげで撮像はまったく問題なく出来るようになりました感謝します!
ついでにガイドもDSIでディザガイドをしようとしたのですが、キャリブが通らないような…通ったと思ってもなぜかとても不安定なグラフとなります。
そういえば以前UTOさんがDSIではうまくキャリブが通らないので使っていないとの書き込みをされたのを拝見した気がします。
やはりDSI+マキシではうまくガイドできないのでしょうか?
ST-8300のテストでお忙しいところ質問してしまいすみませんです。
ST-8300はとても興味がありますので楽しみにしています。

No title

T-Fixさん、こんにちは。お役に立てて良かったです。
MaxImDLでのDSIはやや不安定な面がありますね。
ガイドカメラとすると、1秒露光以上の設定も受け付けないみたいですし・・・ひょっとしたら、この点はミューさん経由で渡してもらったDLLで解決するのかもしれません(?)
DSIは実はインターラインCCDカメラですので、実は2×2ビニングを行わないとキャリブレーション、実ガイド共に安定しないかもしれません。
インターラインスキャンですので、マキシ側が星を星としてなかなか認識してくれず、キャリブレーションが正常に動いているのに認識しない(星が移動した赤いラインが描かれない)ことが多く辟易としてしまいますね(PHDではすんなり認識してくれるのにね・・)。
一応、よりシャープな星を選ぶことで解決はできるみたいでした。
しかし、もっと簡単には、前述の様に2×2ビニングすることで解決してくれると思います。ビニングしてしまうと追尾精度が、と不安になられるかもしれませんが、きちんと重心でガイドさせているので、問題は無いと思いますよ。

No title

UTOさん、早速お答えいただいて感謝します!
そうなんですか、2x2ビニングすればうまく星を認識してくれるのですね!早速次の機会になるべくシャープな星を選び2x2ビニングで試してみます。感謝します。
1秒以上露出の件はおそらくミューさんからのDLLで解決すると思います。私はそれで前回も問題なく2秒露出で出来ました。

土曜にご一緒した東葛星見隊のKさんからUTOさんの事をお聞きしました。以前ちょっとの間一緒の所に所属されていたそうですね。
「とても良い方だよ。」と仰っていました。

No title

T-Fixさん、今晩わ。
前回の山の村でテストしてた時なんですが、1×1だと認識してくれない星も2×2だとしっかりと認識してキャリブしてくれました。
これ、四国のK&Rさんにインターレースのカメラはビニングした方がいいよ、と少し前に教わっていたので、対処できたのだったりします。
DLLで解決するんですね!情報、ありがとうございます。
Ver4.62にしていたので、多分、更新されているだろうと思って、きっとこのファイルは上書きしてなかった気がします・・。
このDLLファイルも、1,2年ほど前にあるメーリングリストで、話題になったおりに、頂いた物なんですよ。
こうしてみると、本当にみんなに支えられているんだなあとつくづく感じます。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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