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今月はゲキチン・・

今月の天文雑誌、まずは、GENTAさん、最優秀おめでとーぅ!DJロニ風 (^^ゞ
(前にも書きましたが、ローカルネタですみません)
 
素晴らしい分子雲の作品でしたね!!
M81M82付近の大王イカを周知させたGENTAさんらしい作品での最優秀で僕も嬉しくなりました。
NGC918 オライオン30cm反射望遠鏡 パラコアⅡ SXVR-H694 冷却CCDカメラにて

2013年に自宅から撮影したものですが、この夏にようやっと処理してみたら、何やら、周囲にモヤモヤがある・・。こりゃ分子雲かなぁーと思って、ググッてみたら、案の定、分子雲でした。
天文学的な価値はあるか判りませんが、こういうのって、宇宙の距離感を感じますよね。
手前の分子雲の向こう側に、小宇宙がある・・・!!
昔はあまり調べず、フラットムラかー?ちぇっ。と切り捨てたNGC7497がありましたが、今回は、形状的にフラットエラーとは考えられず、調べて処理しました。
銀河巡りの一環で撮影しましたので、ちょっと枚数は足りないのですけどねー。
L=5分×13、RGB=各5分×4がボクのスタンダードです (^^ゞ
作品狙いとなると、自宅だと一晩では無理なので、二晩ないし、三晩撮るのですけど・・
で、その時に調べたURLと、自分の写真を遠天MLに流したのですが、GENTAさんも前々から狙っていた領域で、それを見て、微修正、見事に最優秀!!
いやー、なに?サッカーでいう、ナイスアシスト!!ってところでしょうか!??
自分の事の様に嬉しかったです。
GENTAさんには、最初に最優秀をとったときに花束まで頂いて、とても嬉しかったと共に社会人としての礼節を教わったと思っています。
これからも、いろいろとご指導頂ければ幸いです m(_ _)m

さて、今月は、9月応募分。骨折してた上、天気も悪く・・
過去ストックも無かった為、応募できたのは、CMOSビデオカメラ、ALICE-Ⅱによるものだけでした。
天文ガイドに応募。星ナビには送れる実弾がありませんでした・・。
オリオン座大星雲M42 オライオン30cm反射望遠鏡 ALICE-Ⅱ CMOSビデオカメラ
Hα 1秒×1720コマ、SⅡ 2秒×600コマ、OIII 2秒×680コマ

今回、なついさんの土星状星雲と見事に競合してしまい、ゲキチン。
彼の作品の方がCMOSイメージングセンサの特徴を顕していたと思います。、
なついさんは、九州CANPで、CCDイメージセンサのアオリをレーザコリメータで確認するという手法を実践されていた方です。よっちゃんが、いろいろと質問して、それを咀嚼して確立し、普及させたのは、ハイアマチュアの方ならご存知かと。
撮影方針も、いろいろとチャレンジングで、天王星の衛星もしっかりと捉えてらっしゃってます。

S○ny製CMOSカメラが台頭してきたこともあり、今後は天体写真もCMOSイメージイングカメラが台頭してくる可能性が高いです。
デジタル一眼レフカメラ(CMOS)や冷却CCDカメラとの一番の違いは、1枚あたりにかける露出時間がCMOSカメラでは極端に短くて良い(コンポジットでカバーする)ところでしょうか。これはCMOSカメラの読み出しノイズの低さが関係しています。
ぶっちゃけ、モノによりけりな面はありますが、CCDの10倍感度が高いと言えます。
ただ、CMOSは長秒露光では弱い。ランダムノイズにダークノイズ、カラムAD変換による(と思われる)縦縞、横縞・・・
逆に言うと、ここで言う10倍の感度とは、1枚あたりの露出時間が1/10で済むという話です。総露出時間が1/10でいいか、というとそうではありません。
そこには、光は粒子であり、波動である・・という性質があるから、です。フォトン数が大事・・(書けるのはこれくらいまでかなぁ・・・)
実際に産業用カメラでは、検出限界から、感度を考えるのですが・・
天体写真では、そうではありませんね。得られる写真が全て、という感じですか・・
実際に僕らが求めているのはまさにその点ですが、カメラの基本性能、特徴によって、アプローチ方法は変わってきます。

個人的なこれまでの経験と知識から、デジタル一眼レフカメラ以外のCMOSカメラではより短い露出時間で超多数枚撮影する方が良いと考えています。
いや、デジタルカメラでも、その方が良いのかも。
実際、今月号の天文ガイドで、超高感度設定多数枚の作例がありますよね。
従来の天体写真の概念=緻密で正確なガイドから、たくさんとって良い画像だけ使えばいいじゃなーい?という方向にパラダイムシフトしてきつつあると言っても過言ではないのではないでしょうか。
面白い時代になってきましたよ。
それでも。基礎は大事な土台ですから、それを疎かにしていてはやっぱりダメだと思いますが、基礎がしっかりしている人が、CMOSカメラを使ってくると、敵わないですね。

天文雑誌を見ていて感じたのはCMOSカメラも使われる様になってきたなぁ・・ということ、
ハッブルパレットも、ぴんたんさんの活躍があって、やられる方が増えてきたなぁ・・と改めて感じました。
APOSonnar135mmF2の台頭も感じますね。ぴんたんさんの作品、カシオペア座、見事だった・・
星景写真も、様々な方向性が呈示されて、面白いなと感じました。
個人的には、デジタル変換したものよりも、演出に力を入れていた方が好きですが。
デジタルであることを積極的に活かす方針ももちろん、好感を持っています。
新星景を含め、なにをどう、表現したいのか、それをするためにはどうしたらいいのか・・
それを問われる様になってきたのかなぁーと感じます。

sora-canさんの系外銀河作品も見事でした。
あの天体って・・ボクの画角だと、てんで面白くないんですが、フォーサーズフォーマットで撮ると、あんなにいろいろな天体が写ってきて、俄然面白味が増しますね!!
BORG76EDによるNGC6946の作品も面白かったです。広角気味でのアプローチですが、ソツのない見事な作品に仕上がっていて、そのあたり、ベテランだなぁ・・こういうのもいいなぁ・・と感じさせられました。
なおじゅさんも頑張ってますね。ASI174での作品だったかな・・(違っていたらすみません・・)
強調処理を抑えめにして、自然な雰囲気で高解像。ベテランの月面もそうですが、今のボクには、そこが出来ていません。
それ故の落選でしょう・・。最近、仕事疲れもあるせいか、以前より画像処理結果がクドいんですよね・・。余裕のなさが画像に出てしまってる気がします・・・。
天体写真は画像処理・レタッチ主体ということもあって、ダイレクトに精神面が投影されちゃってますね・・・。
もちろん、そうではない方も多々、いらっしゃるとは思いますが・・・
酔拳に頼ってる自分としては、いかに気持ちよ~く酔ってるかどうかですかね~(爆! ^^;)

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コメント

No title

昨夜30センチ砲の主鏡を手に入れた夢を見たのですが、UTOさんの影響かな?あれだけ大きい鏡だと畳部屋でそれを見てるだけでやる気になってきそうですね。

No title

相変わらずの面白く、ためになる記事を読ませて頂きました。新たな技術・プロダクトと、それをどう使うかの工夫と、更にその工夫に合わせた技術・プロダクト開発と、という形で世の中は進んで行くのだと思います。しかし、私は昔ながらのスタイルから中々抜けられませんが...。ちなみに、NGC918とその周辺、実に興味がありますね。来年撮って良いですかねー。

No title

> yottyan_cryyagiさん、こんばんわ。
ををっ、いよいよ、30cmをご検討でしょうか!!
sloさんがすでにチャレンジされてますが、ASAはクセはありそうですが、凄いですよね!
よっちゃん向きな機材だと思います。
セレストロンのRASAも、今のところ国内の天文雑誌では入選例はないのではないでしょうか。28cmF2.2。こちらも面白そう。
ぜひ、より大口径長焦点での緻密な天体写真にチャレンジしてみてください。

ε180EDも素性はとても良いので、焦点距離を伸ばすなら、高性能なテレコンバータと組み合わせても面白そうですよね。
1.4倍テレコンで、700mmF4、2倍テレコンで1000mmF5.6。
もし上手くいくなら、εの万能性を改めて知らしめることになるかも・・???

No title

> sora-canさん、こんばんわ~。
入選おめでとうございます。見事なNGC7619付近でした。
個人的にはどうしても、カメラの方に興味があるので、カメラ側にはいろいろとお金を費やしてしまっています (^^ゞ
で、実用になりそうなら、次はそれに見合った機材、という感じかなー
天体写真はデジカメの高ISO化で、簡単になってきてはいますが、でも、やっぱりある程度以上、基本ができてないとやっぱりダメなんじゃないかなーと思ってしまうのは、やっぱり、昔ながらのスタイルを知っているからでしょうかねぇ・・

NGC918付近、ぜひ、狙ってみてください。
結構面白いですよ。あと、カムイミンダラさんが作品化されてますが、長焦点系なら、NGC7497も面白いですよ。
ぜひぜひ、ググッてみてください。
ボクも遠征に出かけられる様になったらちゃんと撮り直したいと思います。

No title

コメントありがとうございます。ASAは北陸あの人の最近の作例見る限り相当な破壊力ですね。中心像から周辺まで、大口径の分解力がいかんなく発揮されていて憧れですね。確かに僕も欲しいですが、先立つモノがないので彼の活躍を静観してるしかなさそうです(^_^;)

No title

> yottyan_cryyagiさん、こんばんわ。
円安になってしまいましたしね・・0(>_<)0
せめて1$=100円程度になってくれるといいのですが・・

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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