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いよいよCMOSカメラの時代かな?

アストロアーツ社のホームページを見ていたら、フルサイズCMOSイメージセンサを、タイリングして、105cmシュミットカメラ望遠鏡の性能をフルに活かす、巴御前の紹介がありました。
高速CMOSというくだりと、露出が5秒での二重星団といったあたりに、CMOSセンサの特徴を活かせる様な検討をされているのだろうな、と感じた次第です。
ちょっと、ググッてみたら、木曽シュミットのF値は、3.1なんですね!
なるほど・・そうすると、5秒とした感触は、自分もCMOSビデオカメラを使っている感触からすると納得がいく面もあります。
見つかった問題点、というのが何なのか、気になりますが・・(;゚Д゚)
説明ないのが残念!

さて、ミュートンさんから、土曜日の遠征撮影の時に聞いて、知りましたが、ZWO社が、いよいよCooledASIを製品化したみたいですね!!
開発していたのは前々から知っていたので、カタリナ彗星の天体観測遠征時には、軽く流していたのですが(実際、先週半ばまではなかった筈・・!)、いよいよ販売ですね。
先の記事にも書きましたが、ASI174MM等は、サイトにある60秒露光のダーク画像を拝見しても、ST2000XMを置き換えるだけの性能を感じさせてくれます。
その一方で、AMPノイズも見られますし、横縞が気になる面もありますね。
CMOSのノイズはランダムなので、やはり、枚数を稼いで解決すべきだと個人的には思ってますが・・
冷却CCDカメラに比べるとすこし煩雑になる面はあるかもしれません。

CooledASIも気になりますが、個人的には、QHYのminiCAM5Fも気になる存在です。
LRGB,さらにSAOに、加え惑星用のメタンバンドCH4フィルターも内蔵されています。
これで、フィルターを自動で回しながら、LRGBCH4をAVI形式で指定した露出時間で撮像してくれるとなると、惑星観測用としては決定版なカメラな気がしますし、オールインワンで、949$というのは実に魅力的です。
ちょっと・・欲しいかも (^^ゞ でも、メタンバンドの半値幅20nmはちょーっと広すぎる気もしますが・・
LRGBフィルタだけで良ければ、699$ですから、安価に楽しめるDSO(DeepSkyObject)用のカメラとしては、MeadeのDSI Pro以来の製品ではないでしょうか。
同じCMOSイメージセンサを採用しているASI120MMでは、個人的には良い写真も得られているので、ローエンドのカメラと馬鹿にはできないと思います。
オリオン座大星雲中心部 オライオン30cmF4 反射望遠鏡 ASI120MM CMOS ビデオカメラ

オリオン座大星雲中心部 オリオン30cmF4反射望遠鏡 ASI120MM CMOSビデオカメラ

miniCAM5Fなら、フィルターワークで、同様な写真を同等以上のクオリティで撮ることが可能でしょう。(冷却してますしね!)
フィルターが同厚、ピント移動が無いかどうかがやや心配ですが、パラフォーカルなら、非常に効率的なフィルターワークを活かした天体写真を撮ることができそうです。

いろいろと魅力的な製品が出てくるCMOSイメージカメラ!今後も楽しみですね。
今のところは、小さなCCDが主ですが、QHYでは、22.5mm×22.5mmのQHY4.2も開発しています。
今後、ラージフォーマット化も進んでいくことでしょう。
実際、産業用途では、フルサイズ71MPixelCMOSイメージセンサを採用したカメラもあるくらいです(HAMAMATSUでは扱ってませんが・・)
天文用カメラでも、ラージフォーマットCMOSイメージングカメラがやがては台頭してくることでしょう。

CMOSはもともと、イメージセンサーとして開発されていたものです。
対して、CCDは、メモリとして開発されていましたが、その特性から、イメージングセンサとして、活用されてきました。
もともとからしてイメージセンサとして開発されていたCMOSが、デジタルカメラ/デジタル一眼レフカメラ分野としては、5年ほど前から主流になっていたように、天文を始めとするイメージング分野でも、主流になるのはそう遠くないかもしれません。

もちろん、CCDも、EM-CCD(電子増倍型CCD)や、TDI(TimeDelayIntegration→天文の応用実験)など、まだまだCMOSイメージングセンサで補えない分野もあります。
でも、天体写真分野としては、すでに、D810Aデジタル一眼レフカメラのセンサを始め、多くのデジタルカメラがCMOSですし、やがては冷却CCDカメラの立ち位置を置き換えていくものと確信しています。


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コメント

No title

今後のCMOSセンサーが楽しみですよね。
実は密かにCMOSカメラ自作してみようか検討中です。
ソニーセンサーは小売するのだろうか・・・
モジュール購入すると結構高くつくので部品で作りたいです。

No title

最新情報をどうもありがとうございます。QHYのminiCAM5F気になりますね〜。惑星からラッキーイメージングまでオールマイティに使えそうですね。国内販売は有りうるのでしょうか?でもそうすると日本円では倍近くになってしまうんですかね?

No title

miniCAM5Fのフィルター、舐めたら美味しそうね!(^^)!

No title

> タキさん、こんばんわ。
ほんと、最近のCMOSセンサの発展には驚くばかりです。
ソニーセンサですが、CCD時代に、StarFactoryのK腹さんがCCDProを作っていた頃の話ですが、当初は、個人で1個から注文できたそうですが、いつからだったか、個人からの注文はうけてくれなくなったそうです。
でも、CMOSカメラの自作は面白そうですね!

No title

> ☆シュミット☆さん、こんばんわ。
miniCAM5F、気になりますよねぇ~ (^^ゞ
オールインワンで、すごく魅力的に思えてきます。
国内でも取り扱って欲しいですね。価格は、今は円安なので、やっぱり、お値段はそれなりに高くなると思いますが、倍近くまではいかないと思いますよ。

No title

> アイちゃん、こんばんわ。
あはは、ほんと、キャンディみたいですよねー (^^ゞ

No title

こんにちは
詳しいことはわからないのですが^^;
オリオン座大星雲すごくキレイです✨✨✨
左の方の3つの星がオリオン座の真ん中の星でしょうか?
ナイス★

No title

QHYで随分悩まされたがZWOも「結露」が心配。対策品と称してせっかく冷却してるのに、
ヒータで暖めるとか無駄なことしないだろうか? EOS6Dとか電池で飽きれる程撮影できるのに
冷却CCDはディープサイクルバッテリでも冬は一晩持たないのはエネルギ効率悪過ぎ。

No title

> Cさん,こんばんわ。
コメントありがとうございます。
綺麗と言ってもらえて嬉しいです♪

ものすごーく、拡大しているので、オリオン座の三ツ星はもっともっと外になります。

No title

> kob**995さん、こんばんわ。
QHY、結露が大変なんですか・・。StarlightXpressは全く大丈夫なのでまったく気にしてませんでした。
ZWOの方は、乾燥剤を入れる箇所があるので、内部結露は大丈夫そう。あとは、ガラスウィンドウが果たしてどうか?ですね。

冷却CCDカメラの電気喰いはほんと凄いですよね。それでも、冷却デジカメよりはだいぶマシなのですが、最近のデジカメは冷やさなくてもノイズが少ないですしねぇ・・。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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