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ほうき星(2)

雨の日が続きますね。
秋の澄んだ星空を早く期待したいところです。
 
彗星の動画をまた2つばかりYouTubeにUpしました。
10年前のリニア彗星、C/1999S4彗星です。
6cm屈折望遠鏡で眺めても、すいっと伸びた尾が印象的で綺麗な彗星でした。
ただ、明るくなる前に彗星自体が崩壊してしまいました。
冷却CCDカメラ、CV-04LをPENTAX100SDUF(400mmF4望遠鏡)で撮影し、LRGB合成処理を行いカラー化した画像を動画に仕立て上げています。
休日丸一日つぶして動画作成したのも懐かしい思い出です。
星天龍さんが少し前にコメントで書いてくださいましたが、星空の微速度撮影なんて言葉が出来る前、この位の頃からこういった動画作成も手がけていました。
こちらはどちらかというとおまけですが、2001年夏頃に、しし座流星群を捉える為に撮影テストをしていた時に捉えたカシオペア座と流星です。
Cマウントレンズ25mmF0.95にて撮影。
 
こちらは、2005年はじめに現れたマックホルツ彗星、C/2004Q2のイオンテイルの変化です。
タムロン300mmF2.8開放 ST7Custom冷却CCDカメラにて。
 
イオンテイルは時に激しく変化します。その変化は大変大きく、数分でも変化してく様子を写しとることができる場合があります。
この彗星は、知る限り、2005年1月2日、1月10日、そしてこの1月12日には大きな変化を引き起こしていました。ただ、1月10日は使用する機材を誤り、その変化を捉えられなかったのが残念です、、、
1月2日は動画化できるほどの枚数を稼いでいなかったのが残念でした。
これ以降も動画狙いで追いかけましたが、処理するほど大きな変化は捉えられていなかった様です。
1月17日くらいにはまた大きく変化していたのですが、テイル自体が淡いので動画構築までやらなかったです。
データは(多分)残ってますので、気が向いたらまた処理してみようカナ・・・。
 
この彗星の様に、イオンテイルが伸びて、かつ、動画構築が可能な程、長時間撮影できる天体というのは実にまれです。彗星はたいてい明るくなると太陽に近いところにいる(だから明るくなるんですが・・・)ので、夕方か明け方の低空にしか顔を出さないことがほとんどだからです。
こちらはマックホルツ彗星とすばるの接近です。Nikkor135mmF2.8望遠レンズ ST7Cutom冷却CCDカメラにて。
 
C/2004Q2マックホルツ彗星とすばるを隣家に沈むまで追いかけたアニメーションです。2005年1月7日の撮影。
当日は雲が多く、とても撮影に向く空ではありませんでしたが、さすがにすばるとの接近とあって雲が取れるのを待機して撮影しました。
もっとも、光害がある自宅庭からの撮影で済ませちゃいましたが・・・(笑)
それでも割としっかりと写せたのは冷却CCDカメラの威力だろうと思います。
 
彗星撮影の楽しみのひとつに明るい星雲・星団との接近があります。
このマックホルツ彗星は、プレアデス星団すばると接近し、見事な姿を見せてくれました。

タムロン300mmF2.8 Fuji FinePixS2Pro
 
こちらは、その接近の様子を翌1月8日に、秋葉神社上社まででかけて撮影してきたものです。
おっぽの様子がまるで違うのが良く判ると思います。
残念ながらかなりテイルが薄くなっテイル・・・。
写真的には前日の方が面白かったですね。
 
天体写真の多くは、変化に乏しいので、毎年、決まった時期には同じ天体を撮ることが出来ます。
しかし、彗星はわずか1日でも大きく変化し、二度と同じ姿を撮ることはできません。
このあたりが、彗星撮影の面白いところでしょうか。
 
おっと・・肝心なことを書き忘れました σ(^^;
この週末、土曜日には、ハートレイ第二彗星がカシオペア座のNGC281の割とすぐそばを通過します。
APSサイズのデジカメなら、300mm程度の望遠レンズで両者を写し込めると思います。
ただ、ハートレイ彗星もNGC281もどちらもやや小ぶりな天体なのが残念ですが・・
もし、みなさん、機会がありましたら狙ってみてください。
ただ、ハートレイ彗星の方がもう一歩暗めで少々見栄えにかけるかもしれませんから、あくまでもついでに・・という方向性で考えた方がいいかとは思います。
いや、もうちょいハートレイ彗星が見栄えしそうでしたら、星研行きませんでしたよ。(マジです ^^;)
 
 
 
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コメント

No title

どの画像、映像も凄いです。映像は何回も見てしまいました、一番気に入ったのはスバルとマックホルツの2ショットです。なんかSF映画に出てきそうな光景に見えるのですが、この現象が実際に起きてその瞬間を捉えたということが素晴らしいです。努力の成果ですね。あああ、一生のうちにこんなチャンスがくるだろうか。。。その前に努力が不足しているのをなんとかしないと。

No title

こんな昔から動画を手がけていらしたんですね。
素晴しいです!どの彗星もとても貴重な映像ですね。
見事な動画に傑作一票です。

No title

すごいです!尾の形が速く変化するなぁとは思っていましたが動画でこんなに変化が分かるとは思ってもみませんでした。凄く面白いです!
マックホルツは懐かしいです。始めてちゃんと撮影できた彗星で結構何回も撮影したのですが、スバルとの接近は撮りはぐってしまいました。またまた後悔しきりです。

No title

Eagleさん、こんにちは。
彗星は結構面白そうでしょ?
ぜひ狙ってみてください。
ここまで星雲・星団に明るい彗星が接近するのは稀ですが、
http://oozoradigital.web.fc2.com/html/2002C1.htm
の様にM31に接近した彗星もありますから、チャンスは皆無ではありません(このころに一眼デジがあればなぁ~・・)
池谷・張彗星は、ボクは撮れませんでしたが、ケフェウス座あたりの明るい散光星雲とも接近してとても美しい写真を捉えられた方もいらっしゃいますね。
日頃から、確実にこの構成なら写せる!という組合せを作っておくと良いと思いますよ。
あと・・彗星やると、ニッパチ(F2.8)のレンズが欲しくなります。
ボクは、300mmF2.8と135mmF2.8を所持していますが、135mmは色収差が厳しくて彗星にはあんまり向いていません・・それでも良く写るんですけどね、やはり青色収差があるとイオンテイルの写りが悪くなります。
300mmF2.8までいかなくても、200mmF2.8か180mmF2.8あたりがあると対肉眼彗星装備としてはいいな、と思

No title

シュミットさん、こんにちは。傑作ありがとうございます~。

C/1999S4を動画化したのはボクと冷却CCDカメラを自作されていたK原さんくらいだったかもしれません。K原さんのは彗星基準で背景の宇宙が動いていく様子でとても見ごたえがあります。ボクもK原さんもAstroArtsさんの投稿ページにアップしてましたので、今でもありませんかねー・・・
当時はCordecに良いものがなかなか無く、普及していたCinePak形式(そういえばセガサターンで採用されていたのもこの形式だったかと・・)では画質,特に色が抜けてしまったり、いいな、と思ったのはどうも何かのソフトでインストールされた商用Codecだったりと妙な苦労させられました。
今だとFLV形式で十分な画質と圧縮率がありますね。

No title

T-Fixさん、こんにちは。彗星のイオンテイルの変化の動画は2001年の池谷・張彗星で、K原さんが作成されていて、それを見て以来、ぜひともやりたいことの一つでした。
無事、撮影できて良かったです~
1/2もGIFアニメでは作ったのですが、枚数が少なすぎて・・。

すばるとの接近も面白かったですが、その後、カリフォルニア星雲のわりと近くも通過しています。
http://oozoradigital.web.fc2.com/html/2004q2.htm
の下の方にあると思いますが、薄いイオンテイルが、カリフォルニア星雲のそばまで伸びているのがわかるかどうか・・
再処理したらもう少し見られるものになるかも・・?

彗星と星雲・星団の接近は楽しいですね。

No title

UTOさん

こんなにきれいな尾をひいた
彗星が見えるんですね。
初めて見ました。これはすごいです☆ポチっ

No title

なんかさらばヤマトの巨大彗星を思い出してしまった orz
でも撮影つづけるの大変なのに素晴らしいですね。
NZで撮影したのが懐かしいです。

No title

イオンテイルの変化すごいですね! 実際どのくらいの時間だったのでしょうか? 見入ってしまいました(^o^)

No title

ろざりおさん、こんばんわ。
明るい彗星は数年に一度ですが、明るく立派な彗星が来ると、双眼鏡でも綺麗に尾が伸びているのが分かって面白いですよ。

No title

まっくんさん、こんばんわ。
ヤマトの巨大彗星・・う~ん、たぶん、ボクは見てないな~ (^^;
撮影の方は、一度セットしちゃえばあとは放置プレーなので、そんなに大変ではないんですが、後で、動画構築する再に画像処理を一定にしないといけないのでそこが大変かな・・?

No title

ひろしさん、こんばんわ。
彗星が沈むまで撮り続けて作成していますので、今回の場合、3分露光で撮影、ご存知の様にパラレル機では転送に1分かかりますから、1枚あたり4分かかってます。これが61コマで作成してありますので、4時間くらい撮影していますね。
これだけ長時間撮影できる明るい彗星なんて滅多にないかも・・。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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