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2016年を振り返って

2016年もいよいよ終わりですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今年をざっと振り返ってみます。

カタリナ彗星と球状星団NGC5466 NewFD300mmF2.8L 望遠レンズ ST10XME 冷却CCDカメラ

2016年の年初は、C/2013US10カタリナ彗星が来ていました。
ただ、基本的にニワトリで迎撃したこともあり、イオンテイルが伸びた淡いこの彗星は上手く撮影できませんでした。

天文ガイド3月号 最優秀作品 NGC2805付近

2月に発売の天文ガイドでは最優秀に選んでいただけました。
この様なマイナーな銀河を選んでいただけて、嬉しいのはもちろんですが、驚きもありました。
1月半ばには、手記を書いていたわけですが・・・

手記に使った写真です。明星も、この時からさらに大きくなったなぁ・・・
さて、この時、ST8300Mを使っての撮影に取り組んでいました。
りょうけん座のNGC4631とNGC4656  MT160反射望遠鏡 ST8300M 冷却CCDカメラ MPCC使用 
ST10XMEでちた (;・∀・) そりゃー、写ってる訳だわ・・・

ふくろう星雲とM108 MT160反射望遠鏡 MPCC使用 ST8300M 冷却CCDカメラ

作品としては、しし座のトリオと、あともう一つは、ガイドエラーで上手くいかなかったかな?
変わり種路線となりますが、かに星雲の偏光でなんとか1作品、入選はさせて頂きました。

ST8300Mも購入当初(2009年頃だったか)は感度が足りない・・・と感じたものですが、その後、画像処理技術もあがり、今の技術なら、十分な撮影ができそうです(当時も遠征時には不満は感じてなかった)
とはいえ、SXVR-H694との感度差は明確だしなぁ・・・
D810AやASI1600MM-Coolが出てきている現在、カメラの性能としては陳腐化しているのも確かなので、今後もこのカメラに投資はせずに、使えるところで使っていく感じになるかなと思っています。

今年は、3月までは比較的良く晴れてくれたと思います。銀河撮影が捗りました。
この衝突する銀河たちは、もう一度、構想を練り直してリベンジしたいなぁ・・・。


この天体も、この時期の撮影でした。こういったマイナーな天体をブログやフォトコンテストの誌面を通じて紹介していけるといいなと思ってますが・・・ネタが、ネタがぁ~ 😨
さすがにネタ切れになってきてマス・・・。

M8M20 天龍の森にて。 GENESIS SDF屈折望遠鏡 with NPR-1073レデューサ 430mm F4.28 
フジ X-E1 5分☓19コマ@ISO1600

GW中。岡山の帰省から帰ってきてそのまま天龍の森へ!ひさびさの遠征でした。
到着は夜半前になり、また、空の状況はもう一歩だったか?それでも、綺麗な天体写真が撮れるのは暗い空があってこそ。というのを改めて、久しぶりに感じることができました。
また、フジのX-E1でも、思った以上に淡い赤い星雲(M8とM20の間のブリッジ)が写ることも判り、改造機でなくとも、自分の写したい天体写真は、このシステムで撮影できると判ったのも大きいです。
D810Aも欲しいとは思いましたが、価格的な面はともかくとして、フルサイズを活かせる手持ちの望遠鏡が少ないのもあり・・・。
まぁ、まだ未練はありますが・・・
諦める決断が出来た1枚でもあります。

CMOSカメラ ALICEⅡによる子持ち星雲 M51  オライオン30cm反射望遠鏡 パラコア2 10秒☓655枚

結構、後手になってはいるのですが、家の建て替えも目前として、CMOSカメラ ALICEⅡの実戦テストも行いました。もっとも、2015年夏頃から、実験は繰り返してきましたから、ある程度の目処は立っていましたが・・・
しかし、この作品を仕上げて、このポテンシャルなら、短時間露光・多数枚路線でも、自分の要求レベルを満たせていることを確認できました。
環状星雲M57  オライオン30cm反射望遠鏡 パラコア2 Hα使用

むしろ、低読出しノイズのCMOSカメラでは、Hαフィルタの様なNarrowBandを使用した時にノイズに埋もれずにより淡い外郭を写し出せることを発見しました。
これは・・・ちょっと想定外でしたが、自分のSXVR-H694の処理方法にも問題はあるのは、その前に行った中天勉強会で、感じました(是正せねば・・と、思いつつ、やってない・・・ ^^;)
読出しノイズ、ギリッギリの描写させる場合には、やはりきちんとカメラの特性を把握して、適切な一次処理をせねば駄目だと思ったのと、同時に、多数枚のCMOSの優位性も感じた次第です。

現在、ALICEⅡに関しては、再組み立てのところまでは行っているのですが、アパートだとハンダゴテもちょっと使いにくい面もあって、一時保留中なのであります・・・
しかし、グレードアップして主力機としての実戦配備を検討はしたいと考えています。
あとの課題は画像処理フローとなるか・・・・
ま、このあたりは、じっくりと考えていきたいと思います。

そして、梅雨明け直後、8月上旬からは、いよいよ、引っ越し&家の取り壊しでした。


同じ機材で同じ天体は絶対に撮らない、という禁忌を犯してまで撮影した、最後の1枚・・・
結果的に、過去、最高の解像となったのですが、あえなく、撃沈となりました・・・。

これも最後の最後、というわけではなかったですが、このどちらかが、採用されていると救いはありましたが・・・
ま、フォトコンテスト、そう甘くはないということですね・・・(。・ω・。)

とはいえ、クレセント星雲は画像処理、偉い難しいので、Hαが浮いてしまったこの作品が不採用なのは仕方がないか・・・。プリントではそれなりに良いかとも思ったものですが・・・
違和感は残ったかもしれませぬ。
ディテール描写だけなら、国内最高レベルではないかと自負はしておりますが (; ̄ー ̄A アセアセ・
完成度が低ければなんの意味もありませんな・・。

さて、アパート住まいとなったのに伴い、必然的に撮影は遠征シフト。
新たに、福田港という観測地を遠天のharukaiさんたちから教わり、出かけてみました。

なるほど、南低空まで、見通しが良いです。トイレ、自販機もあり、これは便利な撮影地です。
西側は、浜松市、東側は御前崎市の光害が気になりますが、真南は太平洋なので、南狙いならば最高の観測地となるか。
ひさびさに遠天の松やんとも会えたのも良かったです。


こちらも、ディテールだけなら、かなり良い気がしますが・・・
やはり一晩分のデータからでは、ちょっと無理があります。
夏以降、お天気に見放されていたというのはあるにしても、やはり遠征撮影では、どうしても、撮影チャンスに弱くなることを痛感させられました。

個人的には、ものすごく撮りたかった天体。できれば、誌面でみなさんにお見せしたかった天体です。
福田港では、南低空まで空は良いのですが、しかし、大気の浮き上がりが、想像以上に大きく、思った以上に厳しいです。
それもあったのか、カラーバランスも思いの外、難しく、いつも通りに処理すると、色合いが緑が弱い印象になってしまいました。
南西側は浜松市の強い光害があるせいもあるのかもしれない・・・
福田港での入選作は、意識的にGを強めに処理した、NGC55まで待たねばなりませんでした。

それ以降は、遠征は、ぼうらやさんにシフト。
それにしても、10月以降も、お天気が安定しません。
安定しないと、言っても、夜半から晴れるとか、夜半まで晴れるとか、月夜だけど晴れる・・とか。
ニワトリであれば、なんらかの戦果があがっている条件ではありました。
やはり、遠征オンリーとなると、なかなか撮影チャンスを活かせないのは感じました・・・

秋口以降、ぼうらやさんにシフト後も、狙っている天体が悪いのか、被写体の選択が悪いのか、久々の遠征というのが響いているのか・・・良い作品が撮れないでいました・・・
12月に入って、ようやく、少しは・・と思ってますが、さてさて・・・?

45P 本田・ムルコス・パジュサコバ彗星 NewFD300mmF2.8L 望遠レンズ フジ X-E1デジタルカメラ 2分☓3枚

そして、本年の撮影納め。
福田港でのワンポイント遠征で撮影してきた45Pです。
この周期彗星は、5.2年ほどで巡ってくるため、前回帰時の記録もブログに残っています・・・。
当時は当時で、いろいろと葛藤や楽しみがあったと改めて感じます。
周期彗星というのは、面白いものです。
また、次の回帰時に、ちゃんと撮ってあげたいですね。

本当は、次につなげるべく、QHY5III-178MCで実家での撮影も計画していたのですが・・・
生憎と、電源ケーブル1本なく、オジャンとなってしまいました。
おかげで実戦配備はかなり遅れることになりそうですが・・・
まぁ、またぼうらやさんに出向くときにでも、サブ機として使ってみましょうか・・
来年の積み残しとなってしまいました。

彗星に始まり、彗星に終わる1年となったのも、自分らしいといえば、自分らしいですね。
ここ数年は、そんな感もありますが・・・
彗星での入選からは遠ざかっているので、このあたりもなんとかしたいとは思うだけは思ってはいるのですけどね・・・。どうしたらいいのやら・・・٩(′д‵)۶

ま、好きな天体を撮って、それが採用していただけるのが最高だとは思っているので、マイナーな天体でも、組み写真でも、可能性があるならば、策を考えて、実行していきたいと改めて思った次第ですね。

今年も、当ブログにお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
来年も、よろしくお願いいたします m(_ _)m


















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コメント

No title

こんばんは(^^♪

素敵な作品をたくさん見せていただきありがとうございました。
来年も楽しみにしています
よいお年をお迎えくださいね★

No title

引っ越しや子育てもありながら、精力的に撮影なさっていましたね。
私には到底真似できません。
個人的にはNGC891が印象に残っていますね〜
それでは、良いお年をお迎えください。

No title

さすがUTOさん。素晴らしい写真の連続。
今年もよろしくお願いします!

No title

> *:☆.。.C .。.☆:*さん、あけましておめでとうございます。

そうおっしゃっていただけるととても嬉しいです。
ことしもよろしくお願いいたします。

No title

> hanaさん、あけましておめでとうございます。

生活と星の両立は、きっとhanaさんなら、できると思いますよ。
やれる範囲内でできることを楽しむ。趣味は楽しくないと、というのが判ってるhanaさんなら、きっと大丈夫です。

NGC891も、そうおっしゃっていただけると嬉しいです。
最後の力作を残したつもりでしたが、誌面で評価いただけなかったのは残念でした。
それでも、僕が生きる途は、やっぱり1インチかなぁ・・とも改めて感じましたので、この方向性でやっていこうと考えているところです。

方向性は違えど、想うところは同じだと思います。
いろいろと楽しんでいきましょう!そのうち、遠天の仲間とhanaさんと飲み会やると面白そうです。
また機会があれば、ぜひ、遠州にいらしてくださいね。

今年もよろしくお願いいたします。

No title

> のんたさん、あけましておめでとうございます。

いやー、のんたさんこそ、素晴らしい作品を多々撮られていらっしゃると思いました。
熱心で意欲的なので、どこかで、絶対にブレイクスルーすると思います。
フォトコンテスト、ぜひ、出してくださいね。
あとは機材かなぁ。VC200L 2台体制を活かすシステム構築ができれば、とも思ったりもします。

今年もよろしくお願いします。
お互い、頑張りましょう!

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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