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星ナビ 5月号入選

星ナビ5月号に、8の字星雲で入選でした (∩´∀`)∩ワーイ

星ナビ 2017年5月号 入選作 8の字星雲 NGC3132 オライオン30cm反射望遠鏡 ビクセンレデューサR使用
1056mm F3.52 4秒×201枚

低空にある8の字星雲をCMOSカメラの短時間露光で狙ってみました。ステライメージ8の評価値による選別のかいもあって、小さいながらも美しい姿を写し出すことができました。

QHY5III178Cは、素晴らしい製品で、これでいつかは入選させてあげたい!と考えていましたが、まさかこんなにも早く実現するとは・・・・(◎-◎;)!!

IMX178は、画素ピッチが細かすぎるきらいはありますが、裏面照射型とすることで、感度面では補われており、恐らく、IMX185(1/1.9型3.75μ□のカラーCMOS)カメラと感度面では遜色ないのではないかと思います。
もっとも、QHY5IIIシリーズには購入当時、IMX185採用機はありませんでしたから、悩むことはなかったですが・・

色彩は惑星状星雲の美しい微妙な色彩まできちんと描き出してくれています。特に内部構造の緑から、黄色への色の微妙な変化を出してくれて、感心しました。
感度面も十分で(欲を言えば、もう少し欲しいところですが・・・・IMX185のBSI版があれば欲しい)、実力の高い製品だと思います。
以前にも、何回か書いている様に、いつかは入選したい!と考えている方には、オススメです。

ラッキーイメージング用途で、15秒までなら、冷却は無くても良いですが、1分まで露出を伸ばすなら、冷却は必須です。ただ、冷却したとしても、CMOSカメラのFPN(固定パターンノイズ)は出ますから、枚数とディザ(撮影時に被写体の位置を変える)は必要になるでしょうね。


天文ガイドゲキチン作 M63 オライオン30cm反射望遠鏡 パラコアⅡ SXVR-H694冷却CCDカメラ

M63の淡い外腕部(恒星流)をなんとか写してみました。淡い!

天文ガイドは見事にゲキチン Σ(゚д゚|||)ガーン
せっかく、遠征で撮るなら、M63の周囲のStar Streamsを写してみようと思って、狙ってみました。
近場のぼうらやさんからの撮影ですが、天頂から北側はそれなりに、ではありますが、空が暗いのもあり、無事、捉えることが出来ました。

こうしてみると右下の奇妙な形をした銀河UGCA342が、M63にひきずりこまれて、M63の手前の太い暗黒帯(これも、UGCA342のものでしょう)を通って左上のループへとつながっているのが判ります。

この様な淡いStarStreamsと銀河本体の双方を描出できるのは、冷却CCDカメラならではではないかと考え、系外銀河クローズアップの分野でも躍進著しいD810Aを始めとするデジタル一眼レフカメラと差別化を図ったのですが・・・
処理に無理がありすぎたか。残念でした。
拡大して見ちゃだめヨ (^^ゞ

個人的には撮りたかった天体なので、満足度は高いです。
ちなみに、NGC5907のStarStreams(←以前、挑戦したことアリ)よりは、M63の方がまだ濃い印象です。



星ナビ 不採用作 うみへび座銀河団  オライオン30cm反射望遠鏡 パラコアⅡ SXVR-H694冷却CCDカメラ

渦巻銀河NGC3312の他、隣接する楕円銀河NGC3311,3309の他、小さいですがみかけの二重銀河NGC3314があり、とても面白い領域です。
やや南に低いので思った以上に難物です。。。

星ナビ本命はこれでした。なんでも、ダークマター比率が異常に高い銀河団なのだとか。
まあ、写らないダークマターに興味はありませんが (^^ゞ みかけの二重銀河NGC3314A/Bを始めとして、銀河一杯個人的には好きな領域です。
写真として見ると、上の明るい星の回折像がちゃんと収まる様に、もう少し下にずらすべき・・ですが、あんまりNGC3314を下に持ってきちゃうと、今度は解像が悪くなるしなぁ・・・。

ぼうらやさんだと光害が厳しくなるところでもあるし、シーイングの影響も考えるとまたどこかで再挑戦したいですね。実は何回か撮影している天体で、オライオン30cmでもST8XMEで撮影しています。
NGC3314はその時の方が解像良く写ったな・・・。


星ナビ 不採用作 NGC3718 オライオン30cm反射望遠鏡 パラコアⅡ SXVR-H694冷却CCDカメラ

相互作用の影響でしょうか。不思議な形をした銀河です。
星ナビには、こちらも送っていました。天文ガイドにはRUKUさんが撮影された作品が見事に1Pぶち抜きでしたね。うーん、淡い部分の描写なら負けてはいないと思いますが、プリントレベルで比べると、完敗でしょうね。
いやはや、なんとも、1インチCCDの限界を感じてきつつあります・・・。
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コメント

No title

おはようございます!
まーちゃるです。

星ナビ入選おめでとうございます(^-^)
8の字星雲の色の変化がよく表現されていてさすがの作品だと思いました(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

短時間露光の多数枚での撮影方法といい、入選される皆さんはそれぞれ特徴ある工夫が光ってますね(^-^)
非常に参考になります(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

No title

UTOさんでも1勝3敗ですか。これで落選はなかなか厳しいですね。
綺麗なのになあ。

No title

> まーちゃるさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます。
機材と、あと超ドマイナーな天体なのが良かったのかな?
シャープさに欠けるのでどうかなぁと思ってましたが、拾って貰えて良かったです。

No title

> のんたさん、こんばんわ。
M63は、残念でしたが、画角的にもちょっと窮屈ですし、仕方ないかもしれませんね。
個人的には写って欲しい部分がちゃんと写ってくれたのは嬉しかったです。

それにしても、天文ガイドは、初級の部でしたっけ・・あちらの方も見事な作品ばかりでレベル高杉・・。

No title

おめでとうございます(^^)
星ナビの写真を拝見して感動しました。私も8の字星雲は挑戦を試みたことがあるのですが見事に撃沈でした。感服いたしました。

No title

> meade16inchさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます&入選おめでとうございます。
シンチレーションが悪いこの時期、フィルターワークが光る作品でしたね!
まーちゃるさんも仰っている様に、工夫も大事ですよねぇ。
お見事でした。

8の字星雲は、10年越し、2回めの撮影になりますが、さすがにこれだけスパンが開くと、得られる画質はだいぶ変わりますねー。

No title

星ナビ入選おめでとうございます。
CMOSカメラの短時間露光、最近はこの手法で撮影されている方も増えてきているようですが、撮影枚数も多く処理は結構手間なのではと思います。しかし小さい対象なのに実に見事ですね。
M63の淡い外腕はAPODで見ましたけど日本でも写し出せるのですね~。これは驚きです。NGC3718も腕の出方で私のは完全に負けてるし競合しなくてよかったです^^;

No title

> RUKUさん、こんにちは。
どうもありがとうございます&2誌入選おめでとうございます。
CMOSカメラは仰る通り、撮影枚数が多いのでどうしても画像処理が大変です。
でも、結果として、通常に撮るより良い作品ができるなら、まぁ、我慢してやりますか・・・といった感じですねー・・
クラッシックな冷却CCDやデジタル一眼レフカメラによる撮影とはだいぶ違って撮影レベルでは、難易度が低いので、システムが整っている人よりは、これから出てくる人にチャンスがあると考えています。

M63の淡い部分、1枚あたり7分露光でどうかな?と思いましたが、辛うじてなんとか抽出できました。こういう作品は冷却CCDならではじゃないかな。冷却CMOSでももちろん撮れるとは思いますが、横縞とか考えると、従来の冷却CCDの方が、歩がある様にも思っています。

No title

入選おめでとうございます。
どれも素晴らしい作品ばかりですね。BLOGですとUTOさんの解説付きですのて、色々と勉強になります。

No title

> kaienさん、こんばんわ。
的を得ているかは?ですが、でも、少しでもお役に立てていただければ嬉しいです!

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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