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CMOSかCCDか

いやー・・ようやく、熱が下がってきてくれました・・・
先週木曜から、ダウン。見事に熱が38℃まで上がって参りました・・・。
解熱剤を飲んで、一端引いても、昼には38℃前後まで上がるんだもん・・・ヤレヤレ… ヽ(゚~゚o)ノ アキマヘンワ
なかなかにシンドかったです・・

さて・・・RUKUさんがコメントで述べてくれた様に、CMOSカメラによるラッキーイメージングだと、超多数枚になることもあり、画像処理が大変です。

それでも、この手法に可能性を見出すとしたら、前にも書いた様に、ガイドシステムが未だ整っていないか、あるいは不安定なのを承知の上で、無理した大口径を赤道儀に搭載している・・・具体的には、SkyExplorer赤道儀に、SE200反射望遠鏡とか。これをきちんと長時間ガイドできる人は、身近だとTezさんくらい。しっかりと特性を抑えてチューニングできる人のみ、でしょう。
それでも、ラッキーイメージングならば、撮影レベルでは、苦労はなくなるので、無理を実現できる可能性が高くなるというものです。
だからこそ、野心がある人には、うってつけの機材になるのが、CMOSカメラ、と考えています。

では、ベテランの視点から見て。
CMOSカメラのメリットはあるでしょうか?
実のところ、今、ラインナップされている機材としては、モノクロで、4/3フォーマットの16MP。
カラーはフルサイズ36MP冷却がありますが・・・・いやー・・・コレ、価格的にも、性能的にも、D810Aの方がいいッスよね・・・爆
考え方の違いはあるかもしれませんが、、、ボクなら、QHY367CやASI094Cよりも、断然D810Aの方をポチりますね・・・。
メーカの映像エンジン=画像処理の恩恵に預かれるので、得られる最終結果も、必然的に向上する(と思われる)からです。
D810Aの実績は言わずと知れてますしネ。
このセグメントでは、いかに冷却しているといっても、全く食指が動きません。
恐らくは、QHYもZWOも、D810Aロスの事を想定した商品展開なのだろうとは思いますが・・
まぁ、悪いことは言わないから、あるうちにD810A買うのが正解ですヨー 爆 と、個人的には思ってマス。マジで。

しかし・・・
フォーマットサイズをヌキにして考えると・・・
昨今のCMOSカメラは凄い!Sony製以外のCCDだと、ピークQEはせいぜい60%程度ですが、CMOSだと、80%を超える製品がありますし(IMX174で、ピークQE78%、IMX249だとピーク82%というネット情報アリ。ニコンのDs-Qi2も凄い)、なんと、ピーク95%なんてバケモノもあります(QHY42採用センサ?)
また、読み出しノイズが非常に低くなるのも大きな利点で、そうすると1枚あたりの露光時間はトコトン、切り詰めることができます。

M101 回転花火銀河 オライオン30cmF4反射望遠鏡 パラコアⅡ使用 ALICE-Ⅱ 半自作CMOSカメラにて
L=6秒×340コマ RGB=各6秒×118コマ

このカメラに賭けるだけの価値があるかどうか探るためにテスト撮影。
1枚辺り6秒ではラッキーイメージング効果など得られまい・・と思っていましたが、いざ、撮像した画像を見ると、冬のシンチレーションの悪さ故か、6秒でもずいぶんとシャープネスに違いがあることが判りました。
ステライメージ8の評価値で選別した結果、通常に撮影するよりも、シャープなイメージになったとは思います。
ポテンシャルは高いので、頑張って(=苦労して)使う価値はあるかなー・・とは思いました。
この悪シーイングで、このレベルの切れ味は、冷却CCDカメラでは得られないだろうと判断しました。
ALICE-Ⅱのポテンシャルの高さ・・・つまり、CMOSイメージングカメラの可能性も感じました。
1枚あたり6秒で、この写りですからね・・。


冷却CCDカメラによるM63 StarStreams 

反対に、この様な淡い外腕部は冷却CCDカメラの独壇場の様です。
ALICE-Ⅱは、監視用のボードカメラですから、最長でも1枚あたり、10秒露光しか露光時間を伸ばせません。
天文用に使うにはチョット物足りない。
M101のあの程度までならば、十分、写し出せることが判りましたが(普通に考えれば、十分なレベルではありますが・・)、さらなる淡い部分の表現を求めた場合、不十分です・・。

感覚的には、ALICE-Ⅱで、6秒~10秒画像で得た1枚画像は、SXVR-H694の90秒露光程度の画像に匹敵する感覚で、実際、それは正しいのでしょう。
それだけCMOSイメージセンサの性能が高くなっている(読み出しノイズが、冷却CCDの約1/10)と感じますが、
反面、露光時間の制限があるカメラ故、どうしても淡い部分の描出という点で、長秒露光できる冷却CCDカメラに軍配が上がっています。
冷却CMOSならあるいは・・・?これだけは流石に知見が無いので、なんとも言えませんが・・・。
特性上、この手の非常に淡い部分を安定的に描きだそうとすると、現在でも、クラッシクな冷却CCDカメラに軍配があがるのではないか・・・、と、考えています。
やはりCMOSカメラは、縦縞にしろ、横縞にしろ、固定パターンノイズが出ると思いますので・・・。


銀河巡り NGC5838 オライオン30cm反射望遠鏡 パラコア2 SXVR-H694冷却CCDカメラ

りょうけん座にあるマイナーな銀河です。普通は撮る人はまずいないかと思いますが・・・
なんとも、見事な棒渦巻銀河ではないですか!個人的には、こういう撮影、スキですね。
夜明け前ギリギリでシーイングが急に回復してきたのもあって、思った以上に面白い仕上がりになりました。
まぁー・・・これがフォトコンテストに載るワケはないのですけど(被写体小さすぎ&地味すぎ・・・orz)、んー・・・自分の撮影の7割は、まぁ、こんな感じかもです。
案外、面白いのがめっかれば、そこは、次に活かすワケですが(NGC4410とかNGC5529とか)
こういう銀河巡りにも、CMOSセンサーは酷です。
結果が見えないのに、超多数枚の画像処理は、精神攻撃モノです・・・。

海外のサイトでは、ラッキーイメージング、超面白い!という意見もありましたが・・・・・
個人的には、えー (;゚Д゚) という感じがないでもない様な、実際の作品からは、確かに、面白いと言える様な・・・でも、めっちゃ苦労するんですケド・・・と、いった感じです。
効果は無いとは言えないだけに、タチ悪りィ・・・。
ま。。。毒を食らわば皿まで・・・か。
ALICEⅡの特性を最大限に活かせる様な検討はしてみようかな、と思ってはいるんですけどね。
ポテンシャル、可能性は、M101や過去に撮像したM57で十分ですからね。

ただ、ここ暫くの使用で、ALICEは悪条件(光害)には弱いのも知ってしまったので、そこがまた悩むところだったり。。。
…( ̄ヘ ̄;)ウーン
ま、CMOSは、ビット数からも、ちょっと光害地に弱いのは想像つくと思いますが、まぁ、まさにそんな感じかも、です。
CCDだとビット数のハンデって感じないんですがねぇ・・・(10bit=DMKカメラ あれば十分)。
まぁ、それは、BT241の様な4Tap読み出しカメラとか使ったことがないからかもしれません。

オライオンラージフォーマット対応化を含め(←順当にやるなら、こちらだろう・・)次期機材構想は、混迷を極めているところです。
いずれにしても、宇宙に対しては、常に挑戦者でありたい・・と考えています。
より遠くをもっと鮮明に写したい!それにはどうすべきか。やれる範囲内で考えていきたいなーと思っています。
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コメント

No title

エムティです。そうかD810Aや冷却CCDを持っているからCMOSカメラのメリットが見えてこないのか。でも長秒露光のラッキーイメージング面白そうですね。たしかミードのDSIのソフトに撮影しながら良像だけ集めてコンポジットして出力するソフトが有りました。これは経緯台での撮影を想定した物と理解してました(周辺が回転する前くらいの露光で押さえれば、後処理コンポで作品になる)。案外感度の高かったDSIカメラを使用したラッキーイメージングだったのでしょうね。
これは挑戦したくなりました。たしかFirecaptureに長秒露光が有ったような。
健康には十分注意してくださいね。

No title

>エムティさん、こんにちは。
エムティさんの場合は、D810Aで面積、SXVR-694で高感度と使い分けできる機材をお持ちですからねー。シーイングが悪い時はASI174(でしたっけ?)を使って選別合成すると、思った以上に良い結果になると思いますので、こちらはぜひ、チャレンジしてみてください。
冬場だと6秒でも、えっ、こんなに星像違うの!?と驚きがありました。こりゃー、これを累積している冷却CCDだと切れ味悪くなる罠・・・。
長秒気味ラッキーイメージングはエムティさんのC14とは愛称が良いと思えるので、ぜひやってみてください。
FireCaptuerでも、OKですが、ASCOM経由で、MaxImDLからでも、CCDSoftからでも、制御はできますヨ。

No title

> エムティさん
ミードは、常に先進的でしたよね。
LX200、自動導入とか、経緯台で撮影できるフィールドローテーターとか。

DSIの付属ソフトも優れたもので、おかげでDrizzleというものを識る事ができました。
カメラも感度は高めで、使っていて良く写るジャン!と感心したものです。
将棋盤(DSI)、未だに持ってますよ。専らガイド専用ですが・・。

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UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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