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ToupCam撮像テスト

さて、ToupCamを購入したのは、以前に書いた通りです。
AR0130センサーの画素ピッチ、低ノイズ(読み出しノイズ 約2.6e-・・・?)、高QE Peak78%から考えて、買おうかなと、思っていたIMX290 BSIモノクロセンサーよりも、画素ピッチ分、感度が高いのではないか・・
という思いがあり、また、2.9μ□画素ピッチは、オライオン30cmF4に対して、画素ピッチが細かすぎるきらいがあることから、マッチングが最適とは言い難い・・・
と、いうことから、安価だったこともあり、ToupCamのAR0130センサーに期待してポチったのでした。
ところが、ダークが潜ってしまう問題があったことは、室内テストの通りで、正直、がっかりしました。
初期のASI120MMでも同様の問題を抱えていて、結構、苦労させられましたしね・・・

と、いうわけで、あんまり期待もせず、夜半から雨が降る予報だった9/26日。
夕方は晴れていたのもあって、テストだけでもやっておくかぁ・・と撮ってみました。
雲間からの撮影にはなっちゃいましたが・・・

ドーナツ星雲 M57 オライオン30cmF4 直焦点 Astorodon Hαフィルター使用 2秒×34コマ。 

・・・雲間からの撮影なので、使えたのは僅かに34枚でした。
おまけに、21時になったら片付けよー!と思っていたら、激しく雨が降ってくる始末・・(;´д`)トホホ…

とはいえ、撮影結果は、室内撮影時の予想を覆す、見事なものでした。
ダーク・白点はやや多いものの、ASI120MMやALICE-IIで悩まされる縦縞・ムラはほとんど見られず、なかなかにきめ細かなノイズです!
雲間からの撮影だったので、枚数が稼げませんでしたが・・・


M57 Orion30cmF4 直焦点 ToupCam L=2秒×53 RGB=2秒×15~30コマ程度

ほんと、トータル露出でも、数分にしかならないので、さすがに露出不足ですが・・
Aptina製AR0130センサーの高感度に助けられて案外見られるものになりました。
ちゃんと時間をかけてあげれば十二分に自分の目的を達成してくれそうです。

所有しているZWO社製 ASI120MMに比べて、縦縞が大幅に少ないこともあって、扱いやすい印象です。


また、AR0130は、ASI120MMで採用されているMT9M034センサーに比べ、Hα線では、MT9M034が約50%程度なのに対し、AR0130では、70%もあるのも大きいです。
以前、この程度なら・・・と思ったのはこの図の赤い輝線のラインがズレてたからか・・・?なんか勘違いしたっぽい。
いずれにしても、考えていた通り、ラッキーイメージングカメラとしては、オライオン30cmにベストマッチな超高感度カメラが手に入ったと思います。
ZWO ASI290MM等、BSIのIMX290 Sonyセンサーも考えてはいましたが、やはり2.9μ□はオライオンのF4に対して細か過ぎる気がしますからね。
自分にとって究極のラッキーイメージングカメラとして、このカメラの選択はどうやら、間違ってなかったと思えるだけの手応えは得られて、ちょっとホッとしているところです。
AR0130,いいですよ!?(まだ疑問符は付けておきます 笑)

余談ながら・・・AR0130センサーは、Aptina製だったのですが、数年前に、OnSemiconductorに吸収(M&A?)された様ですね。オンセミには、Kodak CCDもありますから、現在ではセンサーメーカとしては、Sonyに次ぐのでしょうか??
ひょっとして、Aptinaセンサーを採用していたNikon1がなかなか次のカメラが見えてこないのは、この辺りの事情もあるのかもしれませんね。Aptinaの像面位相差あっての高速AFのNikon1でしたし・・・
SonyのIMX183(1inch 20MP)には像面位相差あったっけ・・?いや、でも、これで新型ニコワン出してきても今更感がありますしねぇ・・(RX100M2にとっくに乗ってるワケで・・・)

センサーの総合メーカになりつつあるオンセミですから、今後の展開にも期待したいところです・・?
ちなみに、AR0130系センサーですが、おそらく現時点での最新センサーはAR0132を経て、AR0136です。BackSideIllumination(裏面照射)化されていて、さらなる高感度化が図られていると思います(狙いは車載センサーでしょうかね・・)
このモノクロ版が比較的安価に出てきたら、また、ポチリそう・・・((((;゚Д゚)))ガクガク
いや、その、画素ピッチ的に、ほんと、オライオン30cmF4とは相性が抜群なので~ (; ̄ー ̄A アセアセ・
かなり気に入りました、ToupCamとAR0130センサ。
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コメント

No title

AR0130良かったですね!少なくても価格性能比が素晴らしいであろうことは、私でもわかります。(^-^;
勉強目的でToupCamぐらいお手軽な、長いF値でも適合しそうなカメラを探してますが、なかなか難しいです。

No title

> kaienさん,こんばんわ。
これだけ安価なカメラで、ここまで天体写真が写ってしまうのは驚きです。
長焦点系だと、今なら、ASI174MMないしその冷却版がいいかな、と思いますが、若干ノイズが大きいカメラなので、ラッキーイメージングにはその点だけが不利です(QEは高い)。ほんまかさんがやられていたASI1600MM(非冷却)も、お手軽路線だと結構良い選択肢かな?(楽しそう)と思いました。
ToupCamも、安価なので、長焦点クローズアップや惑星用に使ってみるならお勧めですよ。

No title

ToupCam ってコロナドPSTでピント来ますか? センササイズが1/2"有ればバッチグーなのに。

No title

> kob**995さん、こんばんわ。
PSTはだいぶ前に手放してしまったのですが、Φ31.7mmタイプのカメラなので、大丈夫だと思いますが、どうでしょうか・・。
ほんとそうですね、センササイズがせめて1/2型であれば、画素数的にももっと魅力が出て来るのですが・・。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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