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2誌入選!

今日は天文雑誌の発売日でした。
雑誌では早くも新年号です!


星ナビ 2018年1月号 入選作 つる座のトリオ銀河 オライオン30cmF4反射望遠鏡 with パラコア2 SXVR-H694冷却CCDカメラ

あまりにも晴れないので、昨年撮影した画像を処理してみました。
しし座のトリオ銀河の様に、3つの特徴的な銀河が並んでいて面白い被写体ですが、南に低くて難物です・・。

構図については確かに、少し気を使った覚えがありますが、コメントは褒めすぎです・・ ( ̄▽ ̄;) 
昨年、福田港で撮影した天体でしたが、こうして採用していただけると嬉しい限りです。
この天体、2004年に竜頭山で撮影して以来、再撮影したかったのですが、獅子ヶ鼻公園では木にかかったり、ぼうらやさんだと薄雲で写りが悪かったり、星像が肥大したり、ガイドエラーになったり、、、となかなか撮影チャンスに恵まれてきませんでした。
福田港の南の空の良さに助けられて、ようやく満足のいく作品を得ることができました。
ただ、海ならではの問題で、大気の浮き上がりが大きく、Lフィルターでの星像は縦に伸びていました・・。
最初は、ガイドエラーになっているわけでもなく、なんで星が伸びるかなぁ~・・と思ったものですが、Rフィルターに切り替わったら、星が丸い。あっ・・大気差かぁ・・とようやく気がついたのでした。
この作品では、カスタムフィルターによる1次微分を行って、星像と星雲の大気差によるボケを画像復元している他、星はRGBフィルターで撮影したものも使ってなんとか仕上げています。




天文ガイド 2018年1月号 入選作 NGC253 オライオン30cmF4反射望遠鏡 with パラコア2 ALICE-Ⅱ CMOSカメラ

ラッキーイメージングでNGC253のディテールに迫ってみることに試みました。

自宅ベランダ、星見丸から撮影したNGC253です。これがまた、ものすごく苦労しました・・・
多数枚の画像処理で、時間がかかるのは、まぁ、仕方ありませんが・・。今回はそれだけではなく。

今のALICE-Ⅱは、昨年夏、引越し前に、慌てて急造した2号機なのですが、従来の1号機に比べてセンサの感度ムラが大きい様です。ぼうらやさんで撮影している分には光害がまだしも抑えられていた為、問題が表面化していなかったのですが・・・
自宅からの撮影では、この問題に見事に直面してしまい、参りました・・。
幸い、このNGC253は枚数も多く、なんとか補正できましたが、より低空のNGC1365等は、モノになりそうもありません・・・(;´д`)トホホ…
写りは良いのですけどねぇ・・。

この様なやや低空の天体はシンチレーションの影響を大きく受ける為、ラッキーイメージング自体はかなり効果があると思っています。
思っていますが・・・選別が大変 (◎-◎;)!!
うーん、ソフトにお任せ、でも、良いのかもしれませんが、時々、大きく星像が流れている(風等のせいで)ものは目視で弾いた方が、良いようです。
ただ、低空の天体を比較的短時間で撮影すると、惑星写真と同じ様に、画像のいち部分はいいのだけど、別の部分は、シーイングで歪んでいる・・などの問題もあり・・・。実は目視選別だとかなり悩まされてしまいます。
星像が崩れているものだけは目視で弾いて、あとはソフトウエアにお任せ選別が良いかな?(精神的に ^^;)と思いました。

まぁ、苦労しても、最高の1枚が得られるなら、やるだけの価値はあると思います(NGC253は正直にいえば、もう少し写って欲しかった気がしますが・・)、こうして入選してくれると、苦労も報われたというものです。
今、処理しているものも、えらい苦労していますが、また頑張ろうという気になれます。


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コメント

No title

おはようございます!
まーちゃるです。

ダブル入選おめでとうございます!
どちらの作品も相当苦労されたようで、その甲斐あってか見事な仕上がりになっていますね✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。

銀河のディテールをここまで抽出出来るラッキーイメージングは素晴らしい手法ですね!
さすがです(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑

No title

> まーちゃるさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます。
特にNGC253は苦労しました・・。ラッキーイメージングだと画像処理にかかる時間が通常の冷却CCDに比べて軽く10倍くらいかかる気がします・・
まぁ撮ってる枚数が、100倍くらいあるので、そりゃ、そうかもですが・・

こう、もう少し、ラッキーイメージングならでは!という手応えが出て来るとやりがいも出て来るとは思うのですが・・

No title

いつもながら、おめでとうございます!
ディテールも階調も別次元で・・・私のレベルでは、どうしたらこうなるのか想像もできません。

No title

安定のダブル入選おめでとうございます。
UTOさんは対象も手法も独自の工夫がいっぱいなところが凄いです。
とくにディープスペースの短時間露光ラッキーイメージングは絶対真似できないです。
2018年度もまた入選競争しましょう!

No title

「 おめでとうございます。」
写真が好きで、
最近になって 天文写真を 拝見しておりました。
本当に 素晴らしいと思い、
コメントを書きました。。。

No title

> kaienさん、こんばんわ。
いやいや、Kaienさんの技術なら、モノクロCMOSカメラを使えばすぐですよー
X-Tranceも高感度・キレ味を両立した素晴らしいセンサなのですが、やっぱり、モノクロセンサだと光を多く拾えますから・・!

No title

> ぴんたんさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます&2誌+カレンダーおめでとうございます。
・・僕も一昨年だったかな?採用されたのですが、表紙だったので、一瞬でめくられちゃうという・・(^^ゞ

いやー、ラッキーイメージングは超面倒です。自宅ベランダから何も撮れない自体は避けなければ、という観点で進めてきたUC計画ですが、なんとか冷却CCDでも撮れそうだしなー・・とちょっとメゲそう・・。

来年もお互い頑張りましょう!でも、さすがに、僕の方は入選は激減しそうだなぁ・・。いや、頑張ります (`・ω・´)ゞ

No title

> チャロさん、こんばんわ。
コメントどうもありがとうございます。
素晴らしいと、仰っていただけて、とても嬉しいです。

天体写真もデジタルカメラのおかげで、比較的ハードルは下がってきていますので、ぜひ、気が向いたらチャレンジしてみてください。

カメラ三脚は必要ですが、天の川とか結構簡単に写ります。星座や、根気は必要ですが、流星も、デジカメになって、写りやすくなってますので、ぜひ気が向いたら、やってみてください。

No title

UTOさん、ありがとうございます。
三脚があるので、 天体写真も これを機に ゆっくり
やってみようと思いました。そんな簡単じゃないと思いますが。(笑)

お気に入りに登録いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。

No title

> チャロさん、こんばんわ。
ぜひ、チャレンジしてみてください~!
こちらこそ、よろしくお願いします。

No title

ダブル入選おめでとうございます。つる座のトリオ銀河、いいですね。しし座と見比べたくなります。NGC253とも低い天体を狙っていて、入選戦略的には土地場所から撮影にくいものを敢えて狙うという感じでしょうか(^^;

No title

> ひろしさん、こんにちは。
どうもありがとうございます。
つる座のトリオ銀河、面白いでしょー。しし座のトリオだとこの光学系だと収まらないので、銀河のサイズといい、視野といい1/2にしたくらいかなぁ・・

2号さん、そうですね、こちらは、だいぶ低空は有利(光害きついけど)ですからねー。あと、個人的にはこういう低空の天体ってなんだかチャレンジ精神を掻き立てられて、昔から結構好きなんですよ。

No title

UTOさんこんにちは。CMOSの方だけコメントしますが、NGC253が2秒で行けるんですね! 光害もひどくなければ関係ないですね。
南天低いとシーイングが問題でラッキーイメージングでも結構厳しいと思います。そういう点で、この作品もそうだけど、11月号のバグ星雲にはびっくりしました。

No title

> YAMASHITAさん、こんばんわ。
NGC252は明るいのもあって、結構短い露出でもいけるみたいです。
光害は、残念ながら、感度ムラの大きい、ウチのALICE-Ⅱでは顕著に効いてきます。
QHY178Cや、ToupCamではそんなことも無いと思うのですが・・。まぁ、センササイズも大きいしなぁ・・(1型クラス)

個人的にはラッキーイメージングは南低空はやりやすいと思ってます。M83もそうでしたが・・本当のラッキーイメージング、短時間露光での撮像というよりは、ある程度露出を伸ばした6秒程度で撮っても、案外星像差は大きいので、これらを選別することで、DSLRはもちろん、冷却CCDよりキレ味が上がるのだと思います。
もっとも、今回のNGC253はその効果が見られず、気持ち的に(´・ω・`)ショボーンでしあが・・・。いや、全く無いワケではないのですが・・・。でも、しかし・・…( ̄ヘ ̄;)ウーン

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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