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2017年振り返り(前半)

ようやく仕事納め。
世間はすでにお休みで、朝TVを付けた時の番組でも感じました・・(。・ω・。)
当初はこの冬休みは自宅でのんびりと・・と思ってましたが、ここのところ、仕事が忙しかったこともあり、疲れもあり・・。年末はお天気も悪いみたいだし、独りですが、実家に戻ろ・・と思って、神奈川に戻ってきました。
昼食時に、同期の友人と話をしたのですが、友人曰く、家族なしの生活なんて考えられないなー、もう独りでは生きていけないかも(笑)
いやはや、ほんと、いつも家事や育児を行ってくれている嫁さんには感謝しかありませんね。
自分の方は、無理!とまではいきませんが(知人は結婚生活15年)、しかし、やっぱり、寂しさは否めません。

今年もいろいろとありました。
天文活動を中心に、振り返ってみたいと思います。

昨年より家の建て替えを行ってますので、アパート住まい。ニワトリというわけにはいかず、遠征主体の天文活動を行ってきました。
とはいえ、自宅からの撮影を見据え、2016年末に購入したQHY5III178Cや、自宅解体前に、急遽作成したALICE-Ⅱ弐号機のテストが中心でした。

馬頭星雲 GENESIS SDF屈折望遠鏡F5.4 QHY5III178C CMOSカメラにて。15秒露光×366枚=91分30秒

この時はダークを撮らなかったので、左下にAMPノイズが見られます。むぅ、AntiAMPGlowに期待したのに・・
ま、これでも軽減されているのでしょうね。
ダーク減算は必須、と思ったのでした。
それにしても、1枚あたり15秒でもなかなかに良く写ってくれます。

まゆ銀河 オライオン30cmF4反射望遠鏡 with Vixen ReducerR  QHY5III178Cにて

オライオンのビクセンのレデューサRを使用してみたり・・。以前、ASI120MMの1/3型センサでは良かったのですが、流石に1/1.8型ともなると(それでも親指の爪程のセンサーですが)、ちょっと無理みたいで、コマ収差が見られます。
しかし、写り自体は上々ではないでしょうか。

GENTAさんはEOS5D2のエラーチェックに来られたこともあり、年初は割りとぼうらやでご一緒することも多かったみたい。

GENTAさんのED115S 
ぼうらやさんは光害はありますが、手近なこともあり、案外、活用性は高いんですよね。

晴天が続いたこともあり、自分の方もCMOSカメラのテストをしたかったこともあり、なんだかんだで、5週間連続ぼうらやさんに行ったりしてました (^_^;)

星ナビ 2017年5月号 入選作 8の字星雲 NGC3132 オライオン30cm反射望遠鏡 ビクセンレデューサR使用
1056mm F3.52 4秒×201枚
そのおかげか?QHY5III178Cで、早くも入選! \(^^)/
以前にも書いた様に、このカメラは、フォトコンテストに入選できるだけの底力があります。
デジタル一眼レフとは違って、クローズアップ系の撮影になるのですが、いつかはフォトコンテストに入選したい!と考えている野心家にはお勧めです。上位バージョンの1型のQHY183CやあるいはQHY183Mも面白いと思いますが、ここまでいくと、マイクロ・フォーサーズ版も視野に入る価格になってしまうか・・
画素ピッチが細かいので、使い所が難しい面はあるのです(その分、感度が低い)が、センサの特徴を生かせれば十分、戦える機材です。


白鳥星雲 ミザール 130SL改反射望遠鏡 直焦点 720mm F5.33 15秒×157コマ 

こちらは初心者向けのミザールの13cm反射望遠鏡で撮った白鳥星雲。13cmとは思えない程ディテールも出ています。1枚あたり15秒ですが、F5.33の光学系でもこの程度の露出があれば十分か?
良く写ってくれます。
それにしても、案外いろいろと撮ってたな・・(^_^;)
本音で言えば、感度はもうあと一歩欲しいです。今なら、IMX385の方をチョイスすると思いますが、画素数も考えると悩ましいですね。クローズアップ撮影なら、IMX385、白鳥星雲の様な1000mm以下クラスで使いたいなら、IMX178でしょうか。画素ピッチ的に、画素数は活かしきれてないにしても、やはり、プリント時は断然楽になりますからね・・・。


プレセペ星団M44 中一光学 135mmF2.8望遠レンズ→3.3位?に絞る フジ X-E1 デジタルカメラ

さて2月にはGENTAさんのブログだったかな?MLだったかな?思わずボクも欲しくなり、ポチリ(笑)
開放で撮ると星がちょうちょになるのですが、少し絞ると改善します。
が、フォーカスシフトがあるようで、開放でピントを合わせた後、絞りを入れるとピントが外れます・・(゚-゚;)ウーン

さて、本命のオライオン側は、1月までは冷却CCD SXVR-H694で作品づくり。

このM63は、淡い部分を欲張り過ぎた面は否めませんし、画角も窮屈だったので仕方ない面はありますが、落選でガッカリ。


ALICE-Ⅱによる南の回転花火銀河M83 オライオン30cmF4反射望遠鏡 with パラコアⅡ ALICE-Ⅱ半自作CMOSカメラ
L=6秒×606 R=6秒×126,G=6秒×175、B=6秒×207 ぼうらや駐車場にて。

そろそろ建て替えている自宅も完成間近。自宅ベランダで冷却CCDカメラで撮影できるかどうか不確定性要素が大きいですからね。そうなると、CMOSカメラによるラッキーイメージング主体の撮影も検討しておかねばなりません。

NGC6164-5  オライオン30cmF4反射望遠鏡 with パラコアⅡ ALICE-Ⅱ半自作CMOSカメラ

場所はじょうぎ座だったかな?ぴんたんさんが南天で素晴らしい作品を得られているのに刺激されて、チャレンジしてみました。衝撃波の一部は写ったんですが、もう少し広角で狙う方が良いのと、あと、OⅢはさすがに低空で散乱されてしまうようで、全然写ってきません・・。
次に撮るとしたら、福田港に出かけて、FSC-203を使って狙ってみたいとは思いますが・・・遠州灘の南には雲が湧くことも多いので難しいかもしれない・・。でもいつか再チャレンジしたいですね。
あ、これもゲキチンくらいました (。・ω・。)

3月までは天候に比較的恵まれて良かったです。
反面、アパート暮らしで機材も限られ、遠征のみの撮影になったので、タットルジャコビニクレサック彗星とM108との接近は撮り逃してしまいました(曇っていたと思ったのですが、後から晴れてきたみたい・・)
まぁ、撮るにしても、妥当な機材がなかったのも確かで、イプシロン200が手元にあればナー・・・

4月に入って、まずはあかりの入園式・・ですが、自分の方が、その数日前にたちの悪い風邪を引いてしまい、結局会社を4日も休む羽目に ┐(´д`)┌ヤレヤレ


さて、そうこうしているうちに、おウチ完成!あかりさんもご機嫌です。

半年間、お世話になったアパートともお別れ。
引っ越しはバタバタしましたが、アパートに移る時に比べるとスムースに行きました。
風邪と合わせていきなり有給をかなり使っちゃったな~ (; ̄ー ̄川 アセアセ

引っ越しもなんとか終わり、GW!やや不安定(昼過ぎに雨ふって夜晴れたりとか)なものの、良く晴れてくれました。まぁ、透明度はイマイチだったりしましたが・・・

ぼうらやさんや福田港に遠征しました。ブログ見返すと4連戦だったみたいで、ハルカイさんとは何回かご一緒しました。

アンタレス付近 NewFD300mmF2.8L フジX-E1 デジタルカメラ(未改造) 福田港にて。

福田港の南の空の良さに助けられて、自分としては、良いアンタレス付近の写真ができました。
赤い星雲も、これくらいまで出てくれれば、自分としては十分かなぁ・・。処理のツメはちょっと甘いですが、散光星雲は散光星雲で系外銀河とは処理方法が違ってくるので、たまに処理しないと忘れちゃいますし、X-E1は彗星が来たら活躍してもらわないといけませんからね。

ぞうさん  NGC7000 フジ GENESIS SDF屈折望遠鏡 with NPR1073 X-E1にて。

こちらは遠天写真展用に撮影した北アメリカ星雲です。この星雲って、真横にすると、像の横顔に見えてきませんか?

その遠天写真展も、無事、盛況のまま、終了しました。
長年、使わせていただいたここの場所での写真展も今年で最後。しかも、遠天20周年という、節目の年でした。

20週年特別展示で展示した2004年のブラッドフィールド彗星! タムロン SP300 F2.8開放 SC-46使用(色収差対策)、フジ FinePixS2Pro
さすがに、この当時の写真を再処理すると大きく見違えました。特にイオンテイルと思われるよじれは、当時の処理技術では明瞭に出せてなかった。


ブラッドフィールド彗星とアンドロメダ銀河、リニア彗星(右下)
こちらは縮小した画像から再処理しましたが、カブりをとると、小さいながらも、右端のリニア彗星も僅かにテイルが見えてきました。
この時のニート彗星も再処理すると見違えてくると思うので、いつか再処理してあげたいものです。
まぁ、こういう機会でもないと、なかなか・・ですが・・・。

さて、少し時間は遡って・・
GW中は遠征に励みましたが、預かっていただいていた機材群を取り戻しに奔走。
ぼちぼちと、ですが、自宅撮影の検討を始めていきます。

ベランダでの撮影ですので、振動が伝わってしまうことを考えると、できれば、遠隔制御できる方が望ましい。
と、いうわけで、安定のFMVとして、ここ3年程使ってきたPCのOSを、Windows7に更新。さらに中古ノートPCを買い増ししました。買うかどうか悩んだのですが、シリアル・パラレル付きのPCで、OSが32bit(WinXPのドライバでたいてい動く)という希望どおりの商品を見つけたので、ちょっとCore2Duo機としては高かったのですが(1.5万円程)、ポチったのでした。ExpressバスとCardバスもあるので、USB3.0カードも増設できて重宝しています。
が、無線LANが無かったのがちょっと残念。
左側のは、TeamViewer制御用にUbuntuを入れてみたHpのですが、無線LANドライバが入らず?これは失敗。
惑星撮影用なら、セキュアなOSである必要もないか、と、後日WindowsXPを入れ直しました(QHY178CがUSB2.0で動けば良いのですが、まだテストしてない・・)

そして、星見丸完成に先駆けて、ベランダからの撮影テストです。

ALICE-Ⅱとの組み合わせで、前々から狙ってみたかったM8を撮影しました。1型センサーなので、ちょっと画角はこれでも苦しいですが・・・。でも、満足♪。


球状星団NGC6440と惑星状星雲NGC6445 
オライオン30cmとALICE-Ⅱでの撮影テスト。いやー、こういマイナー系の天体は短時間露光多数枚で狙うものじゃないねぇ・・。処理がえらいシンドイ・・・。
それはそれとして、前々から問題は感じてましたが、ALICE-Ⅱには独特なCMOSの感度ムラがあり、特に背景輝度があがってくると、とたんにその問題が顕著になってしまいます。
ぼうらやさんではギリギリ問題なかったのですが、自宅撮影だと、光害でちょっと(かなり)厳しい・・。
逆に、感度は素晴らしいものがあるので、NarrowBand系だとムラも目立たず、良い戦果を上げてくれます。
本来は、遠征で使うべきカメラか・・・

実際、ぼうらやで撮影したM101は淡い部分まで出ていて良かったですが・・・。
しかし、自宅からの撮影用と考えていたので、この結果はちょっとショック。まぁ、撮影方法や運用でカバーできる面もあると思うので頑張って使っていくしかないですが・・ 

この2号さんは、処理に相当苦労しました・・・。コンポジットだけでも大変なのに、画像ムラとかヤメて・・(`;ω;´)

とはいえ、なんとなくコツはつかめてきて?フラットだとムラ補正がうまくいかないし、ダーク減算も、やらない方が良いみたいです。もともとが低ノイズのカメラなのを短時間露光で撮っているのと、CMOSはランダムな白点ノイズが出るので、逆効果な面もありますから、しきい値を決めてホットピクセル除去で取ってしまうのが正解か。
とはいえ、ToupCamだと、白点が多すぎて減算した方が綺麗に行くし、QHY178CはAMPノイズがあるので、必ず同じ露光時間のダークを撮って引くしか無い(ん・・・AMPノイズだけのAMPフレームを作ってみるのも一つの手ではあるか・・・フラット補正と同じ方法で消せるのではないか・・?)
SonyCMOSも横縞ノイズはランダムっぽいので、できればダーク減算、したくないんだよね・・・(下手したらより、彫りが深くなるからね)

といったところで、長くなりそうなので、前後半に分けます ( ̄▽ ̄;) 

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コメント

No title

utoさん、こんにちは。

コチラも無事に仕事納めとなりました。
数々の素晴らしい作品の総集編、ため息が出そうです。
今年は『アヤシい試行錯誤』ばかりの1年間だったので、来年は『作品づくり』に精進しようと思います。

No title

> あぷらなーとさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます。
自宅でのんびりとしようかと思いましたが、独りだと寂しい上にいろいろと面倒さもあるので、結局、実家に戻ってきちゃいました (; ̄ー ̄A アセアセ・
今年は、機材を手元に戻してきたこともあって、気がついたら、あれも、これも、といろいろなコトをやってました (^_^;)
ボクの方も、来年はもう少し落ち着いて作品作りに取り組みたいな、とは思ってますが、でも、なんだかんだで、いろいろとテストするのって楽しさもありますよね~。

No title

UTOさん、明けましておめでとうございます。
すばらしい写真ばかりですね。新居+観測所も出来て、長男誕生と色々良い年となりましたね。今年もまた色々教えて下さい。
宜しくお願いします。

No title

> のんたさん、明けましておめでとうございます。

昨年は、いろいろとバタバタした年になりました。今年は、少しは落ち着くと思いますが、子供が戻ってきたら、しばらくは自宅撮影中心ですね。

こちらこそ、自宅から出られないので、いろいろと情報交換、お願いします。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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