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可能性の獣、40cmドブソニアンによるM82

ちょっと中途半端な枚数だった(HDD空き容量が無くなった)のもあって、放置していたのですが・・・
風邪のせいで、結局土日は自宅にいたので、処理してみました。
いや、未だに声が出ないデス・・・。
もー・・・

前回のYuenoさんの助言を活かし、撮像前にバランスをチェック。結局、ALICE-Ⅱ自体が400gはあると思うので、パラコアⅡを使うと明らかに頭が重たくなってしまう・・・(EWFはすでにこの時点でオミット)
やむなく、MPCCを使っての撮影テストとなりました。(昨年12/21撮影)

MPCCは、使ってる方はご存知だと思いますが、中心星像の甘さが大きく(とりわけ、R画像で肥大する)、このテの撮像には向いていません・・
できれば、パラコアⅡを使いたいものですが・・・

それでも、パラコアⅡに対して、明るさという点と、焦点距離が短じかい≒追尾精度の寛容化という点では期待できるのもあり、まぁ、気に入らないと言っていても始まらない(←ご存知の通り・・・理屈上、不利となる撮影は、やりたくない性格・・)、やれる範囲で、やれることをやらないと・・・
と、自分を半ば納得させて、撮影してました。

妥協の産物でしかない・・ということで、モチベーションも下がっていたのですが・・・


M82 SkyWatcher GotoDob16  D=406mm f.l=1800mm MPCC使用 ALICE-Ⅱ 半自作CMOSカメラにて。
1秒×220コマ

結果は、というと、ご覧の通り。
過去に、オライオン30cmで撮影したものよりも、ASC-11で撮影したものよりも、ディテールは良く出ている様です・・、というか出ていました・・。
・・シーイングも決して良いとはいえない筈なのですが・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
こ、これが口径の威力なのか・・!?それは、頭の中にあった事柄ですが、、、改めて驚き。
枚数的にも、明らかに不完全燃焼ですが・・・・少なくとも、これまでに撮ってきたM82を凌駕するだけの実績は示してくれました。

人間だけが神を持つ。
今を越える力、可能性という内なる神を。

おそれるな・・・自分の中の可能性を信じて、力を尽くせば道は自ずと開ける。


うーん、そうかなー・・カーディアスさん・・(^^ゞ
とはいえ、恐れるも何も買っちゃったんだからやるしかないんですけどね (; ̄ー ̄川 アセアセ
それに見合う実績を示してはくれた、と言うか、少なくとも、今を越える可能性は、前回のNGC2903と共に示してくれています。
今を越える力・・・完全に口径40cmの性能を発揮してはいないにしても、現状の28cm、30cmを越える可能性を示してくれただけで、現時点では十分です。
UC計画の遂行に足る成果だと思います。

733コマ撮影に対して、1次選別338コマ 46.1%の歩留まりでした。
前回より、歩留まりが上がっているのは軽量なMPCCにして、バランスがとれてきたから、なのか、はたまた、単純に露光時間が半分なので、歩留まりも倍となったのか・・・?

まぁ、バランスはとれたとはいえ、それでも、まだまだ頭の方が重たい様子。
やはりなんらかで、お尻におもりを付ける工夫はする必要がありそうです。できれば、パラコアⅡで使いたいですし・・。
いいアイデアが思いつかないでいますが、取り敢えずは、おケツにファインダー設置でしょうかねぇ・・・。
その場合、ハンドドリルは欲しくなるなぁ・・・

ヒゲが上下が濃くなったのも謎。光軸、ではなさそう。どちらかというと遮光幕がどこかで光路を蹴ってしまった?

ちょっと不可解ですが・・・

どちらにしても、やはり40cmの口径の威力というのは認めざるを得ないな・・。
そうなると、ダメもとでも、積極的に使っていきたいところですが、、、
写真の様に、オライオン30cmと同時に使おうとすると、まさに両雄並び立たず。
ってか場所が狭くて使い難いんですよね・・・
まぁ、使えるには使えるのですが・・(それは流石に計算して寸法測ってましたから・・)
オライオンは東側、ドブソは西側と、いう撮影にしないと、ちょっとぶつかりそうなんですよね、、(実際、前回はぶつかった・・orz)

まぁ、なにはともあれ。テスト撮影でも、結果は出ている・・となると、
オライオン30cmとの両立という点を主眼として、少し計画は前倒ししてテスト主体にはなると思いますが(改良は暖かくなってから)、やはり、まずはいろいろとやっていきましょうかねぇ・・・
できること、できないこと。これの切り分けも大事ですからね。
自分の知識・技術不足で限界を決めてしまうこともないように気をつけないといけない機材でもあるので、この点が自分の一番恐れている点でしょうか・・・。
それこそ、可能性を信じて、力を尽くすしかない・・ですね。
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コメント

No title

エムティです。この口径の威力は凄いですね。これが軌道に乗ればオライオンを引退させ変わりに赤道儀に乗せて撮影した方が効率が良い気もしますが。星像はMPCCのせいでしょうか。

No title

凄いけど、データ量も凄そうw データBack-upどうするの?

No title

コレですよコレ!!
あと2桁露出時間を短くできる時代がくれば、星雲星団の写真が惑星級の解像度で撮れる日が来る!!

No title

>エムティさん、こんばんわ。
前にも書いたかもしれませんが、エムティさんのC14作品はASC-11やオライオン30cmとは、やはり違うと感じていたのもあって、とうとう逝っちゃいました40cm!(^^ゞ
そうなんですよねぇ、、赤道儀に搭載する方が俄然、安定するのは間違いないし、冷却CCDでも使える様になるとは思うのですが・・
なんというか、オライオン30cmでのラッキーイメージングのM82と比べても、口径の暴力というか、絶大な威力、底力の差を思い知らされました・・

星像はなんでしょうね?MPCC、確かに一度落としたので、先端ちょっと凹んでるのでそこで妙な回折が・・・Σ (゚Д゚;)
いやいや、さすがにそれはないと思うのですが・・・(; ̄ー ̄A アセアセ・

No title

> kob**995さん、こんばんわ。
やー、さすがにラッキーイメージングのデータは、絶対再処理するとかないなー・・と、割り切って棄ててます・・・。
天文学的価値がある現象を捉えた場合には対応できないことになりますが・・
1TBがあっという間なんだもん、、
っつか、SXVR-H694も、ここ3年のデータはHDDのみで、バックアップとれてないです・・・。
みなさん、どうされてるのでしょう・・?

No title

> huqdogさん、こんばんわ。
あと、2ケタですかー (^^ゞ
EM-CCDを使うと、実現はできそうですが、QHY42でもあと一桁は縮められると思います。ただ、画素ピッチが粗いので、その点でどうなるか、という問題はありますが・・・
ビットランの、というか、KodakのKAI2000ベースのEM-CCDはどうなんでしょうかねぇ・・。QE的には、TI社インパクトロンにも若干劣ると思うので、天体写真撮影的にはメリットは無いのかもしれませんが・・
ビットランさんは、ブラックシリコンイメージセンサも投入してますね。こちらも、初期のウリ文句を信じれば数百倍の効率を実現している筈なんですが・・
いずれにしても、イメージセンサの革新が新たな天体写真撮影、天体写真表現をもたらすと思っています。
民生デジカメなら、マイクロ分光素子、有機三層CMOS・・
いやはや、僕らは面白い時代に生きていますね。10年後どうなっているか、どれだけ進化しているのか・・その結果としての天体写真はどうなっているのか・・楽しい時代です。

No title

恐るべき解像感ですね。
今後イメージセンサが発展すれば、惑星撮影の感覚で銀河がサクサク動画撮影できるようになるかもしれませんね。
ブラックシリコンの特性グラフを見ていると(ナローバンドとは逆の発想ですが)赤外域の感度利用も真面目に考えないといけないなぁと感じました。

No title

> あぷらなーとさん、こんにちは。
CMOSイメージセンサのおかげで、読み出しノイズは天文用冷却CCDと比べると半分~1/10程度まで小さくなったおかげで、1枚あたり数秒でもなんとかなる時代になりました。
今後、さらに低ノイズCMOSや、ブラックシリコンイメージセンサ,有機三層CMOSなどなど様々なセンサが出て来ると思うので、ワクワクしてきますね!
あと1歩で、惑星撮影の感覚でサクサク撮影できる様になると思います。

ブラックシリコンは近赤が感度向上する様ですし、近赤外は光害源も少ないと思うので、町中撮影だと、積極的に利用したい部分なんですよね~。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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