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星座写真

たまには・・ということで、星座を撮影した例をお見せします。
ボクは、普段使いのカメラにはCanonのPowerShotG9を使っています。
このカメラはコンパクトデジカメでありながら、一眼レフデジカメのサブ機としても使える様に様々な機能を備えています。
マニュアルでの撮影も出来、しかも、インターバルタイマー設定もできます。
露出時間は15秒までしかできませんが、それでも、星座はなんとか写すことができます。

いて座 PowerShotG9 ISO100設定 広角側 15秒露出固定撮影 ぼうら屋にて。
 
ISO感度は天体は暗いから・・とついつい上げてしまいがちですが、実際にはコンパクトデジカメでは最低感度まで落としてRAWで撮影するのがBestだと思います(他機種でも、恐らく・・・)
またZoomレンズは一番広角寄りに、ピントは残念ながら星は暗すぎるので、コンデジではAFでは合焦しません。
G9では、マニュアルフォーカスにして、背面液晶をジョグダイヤルを回して目一杯∞よりにするとちゃんとピントが出てくれてます。
露出設定も最長で15秒ですが、ノイズリダクション機能で自動的にダーク減算してくれるので、案外簡単に星座は写すことができます。

いて座 PowerShotG9 ISO100設定 広角側 15秒×3コマコンポジット 固定撮影 ぼうら屋にて。
 
固定撮影・・つまり、経緯台での撮影ではどうしても、地球の自転により星が動いてしまいます。
ところが、固定撮影でも星が点になる程度の露出に止め(基本的に広角レンズで15秒までが一つの目安です。それでも画素が細かい昨今のデジカメでは星はどうしても点になりませんが)、複数枚撮影した画像を位置を合わせてコンポジット(合成)してあげると、カメラのノイズ成分は低減されより暗い星が出てきます。
経緯台(カメラ三脚)の場合、基準とした星を中心として周囲の星が回転してしまいますが、例えば、アストロアーツのステライメージを使う場合、2点指定をすることで回転も含めた位置合わせを行って合成できるため、ガイド撮影した写真に近づけることができます。

夏の大三角形と天の川 PowerShotG9 15秒×10コマ固定撮影 ぼうら屋にて
 
G9のインターバルタイマ機能は10コマまでの制限がありますが、15秒露光で10コマ撮影させて、ステライメージで合成してできた写真です。うっすらとですが、ぼんやりと天の川が写りました。(わかるかな~)
右下の明るい星が織姫星のベガです。
この様に、露出制限があるコンデジであっても、使い方次第では天の川くらいはなんとか写せます。
なお、コンポジット・・つまり複数の写真の合成ですが、一般写真ではタブーとなることもありますが(最近のBSI-CMOSのコンデジで行われる、カメラ内での処理ならいいの?)、科学技術の世界ではIntegration(積算)と呼ばれる確立されたよく使われる手法です。
 
イメージセンサが大きい、一眼デジカメの場合、センサの実際の感度はコンデジに比べずっと高く、また、露出制限もほとんどの機種でありません。
また、明るいレンズが使えることもあって、星座や天の川、流れ星は割と簡単に写すことができます。
 

いて座と天の川 EOS40D Nikkor24mmF2.8開放 露出30秒@ISO1600 固定撮影 春野山の村にて
 
以前見せた写真で申し訳ないですが・・・・
固定撮影でも、いとも簡単に天の川がはっきりと写すことができました。星座はいて座ですが、コンパクトデジカメとは写りが全く違いますね。ISO感度は(CIPAの定義はちゃんと読んでませんが)恐らく、決まった照度の時に露出がどれくらいで適正露出が得られるかの基準であって(これはいろいろなカメラを使う上でとても大事)、
実際のセンサが持つ感度(S/N)を現している訳ではありません。したがって、天体写真の様な低照度の被写体の場合、同じISO感度設定であったとしても、カメラによって、上がってくる写真には大きな差が生じることが多いです。
一般的に一眼デジカメの場合は、ISO感度設定は400~1600程度にして、やはりRAWで撮影しておくと、良いでしょう。後処理でリカバリーできる面も少なからずありますので(色バランスやノイズ等)
あとは、実際に目で天の川が見えるくらい、暗い空の下で撮影するのが一番のポイントでしょうか。
 
最後に、赤道儀に載せてガイド撮影した例を紹介します。

いて座 FinePixS2Pro Nikkor50mmF1.8 5分@ISO400設定 獅子ヶ鼻公園にて。
 
古い写真を引っ張り出してきましたσ(^^;
ちと、構図も窮屈ですが・・
赤道儀という特殊装置が必要になりますが、その効果は絶大で天の川がしっかりと良く写っています。
ところで、このNikkor50mmF1.8はパンケーキレンズというにはちと合ってないかもですが、薄型の小さいレンズで良かったのですが、実際の星像があまりにも悪かったのでそうそうに手放しちゃいました σ(^^;
Nikkorは色収差がちょっと大きいレンズが多い気がします(特に旧式のマニュアルレンズでは)
 

カシオペア座と秋の天の川とペルセウス座流星群とついでにアンドロメダ大星雲(右下の)  
EOS KissDN(赤外カット改造) Nikkor24mmF2.8開放 5分@ISO400
 
タイトル長ッ (^-^;)
赤外カットフィルターを換装したデジカメを使っているので赤い散光星雲がほのかに写っています。
画面中央にあるこの星雲はかなり淡い星雲ですので、改造機でないとまず映らないと思います。
右下のアンドロメダ大星雲は、もちろん、ちゃんと写ります。
5分1コマですが、星々の海に埋もれてしまい、カシオペア座の星もよくわからなくなってしまいましたね (^-^;)
こういう場合は、ソフト系のフィルターを使って星がにじむようにすると良いと思います。
有名なのはコッキンのディフュージョンフィルタですね(ボクは持ってませんが・・)

こと座 Vixen VX-1 S.G800? PENTAX50mmF1.4→2.8(多分) ケンコークロススクリーンフィルタ仕様
 
また、クロススクリーンフィルターを使うことで、星に綺麗な十字線が出来ます。
これは大昔にフィルムで写したものなのですが、それでも割と暗い星にまで十字がついてます。
感度が良いデジカメだとちょっと回折十字が派手派手に出すぎるかもしれません・・・
あとフィルムが湿気で浮いてピンぼけになってるんですよね・・・コレ・・・σ(^^;
デジカメだったら、そんなことは起きないのですが~ (≧ω≦。)
 
いずれにしても、ちょっとした工夫は必要になりますが、星座写真は割と簡単に写すことができます。
しかし、星座写真も追求していくととても奥が深そうです。 
 
 
 
 
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コメント

No title

さっきベランダから昇って来るオリオンが見えたのでもう少し高くなったら撮影して見ようと今出たら一面の曇り、ちぇっ。

No title

UTOさん

星空撮影の方法を教えていただきありがとうございます☆
とても細やかに手順を書いていてくださるので
なんだか、できそうな気がしてきました♪

シンプルに撮ってみたいと思いました☆
自分で星が写せたら、また違う感動があるんでしょうね…きっと。
とても楽しみです(。→ˇܫˇ←。)
いろんなフィルターがあるのですね、やってみたいですゥ(*'-'*)

高知は台風の影響で、風ガツヨク、厚イ雲モみえます☆
また、どうしてもわからない、疑問がわいたら
どうぞ、教えてください(=´∇`=)。お願いします♪

No title

コンデジでの天の川写真、私もぜひ撮りたいと思っていてリコーのGX200を買ったのですがコンデジ界最長のシャッタースピードもあまりのノイズの酷さで生かせず。意気消沈で今期は撮影しませんでした。
しかしこちらの画像を拝見してまたむらむらと撮影したくなってきました!
一眼レフに比べると確かに不利でしょうが、何とか工夫して秋から冬の天の川をこの一眼レフの画像のように濃く撮影してみたいですー。

No title

私たちがずっと辿ってきた道ですね。
私もコンデジで天の川が写したくていろいろ買い換えてしまいました。
最近のものは高感度・低ノイズもだいぶ良くなったようですが、以前のものはISO400位にするともうノイズが消せなくなりましたね。
もう一度ISO100でチャレンジしたくなりました。

No title

メーテルさん、こんばんわ~
ぜひ、オリオン座撮影してみてください。
手軽に楽しめるのも固定撮影のメリットですよね。

No title

ろざりおさん、こんばんわ。
どうしても、カメラ三脚は必要になるのですが、
オリンパスペンでしたら、マニュアルモード(M)にして、明るい星でライブビューでピントを出してから、一番広角のレンズを使って30秒くらい露出してあげると、綺麗な写真が撮れますよ。
夏なら天の川もバッチリですし、流星群(12月半ばのふたご座流星群がおすすめです)の時は何コマも撮影を続けていると、流れ星もバッチリ写せます。
ぜひ、チャレンジしてみて~

No title

T-Fixさん、こんばんわ。
コンデジでは思った以上にノイズが乗るのでボクのG9ではISO100相当で撮影がやっとでした。あ、最低感度と書いてしまいましたが、考えてみたらG9はISO80まであるので一段上げてました σ(^^;
GX200ですと3分くらいまで露出できるのでしたっけ・・?
G9を買うときはやっぱりリコーのGRDigitalとはすごく悩みました~

No title

シュミットさん、こんばんわ。
最近のBSI-CMOS採用機は面白そうですよねー。
G9だと普段使いでもISO400はちと苦し~です。ノイズまみれ・・
ぜひ感度落として撮影にチャレンジしてみてください。

コンパクト&画質が良いミラーレス機も欲しくなってきますが・・・我慢我慢(笑)

No title

UTOさん

ありがとうございます♪
教えていただいた方法で、星を撮ってみます☆

タイトルの長い、(*"ー"*)あの、お写真
お気に入りです☆とっても贅沢な一枚です。
アンドロメダ大星雲の形、スゴイ☆デス。。。

No title

こんばんは。
G9でも星空を写すことができるのですね。

>コンパクトデジカメでは最低感度まで落としてRAWで撮影するのがBest

そうなんですか!初めて知りました!参考になります。実はコンパクトデジカメがほしいなぁと思っていまして、キャノンのこのシリーズはよさそうですね。

No title

ろざりおさん、こんにちは。
ぜひやってみてください。アンドロメダ星雲やプレアデス星団は固定撮影でも十分写せますので、ぜひチャレンジしてみて!

No title

健康奉仕さん、こんにちは。
コンデジだとセンサに余裕がなくて、感度をあげてしまうとノイズまみれになっちゃうんですよ。そこでやむなくという面がありますね~

CanonのGシリーズ(現行だとG12だっけ・・?)は、コンデジとしてはちょっと筐体が大きい面がちょっと残念ですが、ずしりとした質感といい、多彩な撮影機能といい結構いいですよ。

No title

今日のブログ書きました!!
問題なのでこたえにきてください!!
いつもがんばってください!!!

No title

星座写真をコンパクトカメラで撮るのは楽しいですね~、以前はCOOLPIX5000とガイドパックでよく撮ってました。
180秒まで露光時間を設定出来たので一応RAWでも撮ってみましたが、ダーク引きできなかったので(笑)結局JPEGでノイズリダクションしたものを数枚コンポジットするような感じでした。しかしそうするとフィルムの倍時間がかかるので、やめとこってな具合です。^^;

No title

さくらさん、どうもありがとうございます。
あとで見にいきますね。

No title

ふうまさん、こんばんわ。
コンデジでの天体写真ときたら、ふうまさんですよね!
CoolPix5000だと3分まで露出できたんですね。
G9だとRAW記録でもノイズリダクションはOFFにできないので、毎回実施。確かに効率は落ちちゃいますね。
でも機能や設定を駆使して工夫して撮影するのも趣味の醍醐味のひとつかもしれませんね。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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