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ブルーミング!

15年程昔、デジタル一眼レフカメラによる天体写真が花開き始めた頃、
冷却CCDカメラには、感度は高いが、ブルーミング(電荷がオーバーフローして星に見苦しい筋が花開く・・Bloom)してしまうNABGのCCDか、感度は低い(実質半分以下になってしまうという)ABG付きのCCDか、という選択をしなければなりませんでした。

もっとも、当時、天体写真用冷却CCDカメラで絶大な人気を誇っていたSBIG社以外、国内のビットラン社だとSony製CCDを採用し、ABG付きながら感度も高い!というオチがあったりしましたが・・・σ(^^ゞ
特にBJ-41LのICX285ALは後年同じCCDイメージセンサを採用したSXV-H9を愛用しましたが、感度も高く、低ノイズで使い勝手が非常に良いカメラでした。
ただ、自分が3台目の冷却CCDカメラを検討していた2000年当時だと、BJ-31L(IXC085)で、感度は高いとお使いの方からは伺っていたものの、それまで使っていたCV-04L(KAF400L CCDセンサ QEピークでも25%くらいしかない・・(´・ω・`)ショボーン)があまりにも感度が低すぎたことと、TaNaKaさんが300mmF4望遠レンズとPictor416E(KAF401E NABG)で数分で撮影したM8に衝撃を受けて、ST7E(NABG)を買ったのでした。


ブルーミング! イプシロン200 ST10XME(NABG) L画像 3分1コマ トーンカーブ調整のみ・・

さて、遠天写真展用に、と思って、M8を撮ったのですが・・・
明るい星に盛大に上下に筋(電荷が溢れた)が出ているのがおわかりになるかと思います。
これがブルーミングです(一部、カラム欠陥もありますが・・・)

ST10XMEはお借りしている機材なのですが、QEが手持ち機材の中では最も高いこともあり、個人的には気に入って良く使っているのですが、、、
うーん、やっぱり散光星雲に使うモノじゃないなぁ・・。

ブルーミングは、フィルターで消すことが可能なのですが、さすがに、ここまで発生すると、だめぽ (。・ω・。)
ST10XMEの真価は、長焦点でこそ、活かされると改めて痛感。

その他にも宇宙線ノイズや、カラム欠陥(SBIG製は回路系が弱いのか、なぜか増えていく・・ (-_-メ) )、もともとのノイズが大きいなどなど、いろいろと問題はあるのですが、でも、まぁ、そんな不満は吹き飛ぶくらい感度が良いので、愛用しています、ST10XME。

このM8も一応、仕上げてみようとは思っているので、またどこかでお見せできるかと思います。
ブルーミング痕がどうなるかお楽しみに!? (; ̄ー ̄A アセアセ・
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コメント

No title

そういやステライメージってデベイヤー等が弱いのは、あくまで冷却CCD用のソフトであって
民生用デジカメはおまけ、とか言ってる割にはブルーミング消したり、欠陥カラムを補間
したりという冷却CCDに必要な機能も不足してるな。他にPhotoshopやCCDOPS,あるいはCCDSoft
が必要に成るのでは、そっちを買ってしまうともうステライメージが必要無くなってしまうという…。
最近DSS64bitというのが登場したようで、こっちで処理したらもう要らなくなるように思う。

No title

> kob**995さん、こんばんわ。
確かに冷却CCDで必要な機能もちょっと足りてないですよね。
それでも、自動処理化が進んでいるので、使いやすいソフトなのかもしれませんが、、
DSSの情報、ありがとうございます!さっそくDLしてみよっと。

No title

こんなブルーミングが消えるのですか?
処理後が楽しみです。
消し方も教えてくださいね。

No title

> GENTAヽ(^o^)丿さん、こんばんわ。
L画像だけだとちょっとキビシイと思いますがRGB画像も撮ってますので、なんとかなるんじゃないかな?とブルーミングだけなら楽観しています。
ただ、最近、カラムがひどくて、こちらの方が補正しきれないかもしれないので、そちらの方が問題かも、、、

No title

この程度までのブルーミングならきれいに消えると思います。
私もSTL-6303Eで大量のブルーミングを発生させています。
私はTANAKAさんのABFilterを使ってます。きれいに消えますね。
でも、散開星団などは手に負えないです。スバルなんか撮ったこともないです。

No title

> やまちゃんさん、こんばんわ。
ABF、懐かしいですねー。最近は専らDebloomerだったのですが、使ってみようかなぁ。
この画像ではM8中心部の近くの星のブルーミングと、右の明るい星のやや右上にある2つの星がブルーミングしているのがキツイかなぁ・・という感じがしましたが、頑張って処理してみます。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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