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7/10の火星 ToupCam編

今晩も晴れ間があれば、と思っていましたが、生憎の曇天。
早々に望遠鏡は片付けました。

さて、昨晩、取り急ぎ、QHY5III178Cによる火星を紹介しましたが、ToupCam モノクロカメラでの撮影も行っています。

火星 7/10 23:13分頃 オライオン30cmF4反射望遠鏡 パワーメイト5倍 ToupCam CMOSビデオカメラ(WebCam)

カラーカメラだとてんで模様が写らなかったのですが、モノクロカメラで三色分解してみると、多少は様子を伺うことができますネ!
画面左側の方は、ダストストーム、大黄雲でしょうか。ただ右側はやや晴れ間があるのか模様が見えているように思えます。


火星 IR84フィルター 23:18(ファイル記録時なので、実際には撮影開始時23;16の撮像 90秒スパン)
オライオン30cmF4反射望遠鏡 パワーメイト5倍 ToupCam CMOSビデオカメラ(WebCam)

ダストストーム自体はやや薄くなりつつあるのでしょうか?IRフィルターを通して撮像した火星像には実に複雑な紋様がみてとれますね!
また、ToupCamは近赤外領域のQE(感度)が高いこともあって、若干の苦しさは感じますが、IR84での撮影でも支障がほとんどありません(ASI120MMでは縦縞問題で苦労してました・・・⇒QEが低い、ゲイン高め、縦縞ノイズが出る、という悪循環・・orz。ARO130も縦縞は皆無ではありませんが、ToupCamはゲインが低い分、目立たず、QE向上分、映像品位が高いと感じてマス・・)
人気のASI290MMと比べても、この帯域での感度は、ToupCamの方が上だと推測します。
良いカメラ買ったなぁ・・と個人的には満足。
もっと高い評価を得てもいいカメラなのになぁ・・

自分も、当初の予定ではやっぱり、QHY5III290MMを導入する計画だったのです・・・。が、まぁ、ローコスト、高性能カメラ(一番の決定打は画素ピッチ3.75μmがオライオンで、DSOを撮るのにベストマッチだったからですが・・)
QEもIR領域では、IMX290よりも、高い、と判った段階で、IMX290よりも、ARO130センサを採りました。
あくまでも、DSOの撮影にIMX290より好適であった(Hα線のQEがより高い、近赤外領域まで含めたL画像で考えれば・・さらに・・(゚A゚;)ゴクリ)と、いうのが一番の理由ですが、惑星も、なかなかやるのではないでしょうか。
もっとも、惑星撮影は、拡大率等、選択肢が多いので、自分の環境・スキルでは、3.75μレベルならなんとか(ASI120MMの経験もあり)対応できるので、そのレベルで最適化されているだけなのかもしれません。
もっと、細やかに調整していけば・・って、惑星画像処理、シビアDeath・・・orz
画素ピッチが細かくなれば、なるほど、細やかな設定が必要なような・・・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ベテランの方が、カメラを変えて設定ガー・・と仰ってるのが良く判りました・・・。

星雲写真だと、割と、こう定量性というか、決まったルーチンを厳守するのが大事かな、と思ってますが、惑星写真は、シンチレーション等の状況に応じて、処理パラメータも変えないとだめ?なんというか、アクティブ、というか、動的なパラメータ変更が必要で、それには、経験が必要なんだろうな、とおぼろげに感じました・・?
(実際どうなのかは判りませんケド・・ ^^;A)

IRGBによる火星

ウエッジプリズムは持ってないので、LRGBは低空の惑星ではナンセンスですからね。
純粋な、三色分解合成カラーです。ただし、Rchは、IR84ですけど。
自然さは、RGB合成ですけど、IRGB合成も特徴が良く出ていて面白いですよね。
IRで良く写るということは、ひょっとしたら、ダストストームも薄くなってきてるのかも?と、ちょっと期待。


おまけ? QHY5III178C カラーCMOS ビデオカメラによる火星

ToupCamの結果を受けて再処理しました。
やっぱり、ちょっぴん(ちょっとピンぼけ w)だったようで、その点も踏まえていつもよりもPSFを大きめに(Waveletの下段のパラメータを強く)想定することで、若干は模様が出てきました。

ウエッジプリズムがあれば、OSC(ワンショットカラー)での撮影でも十分かもしれませんが、でも、やっぱりIR領域での写りを見ると、個人的には、モノクロカメラ、フィルタワークの方が性に合ってるのかもしれません。




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コメント

No title

やはり今の火星を撮るにはIRパスフィルターが必需品ですね~。普通のカラーフィルターを取り換えて試しましたが全然効果がありませんでした。確かに今の惑星屋さんはASI290MMを使っていらっしゃる方が多いのですが、ToupCamを使いこなせたらその方がお得ですね!

No title

UTOさん、おはようございます。
『人気のASI290MMと比べても、この帯域での感度は、ToupCamの方が上だと推測します』....早く言ってよー。ASI290MM買っちゃったよー(笑)
ASI224MCで頑張ろうと思っていましたが、我慢できませんでした。
後気になっているのが、IR742フィルターです。

No title

> ☆シュミット☆さん、こんばんわ。
火星にIRフィルターはやっぱり効果が大きくて楽しいですよ。
ToupCamですが、FireCaptuerで使えるので、別段難しいことはないです。ちょっとゲインが低めなので、最初、ASI120MMと比べると戸惑うことはありましたが。慣れちゃえば(2回目以降は)問題なく、映像品位は格段にToupの方が良いです。

No title

> のんたさん、こんばんわ。
おぉ、ASI290MMご購入おめでとうございます!!まぁ冷却CCD使いにはワンショットカラーだけじゃ我慢できんのですよ (; ̄ー ̄川 アセアセ

なかなかIMX290そのもののQEグラフは見かけないのですが、IMX183
https://www.ptgrey.com/blackfly-s-color-200-mp-usb3-vision-sony-imx183
のグラフを見ていると、700nmではQEは45%くらいしかない・・対してAR0130は65%!はあるので、赤外領域での感度差は大きいかも?です。
STARVISはBSIにしてはなぜか近赤外領域の感度は抑えてあるんですよね、、写真用としては正解で、どうもコンデジ等の路線から派生してきた特性な気がします。
AR0130は車載狙ってると思うので、赤外が高めです。

IR742はいいですね。ポチってしまいましょう?Astronomikでしたっけ?LRGBも揃えれば完璧ですね。うん。

No title

BaaderにはIR-Passフィルタ有るですよ。これで惑星ではなく系外銀河を撮ってるです。
G/R(Hα)/IパレットでやってるけどGの代わりにCyanが欲しい。Hαも切れ過ぎで
系外銀河には暗いので12nmあるいはもう少し広いフィルタが欲しい。

No title

> kob**995さん,こんにちは。
Baraderには半値幅30nmのHαもありませんでしたっけ?
Cyanフィルターは彗星のイオンているに威力を発揮するので、昔、KUPOの激安干渉フィルタ
http://www.kupo.jp/filter5.htm
で、ItarianBlueだったかBrilliantBlueだったかを買って、スライド式フィルターに組んだこともありました。
系外銀河撮影用としては、赤外スルーのR60フィルタが欲しい(一応、過去のTTL社製Rフィルタを使えば良いのですが)のですが、フィルタ厚がまちまちなので混在が難しいんですよね、、結局のところ・・

No title

> kob**995さん、そういえば、系外銀河撮影用として、L-CMY合成も試してみたいと思っていた時期もありましたが、、、(^^ゞ
銀河には向いていそうですよね。散光星雲だとちと難しい気がしますが・・。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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