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ALICEIⅡ-291

少し前から、Amazonで、IMX291のカメラが安価に販売されているのが気になってはいました。

IMX291は、惑星写真で人気のあるIMX290と同等のセンサーで、DOL (Digital Overlap) -WDR機能非搭載の廉価版です。
とはいえ、それ以外は同等なので、裏面照射型のSTARVISセンサーのカメラを破格で入手できることになります。
ちょっと悩みましたが、まぁ、悩むよりポチってみようホトトギス。
と、いうわけで、買ってみました。


昨今のCMOSカメラは、オンチップADCを備えている為、基本的にはセンサー単体でほぼ完結してしまいます。
あとは、USBコントローラがあるくらいでしょうか・・
至ってシンプルで、基板サイズは想像していたよりずっと小さかったです。

ドライバ類はありませんが、UVC規格に対応している為、Windows10環境下では、ドライバ無しでも、認識して使用することができます。

レンズが付属していますが、こちらもM12規格で規格化されているものだそうです(遠天のyamamotoくんに教えて貰いました)。
だいぶ前の、Philips製ToUcam用のアダプタが各社から発売されていたことがありましたが、これがまんま使えます。
エドモンド社からも、M12-Cマウント変換などアダプタが出てますので、これらのアダプタを使えば、スケアリングなどの問題は発生し難い上、強度も十分確保できそうですね。

レンズを外せば、裏面照射CMOS IMX291がお目見えします。

試しに使ってみたところ、残念ながら、露光時間は最長でも、1/4秒。
うー・・ん、ELP社のAR0130カメラを使ってるyamamotoくんやネットでググった感じでは、1/2秒露光まではいけるかなーと期待はあったのですが・・・

どちらにしても、超秒露光はできないので、今回は手持ちのプラケース(10年くらい前に買ってたもの)に手持ちの余りパーツを使って組み立てることにしました。
ただ、ネジだけはM2でないとだめそうだったので(M3ネジなら沢山あるのですが・・)、ホームセンターで買ってきました。

相変わらず、工作ニガテ・・・
ハンドドリルで穴開けて、ヤスリで削ったりして、なんだかんだで、4.5時間かかったんじゃないかなー・・
日曜日の午後を2回ほど使ってなんとかALICEⅡ-291完成です!

ただ、穴位置がずれたままだったりしたせいか、漏れ光を拾って?盛大にシェーディングが発生してました・・
うーん、もしかしたら、取り付けてあった3.5mmレンズ用の補正データを保持しているのかも・・?まさかねぇ・・

キャップしてダークをとった時の画像。256枚ほど平均化してあります。
リング状のシェーディングが見られますね。
うーん、周囲が明るいのは漏れ光の可能性もありますが・・・

この明確なリング状のパターンは、撮像時の設定が悪くて無理なエンハンスがかかってビット落ちしているのかも・・?
まぁ、このカメラに限ったわけではないのですが、CMOSカメラはクセがありますので、使いこなすには一筋縄ではいかないかもです。

制御は、SharpCapがいろいろな設定を変更しやすく、使いやすいと思います。
最長露出1/4秒ですが、そこは流石のSTARVISセンサ。思ったよりも写ります。


オリオン座大星雲 M42 オライオン30cmF4反射望遠鏡 with ビクセンレデューサR使用 IDAS-Lフィルタ(赤外カット) 1/4秒×1300コマほど

写りは良いのですが・・・例のリング状のシェーディングがどうにも取り切れず、綺麗な写真にはなりませんでした(;´д`)トホホ…
撮影時の設定をもっと追い込むことで、もっと良い結果を得ることはできると思います。
が・・・まぁ、最長露出1/4秒のカメラですから、そこまで力を入れるほどでもないかなー・・・

ガイドソフトとしては、PHD2から認識・撮像できることを確認しています。
このM42の作例から考えてもかなり暗い星までガイド星として使えそうな気もします。

惑星撮影用にも使ってみたいと思いますが、慣れてきたFireCaptuerからは制御できない・・?
まぁ、せっかく作ったカメラなので、惑星撮影もおいおい試してみようと思ってます。













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コメント

No title

「悩むよりポチってみようホトトギス」!
なんという恐ろしい呪文(笑)

ともあれ、安価なパーツを組み上げる技量に脱帽です。
リング上のシェードがあるとは言え、M42の解像度には「ええッ!」と声が出ちゃいました。

No title

> あぷらなーとさん、こんばんわ。
惑星撮影用券ガイドカメラ用としてもう少し詰めてみようと思います。
ALOCE-Ⅱは暗視用カメラを殻割りした基板だと思ってますが(知人からの譲渡)、IMX291はそこまで頑張るものでもないかなーと思いました。
せめて、ALICE-Ⅱと同様に10秒まで露光できれば・・・
こういうのは、セキュリティ用カメラから基板を抜き出ししかないのかなぁ・・
でも、Amazonにも超安価で魅力的なCMOSカメラがあったりするので、1万円以下だと、ポチってみようホトトギス、という気持ちになってしまいますね (; ̄ー ̄A アセアセ・
非球面アイピースも大活躍中ですしー。バローレンズも気になる製品がちらほら、、です(; ̄ー ̄A アセアセ・

No title

ガイドカメラや電子ファインダー用カメラとして使ってみようかと思いました。もう少し長時間露光ができるといいですね。PHD2で接続するときは、どのドライバーを選択すればよいでしょうか?

No title

> あんとんさん、こんばんわ。露出1/4秒はちと短いですね。Amazonの安価なカメラの中には、1秒露光まで可能と明記してあるカメラが4000円弱であるので、電子ファインダー兼gガイドカメラにはこちらの方がいいかもです。センサが何かわからない点がちと不安ですけどね。
3.2μ□で2MPだとセンササイズもちょっと大きい計算。

PHD2、どの設定だったかあとで度見てみます。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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