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Teleskop Service PHOTOLINE 152mmF8

AM中に用事を済ませて、午後から、オライオンのミラーを清掃する予定だったのですが、肌寒い曇り、ということもありモタモタしているうちに、仕事疲れからか、なんだか眠たくなり・・
ちょっと昼寝しよう・・と思ったら、爆睡してしまって、この時間 _| ̄|○ il||li

さて、Teleskopは先日紹介したImagingStarの他にも面白い望遠鏡があります。

TS-Optics PHOTOLINE 152 mm f/8 Triplet APO - 3,7" RPA focuser

INSTEAD 3.360,50 EUR
only 2.936,97 EUR

この望遠鏡が面白いところは、FK61 EDレンズを使用した上で、3枚玉構成のうち1枚に、最近話題の?ランタンガラスを組み合わせている点です。
それで、S-FPL53 SDガラス採用機とほぼ同等の性能を有しているよ、と説明にはあります。

うーん、ちょっとググったのですが、ググり方が難しく、ランタンガラスの特徴などははっきりとは把握できませんでしたが、EDガラスと同様(と、いうか逆の受け側とでもいいますか・・)に異常分散特性を持ったガラスの様です。

以下は自分の幼稚な理解なので話半分に聞いて欲しいのですが、
例えば、アクロマートレンズは、BK7(凸)とF2(凹)という2枚のガラスから成り、色消しレンズを構成します。
凸レンズのBK7のKはクラウンガラスを示しており、高屈折率ではあるが波長依存性を示すアッベ数は低い(分散性が高い)
反対に凹レンズのFはフリントガラスを示しており、屈折率と分散性が低い。
この2つを組み合わせて、各ガラスの特徴を打ち消すことで、色消しレンズが成り立つわけですね。

・・大学の2回生~3回生の時に授業で学んだはずですが、あんま身についてないなぁ・・。
理解しきれてないことを説明できるわけないですね・・m(_)m

ちなみに、大昔のスリービーチさんでは、BK7にSF2(重フリント)を使った望遠鏡をセミ・アポクロマートとして販売していたこともありました。
SF2は、AD-VIX AV102SSでも使われていたと思います。


で、さて。実際の特徴が分からなかったので、はっきりとは言えないのですが、ランタンガラスはフリント系ガラスとしては異常分散特性を持っているということです。クラウン系では、EDやUD等の愛称?がありますが、、、
ランタンフリントでは、特に愛称は無いのかも。

異常分散特性という点に着目して、おそらく望遠鏡として最初にランタン系素材を使ったのは、ミザールじゃないかなー・・

天文ガイド1997年 広告より

凹凸とも低分散、異常分散性を兼ね備えたSDレンズを使用した、とあります。前述の様にランタンガラスはSDと同様に異常分散性は持ちますが、クラウンガラスとは真逆の性質があるので(で、ないと色消しにならない)、
SDと呼称するのはオカシイんですけどね・・(^_^;)
この頃は、MIZARの末期にあたり、それこそBORGやVixenに人気を取られてしまっていましたので、この特徴的な機体は、かなり生産数も少なかったのではないでしょうか・・・。
ここ2年ほどかな?笠井トレーディング取扱製品SEDシリーズでも、謳っている様に、スーパーアポクロマートと呼んでも良い、卓越した性能だったのかもしれませんね。


あとは、数年前に田中光化学工業さんでも取り扱っていたi-StarOpticsの大口径屈折望遠鏡シリーズにも、ランタン系素材が使われていました。

こちらの方は、口径14cmF12と16cmF12屈折望遠鏡にランタン素材を使っていました。(現在は恐らく販売停止)
クラウンガラスの方は、通常の光学ガラスですが、凹レンズ側にランタンガラスを使って、色収差を抑制していたのでしょう。
ちょっと興味はあったのですが、F12と暗いことと、性能の割には高価(14cmで3500$超だった覚えがあります)だったのもあって、やっぱり琴線には触れるんだけど・・・といったところでしょうか。

アポクロマート望遠鏡(3群3枚)
モデル
LTT 140-12
CFT 152-8
APT 155-8
LTT 160-12
APT 176-8
SAT 180-12
有口径
140mm
152mm
155mm
160mm
176mm
180mm
F値
12
7.8
8.0
12
8
12
焦点距離
1680mm
1185mm
1240mm
1920mm
1410mm
2160mm
主なガラス
ランタン系
フローライト
EDレンズ
ランタン系
EDレンズ
EDレンズ
価格(税別)
\504,000-
\1,302,000-
\892,500-
\777,000-
\831,000-
\1,029,000-

田中光工業さんのHPより抜粋

14cmのLLT 140-12についてはタナ光さんで、デモ機を中古として放出していたので、覗いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね?
15cm超級の屈折望遠鏡は珍しいし、LLT160-12あたりだと価格メリットもあったと思いますが、ED使った176mmF8があるなら、そっちの方が・・(^_^;)

で、17cm超ということで、当時のMeadeの178EDはいかほど?
と思って、見てみたら


天文ガイド 1993年頃の広告より

178ED鏡筒が、52万8000円!やー・・この望遠鏡、2枚玉、FPL-51なので色収差は残ってるのですが、このお値段なら、ちょっと食指が動いちゃいますね。
焼津のロンキーさんがお持ちでよく見えるということでした。実際、2003年に火星接近で拝見させて頂いたことがあります。あの時は、どちらかというとNGT-18(45cmホースシュー反射)で見たインパクトが強すぎて、どうだったかイマイチ思い出せませんが・・ (^_^;)
O本さんのALTER-7P、ミュートンさんのミューロン180と共に18cm対決したはずなんですけどねー。
マクストフは外気温の変化に弱く、また結露したり、と、お山では性能を発揮できないなー・・と思ったのは覚えてるんですが・・(ちなみにO本さんのご自宅でALTER7Pで拝見した土星はめっちゃ凄い切れ味でした・・。未だにこれを上回る土星は見てない・・)

15cmEDだと、TeleskopのPHOTOLINEとほとんど同価格かな。
で、性能は間違いなく、PHOTOLINEが上、と。(まぁ、物価上昇とか考えてないですが、日本だとこの30年程は横ばいでしょうし・・)

それにしても、Teleskopは、フォトラインとか、イメージングスターとかカッコいいネーミングつけてくますね。

さてさて。新旧とりまぜて、わけが分からなくなってきましたが。
屈折望遠鏡ネタでした。


さて、昼寝から起きてみるといいお天気。

しかし、この後(ってか、もう今?)曇る予報・・・
うーん、オライオンの光軸調整も怠ってしまったし、月もあるし・・・。疲れもあるし、で、今日はパスかなぁ・・
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コメント

No title

ランタンガラスですか。 懐かしいですね。 放射能レンズです。 わがコレクションにも何本かあります。 まさかいまどきのランタンガラスは放射能は出さないでしょうけど。

No title

> 元栗畑の住人さん、こんにちは。
なんとそうなのですか!

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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