晴れませんねぇ・・。このまま梅雨入りでしょうか・・(´・ω・`)
さて、5/24,25で撮影したネビュラブースターNB2-PMによるM16、ようやく処理してみました。
この日は半月よりも大きな月が、ナローバンドを撮るにしても、比較的近く、やぎ座にありました。
ステラナビゲータ10にて(・・ステナビ11買ってるけれど未だ入れてナイ・・ ^^;)
これくら離れていれば月があっても十分に撮影できてしまうのが、ナローバンドフィルタの素晴らしいところです。
しかし、NB2-PMは、長波長側は半値幅19nmとやや広いので、月明かりには若干、弱くなります。
とはいえ、これだけ写っていれば全く問題がないこともお解りになるかと思います。
Hαは輝線強度が大変強い為、この半値幅でも問題がありません。
Astro-Duoフィルターだと30nm近い半値幅になるので、月夜の撮影はややキビシイかもしれません。
こちらは、Greenフィルタと併用することで得られたOⅢ単色像になります。
OⅢは波長が短いこともあり、S/Nの確保がやや難しい面があります。
しかも、NB2-PMでの半値幅は21nmと若干広めです。そのせいか、半値幅6nmといった、ネイティブOⅢフィルターと比較すると若干、コントラストが低い印象はあります。
しかし、月がある中で、これだけ写ってくれるので、十分にその機能は果たしていると思います。
この様にIDAS ネビュラブースターNB2-PMは、冷却CCDカメラ用の三色分解合成フィルターと併用することで、HαとOⅢの単色像をそれぞれ得ることができて、まさに一粒で二度美味しい♪オトクなフィルターです。
ただ、先にも書きましたように、このフィルターは、デジタル一眼カメラを始めとする単板カラーカメラと併用することで、ワンショットAOO撮影ができ、カラーカメラで最大限の効果を発揮すると思います。
しかし、輝線強度が強いHαとOⅢの半値幅がどちらも20nm程でほとんど変わらないので、星の色バランスには苦労することになるかもしれません。
ワンショットAOO画像を得るには、Hα側の半値幅が広いAstroDuoフィルターの方が、Hα輝線のコントラストを弱め、星の光を多く通すことから、扱いやすいと推測できます。
ただし、月明かりの下で撮影する場合には、やはり半値幅が狭いネビュラブースター2に軍配があがると思います。
最後にAOO合成して仕上げてみました(大きい画像は
こちら)
うへー、AOO合成、久々にやりましたが、めっちゃ難しい・・・。
特定色域の指定で、色相をいぢろうかと思ったのですが、なーんかうまくいかないというか・・
ナロー2色で作画しているから、中間色が無いようなものですから、特定色域・・ではうまくいかないのかも?ステライメージのLab色彩強調で青を強烈に上げてなんとか作画。
でも、ちょっとわざとらしい?上2つの画像を見比べる限り、OⅢ部分の青色は妥当性はありそうですが・・。
あと、CFW-8の接続がやはりガタガタだった模様で、謎のガイドエラーのコマがあったりするのは、まぁ、いいとして、スケアリング不良を引き起こしていました _| ̄|○ il||li
さて、NB2-PMは、X-E1との組み合わせでのワンショットAOO撮影ももちろんやってみるつもりですが、先の記事に書いた様に、ST8300M用のリーズナブルなHα&OIIIフィルターとして活躍して貰う予定でいます。
NB3-PMがあれば、SⅡも撮れてHubblePaletteもできますが・・・(゚A゚;)ゴクリ
また、ワンショットカラーカメラとこの2種類のフィルターを組み合わせることで、高効率ナローバンド撮影が可能になります。
もちろん、NB2とNB3で撮影した画像を一旦、R,G,B画像に分けて、
Hα:NB2 R画像
SⅡ:NB3 R画像
OⅢ:NB2(B+G)+NB3(B+G)
といった3枚の白黒画像を作製し、再度三色合成を行う必要がありますが、波長が短くS/Nが得にくいOⅢ画像が、この2枚のフィルター+カラーカメラの場合、超高効率で撮影できることがお解りになると思います。
というだけのことはあって、このフィルターのおかげで、ワンショットカラーカメラの魅力がさらに増してきますね。
ううん、QHY294Cが欲しくなってくるなあ・・ (; ̄ー ̄川 アセアセ
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