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天文ガイド8月号入選

今日も、浜松は雨・・
思ったよりも早く降り始めて参りました。(傘は車に置きっぱなし・・)

さて、本日は天文雑誌の発売日でした。
星ナビはまたしてもゲキチン (´;ω;`)ブワッ
でも、天文ガイドには、なんとか、観測の部で滑り込みました ε-(´∀`*)ホッ
M17NIR.jpg
近赤外光によるM17 イプシロン200 アストログラフ ST10XME冷却CCDカメラIDAS TypeⅣ LRGBフィルタ+SC70(クリックでフォト蔵)
近赤外光で3食分解合成してみましたが、可視光とほとんど変わらないイメージでした。
変光星と思われる紅い星が散見されます。

可視光とあまり変わらないイメージだったので、期待してなかったのですが(笑)なんとか入選してくれて良かったです。
スライド式フィルターでの運用になるため、寝不足覚悟での撮影だっただけに、大変でした(主に翌日の仕事が 笑)、苦労が報われたと思います。

ST10XMEのKAF3200ME CCDイメージセンサの大きな特徴は、極めて高いQEと、近赤外線への高い感度です。
SXVR-H694のICX694ALGも良いセンサなのですが、近赤外線領域ではST10XMEに軍配があがります。また、エアリーディスクは近赤外線ほど、肥大するので、ST10XMEの6.8μ□という今となっては大き目の画素ピッチは、極めて効率的に被写体からの光を捉えることができます。

さて、散光星雲は近赤外線領域でもいくつかの輝線を発しています。具体的にはSIII 953nm、パッシェン系列の水素輝線 820nm、713nmのArIIIは惑星状星雲だけだろうか・・?
この写真の青色成分は、輝線もありそうですが、反射成分もありそうに思えます。
これを確かめるには、NIR領域のナローバンドフィルターが無いとはっきりとした判断ができません。
いずれにしても、イプシロン200とST10XME、IDAS typeⅣ+SC70の組み合わせは興味深い宇宙像を見せてくれます。
今後も、この組み合わせでいろいろな天体を狙ってみたいと考えています。

Tezさんが作成してくれたASCOMドライバで、ToupCamもダークが潜らなくなったので、AR0130センサーで惑星状星雲のNIR三色分解合成も面白いかもしれません。

さて、天文ガイド本命は、こちらでした。
n4605.jpg
おおぐま座にある色彩の美しい銀河です。

マイナー銀河リストもとうとう底をついてしまいました。NGC4605も小さいながらも、美しい色彩という特徴を持っているので、今回、天文ガイド本命のつもりで応募しました。が・・敢え無くゲキチン。もっとも、季節外れになったのは否定できませんが・・。
入選できるような?目ぼしい天体は取り尽くしてしまったので、今後は銀河巡りとして、地味めな銀河を撮影していく予定です。その中でコンテストに応募できる被写体があれば良いのですが・・
なかなか難しいかな・・。まぁ、コンテストのために撮影している訳ではないので、撮りたいものを粛々と撮影していくつもり・・です。

M98.jpg
夜半から望遠鏡を西向きにし、ひと晩1対象で撮影してみました。
それにしても美しい渦巻銀河です。

Sb型銀河。個人的には割と好きなんですけどねー。星ナビ誌〆切の20日を過ぎていたのもあるかもしれませんが、、、すでに季節的に銀河の時期ではないのもあって(?)、ゲキチン。

m88m91.jpg
メシエ天体2つを同視野に収めてみました。

星ナビは、こちらも応募していました。まぁ、バランスが悪いので、落選仕方なし、でしょうかね。
画面下にある青い銀河が印象的です。
M91、なかなか撮影する機会が無いので、撮ってみました、というのもありますが・・
もう少し、M88,M91の色が綺麗に出てくれればな、とは思いました。SBIGのLRGBフィルター、なかなか思うような色が出せずに苦労しています・・(;´д`)トホホ…

n3621.jpg
やや低空ですが、視直径10'と銀河としては大物です。透明度の良かった2月分のデータで仕上げました。(4月撮像分はボツ・・)

オライオン30cmでも撮影はしてあって、本音で言えば、ハイブリッドで仕上げる予定でした。
しかし、南に低いこともあり、オライオンでの撮影結果は、イプシロンに劣る程度の画質しか得られていませんでした・・。
そのため、今回は、イプシロンでの画像のみから仕上げてブラッシュアップしてみましたが・・・
ちょっとインパクト、ないですかね・・

n5078n5101.jpg
南低空の天体ですが、美しい銀河です。

やや低空に位置するため、なかなか綺麗には写せません。そういれば、昔、15年ほど前でしょうか・・。
スターフォレスト美園で撮影していた時に、グレーテルさんがNGC5078を撮影されていて、それで面白い!と思ったのでした。懐かしいデス・・。
低空なのもあって、星像甘め。まぁ、落選しても仕方ないですね、、、


季節外れになってしまったとは言え、銀河作品が全てゲキチンだったのが残念といえば残念です。
その一方で、だめだろうなーと思っていた、NIRでのM17は、まさかの入選。
苦労して撮った天体だけに、やっぱり嬉しいですね。
撮ってみたいと思っていた天体が、こうしして入選してくれるのは、やはり苦労が報われたという気持ちになります。

結果はどうあれ。
また頑張っていこうと思っているところです (`・ω・´)ゞ








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コメント

No title

月末が〆切というか審査らしいですが、月末が休日の場合は前にずれるのか、後ろにずれるのか?
それにしても系外銀河の枠が少なくて、系内星雲と星景写真だらけ。星景写真は天文雑誌でやらなくても
朝カメ・本カメとかの一般誌の守備範囲じゃないかな。系内星雲も毎年同じのばっかり、大きなメシエ天体
ばっかりで飽きてしまう。
天文誌なんだからもっとDeep Skyやって欲しいと思う。

Re: No title

>kaz1995kobeさん、こんばんわ。

この間のCANPの話だと、月曜日は拾うような話をされていたと思いました。

銀河は、まぁ、8月号と考えると仕方ないかなーと思ってます。南半球遠征される方が多いので、最近、この時期は南半球作品が多いですねー・・・。

星景も天体写真のジャンルの一つなので、カメラ雑誌でも展開するなら、天文誌でも力を入れるのは、天文普及の観点からは個人的には賛成だったりします。
ただ、天文ガイドでいう観測の部的なものも星ナビにも欲しい気がします。

おめでとうございます!

こんばんは!
まーちゃるです(^-^)

天文ガイド入選おめでとうございます✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。
この時期は南半球遠征組とかぶるのでなかなか難しい中お見事です!
僕は今月両誌とも撃沈でした(ノ∀`)タハー

早く梅雨明けしてくれないと弾が無くて困ります(笑)

No title

入選おめでとうございます。
独自のアプローチとコンテスト入選という、2つを両立させてしまうところが素晴らしいですね。

近赤外エリアのカラー撮影、ぜひ色々な天体で拝見してみたいです♪

Re: おめでとうございます!

>まーちゃるさん、こんばんわ。

どうもありがとうございます。
まーちゃるさんの腕前を持ってしても撃沈でしたか・・
他の方の入選作を見ても、レベルが高くなってきたなぁと思ったり、工夫しないと駄目かな?と思ったり。。
なかなか厳しくなってきてますよねぇ・・( ̄  ̄;) うーん

それにしても、ホント、晴れて欲しいですね。
とりあえずモノになるか判りませんが、40cmドブのM57をちまちま選別ちう・・

Re: No title

> あぷらなーとさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます。

これまでいくつか撮影してみましたが、どうも、700-780nmと、850nm以上の領域での輝きが強いようです。
反射星雲と一緒だとさらに面白さ倍増しそうなので、また被写体を選んで撮影していきたいな、と思っているところです。

VixenのFL80Sは近赤外でもかなり色収差補正頑張ってたんですけど、GENESIS SDFではちょっと無理だろうなぁ・・。
http://photozou.jp/photo/show/2183755/262280520

イプシロン160ないし130が欲しいこのごろ・・^^;

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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