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天文ガイド10月号入選

本日は、天文雑誌の発売日ですね!
ただ、本業の方も忙しく、嫁さんの演奏の練習日でもあることから今日は、本屋さんに行けませんでした。が、知人からのメールのおかげで、入選を教えて貰いました(感謝!)

M57 天文ガイド2019年10月号入選作
天文ガイド2019年10月号入選作 環状星雲M57(大きい画像はフォト蔵)
SkyWatcher40cmGotoDob パラコアⅡ 光映舎Hα(半値幅15nm) 1秒×615コマ
RGBはオライオン30cmF4+MPCC SXVR-H694にて撮像。

40cm電動追尾ドブソニアンによる撮影ですが、口径のおかげか?これまで自分が撮影した中では最もディテールが出てくれました。 

光映舎のHαフィルタを使用して40cmドブでラッキーイメージングで撮影しました。
40cmドブの追尾精度は決して良いとは言えませんが、それでも口径40cmの威力はたいしたものです。
選別に非常に苦労させられますが、それでも、これだけ写ってくれれば、まぁ、やってみる価値はあるのかな、と思っています。
雑誌を見てないので、地味にどんなコメントだったのか気になりマス・・^^;


星ナビの方は、またまた落選・・(;´д`)トホホ…
M16 2態
M16 2態 イプシロン200 ST10XME 冷却CCDカメラ
上:NebulaBooster+RGBフィルタによるAOO合成
下:IDAS type4 LRGB+SC70による近赤外線三色カラー画像

ネビュラブースターNB2-PMとRGB干渉フィルタを併用して得られたHα,OⅢ単色像を得てAOO合成した輝線によるM16。
IDAStype4フィルターとSC70で近赤外線で三色分解撮影したM16です。
同じ被写体でもまったく違う天体の様になるところに、フィルターワークの面白さを感じます。

うーん、まぁ、ネタモノといえばネタモノなのですが・・
落選してガックリ。

IDAS Type4LRGB
IDAS社のType4LRGBフィルターは大変チャレンジングなフィルターで、ご覧の通り、可視光だけではなく、近赤外線領域にも透過バンドがあるマルチバンドフィルターです。
フジトリアセテートSC70と併用することで、近赤外領域で三色分解できることが特性図から判ります。
近赤外線領域で三色分解撮像・カラー合成ができるフィルターは世界的に見ても非常に稀ではないかと思います。
ただ、NIR領域での輝線はかなり弱く、とりわけ、Gフィルタ、750-850nmの領域は、パッシェン系列の水素輝線があるにはあるのですが、非常に弱い。
そのため、青紫系の発色になることと、波長が長くなって(分解能が劣って)いる分、100nm程度のバンド幅ではあまり、映像の差異が出てこない?ようで、実際の生データではほとんど色味がありません。彩度をかなり強調しています。
・・・あんまり気にしてなかったのですが、Rフィルタは、Type3と同じく紫外線領域も透過させるトリプルバンドフィルターですね。ただ、Type3よりもう少し効果を弱めた感じでしょうか。
M16 ネビュラブースター2

一方で、ネビュラブースターの評価ですが、OⅢ側で半値幅21m、Hα側で、半値幅19nmだったかと記憶しています。
NB2_NGS1_Chart.jpg
純粋なナローバンドフィルターに比べると、半値幅が広めな分、星が思いの他、写ってしまいます。
この特性は扱いやすい面もありますし(たとえば、純粋にRGB撮像した画像と混ぜやすい、デジカメでは背景光が上がり易いため、適正露光に設定しやすくなる・・など)、純粋に輝線を抽出するという観点からは、やはり20nmもあるとなると星雲のコントラストが得にくい。
もっとも、十分な性能はあるのは確かで、ST8300Mでも使ってみたい(φ36mmのナローバンドは持ってないので)

落選は残念でしたが、IDAS type4LRGB+ST10XMEによる近赤外三色分解合成撮像は、今後も取り組んでいきたいと思っています。
冬の星雲はこれまであんまり、このセットで撮ってないので、いろいろと狙ってみたいな、と思っているところです。
ただ、スライド式フィルターでの撮影になるので、地味に撮影が大変なんですよね・・実わ・・。
1時間弱でフィルター交換してましたから、、、さすがにキッツイ。

ZWOのEFWにセット・・しても、ST10XMEだと、イプシロンで適切なバックフォーカスにならないかなぁー・・。・・ST8300Mの結果から考えると、ピントも出ないかも。
まぁ、こちらも、テストしてみて、使えそうなら、やっぱり自動化を検討したいですねー。 


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コメント

No title

こんにちは。
近赤外線三色カラー画像が興味深いです。
星色も綺麗ですし、斬新な感じですね。
ところで、FC2ブログの画像サイズについてなんですが、画像をもっと大きく見てみたい、というファンも多いと思います^^
ご存じかもしれませんが、ブログの設定で簡単に変更できますので、以下宜しければお試しください。

管理画面から、「環境設定」→「ブログの設定」→「投稿設定」→「画像のリンク」と進み、
【画像を記事に挿入する際に「元画像にリンクさせて」挿入】
を選べば、画像クリックして拡大表示させることができます。

Re: No title

> タカsiさん、こんにちは。

NIR三色分解は結構面白いですね。
他に作例を見ないので、どう写るか判らないのも楽しいので、ぼちぼちとですが、いろいろと撮っていく予定です。

画像サイズの変更、教えてくださってありがとうございます!!
早速変更してみました。

No title

星ナビ不掲載のM16、興味深い作品ですね。
メジャー天体だと他の方と重なることも多いでしょうから「運」も大切なんでしょうね。

天ガのM57の高解像度作品は流石です。もう少しで我が家の主砲VMC260Lが戦線に復帰する予定なのでラッキーイメージングにも挑戦してみたいです。

Re: No title

> あぷらなーとさん、こんばんわ。

近赤外線のM16も面白いですよねー。今回、組写真にしたのが裏目に出たかもしれません。
おっしゃるようにメジャー天体だと競合もあるので、難しいかも。

ただ、NIR三色分解による散光星雲は、やっぱり僕の中では一つのテーマなので、今後も、ほそぼそと続けていく予定でいます。
今年はできなかったけれど、まゆ星雲とかNGC281とかも撮ってみたい。
惑星状星雲もひょっとしたら面白い?

M57、ありがとうございます。
ラッキーイメージングもいろいろと試行錯誤中ですが、カメラの性能が上がってきてる昨今、あとは処理ソフトがもう少し良いといいのになぁ・・と思っているところです。
DSSがなかなか性能が良いのですが、どうにも、自分の環境では、AS!はイマイチ他ソフトと比較してしまうとダメっぽい・・
ただ、Registaxと同じで、回折限界無視で、大きく撮った方が精度良くできるタイプのソフトなんだろうなーとは思ってます(実証実験してませんケド・・)
Sarfaceで処理する場合、やっぱりある程度の大きさが必要な気がしますた・・

VMC260によるラッキーイメージング、楽しみにしています。
オライオンが実用にならなかったら、遠征用超焦点鏡として、僕も買っていた望遠鏡なのですが、、
買わなくて済んだのは、幸か不幸か・・

それこそ、ビームスプリッタ使うと面白いかもしれませんね。
自分の方は、(どうしても?)カメラ側の方が暴走してたりします、、(; ̄ー ̄川 アセアセ
中古LuckyCAMはなかなか面白い予感。まぁ、問題点も多いのですが・・(まずは撮像環境を整えねば・・)

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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