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インパクトロンCCD・・

さて、本日は、有給。
もっとも、神奈川の実家で昼飯食べてから、浜松に戻ってきました。
静岡中部まではどん曇りでしたが、西部はいいお天気。
んー・・何か撮影はしようかな。。
と、思いつつ、運転は嫁さんがやってくれたものの、なんだかビミョーに疲れ気味。

それはさておき。
11月にインパクトロンCCDのテストを行っていました。
add19-crop-sb-n960Frames-dbe.jpg
インパクトロンCCDによるNGC1300  ASC-11 DeepStriker CloseUp AC Pro1D 28cmF8.14 2秒×960Flames

インパクトロンCCDは、読み出しノイズがほぼ無視できる(A/D変換する前に電子像倍できる)ので、ラッキーイメージング用としてはある意味、究極のデバイスだと思っています。
実際に、ヘール天文台では、裏面照射型EM-CCDを使ってラッキーイメージングを行っていました。
CMOSカメラのゲインとはまた違って、何というんだろう・・。
もっと本質的にシリコン内部で電子を増幅するのですが、ううむ、説明が難しいぃ・・
物理現象では。CCDの水平転送時に高電圧(と、いっても、EM-CCDでは50V程度)をかけることで、インパクトイオナイゼーション効果を得て、電子像倍を行い、結果として読み出しノイズを無視できるようになるセンサで、具体的に、こちらのNGC1300では、1000倍の増幅を行って撮像しています。
n1300-2s-2-47_2.jpg
1枚画像は、こちらで、ほとんど全く、被写体が写っていないのがお判り頂けるのではないでしょうか。
CMOSカメラでは、この1枚画像では、いくら重ねても、銀河の淡い腕は出てきません。
0は何回足しても0のままだからです。
しかし、EM-CCDやインパクトロンCCDといったセンサでは読み出しノイズが極めて小さい為、1枚画像では全く写ってないように見える映像であっても、コンポジット(Integration)を行うと、ちゃんと、淡い部分も見えてきます。

いや、まぁ。面白いんですけど、ね・・・
2秒×960コマといえば、32分露光と同義です。
SXV
オライオン30cmF4反射望遠鏡 パラコア2 SXVR-H694冷却CCDカメラ 3分1コマ 

同程度の映像は、オライオン30cmF4とSXVR-H694なら、3分で写っちゃうんだよなあ。。。
まあ、これは、オライオン30cmとSXVR-H694カメラの相性が非常に良いというのもありますが・・

2000mmを超える長焦点光学系で1枚あたり2秒で、ここまで淡い銀河が写るのは、間違いなく凄いんですけどね。
でも、オライオン30cm+冷却CCDカメラでの撮影と同等の結果しか得られないのであれば、敢えてインパクトロンCCDを使う意味はないワケで。

結局のところ、被写体からのフォトン数は変わらないので、経験則ですが、F値=画素ピッチの条件で撮影している場合に、どのようなカメラを使っても得られる分解能に差は見られないのかもしれませんね。
ASC-11+インパクトロンCCDではラッキーイメージング効果を期待していましたが、、、
今回の撮影結果では、恐らく、有意差は見られないと思います・・・(泣)
うー・・ん、いや、まぁ、インパクトロンの使い所はもう少し、考えてみます・・・。






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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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