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昨晩は撮影

GWも終盤、ボクの方は、この一週間お休みですので、半ば、といったところです。
もっとも、今年のGWはSTAY HOME。
どこにも行けないので、自宅でのんびりしています。

さて、昨日、5/3は遠州地方は晴れそう。
ただ、夕方は雲が・・。夕方から晴れそうなら、金星でも、と思ったのですが、ちょっと残念。
月も大きいので、撮るとしたら、惑星か、はたまた、ナローバンドか・・
割と朝方は雨が降っていたこともあり、また雲の移動も早い。シーイングは悪そう。
惑星撮影は諦めかな。

3F,星見丸にGENESIS SDFを展開したのは、23時頃。空は・・晴れている・・のか・・・?
西空には薄雲が見えます。
月明かりも湿度が高いせいか、霞んでいるのか、はたまた薄雲か・・結構周囲の空を明るく照らしています。風はあるので、結露の心配はなさそう。
こりゃ、オライオンは出さずに正解でしたかね・・
霞んでいる空ですが、それでも撮影したのは、NebulaBoosterとASI1600MM-Coolでの組み合わせのテストをしたかったからです。
GENESIS SDFはもう30年ほど前の望遠鏡です。
フローライトは使っていますので性能としては充分なものがありますが、やはり昨今のデジタル時代の望遠鏡に比べると性能としてはやや劣ってしまいます。
GENESIS SDF+NPR-1073+ASI1600MMC-NB2B
GENESIS SDF+NPR-1073+ASI1600MMC NB2-PM+Bフィルタ
とりわけ、短波長側では、ご覧のように、若干、周方向に星像が崩れてしまいます。
これは、GENTAさんにはダメ出しされてしまうレベル・・^^;
GENESIS SDF+NPR-1073+ASI1600MMC-NB2R
GENESIS SDF+NPR-1073+ASI1600MMC NB2-PM+Rフィルタ
こちらはHα代わりになるのですが、長波長側ではそこまで目立ちません。右上が若干星像が甘くなるのは、ASI1600MM-Coolのセンサアオリかもしれませんが、手持ちのST8300Mに比べたら充分問題ないレベルです。
それを差し引いても、この性能なら、文句ありません。
そもそもデジタル一眼レフカメラであれば、APS-Cサイズまでであれば、性能は全く問題ないのですが、モノクロカメラの場合、さらに一段上の性能が要求されてしまいます。
もっとも、LRGBでは問題ないのは先日のM8の作例の通りで、単色のナローバンドでは波長依存性のある屈折望遠鏡では、なかなか難しい面はあるかもしれません。
もっとも、OⅢで周方向の星像崩れが見られるので、バックフォーカスを少し短くしてみたい気はします。
ただ、そうするとAstroフィルタBOXをオミットしないといけないので、ネビュラブースタの利便性が失われるのはイタイところです。
まあ、今晩は、SⅡのみ、とか使い分ければ良いだけですから、まあ、若干バックフォーカスを短くしてテストもしてみますか。。
NPR-1073は、後継機のNP-101用のレデューサですので、その全身のGENESIS SDFで使うのは自己責任。
・・って結構、いいお値段だったと思うんですが、良く買ったなあ・・当時・・ ^^;)
まあ、VC200Lでも使えるという目論見もあって、実際、上手く機能したので良かったですが・・
残念ながら、4枚玉のAT65EDQではピントがあと一歩で出ず・・。
今だと、VixenのレデューサHDも面白いと思いますが、こちらは2インチで使えないのは残念ですね。

で、昨晩の目的としては、GENESIS SDFは2次スペクトルが多少残ってます。実際、撮影する際は、R、G,B各フィルタでMaxImDLより、星像の半値幅を見て、バランス取った位置に合わせます。デジカメ等では、青ハロが出るか出ないところで合わせます。こういう望遠鏡(S-FPL51のED屈折とか)だと、バーティノフマスクだと逆に騙されると思うんですけどね・・。まあ、ピント合わせは経験値だと思うので、それで上手くいくなら問題はないのでしょう。
昔、BORG76EDで、フライアイルーペでしたっけ・・。回折像によるピント支援ソフトを使ってみたことはありましたが、しっくりと来なかった上、タコ糸を外し忘れたポカミスをやってしまったことがあって、ライブビュー機能が備わってきたEOS40Dからは目視判断で色にじみで判断しています。

少し余談になりました・・
OⅢでピントをあわせ直して撮れば、解決するのではないか?とも思ったのですが、結論から言うとダメでした・・。やっぱり後はバックフォーカスでどうか、かな・・。












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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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