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デジカメは適正露光が大事


昨日は、遠天の仲間たちは、竜頭山に撮影。
僕の方はどうしようかなと思ったものの、この前遠征用のPCを壊してしまったのもあり、昼までは用事もあり・・。SCWを見ると、夜半前早々に雲ってきそうなこともあり、、で、パスしてしまいました。
下界では、22時過ぎに一面のどん曇りになったので、ああ、予報通りかーと思って、さっさと止めてしまいましたが、お山の方は一晩いいお天気だったみたい・・Σ(゚д゚|||)ガーン
行けば良かったなあ。。。

さて、11月に入ってから、遠州地方、割といいお天気が続いています。
満月期だった、11/5日に、久々にX-E2を使って撮影してみました。
未改造のX-E2とネビュラブースタでどこまで赤い星雲が写るのかチェックしてみたかったのです。
PeliXE2.jpg
ペリカン星雲 GENESIS SDF屈折望遠鏡 D=101mm f.l=540mm  F5.4フジ X-E2 5分×40コマ@ISO1600

結論から言えば、ネビュラブースタを用いることで、赤い星雲を明瞭に写し出すことはできます。
でも、今回、月もあるし、ISO1600でいいだろう・・と思っていたのですが、思った以上に背景レベルが上がりませんでした・・

デジタルカメラによる撮影の場合、写真の基本に立ち返って、適正露出が大事です。これは低照度の天体写真でも代わりはありません。カメラ内部映像エンジンやあるいは現像ソフトによって、高度な画像処理が行われるから、です。
今回、本来は、ISO6400での撮影をすべきだったかと反省。
・・・でも超高感度設定はこれはこれでノイズ除去フィルタが入るのでちょっと抵抗感があるにはあるんですよね、、、

今回は適正露光ではなかった為、映像エンジンの威力を上手く利用できなかった問題はありますが、冷却CCDカメラのデータと比べてみます。
XE2NB_r.jpg
X-E2 ネビュラブースター 赤ch=Hα単色像
FL80SwReducerSXVH9.jpg
冷却CCDカメラ SXV-H9 FL80S with レデューサ F5.6 Hαフィルタ

デジカメデータはコンポジット後、RGB分解を行って赤chだけを抜き出したものです。
何回も書きますが、今回、適正露光ではなかった為、映像エンジンが適切にかかってないです。
例えば、ペリカンの眼の部分は、完全にデータが無くなっていますが、これは露光不足だったせいです。
そのほかにも、全体的にもわもわっとしているのがお解りになるでしょうか?これは映像エンジン(ないしは現像時)で、ノイズリダクションが適用されている為と思われます。
ディテールを狙いたい天体の場合には、この点は不利に働きそうです。

しかし、下の冷却CCDカメラの例ではディテールこそ豊富ですが、ややノイジーです。対して、滑らかさ、という点では、デジカメ画像の方が上です。
映像エンジンの優秀なノイズリダクション機能のおかげで、星雲のS/Nについては、デジカメの方が上回っています。
ただし、この映像エンジンの恩恵を受けるには、何度も書いていますが、適正露出-いわゆる、よく言われているようにヒストグラムが真ん中前後-に合わせることが非常に大事になってきます。
ISO感度設定や露光時間の延長で調整するわけです。
上手く使えば、効率良く淡い星雲をS/N高く撮ることが可能だと思われます。

さて、本当は、NB3-PMでも撮って、未改造デジカメでハッブルパレットが出来たら楽しいなぁ♪と思ったのですが・・・
NB3.jpg
明るめのNGC281でも、ほとんど全く写らず。レベル調整してみると、OIII成分は写ってるようです。あとフジのデジカメは低輝度だと全く色が乗らず・・それこそ、適正露出を意識しないとダメですが、さすがに未改造デジカメでSIIを写すのは無理がありそう・・・(´・ω・`)ショボーン

今回、久しぶりにX-E2で撮影しましたが、正直、いろいろと手こずりました。
不慣れ、なのが一番の敗因ですが、X-E2でブーストモードでEVFが見やすくはなったのですが、結局ノイズなのか星なのか判らず構図を決めるのには試写しかないとか、すぐにスリープモードに入ってもう一度電源入れ直さなかったりとか(これは設定の問題ですが)、みょーに手間取ってしまいました。
ピントも撮影時は心配でしたが(老眼と乱視が進んできているので・・)、なんとか問題なくこの点はほっとしたところ。
その一方で、デジカメでの撮影は自宅からとはいえども背面液晶で写っているかどうか確認してみたりするのは楽しい。
ただ、時間がない彗星を撮影しようとする場合などは構図決め(特にテイルがどこまで写ってるか・・)なども含めて、ちょっとデジカメでは心配になってきます・・
うーん、やっぱり個人的には、最近、進化が著しいカラー冷却CMOSの方が性に合うかなぁ・・
しかし、カラーカメラに大枚叩くのも、、( ̄  ̄;) うーん
これ以上機材が増えても使い切れないしなぁ・・
と目下悩み中・・です。



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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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