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2誌入選

コロナの感染拡大が止まりませんね、、緊急事態宣言も発動されそうですし、どうなっていくことやら・・。20時以降外出自粛って・・天文屋さんはどうすれば・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

さて、早いところでは年内のうちに出ていたようですが、1/5の発売日に本屋さんに行ってきました。
天文ガイドの方には、『渦巻銀河NGC1232』で入選 (∩´∀`)∩ワーイ
n1232.jpg
あまりみかけない天体ですが、エリダヌス座にある美しい渦巻銀河です。

この天体、ちょっと思い入れのある銀河でしたので、入選してくれたのは嬉しい♪
n1232CV.jpg
と、いうのも、前世紀に、購入した冷却CCDカメラ、CV-04Lでのファーストライトが、このNGC1232だったのでした。1997年1月30日撮影 望遠鏡はMIZAR130SL 13cm反射望遠鏡。赤道儀はEM-10で、目盛環を使って被写体を導入していました。ST4に比べて面積が大きくなったのもあり、なんて導入しやすいんだ・・!と感動したような、そんなこともなかったような。どうだったかなあ。。
ガイドはGA-4を使った目視ガイド。まあ、流れてマスけどね。
それはともかく、この当時は、冷却CCDカメラはST6に代表されるように超高感度と考えられていました。CV-04Lで2×2ビニングで撮ればさぞや・・!!と期待していただけに、この写りを見てガックリ。何か設定を間違えたんじゃないか、とか、このカメラの感度がこんなもののハズがないッ・・!とかいろいろと考えたっけ・・。
実際のところ、ABG付きのKAF400Lは、QEがピークでも26%と大変低いことを知ったのは数年後のこと。。。当時は、Internetはありましたが(大学の電算室で使えた)、まだまだ情報量が少なく、過度な期待を抱いてしまっていたのも、無理からぬことでした・・(´-ω-`)
だって、ビニングで感度4倍!とか言われたら期待しちゃうじゃないですかぁ・・。
実際は、読み出しノイズが1/4になるので、リードノイズが支配的な環境であれば、4倍早いシャッターが切れる、というのが正しい理解なのでした。
それだって使い方によっては魅力があるわけですが、天体写真だと総露出時間が1/4になる!!というのであれば魅力的なんですが、まあ、そういう美味い話ではないですね・・・(´・ω・`)ショボーン

さて、星ナビの方には、『渦巻銀河NGC1055』で入選!(^o^)
n1055.jpg
M77と一緒に写されることが多い銀河ですが、クローズアップでディテールに迫ってみました。

これ、TeleskopGPUが結露した時に、何もしないのは勿体ないから・・ということで、パラコア2を使って撮影したもので、一晩分のデータから仕上げています。
正直、光害があるウチからだと、一晩分のデータからはちと苦しい・・・
それでも、採っていただけてラッキーでした。評にありましたように、3つの星の色もそれぞれ異なり、綺麗ですし、銀河そのものも、美しい色彩です。ただ、やっぱり色にしても、もう一晩分のデータがあれば・・・とは思ってしまいます。

その星ナビへ応募した本命はこちらだったりします。
Sh2-188.jpg
カシオペア座にある惑星状星雲をハッブルパレットで捉えてみました。まるでバナナの一房のような形をしていて、バナナ星雲と呼びたくなります。

青いバナナの一房のように見えませんか?あるいは、ゲルバナかな? :(;゙゚'ω゚'):
うーん、タカsiさんの工夫されたタイトルに刺激されてから、割とタイトルも考えるようにはしているのですが、この星雲、もっと良く写っちゃうとバナナじゃなくなるので、仕方ないかなぁ・・。
あと、モンキー星雲もそうなのですが、僕の場合、古典的HubblePaletteといいますか、緑を残すのが好みなのもあって、この辺りも、昨今のSAO合成の作風だと色相を変えちゃうのが主流なので、ぶっちゃけ作風が古い!というのもあるかもしれません。
うーん・・色相は、星は僕もマゼンタ抜きたいので変えてないわけではないですが、、、星雲部分を替えちゃうと各元素発光の分布ではなくなっちゃうしなあ。。。

天文ガイドはもう1点、観測の部狙いで出してました。
n2024nir.jpg
近赤外線で三色分解を行ってみると、星雲内部の星や暗黒帯の様子に違いがみられて面白い。

近赤外線シリーズです。今回はゲキチン!!_| ̄|○ il||li
まあ、毎度毎度、これで撮れば入選する!というわけでもないんですが(たぶん、五分五分・・もいってないか・・4割くらいかなあ・・)
今回は結構苦労したので、やっぱり不採用は残念。

最初は、2FのVX300-Sで撮影する予定だったのですが、AstroEQに変えたからか、どうにもセルフガイドでガイドが止まらず、、でダメでした。
仕方ないので、3Fのメイン機CT12で撮影することに。そのST10XMEもいよいよ限界近くなってきており、カラム欠陥補正に一苦労。実は、この画像も、NIR画像では取れてるんですが、可視光画像の方だとカラム欠陥が1本補正しきれずにピーッと横筋入ってます・・。
見て欲しい部分は、ずばり、NIRだと星雲に隠れていた星が見えだすこと。もうひとつは暗黒帯の形状が変わること。とりわけ、可視光だと真っ黒な火炎星雲ですが、NIR三色分解では、850nm以上の長波長になると星雲を二分する太い暗黒帯内部にも仄かに星雲が出てきていて、面白い!!

NIR3色分解撮像は、どのように写るのか判らないこともあり、今後も継続して取り組んでいく予定ではいます。ただ、フィルタホィールではなくスライド式でやってるので、寝不足に陥るのが問題かなぁ・・。カラム欠陥については、例えば、それこそ、カメラを180度回転させて撮って、補間するという方法も最終手段としてはありますので、まだまだ取り組んでいくつもりでいます。
イプシロン200の800mmとST10XMEだと少し窮屈な天体もあるので、MIZAR130SL改で撮ってみようかな、とも考えているところです。
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コメント

No title

2カ月連続W入選おめでとうございます。
毎度のことながら、柔らかい表現の中にも
ディテールをしっかりと描写されていて、すばらしいです。
ちょっとマイナーな銀河でも、まだまだ美しいものが
あるんですね。私もいつか撮ってみたいです。
ただ、私の場合はラッキーイメージングでの撮影になるので、
うまく撮れるかどうか?です。
どんな銀河がこの手法に向いているのか未だにわかっていません。

おめでとうございます。

あらためてW入選おめでとうございます。
LINEでも報告しましたが私は全滅でした。
落選作も含め、それぞれに撮影者の意図がうかがえますね。
そのあたりが私の敗因かなと思った次第
それにしてもNIRの燃える木は面白いです。
入選報告とともに落選作を見るのも為になります。

W入選おめでとうございます!

こんばんは!
まーちゃるです!(^-^)

天ガ、星ナビのダブル入選おめでとうございます(^-^)
フェイスオンとエッジオン。どちらも中心の構造や暗黒帯の構造が見事に表現されていて見応えのある作品ですね(*´ω`*)
これから銀河の季節になるので、UTOさんのような作品を仕上げられるように精進します(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
まあ、しばらくは大人しくしてますけど(笑)

No title

こんにちは。
ダブル入選おめでとうございます。
1055のディティールは凄く細かいところまで解像していると思います^^
表情のある銀河といいますか、構図によって雰囲気が変わるような配列の銀河群は楽しいですね。
フェイスオン好きとしては、いつか1234にチャレンジしてみたいです。
きっと難易度高いんだろうなぁ〜(^^;

NGC1055

二誌乳清おめでとうございます。いやー、UTOさんらしいなめらか、かつ構造が良く分かる銀河ですごいなー、と思いました。
星ナビのNGC1055は、星の並びからニコチャン銀河というか、星の一つが飛び出た鼻に見えるのでマウス銀河というか、そんな風に見えます。

それにしても同じ口径の筒を持っているはずなのに、ここまで違うか…というのが正直なところです(^^;
もっともっと精進せねばー。

Re: No title

>koropoさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます&入選おめでとうございます。

マイナーな銀河巡りが、自分の中のテーマの一つなのもあって、あれこれ撮っています ^^;

ラッキーイメージングはカメラの性能が上がってくれば、もう長秒露光と変わらないくらい写っちゃいます。ただ、ノイズは枚数分累積されていくので、そこの分離が難しい面はありますね。
あとは処理に時間がかかるのが大変ですかね・・

今のところは、民生用センサだとやっぱり明るめの銀河が適していると思いますが、IMX174などで海外だと結構凄いのを撮られてるので衝撃を受けた記憶があります。たとえば、こことか・・
https://www.qhyccd.com/bbs/index.php?topic=5307.0

Re: W入選おめでとうございます!

>まーちゃるさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます&W入選おめでとうございます!!

早く目が完治して撮影できるようになるといいですね!
まーちゃるさんの銀河作品、楽しみにしています!!

Re: おめでとうございます。

>GENTAさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます。

最近、散光星雲は特にライバルが増えている上、ナローバンドやデュアルバンドで撮影方法や表現力の幅が増えてきているので、なかなか苦しいかもしれません。
やっぱり、GENTAさんは淡い分子雲とRedNebulaかな?と思いますので、ぜひ面白い天体を見せてください!

NIRは面白いですよね。一応、渾身の力作のつもりでしたが・・。まあ、もう一つアイデアはあるので、次の満月期に追加してみてリベンジしてみます。
まあ、それでダメだともうテはないんですが、、、

Re: No title

>タカsiさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます&W入選おめでとうございます。

NGC1055、思った以上にみなさんの評価が高くて驚いています。これもう一晩分、データがあったらもっとキレッキレにできたと思うので・・。あと、10月って、シーイングも良く、透明度も良いので、この時期に晴れてくれたのがラッキーでしたかねー・・。
まあ、コマコレ、汚損しちゃたけど、、(泣)

NGC1234、うん、昔は語呂合わせで、撮影していたこともありました。NGC1234も撮れる位置なので、銀河巡りで撮ってみます。
フェイスオンは、NGC1232ですよ~
ぜひ、狙ってみてください。左にちっさなNGC1232A銀河が腕にのっかってるのも何気にポイント高いですよね。

Re: NGC1055

>玄さん、こんばんわー。
どうもありがとうございます。

ニコちゃん銀河、なるほど、です。
口径30cmはやっぱり凄いですよ。条件次第だとは思うんですが、自分の過去作見ても、やっぱり、口径30cmは光るものがあって、ましてや自分が画像処理してる=自分好みの仕立てで、古い写真でも、ほれぼれするものがあります。M106とか・・
http://photozou.jp/photo/show/2183755/201219058
まあ、自画自賛な面はあるのですが、、、

でも、やっぱり30cmって凄いですよ。ぜひ素晴らしい作品を作っていってください。

No title

2誌ダブル入選おめでとうございます!
NGC1232銀河、初めて見たのですが、形色ともに美しいですね。
UTOさんが撮影されたのを参考にして撮影計画しているので、30cmRCで狙ってみたいです。
 NGC1055は色鮮やかですね。確かに南?のM77とのコラボレーションはよく見ますが、これだけって言うのは逆に新鮮ですね。形が良いので写真展でもいいかも。

残念な落選2作品は、UTOさんならではの工夫された写真で入選できなかったのは残念ですね。

Re: No title

>のんたさん、こんばんわ。
どうもありがとうございます。NGC1232、端正で綺麗な銀河ですよね。
マイナーだけど綺麗・・。こういう銀河をこれからも紹介していきたいなーと思っています。

NGC1055も明るい星があるので、整った感じですよね。確かに写真展向きかも。

バナナ星雲は仕方ないかなーとは思うのですが、フレイム星雲の方はもうひと工夫してリベンジするかもですが・・
旬を過ぎた天体だし、どうするかなー・・。まあ、工夫を加えるにしても次のシーズンでも良いかもしれません。(ちょっと手間がかかりそうなので・・)

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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