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M33NarrowBand

昨秋、撮影したものの、結局、上手く表現できずにお蔵入りさせた写真です。
M33ですが・・・腕のHⅡ領域を目立たせる為に、OⅢ、Hα線でも撮像して合成しています。

M33 イプシロン200 ST8XME
 
なんと、L,R,G,B,O,Hの6色分解撮像を行っています。
しかし、この様な多色分解の場合、取得したデータをどう活かすか、というのが問われます。
ある程度、特徴を残しながら、それを上手く融合させていかなければならないのですが・・・
やはり一筋縄ではいきませんでした。

OⅢ単色画象です。
良く見ると、周辺の腕にはOⅢ線で光っている星雲があることが伺えます。
良く見ると、上の写真でも、周辺には、緑色気味の星雲が点在していることが判るかと思います。また、通常のRGB撮影でも、腕の星雲は赤ではなく、紫色に合成されることから、やはりOⅢラインが強く光っていることが判ります。
なお、最も明るいHⅡ領域にはNGC604のIDが与えられており、大口径望遠鏡では眼視でもはっきりとその存在が判ります。(ちなみに、ニンジャ32cmでボクはぼうらやで見させてもらいました)

こちらはHα単色画象です。
星雲が、周辺にも伺えますが、中心付近にもHα単色でも明るい領域があります。
これらは星ではなく、小さな散光星雲であることを示しています。
銀河の腕は星々の集団ですが、Hα単色フィルターを通して撮影したこの画象からはほとんど写りません。
代わりに、星々が生まれてくる散光星雲が強調されてきます。
M33がいかに活発なのか、良くわかりますね。
 
本当は、もう少し綺麗な写真になることを期待していたのですが・・・
NarrowBandは自宅から月が残る中で撮影したからか、OⅢ画象では複雑なムラまで生じて、改めて、明るい自宅からの撮影の厳しさを痛感させられました、、、
 
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コメント

No title

M33はデジカメでも散光星雲が普通に写るので大好きです。CCDでナロー混ぜではこんな事になってしまうんですね。この星雲の多さは尋常ではありません。
M33内部に棲んでいたらさぞかし景気のいい夜空だろうなと思います。

No title

LRGBにナローバンドのブレンドは本当に悩みますね。いままでHαのブレンドはやったことがありましたが、OⅢまでブレンドするとなると本当に複雑ですね。
でもこうやってここの画像も見せていただくと確かにOⅢブレンドの意味合いが良く理解できます。
来シーズンのM33は私も6色で撮影してみたくなりました。

No title

UTOさん おはようございます♥

すごい☆6色ですか?
上手く処理できたら、綺麗なお写真になりそうですね。
ぜひ、またチャレンジしていただいて、
新しい画を見せてくださいませ(。→ˇܫˇ←。)

モノクロのお写真からでも、星雲がどんな状態なのかが
伺えるのですね。。。すごい♪慣れてくると楽しそうですね(^ー^)

一枚目、拡大したらとっても綺麗でした☆☆☆o(*^▽^*)o~♪…☆!!!

No title

転載OKの記事なのですね。。。
もらっていこうかな♥(*"ー"*)

No title

コレは面白いですね。
あまり銀河でナロー使おうと思わないですけど、散光星雲部分がキラリと映るというのは、M33の特徴を出すのには、きっと効果的なのだということがわかります。
最近の安いプリンタは色数減ってますけど。インク数多い(高い)プリンタの違いは明らかに出てきますからそんなイメージなんでしょうか?ということは、色としてどこか違う色としていれこむって事なんでしょうかね?

No title

これは見事なM33ですね。波長別の見え方の違いが良く分かります。
6色混合は確かに調整が並大抵ではなさそうですが、やはりHαが混じるとカラフルで良いですね~♪
私もHなやつが欲しいです。

No title

ナロー6色ですか。フィルターの厚みが、それぞれ異なっていて、ピント合わせ、大変じゃありませんか?
私の方は、ちょっと、この前お話しましたが、CFW-9なので、31.7mmの5個のフィルターしか入りません。Astrodonで、LRGBを揃えてしまったので、残りもう一個も、AstrodonのHαにするか、BaaderのHαにするか、悩んでいます。Astrodonは、3mm厚、Baaderは、2mm厚の様ですが、BaaderのHαのフィルターの厚みがはっきり書いてあるサイトがなくて、まだ、決めかねているんですよ。一応、2mmかなと思っていますが、不明です。どなたか、Baader 31.7mm Hαのフィルターの厚みをご存知の方、いらっしゃいませんか?

No title

かわうさん、こんにちは。
M33は銀河の中ではHⅡ領域が派手で面白いですよねー。
仰る様に、M33の中に地球があったら、夜空はRedNebulaで溢れていることでしょうね!

No title

Eagleさん、こんにちは。
そうなんですよねー、Narrowのデータをどう織り込むかというのはなかなか難しい問題です、、
そのまま足してはデータが埋もれてしまいますし、、、、
なかなか、コレといった方法が無いというのが本音ですね、、
この画像も、Hα単色でのど派手さを出せてないんですよね~・・

No title

ろざりおさん、こんにちは。
いやー、本当は研究用途だとカラー画像である必要はほとんどないし、もともとが白黒カメラですから、モノクロの方が様子は伺いやすいんですよ。天文台画像も基本的にカラー画像は分布の違いを一目で見たいとか、広報用の画像であることが多いみたい・・?

あ、転載は基本的には全然okです。他の記事もそうなんですけど、Yahooブログの初期設定のままだと、転載無しにチェック入ってるのでそのままになってることが多い・・です、、

No title

とれじゃさん、こんにちは。
はい、M33のHⅡ領域を出す為に、使ってみたんですが、ちょっと思った様な写真にならなかったです。う~ん、、また機会があったらチャレンジかなぁ~
多色は、プリンタでは色再現性を向上させる為ですが、天体写真用途だと特徴強調に使いますね。例えば、デジカメでも、通常で撮影した画像に、さらにR64で別途撮った画像を使って星雲強調とかに使います。
デジタル画像なので、複数の画像から一つの作品を作りあげていくのも面白いとは思うんですが・・・結構、大変デス・・・

No title

シュミットさん、こんにちは。
Hなフィルターはあるとそれだけで撮影の幅が広がるので、あった方がいいですよー。
O3(おっさん)フィルターは使いどころがびみょー過ぎて・・(^^ゞ
あまり出番は無いかも?です。

No title

階段男さん、こんにちは。OⅢとHαは、米国Orionの同系列のフィルターなので厚みは同じかと思うのですが、ピント位置はやはり若干違いますねー。
仰る通りで、各色ごとにピントをあわせているのですが、この様な補正レンズ内蔵系の光学系ではピント位置変わると焦点距離もビミョーに変わって、収差も変わって大変デス・・(苦しさが星像に出てマスね・・)
バーダーの厚みはどうなんでしょうね・・?
Hαも同厚だとすごく活用性が増しますから、ここは揃えたいところですねぇ・・

No title

Haだけ混ぜるのもちょっと気を遣うところですがさらにOⅢとは恐れ入りました<(_ _)>でも見事に表現され流石ですね。
フィルターでのピント位置が変わってしまうのはやっかいですね。
M33かなり前に撮ったっきりやってないな~^^;

No title

keilibraさん、こんにちは。
ちょっと馴染んでない面があるのと、思った様な画像にならなかったのですが、また今度チャレンジかな~
M33の時期は紅い星雲も沢山ありますからね~。そっちに目がいっちゃいますよね (^^ゞ

No title

M33の星の生成活動はほんとに活発ですよね。

しかし、6色でのカラー合成とは恐れ入りました。
これだけ星の生成活動が活発な銀河だと、長焦点で、
じっくり撮影してモザイクとかしたくなります。
根気が続かないけど....
あ、ST8300の乾燥剤取り替えました。結露はバッチリおさまりました!
が、カバーガラスを汚してしまったみたいで、また分解です。
しょぼーん...

No title

ふにゃ太郎さん、こんにちは。
M33は、ほんと面白いですよね。
ST8300,早速、交換したんですね。
こちらは、まだ大丈夫ですから、そのうちに、というところです。
あらら、汚れましたか。再チャレンジですね。頑張ってくださいね。

No title

こんなのを見てしまうとCCD欲しくなりますね~
まぁ買った所で撮影・処理技術全くありませんから…金も無いし…
ただ単に6色合成じゃ済まない見たいですし…

オイラは40Dで綺麗に撮れるようになるのが先ですね!
オートガイダーも欲しいなガイドウォーク・ガイド鏡・PCで15諭吉か~どっかに落ちてなないかな~
ぽち

No title

ぽるこ・びあんこさん、こんばんわ。
そうですね~、とりあえず基本的な部分ではCCDでもデジイチでも同じなのでまずはEOS40Dに慣れてきてから考えるといいかもしれませんんね。冷却CCDも安価なものだと、VGAサイズですが10万円以下の機種もありますよ。
そうですね、まずはオートガイダーでしょうね~

No title

去年の後半、例のSXV-H9を入手してから、7色で撮ってます。LRGBとHα,O3,Hβ。
O3は要らん気がしてて、Hα/Hβで面白いのを撮ろうとしてます。SONY CCDはノイズ少なくて、
ナローバン道には良いです。以前のSBIG(Kodak CCD)だと背景がムラムラ・ザラザラに
成ってたんですよね。AstronomikはR200SSで使ってて同焦点のようです。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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