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レガシーデバイス

先日、ミューさんからお借りしたST5ですが、どうにも激しく結露してしまう・・・
対策しなければなりません。
 

これがST5です。分厚いコントローラにまずびっくりしますね。

こちらはカメラヘッド。
カメラヘッドだけなら、ST4と同じく軽量ですので、ややひ弱なガイド鏡でも実用になりそうです。
画素数はわずか、10万画素。
CCDチップは、TC255というテキサスインスツルメント製です。
しかし、画像転送用のインターフェースが、RS-232Cでわずか10万画素の画像を転送するのに、40秒くらい?
待たされてしまいます。
なかなか・・忍耐がいる機材です(笑)
 
どうしても、結露をしてしまうので、仕方ないのでヘッドを開けることにしました。

ヘッドをあけた状態です。
ST5(ST4もですが)が怖いのは、CCDが剥き出しなんですよね。
金色のワイヤーが伸びているのが見えるかと思いますが、これをさくっと切ってしまえば、簡単に粗大ゴミになります。
ホントはこんなところ、あけたくないです、、
割れてるのが乾燥剤ですね。
これ、割れてると危険極まりない(ワイヤーに接触したら切れちゃう)ので、慎重にとりのぞいて・・・と。
うーん・・思った以上に構造がシンプル&危険すぎて、なんにもテが思いつかない(^^;
とりあえず、ひろしさんにお送りしたなんちゃってST8と同じく、乾燥剤を入れたビニールに同梱して内部を乾燥させることにします。
しかし、これ、ホント、構造がシンプルで、Oリングがありますが、これがはまる溝すら無い・・。
単にビス4点で押さえつけてなんとかしてるみたいですが、そりゃムリある罠・・・
とりあえず、4点ビスを固定して(さすがにCCDを剥き出しのままには出来ない)、ネジはゆるめにして、数日、放置してみます。
この状態で乾燥させるにはOリングが邪魔・・・しかし、外しておくわけにもいかないしなぁ・・・。
一応、数日様子を見てから、ネジ締めして、ビニールの外に出してみます。
 
ST5はムトーのCV-16MEと共に使ってみたいと思っています。

 
CVはパラレルポート転送するカメラで155万画素の転送に約1分かかってしまいます。
おまけに、制御ソフトがWindows98までしか対応しておらず、基本的にOSがWindows98まででしか動作しません。
CVdriverというWindows2000以降でも動作するソフトがありますが・・・
使い勝手がさらに悪い上、155万画素を転送するのに約3分もかかってしまい、実用的ではありませんでした。
 
そこで、レガシーデバイスとして、Windows98で使えるガイドカメラとして、ST5を活用させて貰おうと考えているところです。
CVも、もともとは、ベースはCV-04Lだったりしますが (^^;)、これもパンドラの遺産ですね。
KAF1603MEを搭載して、レトロフィットというのは言い過ぎですが、イメージセンサの感度面では最高級のものになっています。
 

CV-16ME MT160 with Reducer L=5分×2 カラーは別途ST7MEで撮ったものから合成
 
ノイズが多めな感はありますが、しかし、感度が高いCCDを使ってますので、それなりに見られる映像が出てきます。

こちらは割と露出たっぷりかけたまゆ星雲。
 
Hα単色画像だとダークが一致しがたい面があることから、S/Nがなかなかあがりませんが、通常のLRGB画像ならまだまだ実用になりそうでしょ?
これを使うパソコンは、Gateway Solo PentiumⅡ 300MHz(ひょっとするとノート用ではなくデスクトップ用のCPUを使ってるかもしれないノートパソコン。やたらブ厚い)
メモリスロットが3スロットあるので、余りパーツで64MB×3枚さして192MBにしています。
しょぼしょぼのスペックですが、155万画素のCCDをWindows98で扱うには十分でしょう。
カメラも、パソコンも10年以上も前のもので使ってみようと思っています。
ST5は1994年頃の製品ですから・・・15年以上も昔のものですね。CVだって、1995年頃の製品。
でも、画素数が少ない、転送がおそい、使い勝手が悪い、という面はありますが、CCDカメラの性能は現行機と比べても得られる画質にはそう、遜色があるわけではありません。
画素数面では不利ですが、感度面では、STL-11000Mや人気のML8300と比べても大幅に上回っているのですから。
使いではあります。
あとはどう使いこなしていくか、ですね。
 
ちなみに、CVは、Cosmo Vision の頭文字です。
なかなかカッコイイでしょ。
この機体でなんとかフォトコンテストに入選させたいなぁ~と思ってます(過去には2回ほどありますが・・)
 
 
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コメント

No title

たしかにレガシーデバイスという雰囲気たっぷりですね。でもこれでも画期的なガイド精度向上の製品だったんですよね

No title

Eagleさん、早速のコメントありがとうございます。
ST5は、、なんというか割と見放されている機種で、Windowsで言えば、VistaとかMeみたいな感じ?
CCDsoftはサポートしていなかったと思います。
ST5Cからはシャッタ内蔵になって、パラレル接続になって、かなり使い勝手が向上するんですが・・

No title

う~ん、読み応えのある記事でした。画像いいですね~

No title

まゆ。結構良いですよ。きめ細かいし、淡い部分まで表現出来てるし。15年前、それもデジタル黎明期の機材とは思えませんね。デジタル革命が起きたのもうなずけます。

No title

hideさん、sora-canさん、ありがとうございます。
まゆ星雲、結構いいでしょ?写真展には出しま~す。

CCDカメラの性能は特に感度面では下がりっぱなしなんですよ・・。
なので、旧来の機材であっても画素数は見劣りしますが、十分、実用になったりします。
ST8EやBJ-41Lあたりはまだまだ十分に戦える力がありますから、中古で破格で手に入る様ならオススメですね。ST8XMEは新品も割と安価なお値段になっているとか・・
それこそ、15年前には130万円くらいのお値段だったんですけどねえ・・ST8。

No title

さすがUTOさんですね。私ならどう弄っていいかもわかりません^_^;次から次へと新しいのがでてきますがこうして古い機材を有効に活用できる知識は素晴らしい事ですね。

No title

keilibraさん、こんにちは。
新しい機材はもちろん、便利になってるのですが、望遠鏡もCCDカメラも基本性能はそう大幅にはアップしてませんよね・・
MT160にしてもイプシロン200にしても、30年ほど前の設計のハズですが、まだまだ現役で通用すると思っています。
もちろん、最新鋭のTOAやFSQには及びませんが・・・

冷却CCDカメラもさすがに最初期の頃の製品は厳しいかもしれませんが、10年程度昔の機材なら、ちゃんと作品になってくれそうです。

No title

UTOさん日曜日は行けなくてちょっと残念でした。28日の夕方の準備について聞きましたので、少しでもお手伝いに行ければと考えています。やはりこう言った記事面白いですよね。書きたいのですが、どうもうまくいきません。あれやったけど、これだめとか愚痴にばっかりなりそうでこんな風に上手く流れが書けないですね。歴史的に面白い記事なので傑作推しておさせていただきます。

No title

Mikaさん、こんにちは。
傑作、ありがとうございます。
金曜日、こられますか!遠いところ、ありがとうございます。
自分の方、当初の予定では割とおしていた仕事があったのですが、さらに遅れてしまうことが確定したので、無事、準備の方も手伝いに行けそうです。
金曜日晩にお会いしましょう。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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