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ST8

えー・・写真展準備とか、USBメモリ紛失とか(8GBと4GBが行方不明・・・まあ、こたつ片付けた際にどっか転がってる気がする・・・)で、すっかりと遅くなってしまいましたが・・・
ST8の使い方?です。
CCDSoftでの方法を中心に書いていきます。
冷却CCDカメラの使い方の参考にはなろうかと思います。
 
パラレルポート転送機に限りますが、本当に一番最初に設定しなければいけないのは、
実わ、BIOSです。
パソコンによって、起動時にF2をおしたり、DelキーをおしたりしてBIOS設定画面に入りますが、
そこで、パラレルポートの設定を、Enableに、モードは、
Bi-Direction
にしないといけません。Bi-Directionが無い場合は、EPPモードにすればSTシリーズは動いた気がします。
プリンタ用のESC/Pモードだと冷却CCDカメラ制御できなかった記憶があります。
パラレル転送の旧機種を中古で入手されて、もし、動かない!ということがありましたら、まずは、BIOS設定も疑ってみてください。
プリンタもUSBになってから、軽く10年以上が経過してしまってますから、、、レガシーデバイスはDisableになってる可能性が高いッス・・。
 
■CCDsoftの使い方
 
CCDsoftを起動したら、まずは、Camera-Setupを選択してください。

あるいはカメラマークのアイコンがあったと思いましたので、そのアイコンクリックでもOk。下の様な画面が出ますので、まずは、Cameraをタブから選択します。

 
基本的にはCCDsoftは元々はSBIGの冷却CCDカメラ専用ソフトになるハズだったものですので、
SBIGのカメラがずらりと並びます。実際、SBIGカメラ制御に関してはこのソフトの方がマキシを上回っている面もあり、便利です。
ただ、シェアウエアになりますが、EOSデジカメ制御もできるドライバソフトや、
フリーで、MeadeのDSIを制御するソフトもあります。DSIはフリーソフトなので、自分も入れてるんですが、
このPCは新たに撮像用PCに降格したDellのCeleron1GHzマシンなので入ってません。
これだったかなぁ・・ずいぶん前にDLしたので忘れてしまいましたが・・
CCDsoftでDSIを制御させたい!という方がいるかどうか????
フィルタホィール併用なら納得もいくかも・・
なお、CCDsoftではフィルタホィールや、フォーカサーの制御もできる様になっています.

上は、CFW-8の設定例です。ですが、SBIG専用ではなく、僕が愛用しているTrueTech等の機種も見られます。
 
さて、話を元に戻して。

ここでは、ST7MEを使いましたので、Camera:にはSBI G ST-7/ST7E/7XEを選びます。
右側の『Setting』ボタンをおすと、さらにウィンドウが出てきます。
当然、デフォではIntarface:USBになっていますので、ここをLPT1に変えないといけません。
もし、アドレスを378から変更している場合は、さらにAdvanced....ボタンから設定できたりしますが、
まぁ、そんな特殊な人はまずいないんじゃないかなあ・・。
なお、ST8300Mの場合は、ST-402を選択します。当然、Intarface:USBのままでokです。
 

以上でカメラの設定は合わせましたので、『Connect』ボタンを押し、通信確立させます。

通信確立すると、Temperatureのところに数字が出てきます。
まずは冷却温度を徐々にさげていくことが冷却CCDカメラの基本的な使い方です。

 
カメラの機種にも依るのですが、急冷は結露の原因になります。
したがって、結露しないように徐々に温度を下げていかなければなりません。
基本的に5℃を5分かけて下げていく、というのが通例となっています。
実際には望遠鏡を組む前にまずは冷却CCDカメラをセットし、望遠鏡を組み立てつつ、ふと思い出した時に5℃ずつ温度をさげていく、という感じでやります。
なお、このダイアログで、Fan onにチェックは入れた方がいいですが、SBIGカメラはファンで微振動しているのが指で筐体に触れると分かります。シーイングが超良いので、冷却温度はさほどさげなくても良いので、振動によるブレを避けたい!という方はここのチェックを外してください。星天龍さんはファン停止で撮影されていたこともあったと記憶しています(メールで、まじで!?的な返答した覚えアリ・・)
まあ、顕微鏡用途ではファン振動を嫌うセンセイが多いですがね・・。倍率的には長焦点といえども、そこまで考える必要があるかどうか・・・不確定要素は排除する!という場合は、ハズしましょう。効果があるかどうかは?です。
まあ、でも、しかし、指で触れるとファンで振動してるの、分かるからナァ・・・
冷却温度安定性とトレードオフですから、簡単に無しで!とは言えないところが微妙です(日本だとシンチレーション良いの夏場だから・・冬は悪シーイングでどっちでも結果にゃ関係なさそ、、)
ちなみに、僕はOFFにしたことないです。
あとは、以下も参考にしてください。また次回HP更新時には、今回の設定追加分も加筆・修正しようとは思います(と、いっても8月の長期休暇時になりそうですけどね・・)
 
上記部分には書いてませんが、実際の撮影にはColorタブを使うことをおすすめします。

基本的にはフィルタホィールを使う為の画面なんですが・・・
L,R,G,Bそれぞれ設定できますので、フィルタホィールが無くても、例えば、段階露光したい場合は、
L画像のところに、15分×4コマ、R画像のところに短時間露光で、5分×8コマ、 G画像に1分×16コマ・・といった感じに設定して、放置プレーで、段階露光用の画像をゲットできます。
 
下は設定画面です。

EDITボタンをおすと、出ます。
ここで、露光時間(分)、秒、Delayは2コマ目を撮影する為の待ち時間です。
例えば、セルフガイドで3秒露光でガイドチップで撮像していた場合、メインCCDの転送時はガイド動作は停止してしまいます。st8なら、約1分間の間、ガイドをサボるので、2コマ目を撮影した場合、ガイド星が指定位置からずれてたりする場合もありそうですよね?
そこで、Delayの値には、最低でも、ガイドCCDの露光時間+1秒分くらいを入れてあげるのが吉です。
バックラッシュが大きい赤道儀の場合はガイド修正を落ち着かせてから露光開始した方がいいに決まってますので、ガイドCCDの露光時間の2~4倍+1秒くらいの値をいれておくのが無難なところでしょう。
Bin:はビニングですね。
作風によって、2×2ビニング等指定するといいでしょう。
Filterはもちろん、フィルタホィールを接続していた場合に使うフィルターの指定です。
Activeのチェックは、外すと、設定が無視されてしまいますから、撮影開始の前に必ず取りたいところにはチェックが入ってるかどうかの確認を行ってください。
Take:;は、この設定でなん枚撮る?という設定です。
L画像なら、8コマ、RGB画像なら3コマ撮って!という感じで設定すれば良いかと思います。

大元の画面に戻って・・・
右はしにSeries of:のプルダウンがあるのが分かるかと思います。
これは、Luminace,Red,Green,Blueでそれぞれ『Edit』ボタンで設定した露出とフィルタの組み合わせを何回繰返す?という設定です。
これを2回設定にしておけば、L,R,G,Bと撮り終わった後も二巡目として、またL画像から撮影してくれます。
これは、マキシにも無い貴重な機能です!!
なにしろ、寝過ごしたとしても、自然にL画像に戻って撮影し続けてくれるのですから、寝過ごしてしまったとしても、無駄にはなりません。
 
と、いったところで、ホームページ側とあわせて読んでいただければ、だいたいCCDsoftの使い方は分かるんじゃないかな~と。
不明な点はまた指摘していただけば、幸いです。あくまでも分かる限り・・でしか答えられませんが・・・。
 
最後に、CCDカメラ終了時についても述べておきましょう。

 
CCDカメラの終了時はまずは温度をあげていきます。
一気に電源を落としても問題はないハズなのですが、アマチュア天文家で一時、冷却CCDカメラを作成・販売していたStarFactoryのK原さんによると、CCDを急熱することによって、ノイズが増えるとの報告があります。
ペルチェ素子というのはCCD側は外気温から-25℃冷やしますが、その場合、反対の面は+25℃に熱せられています。
おまけに(当たり前ですが)熱伝導が良い素材でCCDに直結しています。
いきなりOFFすれば、50℃の熱がCCDをおそうことになりますから、欠陥画素が増える等の悪影響があってもおかしくありませんね。
半導体プロセスを知っている方からは馬鹿げた話の様ですが(当時のCANメーリングリストでのRES)
実際にノイズが増える可能性があるとわかっているわけですから、少々手間であっても、リスク回避させたいところです。
まあ、僕自身の意見としても、おまじないみたいなもんですが、、、
多少の手間を惜しんで、高価な冷却CCDカメラの寿命を縮めることもないでしょう。
どうせ望遠鏡も片付けなければいけませんしね。その間に徐々に上げていきます。
 
具体的には冷やす時と反対に温度を5℃ずつ段階的にあげていきます。
常温に近いところまで来たら、Disconnectボタンを押して、ソフトを終了してから、冷却CCDカメラの電源をOFFります。
なお、MaxImDLには、WarmUpというボタンがあり、これを押すとペルチェ素子を制御して効果的に暖機運転してくれますので楽です。
っつか、まあ、マキシにその様な設定がある理由を鑑みれば、まあ、ねぇ?いきなり電源OFFは避けた方が懸命でしょ?
僕はその位でCCDが壊れるわけがないと思っているので、おまじないに過ぎないと思います。
あほらし、、、とも思ってますけど、もちろん、キッチりやってます(笑)
 

ヒロシさんに送る前にST8で撮影したM51です。
オライオン30cmにて、セルフガイドで撮像。撮像ソフトは今回紹介のCCDsoftです。
冷却温度は-10℃で、5分×15コマ撮像。
RGBはイプ200の画像より拝借。
ST8もポテンシャルは高いなと改めて感じました。また1200mmでも3秒も露光するとガイドチップにはガイド星が3つほど入ってきてくれました。

KAF1600のデータシートより。
なんか赤外感度が異様に高いです。これって・・赤外感度だけに限れば、Eチップよりもずっと高いかもしれません。
反対に青色領域(400-500nm)が感度が非常に悪いことも分かります。
したがって、カラー撮像するにあたっては、Bフィルターに一工夫必要かもしれません。
大昔ではシアンフィルターをBフィルタの代わりに使われたこともあるくらいです。
 
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コメント

No title

おはようございます。

save images.....UTCの所はチェック外した方が
いいのではないのでしょうか。

Temperature の Fan ON の項目ありましたっけ?

No title

ミューさん、おはよ。
UTC・・は観測目的にした場合、必要だと思いますよ。世界時に自分で直さないといけないですからね。
彗星や系外銀河を撮影する場合は、鑑賞用途といえども何があるか分かりませんし・・
散光星雲もこれまで知られていない変光星を発見する可能性もあります。
どのみちヘッダ情報に書き込まれるだけの情報と思いますので、どちらでもokと思います。
・・と、いより気にしたことないんだよね、、デフォルトのままで使っています(^^;

No title

このソフト持ってないし、触ったこともないのですが、全編読んでしまいました。冷却って徐々に冷やすんですね、知らなかった。
ところで写真展ですが、UTOさんが当番をされている30日に行こうとおもってます。最終的には金曜日の仕事の出来次第ですが、今のところなんとかなりそうですので、お会いできるのが楽しみです。

No title

Eagleさん、こんばんわ。
おー、30日だと、デジ亀天体写真の名手GENTAさんもおられますから、かなり濃い~内容のお話もできるかもしれません。
できれば、受付当番はずれる13時過ぎくらいまでいらしてくださると、ゆっくりとお話&画像処理ができそうです。
いちおー、僕もPCは持って行きますから、可能でしたら、画像データ、持ってきてくれるといいかも・・です。

No title

あ、徐々に冷やす・・は結露しやすいSBIGカメラとか武藤のCVとかの話ね。FLIなら一気にドカーンと冷やしても全然okと思います。
結露だけの問題ですので。
終了時の暖機運転は・・まあ、おまじないとはいえども、やった方がいいんでしょうね、きっと。
実例があるだけにね・・・。
言葉だけだと僕は絶対、眉唾と思いますが、実例見せてもらってますから、さすがにね。
おまじないでも、なんでもやります(笑)
たとえ、気休めでも、意味がないかもしれなくても。

No title

CCDSoftの解説ありがとうございます!(^-^)とても参考になります。delay値に転送時間を考慮するのは重要ですね。冷却ファンの振動の影響は考えたこともなかったです(^^;;振動が伝わるのか私も確かめてみます。それにしても、その振動をさけるためにファンを止めて撮影というのもすごいです。KAF-1600のデータをみると、600nm以上から感度がマックスになっているので光害地向けのチップな気がしますね(^-^)それにしても、気になったのはチューチューマウス・・・私もWindows3.1の時代に飼ってました(^^;

No title

ひろしさん、チューチューマウス、じゃなかった、CCDsoft、便利ですよ~。ぜひ使ってみてください。
遠征用ノートPCだと屋外の暗いところで操作するので、ちゅーちゅーマウスを飼っていると操作が格段に楽なんですよ(笑)
冷却ファンについてはホント、最高のシーイング下でもなければ、考え無くてもいいかなとは思います。
温度がさらに5℃冷えなくなりますし・・
ただ、長焦点で高解像狙いだと、どうなんだろうと悩むところではあります。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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