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ST8300Mの乾燥処理

先週の日曜日にST8300Mの乾燥処理を行いました。
本業が忙しい決算期の月は土日も疲れで割とへろへろなのですが、かといって、やらないわけにもいきませんしね・・ε=( ̄。 ̄;)フゥ.

まずは、ST8300M 冷却CCDカメラの正面のキャップネジを緩めます。
これが、またアメリカ製品なので、インチネジになっていたと思います。
使う六角レンチも必ずインチを用意してくださいね。

正面カバーパネルを開けたところです。

シャッターが、イメージセンサを隠していることが分かるかと思います。
シャッター板ば、作業の邪魔になりますので、ここも取り外します。
イメージセンサは、ご存知の通り?KAF8300E、これはオリンパスのデジタル一眼レフカメラ、E-300,E-500に採用されたKAF8300CEのモノクロ版のCCDイメージセンサです。
したがって、サイズはフォーサーズフォーマットになります。
デジタル一眼レフのAPSサイズのイメージセンサーからすると小さく感じますし、反対にST8XMEなどの1インチのイメージセンサと比べるとやはり大きく感じます。

おっと・・1インチフォーマットといえば、Nikonがついにミラーレス一眼を出してきましたね。CXフォーマットと名づけたサイズも1インチですね。でもあの筐体サイズと重量なら、マイクロフォーサーズの方が・・・と思わないではないですが・・・・

閑話休題。
話しを元に戻します。

シャッターを取り外して、4つのキャップボルトを外すと、その内側はCCDチャンバになっています。
Oリングで塞いで乾燥剤が納めてありますね。
CCDは、ペルチェ素子で冷却しますので、周囲の雰囲気を乾燥空気にしないと、CCDがすぐに結露してしまいます。高級機では、通常は、窒素充填、さらに良質な機体では、真空パージを行いますが、安価なSTシリーズでは、乾燥剤頼りの構造となっています。
ただ、旧ST7クラスの筐体では非常に大きな空間だったCCDチャンバが非常に小さくすることで、少ない乾燥剤で効果的な乾燥を行える様、改良されています。

さて、乾燥剤。階段男さんに頂いたものはとりあえず見つからなかったのですが、筐体構造がわかれば話は簡単。とりあえず、入っている乾燥剤を取り出して、ハサミでカット。中身を再生可能な青いシリカゲルに入れ替えて、セロテープで封をして、元の位置に挟み込みました。
念のため、普段通り、ポリ袋にカメラ乾燥剤と一緒に入れて一晩放置して一応中身の基板も乾燥させることにしましたが、このチャンバサイズなら余り意味はないだろうなと思います・・・

乾燥後に、チャンバーのカバーガラスにホコリが付いていたので、清掃を行ったのですが、センササイズが大きいこともあって、ちょっと上手くいったかどうか不安・・・
次回、撮影してみてあまりにもゴミがひどければ、再度、清掃が必要です・・。
CCDチップ直上には、ゴミがつかない様に組み立て前にエアダスターを吹きつけてトバしたと思うので、多分大丈夫だと思いますが・・・

あとは、晴れを待つばかり、と、いいたいところですが、NewFD300mmF2.8との組み合わせ調整もどこかでやらなければなりませんね。。







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コメント

No title

へぇー、普通のSTよりもかなりよさげですね。
乾燥材効きそう!、でも交換は少し面倒になりましたね。
ホント、STは温度変化に弱くて簡単にへばりますから、
気を使ってます。STLはそう言う事無いんですが。

No title

これでも交換が面倒になったのですか!とても楽に交換できそうでびっくりしました。
私のQSIも簡単に交換できるならやってみたいです。
NewFD300mmF2.8のバックフォーカスを3.3mm短縮より長くしてみた物(短縮度合いを少なくした物)でQSIを使い日曜晩に星を写してみました。結果を今まとめているのですが出来れば今夜にでも記事にします。
結論として短縮すると輝星は円に近くなります。しかし短縮しすぎると星にシャープさが無くなり輝星がにじんだ感じになるようです。ちょうど良い位置は私の場合は1.5mm短縮ぐらいのようです。

No title

CCDの乾燥剤の交換ってこうやるんですね。すごくためになりました。これでどのくらい、次の交換まで持つのでしょうか?
打ちのATIKには、こんなの入ってないんだろうなぁ。。。

No title

シャッター板外すとこうなっているのですか、大変参考になります。
そういえばここ2~3回位、対物のピント移動かなぁと思っていたボケも実は結露だったのかも?私のもそろそろ一度開けてみた方が良いのかな・・・。

No title

純正の乾燥剤、まだ、ありますから、送りましょうか?
1個、¥5000となります。って、京都の値段じゃね~かよ。
嘘・嘘・無料で差し上げます。

No title

グレーテルさん、こんにちは。
ST-402ベースのこの筐体はなかなか考えた造りになっていて、以前のST7ベース機に比べると洗練されてますよねー。
ST7機は仰る様にすぐにへばってしまいますね・・
そろそろ、ボクのST8XMEも乾燥処理をしておいた方がいいかも・・。
STLはさすがにしっかりと改善されているんですね!

No title

T-Fixさん、こんにちは。
冷却CCDカメラはデジタル一眼に比べると集積度も低いですし、基本的には通常の工具で簡単に分解できます。
デジタル一眼となると、テープ電線使っていたり、半田でEMC対策用のカバー?を外さないとイケなかったり、ツメで噛みあわせていたりでとてもやっかいですが、冷却CCDカメラは至ってシンプルですよ。
ただ、前から開けていくタイプ(SBIG ST7,ST8300M)と、後ろ側から攻めていくタイプ(武藤工業CV,スターライトSXV-H9C、イメージングソースDFK21AF04)がありますので、無理にこじ開ける様なことはせず、取れるところから順番に外していくのがいいです。
あとは、結露やゴミ付着等で困ってなければ、無理に開封することはないと思います。
NFD328の記事、楽しみにしています!

No title

Eagleさん、こんにちは。
ST8300Mについてはちょっと不明ですが、これまでの経験だと1~2年は大丈夫だと思います。
Atikも多分、乾燥剤がどこかに入れられていると思いますが、結露するまでは気にしなくて良いと思いますよー。

No title

フルーツ&スカイさん、こんにちは。
St8300は良くできてますね~
しっかり考えられて作られていて安心しました。
うーん、結露しても星の滲みで(つまりピント合わせで)気がつきにくいと思うんですよね。
近々、結露画像をUpしますね。

No title

階段男さん、こんにちは。
送っていただいたもの、どこかに保管したと思うのですが、そのどこかがどこだったやら・・?
探していたら、10年くらい前に購入したSPRが出てきました・・(^^ゞ
さすがに吸湿してそうで、同封されているシリカゲルもやや(?)ピンク色に・・(^^ゞ

何かの機会があったらで結構ですのでまたお送りしていただけるとありがたいです m(__)m

No title

UTOさん こんばんわ☆

まず・・・怖くて中身とかはずして見れません><・・・ぽち☆

No title

ろざりおさん、こんにちは。
いやー、ぜひ、分解にもチャレンジしてみてください!
ってPEN君とかはマジで壊れる可能性が高いですが・・・ (゚_゚i)タラー・・・
メーカさん送りが正解です、、、

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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