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今年の撮影を振り返って

今回、文字ばかりです。自分のまとめなのでご容赦を m(__)m

2010年は、ST8300M,ST8XME、望遠鏡はGENESIS SDFの購入と機材更新の年でしたが、
今年はどちらかといえば、手持ち機材を有効に活かすことを模索した1年でした。
まあ、AT65EDQ,なんとなく衝動買いしちゃいましたけど (^^ゞ

年初は、サブ機としてGENESISを持って行くことが多かったです。
性能もクセも掴めて来て、本田・ムルコス・パジュサコバ彗星でなんとか戦果も上げることができました。
今後も、散光星雲の撮影用(主にST8300Mとの組み合わせ)や、天文現象の撮影、観望会などに活用していくつもりでいます。

その一方で、主力機は、年初はイプシロン200による撮影が中心でした。
いかに淡い部分まで描出するか、ということに重点を置いて系外銀河の撮影を行なっていたのですが、M81では入選をいただいたものの、その後は振るわず・・
銀河の淡いハロは輝度差が大きすぎて、なかなか上手く処理できず、自分の技量不足を感じました。また撮影地も山の村はともかく、ぼうら屋さんなどの比較的明るいところでの撮影が多かった為、少々苦しいものを感じました。これとか
処理も苦労したけれど、報われず・・。
この路線はまた改めて考え直す必要性を感じました。またいつか技術が身についたら、再チャレンジしてみたいです。
ただ、こういうギリギリのところを描出するという苦労は、以降の処理に大きく役立ったのではないかと思います。

また、年初に、南天の超低空天体、ペンシル星雲を仕留めたのは個人的には割りと満足のいく撮影でした。
んー・・・来年はこの路線で、ケンタウルス座Aとかも狙ってみようかしら・・・
またまた見られなかったら、こちらお願いします。

さて、イプシロン200での撮影の一方でやはり系外銀河を撮影すると800mmではいかにも小さい。と、いうことで、VISACをいよいよ遠征で本格的に使うべく、NPR1073を接続して撮影しました。
こちらも年初から取り組み、セルフガイドの利便性もあり、割りと実用化は早かったです。
3月には、子持ち銀河を本格的に撮影したのは先に書いたとおりです。

2月~4月にかけては、自宅庭でASC-11での撮影。ガイドエラーに悩まされつつも(やはりアトラクスは限界かなあ・・)、なんとか、ひまわり銀河M63,おとめ座Aの2つが入選。
見られなかったら、こちらへ

本当はAO-7での使用も検討したかったところですが、テスト時に、今一歩、久々に引っ張り出した機材ということもあって、正常に動作しているのか、疑問もあり、今年はセルフガイドで撮影を行いました。
来年は、もう一度引っ張り出して使ってみたいと思っています。
ASC-11自体、シャープな光学系ではないので、一応、修理したまま使用していないST7Customで使ってみることも検討してみます。

本来、自宅庭からの撮影が自分の撮影スタンスだったのですが、GENTAさん達に刺激を受け、ほんと、遠征することが増えました。
系外銀河のいくつかは自宅からでも仕留めることが可能ですので、来春はもう少し自宅撮影が増えるかも・・?
でも、なんだかんだで、出かけて撮りたい天体も多数ありますので(自宅でも良い天体も多数ある・・)、GENTAさんやLSさんあたりが、行くよ~と声かけてくれたら、きっと、出かけていきます(笑)

さて、良く晴れたのも3月初頃までで、震災以降は、気持ち的にも、お天気的にも暗雲が立ち込めてきた感じです。年末になってさえも、良く晴れた日!というのは殆ど無い感じです・・。

それでも、獅子ヶ鼻公園やぼうら屋といった近場遠征で雲間をぬって撮影し、冷却CCDカメラの威力のおかげで、なんとか入選させていただきました。

驚きなのは、MT160反射望遠鏡。競争力はもう無いかなーと思っていた機材なのですが、系外銀河で1点、木星で1点と、実は入選実績を伸ばしています。
マルチプル・テレスコープの略どおり、冷却CCDカメラによる系外銀河の撮影から、MPCCや専用レデューサを使用してのデジタル一眼レフカメラによる散光星雲の撮影、そして、CCDビデオカメラを使用しての惑星の撮影、天文現象の撮影、観望会、などなど、あらゆる用途に使うことができる万能機です。
100点満点の性能ではないけれど、すべてで70点平均が取れるみたいな。
改めていい望遠鏡だと思います。
今の手持ちの望遠鏡を1本に絞れ!と言われたら、間違いなく、MT160を選択すると思います。

さて、6月以降は何度か書いてます様に、たまたま見つけたオライオン30cm用の鏡筒バンド、こちらを購入したことにより、Orion計画を再開させます。
8月中に自宅庭でテストを行い、9月には遠征へ!まだいろいろと問題はありましたが、バックフォーカスを最適化させて、MPCCでは使用の目処が立ちました。
口径30cm、F4ですので、これまで、イプシロン200、VISACが担ってきた遠征用長焦点・明るいF値による高画質の両方を一気に満たしてしまいます。

NGC1579 北の三裂星雲  オライオン30cmF4反射望遠鏡 MPCC使用 ST8XME 冷却CCDカメラ 

一応、新作、というか未公開画象です。
散光星雲もこなせそう、ということで。ただ、ブルーミング痕がちょっとねぇ・・絶大な集光力を一番感じるのはブルーミングなんですが・・困ったことに ((+_+))

イプシロン200はまだ、焦点域の違いによる狙いの違い、造りの良さによるしっかりと安定した撮影などで、用途がありますが、VISACに関しては、使用頻度がめっきり減ってきてしまいました。軽量鏡筒を活かす機会があれば良いのですが・・・

オライオンは欠点も多いのですが、なんとか上手く狙いを決めて運用していければ良いな、と思っています。安定度ならVISACがまだ上ですが・・・一度、口径30cmF4の威力を味わってしまうと、ちょっと、もう戻れません。
一応、焦点距離の差を埋めるべく、パラコア2も購入し拡張してみましたが、実運用となるとMPCCよりもさらに被写体を選びますね。鏡筒がたわんでしまい、正直苦しいです(MPCCでもたわむはたわむんですけどね・・・)
一応、ST8300MとOAG9での運用も真剣に検討して取り組んで見ましたが、こちらはピント出ず、でした。
パラコア2ならば問題ないでしょうが、ST8XMEでさえたわみの影響がありますから、オフアキは厳しいでしょうね・・(軽量カメラを選んでもST8XMEと同じくらいの重さになるでしょうから)
この辺りは今後、どう運用していくのか、考えたいところです。

オライオン30cm反射については、ST8XMEとの組み合わせでどれくらまで写せるのか?VISACと比べても遜色がないかどうか、どういう被写体ならば、フォトコンテストに通用するのか、などなど、もう少し模索して運用方針を決めていければいいなぁと思っています。いずれは、ST8300Mでの運用も視野内には入れておきたいところですが、おそらく、これは来年はムリでしょうね。

イプシロン200+ST8300Mについては、一応、年末に撮影した結果から、ギリギリで使えるかどうか・・といったところの性能は確認できました。こちらも、また運用していきたいとは思いますが、うーん、ちょっと、入選レベルで、となると難しいかなぁ・・光軸調整ももう一歩なのかもしれませんが・・。
シーイングが悪く、VISACやオライオンで惨敗した山の村遠征などでは、次回はイプシロン+ST8300Mで臨みたいと思います。
ASC-11での長焦点撮影も、、もちろん、また来年も取り組んでいきたいと思っています。

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コメント

No title

遠征はいいですよね、やはり綺麗な星空の下だとやる気が出てきますよね。大勢での撮影も楽しいです。
そして大口径・長焦点はいいですよね、光軸もガイドも面倒ですが、バッチリ決まると気分が良いですし、迫力が違いますよね。
今年は大変お世話になりました、来年も宜しくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

No title

今年1年の写真撮影&記事UPお疲れさまでした

振り返って見るとUTOさんはやっぱりチャレンジャーというか
実験、実証を繰り返してきているんですね(。→ˇܫˇ←。)~

昨日からのブログの写真UP方法や対処の仕方をみていると
なにか真っ直ぐに掴みたいものがあるんだなぁって思いました
(*`・ω・*)ゞあ、メンドウなだけです・・・・・
とか言わないでくださいね

いろいろ見せていただいた望遠鏡もカッコ良かったし
いろいろなマニアックな星を追いかけるUTOさんもカッコよかったです

No title

今年1年お疲れさまでした。
いろいろとチャレンジする気持ちになったのもUTOさんの影響が大きかったと思います。

来年も、良い作品を撮りたいですね。また、遠征にも一緒に出掛けられたらと思いますので宜しくお願いします。

No title

いろいろな機材にチャレンジされて、対象も多岐にわたるUtoさんのスタイルがよく分かる1年の総括ですね。
このUtoさん流のスタイルにあこがれて、いろんな鏡筒と対象にチャレンジしてみたいと思ってますので、来年もいろいろ教えてください。

No title

みんなこうやって一年を振り返る時期なんですね。

30cmF4、多少不安定要素があっても使いこなしてやりたいほどの魅力があるんですね。口径の暴力って感じでしょうか(笑)

No title

遠征派の我々は移動前提の撮影計画を練りますが、自宅前で撮影できる星空なのがいいですね。もちろん遠征するのは楽しいですが、落ち着かなくて、ゆっくりすることができないのが欠点ですね。

UTOさんの大口径・長焦点の銀河系の写真を楽しみにしています。来年もよろしくお願いします。

No title

分かるッス、それスッゴイ分かるだよね。
もう何て言うかさ…、超冷たい人たちが何年もかけて二度塗り三度塗りで肥やしてきたセンスを、宇宙への愛情一つで簡単にくつがえしたりすることも…あるんだよね~。

それはつまり、等身大になれって…僕が最近ずっとずっと思っていることなんですよね。何かさ、これを言い続けてひんしゅくも買ったり嫌われたりとか悪口言われたりもしたんだけど、でも、貫かなければ絶対に見えてこない真実ってもんがあると思うんですね。調和保って当たり障りなくやってたらコレ、見えてこんかったわっていう領域に…最近ブチ当たったような気がするんだよね。
ボクって変わり者だから、大勢のコミュニティは嫌い、それよりも最愛の妻や子、家族がいれば後は特に求めないってタイプなんです。
そんなボクでも、UTOさんのブログには最近ついつい書き込んでしまうっていう規則の例外があって…これはUTOさんの天体写真への情熱にココロ動かされるからなんだろうな~って。

ホントいつも適当な文章ばかりこしらえてすみません。
コミュニケーションに、いちいち意味などいらないって思うんですよ、ボクは。

No title

アカン、上のようなちょっと感情を織り交ぜたような文章書くと、UTOさん決まって超さらっとドライに流してしまうので(笑)もう1つだけ書かせて下さい。

すっごい真面目な話です。

それは、長焦点のシャープネス処理について。
これは、もっともっと…掘り下げる必要があると思うんだわ。
ボクがもしこの分野やってたら、それをすっごく考えると思う。
子持ちの銀河あったよね、あの処理をやっててすごく感じましたよ。
何かこう、真剣に取り組む良いシーズン(時期)の到来を強く予感させるんです。

No title

先日、三基のオープン直後にGENTAさんとお店に行ったらおライオンの30cmがあって、2人で眺めていました。
UTOさん、あんなに大きい筒を遠征に持って行くなんて凄いですよね。
GENTAさんも、ありゃエライよっておっしゃってました(笑)
UTOさんの星への情熱を再認識した瞬間でした。

では、来年も宜しくお願い致します!

No title

今年はUTOさんにもブログコメントをいっぱいいただいて、色々と前向きにやれる考えをいただきました。こうして振り返りを見ても「いや、もっとやっているでしょー」と思えるぐらい、UTOさんの行動力には感心させられると言うか、刺激を受けました。
機材面ではとても真似はできませんが、写真にぶつける意気込みだけは、少しでも見習っていければなと思います。今年1年色々ありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします、というか、楽しい撮影記、楽しみにしてます(^^;

No title

hanaさん、こんばんわ~。
ホントそうですね。遠征での楽しみは綺麗な星空と、同じ趣味を持った人たちとの交流ですね!
ぼくもみなさんが出かけられるときは、出撃しようと思います。

こちらこそ、お世話になりました。hanaさん達の様な若手が出てきてくれるとこちらも刺激になります。来年もよろしく。

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ろざりおさん、こんばんわ。
うっ、性格見抜かれてる様な (^_^;)
えーと、一応、HPもやってるので、そっちからも引っ張ってこれたら便利かなぁって思ってやってみたのですが、いまいち上手くいきませんね。シュミットさんが紹介してくれた方法を試してみたいと思っています。
いやー、なんだかいろいろとお褒めいただいき、ありがとうございます_(_^_)_

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GENTAさん、こんばんわ~
いやー、そういっていただけると嬉しいな~
オライオンだと、恐らく自宅よりも遠征が向いているので、良い作品を得るためにも、やはり遠征したいですね。また、ぜひよろしくお願いします。

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Eagleさん、こんにちは~
あれもやりたい、これもやりたい!という感じで、ついつい機材が多岐にわたってしまっています (^_^;)
純粋にいろいろな機材を試してみたいという機材好きな面もあるのですけどね (^_^;)
でも、ある程度、満足が行く機材が揃ったので、ここからは使いこなしフェイズ?と思っています~
いろいろな機材を使っていると一見、遠回りかもしれませんが、自然と実力が身についていくと思いますので無駄にはならないと思っています。お互い、来年も頑張りましょう!

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かわうさん、こんばんわ~。
みなさんもそうですかー。
やっぱり、1年を振り返るのも大事ですよね!
30cmF4は、ホント、口径の暴力を感じます。
鏡筒がどうしてもたわむのとブルーミングが無ければ、もっと良い結果を残せるのでしょうが・・・
まあ、おいおい、自宅庭でのガイド鏡並列テストから考えてみま~す。

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sakumaさん、こんばんわ~
いやー、自宅からもできるにはできるのですが、空が悪いですからねー・・ただ、長焦点は自宅でないとちょっと苦しいので、ASC-11は自宅で使います。オライオンも自宅で、と考えていたのですが、今年は遠征に持ち出すことに成功しましたので、それで遠征が増えた面もありますね。
一応、仕事のことも考えると、平日に遠征はなかなか厳しいので、恐らく自宅からというケースがまた増えると思っています。
昨年はGENTAさんやミューさんがよく誘ってくれたので、遠征が多かったです(撮影目的が銀河の淡い部分だったこともありますが)

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よっちゃん、こんにちは~
いやー、ぼくの場合は多分1つの機材に絞ってしまうと、きっと、方向性がおかしな方向に向いてしまって、多分、自分では綺麗と思っていても、他の人から見たら (゚Д゚)ハァ? というような画像を量産してしまうと思うんですよね。(いつぞや、ご指摘いただいたヘラクレス銀河団とか)
それで、たまあに気分を変えて、機材変えて、デジカメを使ったり、散光星雲を撮って色バランス等を見直す機会を作ったり・・?
主観的すぎる様なモノは生み出さない様にしています。
冷却CCDだと特に自由度が大きいので、おかしな方向にいくとそのまま突き進めてしまったりするので、その点でデジカメってそういうのを客観的な目でリセットしてくれる気がするんですよね。
等身大かはわからないですが、独りよがりではない宇宙の描写でしょうか、お遊び路線とついつい書いてしまいますが、これ結構、ボクの中では重要な役割を果たしていると思います。

No title

つづきです~
まだまだ、ボクだとよっちゃんのレベルにはいかないのですが、貫かなければ見えてこない真実、あると思います。
逆にあれこれ情報に振り回されてしまうと、結局得るものはないだろうなぁとは思います。

情熱、そうなんですよねー、これが撮りたい!と思ったときはほんと、自分でもよくやったなぁって後から思います。
でも、そう思えることがあるから天体写真は面白いです。

系外銀河のシャープネス処理、仰るとおりで、もっと掘り下げていかないといけないなぁと思っています。
自然な解像感が引き出せる様になればしめたものですが・・・・

No title

adonoanさん、こんばんわ~
オライオン30cmでっかいでしょー・・でも、軽いので、EM-200でもなんとか乗ります!

こちらこそ、来年もよろしくお願いします m(__)m

No title

玄さん、こんばんわ~
こちらも玄さんのHPを見てとても刺激を受けました。E-620買う前に、デジカメ倉庫、ほとんど読ませてもらいましたよー。とても楽しくかかれていて楽しく読みました。

TNK撮影もいいですよねー。天体撮影を普及させるのに良い方法だと思います。
今度、LSさんとご一緒したときにLS15でボクもやりたいなーと思っています。(で、自分の機材ではマジ撮っと ^^;)

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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