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オリオン座大星雲

冬の王者、オリオン座にある有名なオリオン座大星雲です。

オリオン座大星雲 M42  GENESIS SDF 屈折望遠鏡 NPR-1073使用 430mm F4.3 LPS-P2フィルタ使用 
ST8300M 冷却CCDカメラ 、2011年11月24日撮影 L=5分×21,R=5分×6,G=5分×5,B=5分×4
 
オリオン座の三ツ星の下に縦に3つ並ぶ、小三ツ星。その真中にあるのが有名なオリオン座大星雲M42です。
オリオン座の星々のほとんどはこの星雲から作られたと言われています。
肉眼でも、空が澄んだ時には街中からでもぼんやりと星が滲んでいる様に見ることができます。
双眼鏡で見ると、鳥が翼を広げた様に見える・・と書籍では良く紹介されていますが、これは空が暗いところ(郊外とか)ならば、といったところでしょうか。
ただ、街中からでも、双眼鏡を使うことでかすかな星雲の広がりは見ることができます。
デジタルカメラでも写りやすく、カメラ三脚を固定して15秒ほどの長秒露出を行えば、オリオン座の中に、明らかに星とは違ったオリオン座大星雲の姿を見つけることができると思います。
高感度に長けたデジタル一眼レフの方が写しやすいですが、コンパクトデジカメであっても、オリオン座大星雲はちゃんと写せます(長秒露出設定ができれば、ですが・・)
なお、暗い空の下で大きめの望遠鏡で眺めると、うっすらとですが星雲の色を感じることができます。
口径32cmの大きめの望遠鏡で見せていただいた時の印象は中心部は、緑青~クリーム色、翼の部分はちゃんとワインレッド、上の青い反射星雲もうっすらと青色に見ることができました。
もっとも、見る、というよりもほのかな色の違いを感じて脳内で強調しているという感じですから、なかなか星雲の色彩を楽しむというのは難しいです。
でも、赤道儀を用いて望遠レンズや望遠鏡を通して撮影すると、容易に星雲の美しい色彩を鮮明に楽しむことができます。
これが天体写真の醍醐味の一つでしょう。
 
一般説明オワリ===================================================
例によって、例の如く。以下、マニア用(笑)
M42は改造デジタル一眼レフカメラでは多段階露光で狙う方が多いですが、今回は5分のみです。
不要なゲインアップをしていない冷却CCDカメラでは、飽和しにくい為、あえて多段階露光を行わなくても、これくらいの映像表現はできます。
より中心部まで描き出したい場合でも、RGB画像(やはり5分で取得)も利用することで、さらに内部構造まで表現できます。トラペジウムまで出したい場合には多段露光が必要になりますが・・・
 
M42の高輝度部分の次の部分に色彩が乗ってません。
RGB画像の段階での作画ミスですね・・・。本来ならLRGB合成した時点で気づいて然るべきですが・・・ノ(-______-;)ウゥーム・・・.なにやってんだか・・orz
遠天写真展用に使うつもりでいるので、こりゃやり直さないとダメですねぇ・・・ε=( ̄。 ̄;)フゥ.
 
LRGB合成画像のこの写真は、自分の例としては、ちょっと中間階調の割り振りが足りてない気もしますが、うーん、でも、こんなものかなぁ・・。この修正は後からでも楽にできる(様にレイヤー作ってある・・ハズ・・・)ので、まだいいかな。
RGB画像の作画やり直しも、多分レイヤーに新たに作成したRGB画像を上乗せして、レイヤーの種類をカラーに変更することで対応はできるでしょう(多分)
Psになってから、こういうやり直しがしやすくなったのは大変ありがたいですね。
きちんとレイヤー構築してあれば、後からの修正も容易です(いつもそういうレイヤー構築できれば良いのですが・・・なかなか・・。無駄レイヤーも多いしなぁ・・)
 
例の激安干渉フィルターによる作品で、赤フィルタがR63相当ですから、やはり赤がちょっと強めに出ますね。
ゴーストも気にならないといえば嘘になりますが、LRGB合成して多少は不自然さが緩和したかな・・
この組み合わせでもなんとか使えそうかな・・・
 
 
 
 
 
 
 
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コメント

No title

なるほど、離れた所にある星雲(特に左下の領域など)にも色彩感があるのですね。

No title

>不要なゲインアップをしていない冷却CCDカメラでは、飽和しにくい為、あえて多段階露光を行わなくても、これくらいの映像表現はできます。

こういう何気ないコメントが悪魔のささやきに聞こえてしまうのは気のせいでしょうか!?(笑)
やはりそろそろそちらの道に行くべきでしょうかね。
この前X5を新調したばかりなんですけどね・・・

それにしても5分だけの作画とは思えないほど見事です。

No title

見事なM42ですね!5分露光ひとつでここまで淡い部分まで表現できるというのは素晴らしいです。しかしレイヤー処理・・・難しそうですね(^^;; M42の赤が感じられるのは羨ましいです。私は中心部の緑っぽいのまでしか気がつきませんでした(^^;;

No title

Eagleさん、こんばんわ。
暗い空の下でF4クラスでは、1回あたり5分露光でも結構いけそうな感触です。
多段階露光の必要性は個人的には全く感じてないですね。
色彩は、赤とOⅢの緑透過率が高いので、ちょっと赤と緑が強く出てますね・・。
フィルタの特性を反映した形だと思います。
色相を少々いじれば好みの色に寄せることができるとは思いますが、自然に調整するには細心の注意が必要になります。

No title

たか坊さん、こんばんわ。左下、NGC1999付近も面白いですよね。
RGBをしっかりと撮らないと淡い部分なので、ここは難しいですが、意外と複雑な色合いが綺麗なんですよね。

No title

シュミットさん、こんばんわ。
冷やしの世界に ヘ(゜▽゜*)オイデオイデ
フィルタ交換とか処理とか手間だと考える人も多いとは思いますが、実際には電動フィルタホィールを使えば、フィルタは意識せず、画像処理もマキシV5だと電動フィルタホィールを使っていると、コンポジットするだけで勝手に判断してRGB合成(ひょっとしたらLRGB合成までも?)やってくれます。
多段階露光に比べたら、断然、処理は楽チンです。

No title

ひろしさん、こんばんわ。
ハイライト~ローライトまでは概ねデジタル現像1本でほぼ仕上げてあります。
淡い部分はまた別途持ち上げてありますが、階調の割り振りでは、マスクを使ったりとかはしてないですから、階調の割り振りでは、特別なレイヤー処理はしていないんですよ。(ぼかし等の適用ではマスク使っていますけど)
多段階露光が不要な冷却CCDならではのメリットでしょうね。階調の割り振りにマスク等を使って気にする必要性はほとんどないかなって思っています。(実際には星マスクとかをやるとまた一段とシャープに見えて良いのかもですが・・)

No title

UTOさんこの対象好きですね、今シーズン何度目かな?
今回は淡い部分重視で迫力があってイイですねー。
分子雲が赤黒く取り巻いているのがよく分かります。
徒然日記はすごく楽しめて参考になるのだけど、作品の撮影データは書いたほうがイイかもしれませんね。この書き方だと、5分のみって勘違いする方が出てくるかも。本当は5分でも飽和しないってことを伝えたいのでしょうけど。あと、撮影地と撮影日時も出来れば…(笑)

No title

15cm~20cmの望遠鏡で覗くと、本当に広げた羽が美しく見えるのですが、色は感じたことがないなぁ、と思うのですが、よーく思い出してみると、今のR200SSでこの星雲を眼視した記憶が…無いような(^^;
いつもカメラのファインダー越しですからねー。たまにはアイピースでじっくり眺めて、色味を確認してみようかなぁ。
…一度オライオンでオリオンを見てみたい…

No title

UTOさん 綺麗な星の鳥ですね☆

雲のエッジが凄くシャープですね☆
かつ、柔らかな感じがとっても素敵です
それに反した黒い雲のうねりが迫力満天ですね

今夜は天文台の捕鯨用双眼鏡でM42を見ました☆
透け透けの雲のなかの星が綺麗でしたが
こんな濃厚な雲も見えればいいなぁといつも思います

No title

淡い部分の丁寧な描写ときれいな色彩で自然な感じがとても良いです。
冬の王者としてバッチリですね。ポチ。

No title

迫力満天って、満点でした・・・・・(*゚ー゚(*゚∇゚)ノ

No title

みごとですね~
暗いうねうねが好きです。

No title

よっちゃっん、こんにちは~
M42,テストするにはもってこいなんですよね。色彩豊富、明るい部分から淡い部分まであるので、写しやすいし、性能限界も見られますし。きちんと撮るのはまた難しい領域なんですけどね~
今回はフィルターテストでした。
へへ、5分は実は次のネタなんですが、仰る様にデータは呈示した方が良さそうですね。
今回は、2011年11月24日撮影 L=5分×21,R=5分×6,G=5分×5,B=5分×4。場所はいつもの獅子ヶ鼻公園です。冬場になれば空が澄んでくるので割りと綺麗に撮れるみたいで助かっています。

No title

玄さん、こんにちは。
どうも、ボクの場合、色を感じる錐体細胞の感度が良いのかな?他の人より色を感じやすい様です。
一応、20cmのR200SSでも、ほのかに赤というか桜色をぐーっと薄めたグレーというか?に見えた気もするんですけどね・・。中心部付近は青緑というかクリーム色っぽい感じに感じます。
カメラのファインダーよりもヌケが良いアイピースが良いですね。
この点でVixenのLVはちょっとやはり劣る感じがあります。
意外と、VixenのR130Sに付属していたK25。これが出来が良いというかレンズ枚数が少ないからなんでしょうけど、すっきり綺麗に見えて気に入っていたりします σ(^^; 見かけ視界は狭いですけど・・古典アイピースもバカにできないなぁと思ったっけ。

No title

ろざりおさん、こんにちは。
おー、捕鯨用双眼鏡で見ましたか!
大口径双眼鏡で眺めるオリオン座大星雲は絶品でしょう!
口径が足りないので色彩は感じにくいですが、双眼だと周囲の淡い部分までとても良く見えますね。

迫力満天、いいですね~そういう満天の星空を見てみたい!!

No title

しけるさん、こんにちは~
今回、フィルターが激安干渉フィルターなので色味のチェックも兼ねています。んー・・ちとM42中心部付近は、HαもOⅢも良く写ってしまうので、再処理しても白くなっちゃう・・まあ、仕方ないかなぁ・・
淡い部分は色彩がとても綺麗で、素晴らしい領域ですよね。

No title

Arenasさん、こんにちは~
淡い部分のうねうね、結構綺麗に出せてボクも満足です~
こういう路線だと、もっと広い視野で撮影してみたくもなってきますね σ(^^;

No title

こんばんわ☆

毎晩オリオン座きれいです☆

宇宙ではこんな風になっているんですね~☆

写真でもうねっている感じが分かりますが
実際見ていても、うねって(動いて)
いるのが分かるのでしょうか??

No title

ななこさん、こんにちは。
オリオン座も今が見頃ですね~

ガスの勢いはめっちゃ早い(秒速数百km以上かと)と思いますが、非常に遠くにあるので・・
例えば、うしかい座の一等星アークトゥルスは、地球に比較的近く(だから明るいんですが)、また固有運動といって、星自体、とんでもない速度で動いているのですが、満月1ケ分動いたと地球から確認するのに800年かかるそうです。
こういう固有運動が大きい星がいくつかあって、きちんと撮影しておけば、数年単位でわずかに位置が動いていることを確認できる星もありますが、、基本的には数十~数百年単位でないと動きは見えないんですよ。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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