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カラー冷却CCDカメラによる肉丸さん

カラー冷却CCDカメラ、SXV-H9Cによる成果が、思ったよりも良さそうだったので、昨晩早速処理してみました。

NGC2903(肉丸さん) MT160 反射望遠鏡 直焦点 1000mm F6.3 SXV-H9C冷却CCDカメラ 10分×9
自宅にて撮影 SXVガイダーにてオフアキシスガイド

SXV-H9Cは、かつてのハイエンドコンパクトデジカメで良く採用されていた2/3インチフォーマット・・・現行機だと、フジのX10くらいでしょうかね・・・のCCDイメージセンサを採用した単板カラーCCDカメラです。
画素数は140万画素しかありませんが、その分、感度は、デジタル一眼レフカメラと比較しても、なお一段良く、出来上がる画像にかなりの差を感じます。

あとは、やはりローパスレスということが大きいのでしょう。
デジタル一眼レフカメラに比べると、構造描写の切れ味の面では圧倒している感じ。
モノクロ冷却CCDカメラにも迫るものがあるのでは・・・!驚きました。


とはいえ、140万画素では・・・ということで、少々、今回勉強がてら、カラー冷却CCDカメラの性能をどう引き出そうとあれこれ試して見ました。
ステライメージでモノクロ現像とかも試してみたのですが、これはイマイチ・・・
結局、DSSを使って現像するのが一番良さそうだったので、DSSを使ってスタックしてみました。
その際に、Drizzleをつかってみたところ、多少は効果がある様で?例えば、2倍した画像をソフトウエアビニングして、そのままコンポジットしたものと、比較してみると星像が小さく纏まっています。
とはいえ、×2ではちょっと無理がありそうですから・・・
その後で0.75倍に縮小してみました。これで総画素数約300万画素・・
でも、違和感なくアップサンプリング(画素数の水増しね)ができていると思うのですが、いかがでしょうか?


カラー冷却CCDの印象としては、明るい部分の解像力、分解能はたいしたものです。
ただ、淡い部分になると、ベイヤーの弱点が出て、暗部のノイズの粒状がどうしても大きく(この点に関してはオリンパスのデジタル一眼レフカメラ、E-620では結構上手くノイズの粒径を揃えている印象です)、星雲の淡い部分は大きくモノクロカメラに劣ってしまいます。
やはりオンチップカラーフィルターで光量が1/3になっているところもイタイですね。

あとは、フィルター特性は単板カラーCCD素子ではなだらかな分光カーブを描いているので、系外銀河のわずかな色調の差を出すのは難しいです。
もう少し試行錯誤してみますが・・・りょーじんさんのコメントにもあったように銀塩風に仕立て上げる方が勉強にもなっていいのかもしれないですね。

それにしても、明るい部分の切れ味は想像以上に良いんだなぁ・・と驚きました。
やっぱりカラーカメラだとDeepSkyStackerは特に良い仕事するなぁと思いました。
モノクロでも案外凄いかもしれません。ST8XMEだと宇宙線の問題があるのでどうしても、見える化されているCCDStackの方が安心感が高いのであまり使用していないのですが・・・・。
Drizzleなどもひょっとしたら良い結果が出るかもしれないですね・・・今後の検討事項かも。
良い勉強になりました。

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コメント

No title

そう、小宇宙の撮影シーズンなんですよね。
分解能、素晴らしいいですね。素晴らしいだけに星像にもう少し欲が出れば、さらなるクリアな作品になったことと思います。
銀塩チックの件ですが、あまり深い意味はなく、Hαギンギンの最近の作よりもモノクロに少し色がのったくらいの感じが好きなものでそう書いてみました。
SXV、正直今の現状がなければ本当に欲しいCCDです。何よりシンプルですし、取り回しもよさそう。10年位先でもあるでしょうかねぇ?(大爆)

No title

肉丸さん本体は、とても一発カラーCCDとは思えないです。最近冷却からーCCDに対する見方が少し変わってきました。いままでは、冷却デジイチとさして変わらない、むしろ画素数で劣ったり、色調も調整が大変なんて思ってましたが、別の方のブログでも結構、いい感じの画像をファーストライトで撮影されていたし、この画像も素晴らしいので、全く見方が変わってしまいました。

No title

本文をよくよく読まないと、140万画素のカラーCCDだとはわかりませんね。
カラーCCDはモノクロで苦労するところ、コンポジツトと色の調整の難しさが軽減されるのでしょうか。カラーで解像度が高いのであれば、そちらに行きたいナ。普段苦労しているだけに(笑)。

No title

久しぶりの肉丸さん

カラー冷却CCDという事は・・・・・
カラーで撮れちゃう、という事でしょうか??

自然な感じに仕上がるんですね

No title

りょーじんさん、こんばんわ~
そうなんです、銀河の季節ですよ~
ばい、仰る通りでして、やはり光軸がかなり狂っていたみたいです。
レーザだと1点で合ってしまうので、斜鏡が斜めで主鏡が斜めでも一見、光が戻ってきてしまいますが、その場合、接眼部が傾いているのでダメなんですよねー。
そこそこ合っている状態であれば、レーザで問題ないのですが・・・
光軸調整スキルが低いのでこんな時もあります・・;≡ワ≡
いやー、でも銀塩チックのアドバイスはありがたいです。ちょっとそういう方向で作画をしてみようと思っています。
SXV-H9C、かなり良いですね。APSサイズ600万画素のSXV-M25Cの方も感度はそこそこカラーとしては高いので、どちらかというとりょーじんさんにはこちらがあっているかも・・?
SXVは筐体も軽くてそこもいいんですよね。
SXV-H9Cはちょっとオライオンでのテスト撮影もしてみたいなと思います。

No title

Eagleさん、こんばんわ。
今までは、カラーCCDだから、こんなもんだろ・・と思って先入観が災いして、ピント調整の甘さを許容していたみたいです。
今回、たまたま偶然、ジャスピンに遭遇して、カラーでもきちんとピントを出せばモノクロに劣らないくらいの分解能がエられるんだ・・と初めて認識させられました。
昨晩のおろくぼではどうやればピントがつかめるか、に凄く悩まされましたが・・・FWHMではベイヤー配列のカメラでは合わせられない(ころころ変化する)のは判りました。F6.3なのでこれを軽減するために結局2×2ビニングしてFWHMの安定度を上げることでピントは良くなりましたが・・・ビニング・・うーん、後ろ向きの解決方法ですよね。。。もちっと検討しないといけませんね。
そのうちパーティノフマスクでしたっけ、あのあたりも使って検討してみたいと思っています。

No title

こうやっていろいろなことをやっていって少しづつでもスキルアップしていけるといいな・・と思っています。パーティノフマスクとか二穴法とか今までのシステムでは必須と思っていなかったですからね・・・いろいろといい勉強になりました。
カラー冷却CCDも、なかなか面白いなと思います。

No title

たか坊さん、こんばんわ。
いろいろな意味で?140万画素のカラーCCDとは思えないでしょ。
画素数は水増ししてあるし、切れ味いいし、なにより、色味が少ないし(爆!)
えーと、ぶっちゃけ、色調整については逆ですね・・
銀河とかは色合いが出せなくって・・・
切れ味はピントを出せば遜色が無いレベルまでいけそうです。
ただ、色合いで苦労されているなら、比較的安価なカラー冷却CCDを使っていくと、案外、色の感覚も養われていく気もします。彗星などにも使えるし、いざとなったら、モノクロと2式並べて、同時撮影して、LRGB合成でコラボレーションすると、最小限の労力(時間)で最大限の戦果を上げることができますよね。
応用の幅が大きいと思っています。

No title

ろざりおさん、こんばんわ。
このCCDセンサは、それこそ15年程前のオリンパスのC-1400というコンパクトデジカメに使われていたCCDですから、一発でカラーになります。
でも、銀河ってもともと色合いが少ないので・・・りょーじんさんも仰っていましたが、ホントはこれくらいが自然なのかもしれませんね。

No title

>SXVは筐体も軽くてそこもいいんですよね。
これが案外影響大きいな…と思って、某utoちんからモノクロのH9を買いましたw
接眼部の撓みとか、スリーブの荷重変化のスケアリングとか実は影響大きいんじゃ
ないだろうか。カメラマウントだけど、現存のバヨネットは弱いけどマミヤとか
のスピゴットは強いですよ。CanonのFDは♂♀の回転リングを間違えたな、と思いますが。

光学系のF値と、画素ピッチのマッチングも重要で、今回はそれが上手くいってる
気がします。ニュートン反射はイメージサークル狭いけど、小さいCCDと組合せる
分には鋭い切れ味みせますね。お金が有ればST-Lとリッチー・クレチャンですが。

ところでALccd11という新兵器を買いました。主焦点の野望に向けて。

No title

kobe1995さん、こんにちは~
ホント、軽量な機材、大事ですね。望遠鏡が弱いと特nい・・・。
なるほど、強いカメラマウントもあったんですね!PENTAX-K、EOS,NikonFマウントはちょっとガタが大きくて・・・レンズを保持する為のものでカメラを支えるものではないという当たり前のことを痛感させられています。
イプ200+ST8XMEは全ねじ込みで撮影しています(ST8300Mはフランジの関係で出来てないですが・・)
オライオンは・・まあ、接眼部だけ言ってもね?という感じなので、気にせず2インチ使ってますが・・・

おっしゃる様に、画素サイズとF値、超重要ですよね!!
ただ、カラーだとベイヤーな分、エイリアシングが生じやすいですから多少、オーバーサンプリングが良いのですが、それも含めてF6.3で丁度良いのかもしれないですね。これ以上暗くなると感度が悪いカラーカメラでは厳しいし・・

No title

ええっ、ALccd11、ググったらフルサイズじゃないですか!!
これはまた素晴らしい機材を購入されましたね!! (@_@)!
うーん、いいなぁ・・
オライオンで直焦点でしょうか!!!
頑張ってください。

ボクの方はもう暫く手持ち機材で検討してみます・・・

No title

ふふふ。円高ユーロ安のお陰で、フルサイズのフィルターホイールも含めて合計40万円
しませんでした。祇園屋からST-7本体だけを買うより安い。

No title

kobeさん、こんにちは~
むむ、、確かに、お安いですね・・!!
フルサイズかぁ・。一網打尽ですね!!!

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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