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デジカメによる干潟星雲

梅雨空が続きますね、、
処理が上手くいかずに放置していた画像の処理に着手してみました。
 
5月8日に撮影してきた干潟星雲です。
処理がやっとそこそこ満足がいくところまで出来ました。

MT160+レデューサ E-300 LPS-P2使用 8分×7コマ ぼうら屋にて。
 
デジカメは・・というか、オリンパスのデジカメはノイズが多いので、主にノイズ低減とS/Nの確保に力点を置いて処理しました。
苦労はしましたが、この方法は冷却CCDカメラにも適用できると思いますので、いい勉強になりました。
E-300は比較的赤い星雲が写るという評判ですが、しかし、それでもこれが限度かな。
 

イプシロン200 初代EOS KissDigital(IRカット除去) 4分×6コマ LPS-P2使用 自宅にて。
 
IRカット除去改造されたEOSKissDigitalで撮影したM8です。
赤い星雲の写りは圧倒的ですね。改造機が流行るわけですねー。
また、光害が強い自宅からの撮影にも関わらず、良く写りました。色カブリが非常に厳しいので補正は大変ですが・・・全体的に赤みが強すぎるのも、そのせいでしょうか。
そういえば、40Dでも出る縦筋もなく、初代は画素サイズが8ミクロンと大きいこともあり、読み出しノイズの影響が少ないのかもしれません。画素サイズが大きいということは解像力は犠牲になりますが、光量をたっぷり確保できる為、高S/Nを確保できます。
YIMGの作者さんが比較されていますが、使い方によってはノイズが少ないといわれているKissDXよりも初代の方が高品位の画像を得られるかもしれません。
ただし、初代の方がダークノイズが大きいのはたしかですから、長い露出時間をかけて撮影したい場合にはあまり得策ではないでしょう。冷却改造すると、ひょっとしたら最強カメラかもしれませんね。ただし、画素数が少ないのと、画素サイズが粗いので、やはり比較的焦点距離が長い光学系と組み合わせでこそ性能を発揮する機材となるでしょう。
 

EOS40D NFD300mmF2.8L 3分×5コマ ぼうら屋にて
こちらは未改造のEOS40Dの網状星雲です。Canonは他社製に比べてHαが若干写りやすいという話ですが・・
 

FinePixS2Pro MT160+レデューサ 5分×3 静岡県水窪にて
私のS2ProのHα感度は普通程度で、馬頭星雲を写すのは非常に厳しい程度しかありませんが、こうしてみると、EOS40Dと比べてもHα線の写っている部分は遜色ない感じですね。撮影地や撮影光学系が違っているので厳密な比較はできませんが、Hα線へのレスポンスを見る分にはまあ、参考程度にはなるでしょう。
NikonやPENTAXのデジカメではこれよりもさらにHαが(若干とは思いますが)写りにくいということなのかな~。
どちらにしても、EOS40Dで馬頭星雲を写すのは、そうとう厳しいことになりそうです。
 

FinePixS3Pro Nikon 200mmF2開放 5分×7
 
Hα線が写るように開発されているFinePixS3Proによる作例です。明るいレンズを使っていることもありますが、
この写真で見る限りではM17やM16の淡い部分もかすかに写っていて、Hα線への感度の高さを伺わせます。
しかし、F値まで加味して考えれば、E-300もさほど遜色ない気がしますが・・・
いずれにしても、改造デジカメには大きく劣るのは仕方ないところでしょう。
 
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コメント

No title

いろんなカメラによる比較が興味深いですが、どのカメラも持っていない。。。いつか自分の持っているカメラで同じような比較をやってみようと思います。
一枚目の干潟星雲ですが、狙い通りS/N比が高く、凄く空間の透明度が高いように感じる作品になっていると思います。
赤い部分がこのくらいでも微妙な色合い、すっきり感等の全体のバランスが凄く好きな感じの作品です。

No title

Eagleさん、こんにちは。
カメラ比較もなかなか面白いですよ。CCDカメラでしたら、比較的短焦点で撮影してみて、画角の違い、解像力の違い、写りの違いのニュアンスが判ると参考になることも多いかと思います。

干潟星雲、ありがとうございます。
ほんとうはもっと、ぐっと星雲を出したいのだけど、ノイズもワッと出てくるので、星雲を抑えめにして、背景はぼかして・・という感じで、なんとか見られるものになりました。
ただ、やっぱり写っている部分を見てみると、思ったよりもHα感度は低いかも・・・せっかく買った機材ですので、いろいろと楽しんでみるつもりではいます。

No title

面白い比較ですねー。ノーマルでこれだけ写れば工夫して使えそうですね。
初代KissDとDNはアンプノイズが大きなネックですねえ。冷却改造すれば解決しますが、自己改造はやっぱり難しいでしょうねえ。カメラ全体を冷やす方法が天ガに載ってましたが、あれも効率悪そうです。^_^;
以前アンプノイズをキャンセルする簡単な回路をどこかで見ましたが、あれを追加すれば簡単で良いかもしれません。

No title

ふうまさん、こんにちは。
そうですね、一応はHαも写ってくれているので、R64をプラスするとか、工夫の余地はありそうです。
仰る通り、初代KissDとDNはAMPノイズがやっかいですよねえ・・
僕のDNは冷やしのキムチ怪ですが、やっぱAMPノイズは結構大きいです・・orz
それにしても、改造機の実力は凄いですね。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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