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自分が撮りたい写真と方針

天体写真も、いろいろな写真・表現がありますが、
自分にとって、撮りたい写真は・・・と、考えていくと、
天体写真なら、やっぱり、迫力があるクローズアップの写真を撮りたい!
パロマ天文台の様な写真が目標です。

そう考えていくと、大口径・長焦点の望遠鏡が必要になってきて、カメラもデジタル一眼レフカメラではなく、より感度が高い冷却CCDカメラが欲しくなってくるわけです。

さて、手持ちの望遠鏡で長焦点鏡となると、ディープストライカーの愛称を与えた、セレストロンのC11、シュミット・カセを田中光化学工業でアプラナート改造したASC-11があります。
各部も可能な限り、強化・安定化しており、ノーマルのシュミカセに比べるとだいぶ安定性もあげて、実際にも素晴らしい戦果を上げてくれているのですが、いかんせん、その重量から、ニワトリ専用ということと、撮影システムの準備が大変、ということもあって、ここ最近は、オライオン30cm反射望遠鏡の方が使用頻度も高くなっています。

そのオライオン30cm反射望遠鏡ですが、150万画素のST8XMEと組み合わせ、ニワトリ・遠征問わず、活躍してくれています。
オライオン30cmF4 反射望遠鏡 MPCC使用 ST8XME 冷却CCDカメラ

MPCC使用ですが、これくらいの星像なら、文句はないですね。
分解能も申し分ない・・・と、いいたいところですが、やっぱりちょっと不満があります。
オライオン30cmF4 反射望遠鏡 MPCC使用 SXVR-H694 冷却CCDカメラ

こちらは、同じ望遠鏡で、カメラをSXVR-H694に変えて撮影したかに星雲です。
さすがに、画素ピッチが、細かい(ST8XME 9μ画素155万画素、SXVR-H694 4.54μ画素600万画素)だけあって、空間分解能は、ST8XMEと比べると圧倒的な差がありますね!
しかし、問題は星像で、星がおにぎり型に・・・実は上のST8XME画像を見ても、若干、その傾向がありそうな星があったりして、本当に光軸のせいなのかどうか、悩ましいところ・・・
MPCCが4.54μ□の画素ピッチに耐えうるだけの性能が無い可能性も無いとは言い切れない・・(´ε`;)ウーン…

しかし、空間分解能は十分なものを感じました。
パラコア2を使わなくても、この写りなら・・・と思えてきます。
でも、星が▼なんだよなぁ~ ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
と、いうわけで、この画像はお蔵入りです。

これが解決できるかどうかで、今後の運用方針が決まっていきそうなのですが・・・
もう暫く、ダメもとで使って行って、コツをつかむしかないかなー・・・
昨年のST8XMEの時も、年明けまでは、苦戦していましたし・・
ミラーもだいぶ汚れてきているので、一度、清掃して、光軸調整の落とし所(比較的、精度よく、かつ迅速に合わせられるところ)を探っていかなければならないですね・・・

ASC-11 ディープストライカーによるかに星雲 ST7カスタム(=ST8ME相当)

こちらは、ディープストライカーと、ST8ME相当品(9μ画素、155万画素のCCD)によるかに星雲です。
焦点距離は2320mm程になっています。
AO-7も使っていることもあって、素晴らしい作品になっています。

撮影/処理自体は、2005年のハズですので、もうずいぶんと昔になってしまいますが、未だにこれを超えるものが撮れてない様な。
オライオン1200mm+SXVR-H694と比べてみると、ビミョーですね。処理も光学系も違う面があるからだと思いますが、中心部付近のフィラメントの描写は、ASC-11によるものの方が上の様に感じました。
再処理すれば・・という気もしないではないですが・・・
いや、しかし、こうして比べてみると、オライオン+MPCC+SXVR-H694の組み合わせも、悪くない・・どころか、超健闘していると思います。
パラコア2でガイドエラーを量産するくらいならば、星が▼になるのを解決して、安定した撮影を行うのがいいかなーと思えてきましたよ。
ガイドエラーは多少なら、カスタムフィルターとか、矯正できる面もあるので、パラコア2で、と思っていたのですが、思った以上にMPCCでの分解能が良かったので、またまた悩みはじめているところですね。

同時に、ニワトリならば、ST8XME(or ST10XME)+ASC-11+AOでの撮影もすべきかも・・・
アトラクスはやや不調とはいえ、ゆったりと大きなピリオディックエラーが原因と思われるので、AO-7を使った場合、解決できる気がするのです。

今年は、オライオン30cmにかまけてしまい、すっかりと、ASC-11の出番が無くなってしまいましたが、しっかりとした撮影が行える様に準備は整えておいた方が良さそうですね。
とはいえ、MPCC+オライオン30cmを使いこなすのが先決かなぁ~
こちらは不安定とはいえ、遠征でも使えますから・・・

またまた、いろいろと悩ましいところです。
当面は、
・オライオン30cmF4+MPCC+SXVR-H694の使いこなし
・ASC-11によるニワトリ撮影環境構築
あたりに注力して、来春には、凄い作品が撮れる様になりたいなー、なんて考えてマス (^^ゞ

パンスターズ彗星も来るので、対彗星用装備も、この冬には整えて置かなければなりませんが・・・

ちなみに、一般写真だと、撮りたい写真って、実は、あんまピンと来ないんですよ。
ボクの場合、どちらかというとカメラという道具の方が興味が集中しちゃうのかなぁ~
だから、EOS6Dには興味がぜんっぜん湧かないんですが、富士のX-E1には、X-TransCMOSというセンサからして興味津々になっちゃう (^^ゞ
小型のカメラも、その結集された技術に惚れちゃうので、オリンパスのE-620は好きなデジタルカメラなんですよね。

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コメント

No title

私はH694での画像に惹かれますねぇ、冷却CCDを買うならH694かな、と思っています。KAF-8300系のカメラには余り魅力を感じないんですよね・・・
ニュートン反射+H694の組み合わせはベストかと思いますが、コマコレクターの選択は悩みの種ですね。頑丈な筒の反射にパラコア2が良さそうに思いますが、口径も欲張りたいところですよね。

No title

全てうまいとこ取りって出来ないんでしょうね。
しかし、あともう少しあれがこうなれば…
ここ削ってもここを得たいなんて言いながら、実は削りきれてない思いってありますよね。
全部載せ定食が理想ですが、腹は一つですし食べるの大変ですからね(笑)
ニワトリで大口径ってところが落とし所なんですかね~

No title

短時間露光の輝星でもいびつになるのでしょうか。ミュートンさんの言われるように架台のせいと言う事はないのでしょうか(ガイドが暴れるとか)。光軸が狂うとこんな星像になるのが納得いきません。utoさんのことですから色々試された上での結論でしょうが。若さでASC-11を持ち出すのも有りかな。

No title

utoさん、ST8XEとH694で撮影したのは当然?違う日ですよね。
最大画像で見るとH694のは左下に軸がずれて見えるのですが、8XEはそうでも無い様に見えます。
イメージエリアは殆ど同一でピクセルサイズが違うだけですので、何となくですが、光軸不良が主犯では無いでしょうか?
同じ日にLだけカメラ交換をして見ると分るかと。
無論撮影は諦めて。

No title

画素数と画素サイズと光学系の焦点距離、永遠の課題ですよね。
イメージサークルの大きさと、周辺像の関係も。
わたしゃ煩悩の塊なので、未だに答えを見つけられません。
って、当たり前ですが。
リッチークレチアンがひとつの答えになると思って買ってみたのですが
晴れないです。(笑)

No title

jiikoさん、こんにちは。
大口径長焦点は、やっぱり憧れますよね。
まさか、こんなに苦労するとは・・という面はありますが、シーイング等に恵まれて、上手く撮れると楽しくなりますよ~。
でも、好条件の空で、トラブルで上手く撮影できないと、これほど悔しいことはないのも確かでして・・・もーちょい晴天率が高ければいいのですが・・(´Д`)ハァ…

SXVR-H694のカニ星雲、高精細カメラでそこそこ焦点の組み合わせなんですが、かなり頑張ってますよね。明るいF値ということもあって、こういう路線アリだなーと思います。

ST-i、良さそうですねぇ・・ボクも慣れているSBIGの方が良かったかなー。
使い勝手はやはりSBIGですね・・

No title

ミュートンさん、こんにちは~
いやー、今の環境だとこれで手一杯ですねぇ・・(´Д`)ハァ…
もーちょい視界さえ良かったら、SRは建てたんですが・・・
10/6は卓球大会だから、ちょっと無理ですね。
あと、御大も都合が悪かったと思いますが・・・

No title

ひろしさん、こんにちは~。
そうなんですよ、自分としても、今後の運用もあるので、一度、とりまとめて判断しなくては、と思ってました。
露出時間はどれもほぼ同じくらいで、L画像は1時間前後となっています。
SXVR-H694の感度は申し分ないのですが、光を細かく分けてしまう分、やはりST8XMEと比べた場合に、1段悪いな・・とは感じます。
しかし、驚くべきローノイズと多画素なので、リカバリーはできてしまいます。
いざとなれば、2×2ビニングすれば、ST8XMEと同等ですから・・・

色彩、ご明察です。
ST8XME+オライオンはSBIGのフィルターで、SXVR-H694の方はアストロ丼です。
最後のASC-11はIDAS Type3LRGBです。

No title

グレーテルさん、こんにちは。
ニワトリ、かわう師匠のネーミングです (^^ゞ
素晴らしいネーミングですよね~

そうなんですよ、改めて見ると、ASC-11の凄さも再認識しました。
細かい画素だといろいろと、シビアーですし・・
最終的には、やっぱり超長焦点が勝利するかも・・
今年、一回も使わなかったということもあって、きちんとシステム組み上げてつかてあげたいと思っています!

No title

小ちゃん、こんにちは~
そうなんですよねー、音楽と近いものがあります。
良いものを得る為には、デバイスにも細心の注意が必要ですし、、、ほんと、ピンきりです。
ただ、どっちかというと釣りの方が近いかも・・
獲物によって、竿と糸を変えるとか近い感覚だと思います。(こちらは、筒と意図ですが ^^;)

No title

いーぐるさん、こんにちは。
そうなんですよ、すっかり、望遠鏡部屋でベンチウォーマーと化してしまっています。
うーん、カビ生えてないかしらん、、(; ̄ー ̄A アセアセ・・
準備がすっごく大変なのがネックですが、オライオンよりは確実性がある・・かなあ・・?システムはものすごく整えてあるので、使い始めたら成果はあげやすいとは思うんですよね。
ただ、秋は結露が・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
なんていってたら、いつまで経っても使えませんね。
もっと活用させてあげたいと思います。

No title

hanaさん、こんにちは。8300系カメラに比べると、感度は明らかに2段は上です。
チップサイズからも、デジカメと差別化を図る場合には、良い気がします。
デジカメの置き換え、となると、さすがに、チップ面積が苦しすぎるのですが・・

おっしゃる通り、ボクも、F5前後のニュートン系の組み合わせがこのカメラでの最適解だと考えています。
コマコレクターはいろいろと使ってみましたが、パラコア2が最強ですね。
しっかりした鏡筒であれば、確実にBestです。
オライオンでもシャープなんですが・・接眼部繰り出し量が大きすぎるのが厳しいです・・(´・ω・`)

No title

私もクローズアップ大好きでーす。
UTOさんのASC-11作品を見てしまうとついつい自分のC11も改造してしまおうか悩んでしまいます(^^;

それにしても30cmF4 SXVR-H694の組み合わせはASC-11にと比べて甲乙つけがたい良い解像度ですね。
これからのクローズアップ撮影には 鏡筒の長焦点化以外に 短焦点鏡筒に高精細カメラ というアプローチもありなのかもしれませんね。
うーん、大口径、短焦点のニュートンも欲しくなってきました、ASC-11以外に!(笑)

No title

sloさん、こんにちは。
やっぱり、限られたリソースの中でやるしかないので、一極化していくとどうしてもどこかにしわ寄せというか無理が出ますねぇ・・
ST8XMEで満足していたらオライオンも苦労はなかったのに(笑)
ASC-11との差別化も明瞭でしたし、ね。
SXVR-H694も頑張ってくれているので、使いこなせれば、一番なのですが・・

ニワトリでも、こちらは空が悪い(光害・視界)ので、マスマス悩みは深くなりますね。
理想は、暗いところに天文台たててガッチリした機材で安定撮影!(可能ならリモート・・^^;)でしょうね~
赤道儀も大きいのにして、それこそ、機材全部載せ(笑)

まあ、現実問題としては、遠征でオライオンorニワトリならASC-11&オライオン30cmの2台撮影体制が当面の野望?かしら??

No title

エムティさん、こんにちは。
それがですね、MPCCはF4の光学系に使うとシビアーで少しズレるとこういう星像になります。NGCさんも感じられてますし、パラコア2では綺麗な星像ですから、間違いないと思いますよ。
ただ、オフアキだと、周辺像を使うので、MPCCの補正不足でガイド星の形状が悪さして・・というのは考えられなくはないですが・・・いやー、でも、多分、無いなぁ・・・
あと、等倍コレクターだとMPCCもTeleskopも星のニジミが気になります。
MT160でもわずかに滲むのですが、F4だとちょっと苦しい。
やっぱりパラコア2の方が・・・と、目下悩み中・・(´ε`;)ウーン…

ASC-11で遠征する元気はさすがに無いですよぉ~ (; ̄ー ̄A アセアセ・
システムが煩雑なのがネックです。それこそ観測所つくって据付てしまえば、かなりの成果をあげそうなんですが・・・

No title

メーテルさん、こんにちは。
それがですね、ST8XMEはブルーミング痕の処理もあるので、硬調気味にしているのですが、どうも、星の形を見ていくと同じ感じがするんです・・(´・ω・`)
そうすると、いくら調整しても、ST8XMEでは良くてもより画素が細かいSXVR-H694では使い物にならないかも・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

んー・・なんかいろいろ悩ましいです。パラコア2の方が誤魔化しが効くし、焦点距離も伸びるし・・・(゚-゚;)ウーン

光軸はオライオンでは追い込みは絶対にできない(たわんでズレる)ことも考えると、運用が難しいなあ・・というところです。
少しづつ、使えるところを探っていくしかないかなー・・・

No title

ふにゃ太郎さん、こんにちは。
カメラと光学系の組み合わせはなかなか難しいですね。
RC系は確かに一つの最適解だと思います。
個人的には明るさも欲しいなーというのと遠征で使える大口径ということで、オライオン30cmに細かい画素のカメラでどこまで迫れるか、と思っているところですが、うーん、やっぱり、RC系でしっかり撮影が一番いいのかなー。
F値が明るい汎用光学系、画素サイズが細かすぎるカメラ、これだと、いろいろとシビアーでなかなか使いこなすことができなさそう・・(´・ω・`)

No title

こうさん、こんにちは~
やっぱり、クローズアップがいいですよね!
望遠鏡って、より遠くを鮮明に見たい!という欲求を満たす為の道具なわけですし!
ASC-11、いいですよー。
C11に比べると重たくはなりますが、無膨張インバーロッドはなかなか優秀です。

明るい光学系と8300系の組み合わせもとても魅力があると思いますので、大口径ニュートンも是非! (^^ゞ

No title

やっぱASC-11の威力は凄いな。あとはカメラかねぇ。せっかくイメージサークル
広いんだし、せめて4/3ぐらいのCCDと組合せたらもっと凄いんじゃないかな。
誰かが言ってたけど、銀塩と同じで、画素数ではなく拡大率の勝負に成ってる
気がする。

No title

Kobeさん、こんにちは~
ASC-11に一票ですか!自分でも運用方針を悩んでいる最中ですが、やはり長焦点クローズアップで、画素サイズに余裕があるカメラが王道でしょうか?
そもそも細かい作業がニガテな自分に高精細カメラもラージフォーマットも合ってないのは理解っているだけに・・(^^ゞ
でも、ASC-11もシュミカセのアバウトさを完全排除までいってないので、けっこー気難しい機体なんですよね、、( ̄  ̄;) うーん
でも、使う気力は湧いて来ましたよ。
拡大率勝負ですか・・個人的には口径勝負かな、と思うのですが、かつて程は最近は口径の話は余り言われないですね。

4/3・・・感度が高いカメラがあれば興味深いのですが・・・8300系なら、ちょっとASC-11では使う気力も価値も見いだせない・・( ̄  ̄;) うーん

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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