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天文雑誌入選

天文ガイド・星ナビ 2013年1月号に入選させて頂きました。
先月も少し書きましたが、月刊誌なので、早くも、2013年シーズン開幕ですね!
今年は何点いけるか判りませんが・・・頑張ります!

星ナビ入選作 かに星雲 オライオン30cmF4反射望遠鏡 直焦点 DMK/DFK21AF04 CCDビデオカメラ
0.25 FPSにて撮像

星ナビに入選させて頂いたかに星雲です。
CCDビデオカメラを用いて、0.25FPS・・・つまり、1枚あたり4秒露出を行なって撮影してみました。
・・・ひょっとしたら、一度、ブログでお見せした様な。
DeepSkyStackerを用いて、750コマを積算(コンポジット)しております。
もちろん、Drizzleを使って画素数拡大を図っておりますが、さすがにDMKカメラでの超多数枚では、自然に画素数を水増しすることができます。
最近、デジタルカメラでも取り入れられている超解像の一種で、そのおかげもあり、空間分解能の向上も果たせていると思います。
ただし、評にもありましたように、基本的には、露出不足で、ややノイジーな感は否めません。
さらに長秒露光をかけた画像や、あるいはデジタル一眼レフカメラで別途撮影した画像との融合などを用意することで、さらにトータル画質を高めることができそうです。(意図的すぎてフォトコンテストでは、ダメかもしれませんが・・)
CCDビデオカメラは、いかに、超解像をおこなったところで、元画が640×480ドットの、33万画素ですから、昨今のデジタルカメラに比べると本当にささやかな画素数しかありませんからね。
とはいえ、モノクロCCDカメラの高感度特性のおかげで、デジタル一眼レフカメラとはまたひと味違った高画質の映像を追求することはできるということがお判りになるかと思います。
コメントに書いた様に、この高い空間分解能は、超多数枚選別コンポジットの効果でしょうか、はたまた、コレクターレンズを一切、入れない直焦点ならでの鋭像だからでしょうか・・・
いずれにしても、デジタル一眼レフカメラによる作品はもとより、国内に限れば、冷却CCDカメラによる作品以上の高空間分解能の描写が出来たのではないかと思っています。
本作は自信があったこともあり、星ナビへは珍しくこれ1点のみでの投稿でした。

天文ガイド入選作 NGC7640 オライオン30cmF4 反射望遠鏡 パラコア2使用 SXVR-H694 冷却CCDカメラ

前々から撮影したい!と思っていましたが、やっと再撮影できました。
天文ガイドの評にもありますように、案外大きめの小宇宙です。
しかし、案外淡いこともあり、デジタル一眼レフカメラでは、なかなかに難物かもしれません。
玄さんあたり、TNKでチャレンジしてくれないかな?
アンドロメダ座には有名なアンドロメダ大星雲があり、次いで、エッジオン銀河の代表格NGC891がありますから、この天体は、第三の銀河、という感じになるでしょうか。
ローカルグループに属していたとは・・・天文ガイドの評を見て初めて知りました (; ̄ー ̄川 アセアセ
どおりで大きいと思った~
んー、でも、その割には微細構造が写ってこない様な。視直径はともかくとして、実際の質量的には小さいんでしょうか。距離も案外遠いんじゃないかなぁ・・

この天体は、従来ST8XMEで毎回使っていたDeconvolutionを使っていません。
画素ピッチが細かくなり、やはりフォトン数が足りないのか、デコを行うにはS/Nが不足していました。
そのかわり、Decoなど行わなくとも、もともとが高精細ですから、充分な解像があることがお分かり頂けると思います。

天文ガイド落選作 168P ハーゲンローザ彗星 オライオン30cmF4 反射望遠鏡 MPCC使用

落選したハーゲンローザ彗星です。・・この彗星は比較的明るめになったこともあり、競合が考えられたので、実のところ、ダメだろうなーとは思ってました。
明るいといっても、双眼鏡で見える程ではありませんが・・。

260P マックノート彗星 168P ハーゲンローザ彗星 オライオン30cmF4 反射望遠鏡 MPCC使用

実は、天文ガイドに応募した中で一番の本命がこれだったりします (^^ゞ
見事に撃沈 ( ̄ヘ ̄;)ウーン
競合作品はCanon EOS40Dデジタル一眼レフカメラによるもので、やはりワンショットカラーカメラに比べると、三色分解法を使わざるを得ないモノクロカメラでは、こと、彗星では、不利であるということかもしれませんが・・・
・・・
・・・
・・・あれ?168Pを見ると、どうも、キャプション入れる向き間違えたっぽいですね ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
はっはっは・・(; ̄ー ̄A アセアセ・
えー、でも、だって北は上になっていると思うんですが・・・
なかなか観測の部も難しいですねぇ・・・(´。`)はぁ・・・
北の矢印くらいは入れておけば良いのかなーとは思いました。

今月は、天文ガイドには、ミュートンさん、Y田さん、GENTAさんと遠天メンバーが活躍していました。
ミュートンさんの作品レベルなら、投稿し続けていたら、絶対入選すると思っていました。
おめでとうございます!
yamatomoさんに引き続き、初入選じゃないかな?(ミュートンさんは他誌では実績ありますが)
次はsaciさんの番かな!頑張ってください。

Y田さんの作品は、こないだの例会で拝見した作品かなー。だとすると、原盤の深みは雑誌印刷では再現しきれてないです(雑誌でも素晴らしさが伺えますが)
GENTAさんの魔女の横顔も素晴らしい作品ですね。コメントにデジカメはあっさり志向・・とのコメントがありますが、しっかり写せばこのレベルになるということの読者への紹介でしょうね。
総露出時間3時間24分は、充分な露出ですものね。

となりのhanaさんのオリオン座も見応えがありますね。8枚ものモザイク作品で、透明感重視に仕上げてあって、素晴らしい作品だと思いました。
近場ではなかなか光害で思うように写せませんが、いずれは自分もこういう写真にもチャレンジしてみたいです。
おうし座の分子雲は、赤道儀から判断して5Dさんかなぁ・・(違ったらごめんなさい)
前項でのデジカメであっさり・・というのは、やはり読者への啓蒙の一環なんだろうな、と思いました。
淡い分子雲の様子が見事です。
北海道勢は若い方々が頑張ってきていますね!

よっちゃんの最優秀はさすがですね。雑誌印刷だとハイライト部がやや潰れているのが残念ですが、無理な強調等が無く、自然な雰囲気なのが凄いですね。

sora-canさんのNGC660もお見事でした。
小さい銀河ですが、特徴的な天体なので、こういう天体が入選してくれていると嬉しくなります。
描写もお見事で、こういう感じで立体感があるように腕を表現したいです。
自分もまた再撮影してみたいなーと思います。

今回、星ナビは時間が無くてさらっとしか見て来なかったのですが、sora-canさんは2誌入選だったかと。
ぴんたんさんも入選ですね(NGC1333だったかしら・・)
相変わらずみなさん、頑張っていらっしゃっていて、嬉しいです。
お互い、また来年も頑張りましょ~!

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コメント

No title

RUKUさん、こんにちは~
どうもありがとうございます&入選おめでとうございます。
オリオン座、お見事でした。
ボクもいずれこういう撮影をやってみたいなーと思ってはいるのですが、なかなか・・広角は空や腕前が問われるので難しいですね~( ̄ヘ ̄;)ウーン

来年もお互い、頑張りましょ~!

No title

Qooさん、こんにちは~。
どうもありがとうございます~
仰る様に、この方法なら、たかだか数秒ですので、追尾精度が悪い赤道儀や、弱い鏡筒でも、ちゃんと実用になりますから、低コストで高画質が狙えますよね!

そうそう、遠くの銀河なんですが、オライオン30cmを使う様になってから、この種の遥か遠方の銀河も良く写る様になってきた気がします。
高画素数のSXVR-H694では特に、これらの天体も目立つ様になって、楽しいデス。

No title

jiikoさん、こんにちは~
どうもありがとうございます。
かに星雲も撮り頃ですから、ぜひ狙ってみてください。
スタッドレス、そちらは雪が大変そうですね。
寒さに負けず、お互い頑張りましょう!
・・と、書きつつ、自分の方が寒さに負けそうです・・。

No title

sakumaさん、こんにちは。
どうもありがとうございます。
地方都市なので、なんとか、ニワトリからでも冷却CCDなら、なんとか撮影可能で多いに助かっています。
今は一時撤収状態ですが、なるべく早期にニワトリシステムを再設置したいところですね~
お互い、来年も頑張りましょう!

No title

kin**rohaji**oさん、こんにちは~
ビデオ積算、強力ですよー!
淡い天体はニガテですが、30秒まで露出できるDMKカメラなら、いろいろな天体を写せそうです。
縮小光学系も、小さいセンサには向いていますから、想像以上の戦果をあげられるかもしれませんね。
こちらもCマウントレデューサでF2.4にして撮影してみようかしら・・(^^ゞ

No title

こんにちわ☆

W入選、おめでとうございます

来年早々の受賞
幸先宜しく
来年は色々とおめでたい年になるような・・・

ヒューヒュー(*^.^*)

勝手に盛り上がりました

No title

そうそう

かに星雲は、かにっぽいですね

No title

たびたびおじゃまします

それが、今日図書館に行ったんですが

なんと
図書館に星ナビと天文ガイドが置いてありました
今まで気が付かなかった=■●

両方見ました
今度は借りてきて(最新号は借りられないので)
ゆっくり見たいと思います

No title

2誌、W入選おめでとうございます。
惑星撮影だけでなく、DMK/DFK21AF04を駆使して素晴らしいです。
自信があっただけあって超解像のかに星雲は詳細が良くわかりますね。

No title

5Dさん、こんにちは~
どうもありがとうございます&入選おめでとうございます!
そちらの寒さはやはり温暖な浜松とは1段どころか、10段くらい違いそうですよね。
ニワトリは便利なので、またちゃんと構築したいと思います (^^ゞ

そうそう、コンテストも参加することに意義があると思います。
お互い頑張りましょ~!

No title

Nikon1957さん、こんにちは。
どうもありがとうございます。
他のみなさんの作品と紙面で比べてみると、プリントをもう少し改善した方がよさそうな感じはするのですが、なんとか拾ってもらえています (; ̄ー ̄川 アセアセ

かに星雲、超多数枚の威力で、フィラメントの描写が向上しました。
惑星写真からの応用?ですが、案外、面白い方法だと思います。
デジタル一眼レフも性能向上が目ざましいので、明るめの天体なら、ISO6400で30秒×100枚とかやると、オートガイダーとか無くても撮影できちゃうかもしれませんね。
そうすると最近の機種ならダーク減算も要らないかも・・?
写ってないものは、写ってこないので淡い天体は×でしょうが、、、
お手軽高画質路線っていうのもアリかなーと思ったりします(後処理大変ですから、トータルでは手軽じゃあないですね)

No title

hanaさん、こんにちは~
どうもありがとうございます&1Pぶち抜き入選おめでとうございます。
見事なオリオン座でした。

分子雲はやっぱり5Dさんのでしたか!撮影地と赤道儀名(汗)でピンと来ました。
いやー、hanaさんもまだまだ若いぢゃないですか~

Drizzleは、HSTのアルゴリズムで、やっぱり、ディープスカイには向いているのかも!とか思っています。
H694もなんとか実用にこぎつけた、というところでしょうか。
いろいろとまだ問題はあるのですが、なんとかやっていこうと思ってます。
でも、とりあえず、冬場の遠征であの配線数はきっついなーとも感じました (; ̄ー ̄川 アセアセ

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いーぐるさん、こんにちは。
どうもありがとうございます~
彗星は260Pは自信があっただけにガッカリでした・・(´・ω・`)
カニさん、結構いいでしょー。
僕も、この撮影方法ならでの活用方法はあると思います。
あと、デジタル一眼レフにも応用できないでしょうかねー・・・
昨今の超高感度設定が良くなったカメラなら、案外、まともな作品が短時間露光(とはいえ、30秒以上は露出しないとダメでしょうが)超多数枚路線でもいけそうに思うのですが・・・どうかなー・・・

NGC7640は、ちょっと掲載が小さいのが残念でしたが、次回は大きく掲載されるように頑張りたいですねー!

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タネさん、こんにちは。
星雲のスタックだと、Registax(ちなみに、RegistaxにもDrizzleありますよ)だと、設定方法を詰めれば良いのかもしれませんが、イマイチ選別が上手くいかないので、DeepSkyStackerを使いました。多機能で優秀なフリーソフトで重宝しています。
一応、前に、M82は、冷却CCDカメラ画像に上乗せして出したこともあるのですが、やっぱりフォトコンテスト的には×でしたねー・・・
いや、まあ、トータルの写真の出来が悪いのかもしれませんが・・
ちなみにコレ
http://photozou.jp/photo/photo_only/2183755/132000657

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saciさん、こんにちは。
いやー、機材は全然、安定感無いんですけどね~ (; ̄ー ̄川 アセアセ
チャレンジ精神で頑張りマス! (∀ ̄;)

saciさんの腕前なら、入選もすぐですよ!
新PCも買われた事ですし、これから、これから!
お互い、頑張りましょう!

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ダイナさん、こんにちは~
どうもありがとうございます。
いやー・・あわよくば、彗星も入れて、3点なんて・・(; ̄ー ̄川 アセアセ
でも、なかなか厳しいですね~

ダイナさんなら、応募すれば入選ですよ~
寒さが厳しくなる季節ですが、お互い、頑張りましょう!!

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g-logさん、こんにちは~
どうもありがとうございます&入選おめでとうございます。
清楚な2号さん、流石です。
いやー、例年、実は割りと前半頑張っても後半尻すぼみなことが多いのですよ(銀河の季節じゃ無いので)
NGC7640、M1とも綺麗な天体ですので、ぜひ、g-logさんも撮影してみせてください
特にM1はg-logさんの撮影方法なら、とんでもないのが写る様な。
楽しみにしています!

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ななこさん、こんにちは~
どうもありがとうございます。

ほんと幸先良く2誌入選となりました。
来年は、そうですね、そうなるといいなあ~(汗)
かに星雲は、かにっぽいですよね。
赤いフィラメントが蟹足なんですが、もう少し、こちらは露出をしないとダメそうです。
図書館、天文雑誌置いてありましたか!言われてみれば、子供の頃は市の中央図書館に見にいったものでした(チャリンコで30分くらい)
そうそう、最新号は借りられないんですよね。

No title

しけるさん、こんにちは。
どうもありがとうございます~。
惑星状星雲だけだと勿体無い!と思って、手軽な星雲撮影に使ってみたのですが、これが、またなかなかの性能だったので、真剣に活用を考えてみました!
ホントはもう一歩、感度が欲しいところですが(ICX618ならさらに露出半分に切り詰められる)、でも、費用対効果を考えると手が出せない・・(´・ω・`)
SXVR-H694でやってみても面白いかもしれませんが・・直焦点の良さはスポイルしてしまうか (゚-゚;)ウーン
中心部トリミングでテストしてみようかな。
感度が高い分、さらに良い結果が得られる可能性はあるかも・・?

No title

ダブル入選おめでとうございます!Webカメラでのカニ星雲の細かい構造描写はほんとすごいです。評にあったように、年月をおいて撮影して、ガス変化が追跡できたらロマンでしょうね~。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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