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初入選作品

古い天文雑誌も、いつまでも置いておくわけにはいかない(と、いうか、すでにかなり捨てられてしまっていた・・)
ので、スキャナで必要そうな記事だけスキャンしていました。
昔は割りと良くやっていたのですが、ここ数年はサボってました。
機材ネタと、天体観測関連の記事、読み物系はビミョーなところですが、スキャナもドキュメントスキャナは読み込みが早いので、今回は割りとスキャンしたかな・・・

さてさて。そんな中で、捨てられていたと思っていた天文ガイド初入選の号を発見しました。
緑のスジはスキャナのせいです(傷か汚れか・・・)
これが、僕の天文ガイド初入選作品です。2001年7月号掲載。
タイトルは『挑戦!すばる画像』
・・・いやぁ~、作品にはタイトル大事!とは今でも思ってますが、思ったよりも、こっ恥ずかしいタイトルつけてましたなぁ・・(^^ゞ
望遠鏡は、ビクセンのR200SSを使っています。この望遠鏡も今でこそ、手放してしまいましたが軽くて良い機材でした。光軸調整に悩まされましたが・・・

当時は未だ、Hαフィルターについて使っている例はほとんどありませんでした。
と、いうかCCDでは国内では情報は全くの皆無。
1999年ころに、田中光化学工業のTaNaKaさんとメールをやりとりしていて、ふと、そういえば、Hα単色であれば月夜でも撮影できるのではないか・・・?と問い合わせたのをきっかけに、国際光器さんから、SBIGのHαフィルタを購入。お値段29800円也・・。
半値幅は3nmでしたが、これを使えば、念願のM57のハロが写せる!と当時喜んだものです。
しかし、当時、持っていた冷却CCDカメラ、CV-04Lでは感度が大変低く、10分☓9コマをコンポジットしても、思う様にS/Nが上がらず・・・
TaNaKaさんが、Eチップでの写真を見ると少なく見積もっても、5倍の感度を有することから、とうとうST7E(NABG)に買い換えました。
当時のメモを見ると、購入前に、相当ブルーミング対策を考えていたみたいです。
内、1つの回転ブルーミング法については、後日、取り上げて頂けたわけですが・・それは別の話ですね (^^ゞ

ST7Eを年初に購入して、ようやく使いこなせる目処を立てて、気温も温かになってきたので、獅子ヶ鼻公園で撮影してきました。
確か、M82撮影日は半月くらいの月で月が登ってきてから、Hαで撮影したのを覚えています。
Hαフィルターも当時は呼び名がなかったので、きちんと、Hα-passフィルターとして投稿してますね。

また、当時、カシオのデジタルカメラQV-8000SXによる天体写真もやっていました。
当時は、まだデジタル一眼レフカメラが登場する前で、デジカメで天体写真(星雲ね)と言うと、ハナで笑われたものです。
しかし、そのノイズの多いデジカメ画像を処理して得た、ノイズ除去処理も、この作品にフィードバックさせており、もし、デジカメでの天体写真に取り組んでいなかったら、この作品は多分、入選しなかったと思います。
特にM57の周辺は淡いので、ST7Eといえども、ザラザラで処理に苦労しました。
一番苦労したのは輝度差ですが・・デジタル現像で頑張りました。

今見ると、大した画像ではありませんが、撮影に対する方針、姿勢は割りと今でも継続させていて、ときどき、100億光年の彼方のクェーサーとか狙ってみたりしています。その他、落選しましたが、はくちょう座Aとか、ペルセウス座Aとか・・・
こういうチャレンジ系の撮影の最終目標は、アインシュタインリング・・・重力レンズで歪んで見える銀河です。
でも、まだまだ、腕前をあげていかないと・・・・なかなかチャレンジすらできずにいるのが現状です。
相当暗い(19~21等)ですし、小さいですし。
機材はオライオン、カメラはSXVR-H694でいけるとは思うので、あとは、しっかりしたガイド、適切なフラット補正、淡い部分を描出する画像処理・・・いずれも鑑賞用写真、フォトコンテストを通じて培っていける要素と思って取り組んでいる次第です。
今年こそはチャレンジくらいはしてみようかな・・・
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コメント

No title

10年以上前の雑誌が保存されているとは。物持ちがいいですねー。
今見ても当初から理論的アプローチを結果に結びつけられてたんですね。現在の水準から見ても見事な写真です。
まさにHの神様ですね(激しく語弊あり)。

No title

Utoさんはやっぱりすごいな。この時代から、すでに新しい撮影方法に果敢にチャレンジされていのに驚愕です。
それも、しっかり理屈に裏付けられた確信をもってのチャレンジ精神をずーっと続けておられているのに敬服します。

No title

初入選作品からマニアックな撮影をされていたんですね(^^; いやはやさすがの一言です。アインシュタインリングとはこれはまたすごい目標ですね。いや、もう手に届くところにあるようですので、成果を期待しております(^o^)

No title

昔(?)から素晴らしい作品を出されてたんですね。
当時の技術がどうだったのか、キャリア2年の僕にはわからないのですが、今のレベルでも十分見事は作品です。
経験を多く積まれて、そして今の作品があるわけですね!

No title

こんな頃から撮られてたんですね。
相当な技術の積み重ねが出来て、居られるんでしょうね。凄いです。

No title

はなちゃん、こんにちは~
やっぱり、初入選作品はいろいろと思い入れが大きいですね~

No title

ミュートンさん、こんにちは~
いやー、でも、この頃には遠天のお仲間に入れて貰ってますよ~
2000年の夏に来たリニア彗星(C/1999S4)をアストロアーツのギャラリーに投稿したところ、M永さんが誘ってくれました。
丁度、月天みて同好会探していたところだったので、良かったです。

うーん、遠天に入る前はさほど活動はできてなかったかも。
ヘボ彗星の時の観望会はとてもタイミングが良かったです。EM-10持っていったものの、持ってきた時に電源ケーブル断線させてしまって・・
その時は、固定撮影しか出来ませんでしたが、大佐の20cmで見たヘボ彗星のシェル構造は未だに脳裏に焼き付いてます。凄い彗星だった!

No title

シュミットさん、こんにちは~
冷却CCDを使い初めたのは1994年からですからね~。結構、長いでしょ?(来年で20年かぁ・・)
シュミットさんがやる気になったら、すぐに抜き去られちゃいますよぉ~
お互い、楽しみながら、撮影、頑張りましょう~

No title

hanaさん、こんにちは~
高校生の頃から入選されているとは、流石ですね!
2002年9月号、また帰省した時にあったら、拝見してみます~。

大学の時に、CCDやカメラ、画像処理の講義も受けていたりしたので、基礎知識は割りと習得していたんですよ。
Hαフィルターについても、仕事で蛍光用のバンドパスフィルタを使ったから思いつきました(励起と蛍光で波長分けする)

No title

ヨネヤンさん、こんにちは~
冷却CCDはST4ですが、1994年から使っているので、来年で20年になっちゃいますね (^^ゞ
本当の黎明期の人たちは、もう、2,3年早くから取り組まれているので、ある程度美味しそうと思ったら、速攻で飛びついてマス(S2Proも、TouCamもそうでしたが ^^;)
もっとも、1994年当時、周りの天体写真やられている方々が凄すぎて。
同じ事をやってもしょうがないなーって思って、ST4をイメージングで使ったのが運の尽き?でした。
でも、自分の手で深宇宙を捉えるのは楽しいです (^o^)
カシオペアAもチャレンジ系でしたが、なんとか入選してくれて良かったです ε-(´∀`*)ホッ

No title

しけるさん、こんにちは~
初入選は、2回目の投稿での入選でした。1回目は皆既月食でゲキチン (>Д< ;)

挑戦!HST!!ではありませんが、一応、ハッブルが狙った天体も撮ってますよ。
エッグ星雲とか
http://oozoradigital.web.fc2.com/html/Egg.htm

G1とか
http://oozoradigital.web.fc2.com/html/G1.htm

やー、自分で撮ってみるとハッブルの凄さが分かります (; ̄ー ̄川 アセアセ
G1は今撮り直せば、もーちょいマシになるとは思いますが・・・
機会があれば、かなぁー。

No title

T-Fixさん、こんにちは~
天文ガイドのCCD元年!の謳い文句に乗っかって1994年からCCD始めました。
この辺りも、いろいろと経緯はあるのですが、そのうちブログで書こうかなー。
割りと紆余曲折、楽しい読み物になりそうです(書くのは大変ですが・・・^^;)

CCD'erの憂鬱、読んで頂いてありがとうございます。HomePageの方は一番最初に作ったのが2002年だったので、こっちも10年超えちゃいました。もっとも、昨年は更新できませんでしたが・・・
またまた充実させていくつもりでいますので、お楽しみに?
CCDStackの使い方も、HPに移植した方が見透しが良くなりそうですし・・

Drizzleを初め、ブログでも公開していきますので、お楽しみに・・?

No title

jiikoさん、こんにちは。
なんと、お子様の一言が、天文へのきっかけだったんですか!
なんだか嬉しいなぁ~
観望会でも、親御さんの方が興味を示される事があるのですが、なかなか天体撮影までやろうという方はいらっしゃられないかと思います。
MT160なら、十分に深宇宙の姿を切り取っていけますから、ぜひいろいろと撮影を楽しんでください~

No title

ふにゃ太郎さん、こんにちは~
なんとか捨てられてなかったみたいで良かったです!
このページの前に、ふにゃ太郎さんの見事なM51が掲載されていましたよ。

ふにゃ太郎さんの初掲載、初入選おめでとう!のコーナーはだいぶ前に見た覚えが・・めっちゃカッコいいですよね、ふにゃ太郎さん。

あとは、2001年のST7Eを買ったばかりの頃に、M66で共作しよう!と、やろうとしたこともありましたね!
ただ、僕の方がST7Eにまだ慣れなくて良い画像が撮れなかったんで、ポシャっちゃいましたが・・
いやー、ホント、いろいろと懐かしいです。

No title

sora-canさん、こんにちは。
いやー最先端な機材ではなかったかもですが、とにかく、感度優先、大口径優先でしたね~
もっと遠くをもっと鮮明に写したい!
という感じです。
今年はマニアックな天体共をまた狙っていきたいなーって思っています。
メジャーどころも、もちろん、撮り直していきたいのは撮っていきますが・・

No title

かわうさん、こんにちは~
基礎だけは(当時)みっちりと学んでいたので、今でも、どちらかというとステライメージまでの処理の方が得意で、レタッチソフト持ち込むと、アタフタ、ドタバタって感じであーでもない、こーでもない・・なんて感じでやってます (^^ゞ

いやー、当時、フィルターワークに凝っていたので、色魔と呼ばれてました(笑)

No title

いーぐるさん、こんにちは~
天体写真って、でも、チャレンジングなところがありますよね~
だんだん、ネタが尽きてはきましたが、まだまだいろいろとやってみたいなーって事はあります。
偏光撮影もしてみたいですし(←結構手間)、分光撮影もやってみたい(←もっと手間)とは思うのですが、最近、なかなかこういうチャレンジする意欲が低下してきたかも・・(´・ω・`)

でも、マニアックな天体を写しとりたいという姿勢だけは維持していこうと思っています。

No title

ひろしさん、こんにちは~
いきなりマニアックでしょー?
星ナビ誌は何を入選させたのかすっかりと忘れてましたが、履歴を追いかけてみたら、NGC281のHubblePaletteで、タイトルは、NGC281 HST風 でした(笑)
2004年の2月号だったか、そのあたりだと思いましたが、こりゃ、こちらも、マニアックだわ・・ (^^ゞ
今でこそ、SAO合成も比較的行われてますが・・・国内ではやっぱりほとんど初めてだったんじゃないかと思います(後で調べてみたら、国内でもST6でやられている人もいらしたので、一番のりではなかった様ですが・・)

No title

Skywalkerさん、こんにちは~
今のレベルだとM82なんかはチョット・・(^^ゞ という感じですが、M57なんかは割りと見られますね~
そうですね、仰るとおりで、いろいろな積み重ねで、やっぱり今の作品が出来るんだなぁーと感じます。

No title

addict2525さん、こんにちは~
一番最初に撮影したのはST-4で1994年10月からですから~
ホント、かなり長い間の積み重ねできています。
特に黎明期のCCDカメラも、画像処理もそれなりにきちんと基礎を自分で専門書から引っ張ってこなければ、全然できませんでしたから・・
でも、三色合成とか、基礎から学べたのは良かったかも・・?

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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