FC2ブログ

記事一覧

NGC3628のしっぽ

昨今のデジタル一眼レフカメラの性能向上と、明るい光学系,さらには冷却CCDカメラが普及してきたこともあり、NGC3628の東側に、しっぽが伸びている様子が捉えられる様になってきました。
しっぽは、おそらく、NGC3628とのスレ違いで引き伸ばされた小宇宙・・・!
モカのパパさんの作品にもNGC3628の東側(左上)にうっすらと銀河が伸びている様子が捉えられているのが判りますよね!

この淡い銀河は、同じ静岡の仲間が以前にFRC300で捉えられていて、それで、自分も撮りたい・・!!
と、5年ほど前から何回もチャレンジしていたのですが、自宅から狙うのは厳しすぎる・・・
そこで、2年ほど前に、ぼうらやさんにでかけて撮影して撮影してこようと出かけました。
望遠鏡は、イプシロン200,カメラは、デジタル一眼レフよりも、超高感度な、ST8XME冷却CCDカメラを使って、遠征での撮影です。これなら写るだろう!

ところが、初日(2010年1月27日)に撮影したデータをチェックしてみたら、NGC3628を中心においた構図で、バッチリだろう!と思っていたら、想像以上に、この引き伸ばされた銀河は伸びていて、明らかに写野をはみ出していました・・・ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

仕方ないので、今度はなるべく右に寄せて、再度撮影しに出かけました。想像より淡く、長く伸びていたことから、
1/30、1/31、2/2と、3晩も出かけて撮影してきました。良くもまぁ、連戦ででかけたものだと我ながら呆れちゃいますが、でも、撮影したい写真が思い浮かべば、撮影意欲が俄然湧いてきて頑張れますよね~(←天体写真だけじゃなく)
NGC3628からたなびく銀河 イプシロン200 800mm F4 望遠鏡 ST8XME 冷却CCDカメラ 
L=15分×38 R=5分×8,G=5分×8,B=5分×8

過去処理のままだとちょっと見映えがイマイチでしたので、少し手直しして、コントラストと彩度あげました (^^ゞ
NGC3628に飲み込まれているのか?淡く引き伸ばされた銀河が、左(東側)に伸びています。
・・結局、せっかく右に寄せたのですが、入りきりませんでした・・・ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

NGC3628の中心核付近もスターバーストの影響か?複雑な構造と紅い光が見られ、なんらかの銀河同士の相互作用があったことを伺わせます。

この淡い引き伸ばされた銀河は、T-Fixさんが見事に捉えられていますね!
500mmクラスでも充分、見映えがしそうですから、春には撮る対象が・・・と思っている方は、ぜひ狙ってみては如何でしょう?
分子雲と難易度は同程度じゃないかなー・・と思います。

NGC5907ぐるぐる  イプシロン200 ST8XME L=15分×19+20分×8  R=5分×9 G=5分×9 B=5分×9

こちらは、NGC5907を超時間露出をかけて写したものです。
この小宇宙の周囲には、やはり別の銀河が引きずり込まれ、飲み込まれていく姿が、淡く、ぐるりと取り巻いている軌跡として見られます。
星ナビの記事、天上のCCD画像で掲載されていた写真では、本当にぐるぐるっと回っている姿でしたが、自分の撮影した画像だと、なんとか、ぐる・・・程度でしょうか・・・
これでも、はるの山の楽校(旧山の村)で撮影したデータも加えて、かなりの時間かけて撮影したのですが・・・なかなかに難物です。

T-Fixさん、sora-canさん、ぴんたんさん、みなさん、ぜひ、狙ってみては如何でしょうか!

余談
ちなみに、この2つ、どっちも落選でした (´・ω・`)
んー、まだまだこういう淡モノに手を出せる技術はないなぁ・・・と、痛感させられたものです (≧ヘ≦) ムゥ
もーちょい、上手く処理できるようになったら、また再撮影したい・・・か・・・? ( ̄  ̄;) うーん
関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title

UTOさんが以前コメントをくださったNGC3628のしっぽということがこれでわかりました。
こんなに大きな構造がNGC3628にはあったのですね。
5年も追いかけて、こんなにも淡い対象も撮影してしまうUTOさんは流石です。

No title

このレベルの淡系は、自宅撮影ではトライするまでもなく無理なので、遠征されている方々の写真鑑賞に専念いたします。しかし、15分×38ってスゴイ根性です。

No title

良いですね。
僕にはいつ撮れることやら...
でもチャレンジはしてみたいです。

No title

Orion 30cm/F4の集光力と、H694のQEで再挑戦する作業に戻るんだ!

No title

ATSUJIRODESUさん、こんにちは~。
3628の尻尾、面白いですよね。
しっかりと露出だけかければ、尻尾は写ってくると思いますので、是非狙ってみてください!!
あとは処理をどうするかがまた難しいかもしれませんが、でもこういう難物にダメもとでもチャレンジしていくと、レベルアップも早いかもしれません???

No title

コーチさん、こんにちは~
銀河からちょこっと伸びている部分だと、なんとか自宅庭からも捉えられることがありましたが、さらに伸びている淡い部分、となると、明るい筒でないと厳しいかもしれませんね。
ただ、コーチさんのご自宅は、きっとぼうらやさんよりも条件が良いと思いますので、ぜひ、明るい筒でも狙ってみてください!

5907は、また再チャレンジしてみたいですが、オライオンだと長時間露光が厳しいかなあ・・・( ´Д`)=3
でも大口径の集光力に期待してみたくなります。今年はムリでも来年には・・?
でも、ぐるぐるまではなかなか難しそうな気がします・・。

No title

T-Fixさん、こんにちは。
やはり枚数稼ぐと、背景が落ち着いてくるので、その分有利ですよね。
T-FixさんのF2.8なら、半分で露出は良いと思うのですが、それでもオーバー300分コース・・?
中性水素は21cmの電波を使っているのですが、可視光では見えない銀河同士の相互作用を捉えるのに使われているみたいです。有名なのはM81とNGC3077とか、ですが、NGC3628で実際に電波で捉えられているのかは?

NGC5907のぐるぐる、ちょっと小さめな面はありますが、ぜひトライしてみてください!でも、たぶん、3628より難物・・・

No title

Tamiさん、こんにちは~
綺麗な天体写真ってカラーバランスが大事だと思いますので、まずはそこを抑えると良いと思いますよ。ハイライトの白がRGB=255,255,255、背景はグレーで、例えば、RGB=30,30,30といった感じです。
もっとも、実際の夜空は青緑色(夜天光などもあるので)らしいのですが・・

いやー、3628のしっぽ、ぜひ狙ってみてくださいよぉー (^^ゞ

No title

モカのパパさん、こんにちは。
3628のしっぽ、難物ですが、CCDや、昨今のデジカメなら、充分、撮影対象になると思うんですよね。
NGC5907ぐるぐるは、相当難物ですが、でも、面白いでしょー?ぜひ超時間露光で狙ってみてください。
ボクも5907は今年、再チャレンジしたいかも!

No title

小ちゃん、こんにちは~
マニアックな対象なのですが、壮大な宇宙の姿だったりします (^^ゞ

No title

アイちゃん、こんにちは~
Qちゃんだと、F6.5と暗めなので、ちょっと厳しいかもしれませんね。
でも、じゃんじゃん重ねてみてください!
フィルム時代では絶対に写らなかった天体がデジタルだと描出できるので、いい時代ですよねー。

No title

シュミットさん、こんにちは~
メジャーな天体を綺麗な写真にするのも楽しいですが、こういう写るかどうか判らない天体を狙うのも、なかなかおもしろいですよね。

No title

SkyWalkerさん、こんにちは~
こういう天体も面白いでしょう?壮大な宇宙の衝突現場です。
仰るとおり、明るい光学系と超高感度カメラのおかげで、アマチュアでもいろいろな天体が捉えられる様になってきましたね。

No title

ヨネヤンさん、こんにちは~
ナイスありがとうございますm(_ _)m
淡い銀河をあぶり出す手法、毎回、あーでもないこーでもないと、いじくり回してしまうので、なかなか安定しないのですが、3628は何回もやり直しただけあって、自分でも納得のいく出来栄えだったりします (^^ゞ

No title

NGCさん、こんにちは~
Arpカタログですか~。さすがにまだリストアップしてないのですが、いろいろと狙って行きたくなりますね~

No title

ひろしさん、こんにちは~
KAF1603MEの超高感度といえども、ここまで淡いとなかなか難しいですね。
まず影響してくるのは空かな・・
あとは集光力の差も出てくると思いますので、やはり次に撮るならオライオン?

No title

しけるさん、こんにちは~
NGC3628のしっぽ、なかなかおもしろいでしょー?
結構面白いと思いますので、ぜひ狙ってみてください!

No title

g-logさん、こんにちは~
光害の影響を受けにくいIRを使って撮影してみてはどうでしょ?
結構いけそうな気もするのですが・・・

No title

addict2525さん、こんにちは~
冷却CCDなら、頑張れば写ると思いますので、ぜひ狙ってみてください!

No title

kobe1995さん、こんにちは。
そうなんですよね、次は大口径の集光力に期待してオライオンで、と思うのですが、ガイドが止まるかしら・・( ̄  ̄;) うーん
カメラは、ここまで淡い天体ともなると、画素が細かいSXVR-H694よりも、画素サイズが大きく、フォトン数が稼げるST8XMEをつかう方が正解かもしれません。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

月別アーカイブ