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月夜の小宇宙巡り NGC3877

さて、先週半ばに月がある中で撮影した小宇宙です。
やっと処理しました。
NGC3877 オライオン 30cmF4 反射望遠鏡 SXVR-H694 冷却CCDカメラ L=5分×10コマ RGB=各5分×3コマ

NGC3877は、おおぐま座にある小宇宙です。
光度11.9等、視直径5.5’×1.3’のとても小さな天体です。
しかし、月明かりが大きな状況でも、そこは超高感度冷却CCDカメラの威力、バッチリと描出できたと思います。

また、従来はこの様な星雲巡りは、新月期に、ニワトリで、余力があれば2式目の望遠鏡を持ちだして撮影していたのですが、そうなると使う望遠鏡は、MT160反射望遠鏡やミザールの13cm反射望遠鏡になっていました。
これらの望遠鏡に比べると、口径が大きく、焦点距離も長い為、思っていた以上に小さい小宇宙の構造もしっかりと描出してくれ、思わぬ福音になりました。
2台体制も検討はしていきたいところですが、描写を考えると、やはりこの路線、月夜のニワトリで、小宇宙訪問をやっていきたいですね。

しかし・・この種の撮影は、自分が撮りたい!というのが大きいのですが、その一方で、撮影技術の向上というのも、目論んでいるワケです。
ところが、今回は、風がややあったせいか、星像が崩れまくってしまって、撮影そのものは大失敗!
ガイドエラーしまくっていました・・・ ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

うち、L画像4コマだけはなんとか、使えましたが、4枚からだけではとても画像を起こせません。
そこで、カスタムフィルター適用後に、CCDStackのDataReject機能に期待しましたが、さすがに6コマも流れていると上手くエラーを排除しきれませんでした・・
そこで、まともな4コマだけを使って、星が○い画像を作成!
以前、yamatomoさんから教わった方法で星マスクを作って星だけ入れ替えちゃいまいた (; ̄ー ̄A アセアセ・・・・
なんだか、撮影技術の維持・向上を図るつもりが、誤魔化しのテクニックだけが向上しちゃってるよ!ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

RGB側は3×3ソフトウエアビニングまでやって、なんとかカラー化しています。
このクラスの暗い銀河をわざわざ時間をかけてまでカラー化する意味がどこまであるかはやや疑問もありますが・・(もともと、色味に乏しいので)
でもカラーの方が綺麗かなぁー・・なかなかこのクラスの天体になるとRGB各5分×3程度では苦しいです。

でも、久々の銀河巡りだったので、割りと満足♪
まだまだ未処理のデータがありますので、ぼちぼちと処理していこうと思います。
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コメント

No title

私も先週は月齢13の月夜に撮っていました。明るめの対象なら案外写るものですね。一応、月から45度くらい離れた対象を選びました。透明度が低いよりはましなのかもしれません。
NGC3877は私の撮影候補リストにも載っています。しかし春は対象が多くて、撮っても撮ってもリストが埋まりません。これ撮るのはいつになることやら。

No title

月明かりのニワトリでこれだけ銀河が撮影できるのというのは凄いですね。月夜のニワトリの極意はなんでしょう。
これだけ写れば、新月期でなくても小宇宙探査がたのしめますね。私もこの技を身に付けたいです。

No title

月夜で12等の銀河がこの写りはすごいです。月夜に銀河は狙わないというのが定説(?)かと思っていたのですが、そんなことはなさそうですね(^^;

No title

私、これ撮りたいけど我が主砲は向かないおおぐま座ではないですか?! 輝星のそばの銀河で覚えていたんですよね。
これ左が北の構図ですか。最初わからなかったです。
いろいろあったのはスパイダーのクロスがちょっとおかしいので、わかりますでしょうか?

私はフラットするとノイジーになるので、今困っているという低次元の画像処理ですので、こんなの当面無理そうです。(^^:

No title

sora-canさん、こんにちは~
シーイングも少しづつですが、落ち着き始めているみたい?
思ったよりも構造が出てくれて、嬉しくなりました。
やっぱり30cm、長焦点(中焦点?)の威力を感じるので、撮影済みの天体も、もう一度、全部、オライオンで撮影し直したくなってきちゃいます (^^ゞ
うーん、でも、なかなかムリだなぁー・・・

No title

こんにちは~

ん。。ごまかし?
すごく綺麗です~♪

ナイス!ラムぽち。

No title

エムティさん、こんにちは~
そうですね、月明かりはありましたが、透明度は良好でした。
今週くらいからは晴れても、霞んだ空ですね (´・ω・`)
うーん、シーイングが良くて透明度も良いなんて条件ではなかなか撮らせてもらえませんね、、(>Д< ;)
ガイドエラー修正のテクニック、なんだかんだで身についてしまいました(。・ω・。)

No title

g-logさん、こんにちは~
実は、最近のg-logさんのブログでマイナー銀河をバシバシ撮影されているのに刺激を受けて、僕もなんとか撮影しなくっちゃ!と思ってやってみました。
春は系外銀河の宝庫ですものねー。オライオン+SXVR-H694の組み合わせはやはり素晴らしく、また撮り直したい天体がいくつも出てきていますが、なかなか撮影し直しまで手が回らないだろうなぁ~

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いーぐるさん、こんにちは。
極意ですか~(゚-゚;)ウーン
やっぱりフラットエイドが一番かな?
これが無かったら、月夜に撮影は考えなかったと思います。
ぴんたんさんには本当に感謝ですね!

いーぐるさんも、星見台が出来たら、撮影三昧ですね!?

No title

ひろしさん、こんにちは。
冷却CCDは光害に強いのと同じ理由で月夜でも撮れるのですが、やはり月明かりでのムラが出てしまう問題があり、これまでは撮影はしても、処理が面倒だったのですが、ぴんたんさんのフラットエイドのおかげでだいぶ簡略化できてなんとか撮影する気力が出る様になりました。

結構、写りますので、ぜひ試してみて下さい。

No title

NGCさん、こんにちは~
そうなんですよ、おおぐま座の中では南にある方ですが、赤緯47°くらいだったような。ウチからもギリギリな位置だったと思います。
スパイダーのクロスなんですが、実は、オライオンの斜鏡スパイダーは、×になっておらず、若干、ズレて付けられているんですよね。
構造上、どうしても割れてしまうのかなぁー・・と諦めています。ただ、割れるのは先っちょだけなので、まあ、いいか・・と思っています。

フラットでノイジーにはなるのですが、輝度カウントと枚数を増やして対処してみてはどうでしょうか?
個人的には、飽和レベルの40~60%の光量(2万~4万カウント)になるように露出を調整して、薄明光で、20枚程、撮影してコンポジットしたフラットを使っています。

No title

民さん、こんにちは~
いやー、そう仰って頂けると嬉しいですね~
もっと綺麗な写真もそのうち撮ると思いますので、お楽しみに?!

No title

こんにちわ☆

「月夜の小宇宙巡り」
素敵なタイトルですね~

そんなオプショナルツアーがあったら
是非参加したいものです

宇宙が澄んでいて、清々しいです

No title

ななこさん、どうも~
タイトル褒めていただいてちょっと嬉しい (∀`*ゞ)テヘッ

確かに、そういうツアーがあったら、僕も参加してみたいなぁ。
明るい星があるので透明感が出てきますよね。この辺り、もう少し追求していくと、レベルが上がりそうです。これも、もう一歩処理を見なおしてみようかな・・。

No title

月明かりに撮ったにしては、微細構造まで綺麗に浮き出て
流石の切れ味ですね。
綺麗な渦巻きに見ほれてしまいます。

No title

ふにゃ太郎さん、こんにちは~
シーイングもやや落ち着きを取り戻しつつあった様で思ったよりも、綺麗に撮影できました。
こういうマニアックな銀河もこれくらい写ってくれると俄然面白くなってきます。

No title

御無沙汰しています(^_^;)。
いや~、小宇宙の中心部までくっきり写っていて綺麗な写真ですね。これで月夜の写真というから驚きです。
こういう写真を見ていると日常生活のこまごました事なんて忘れてしまいそうですね(笑)。

No title

オイラのOrionも4本有るスパイダーの内、1本だけ回折像が二股に分かれます。
系外銀河としては、5'も有れば大型だし、12等級なんて明るい。3'で17等級までは
狙えるはずです。でもそんなマイナー銀河は投稿してもボツにされまくって心が折れた。
ってか他の人のも載らなく成ったな。天文雑誌なんて1年も購読してると、定番の
被写体ばっか回転寿司状態で、いい加減食傷気味。

No title

apogon2さん、こんばんわ~
こちらこそ、ご無沙汰しております m(_ _)m
いろいろとこの半年、バタバタしていてなかなか大変でした~

最近のディジタル化されたカメラでは、この様な天体も鮮明に写し出すことができるようになって、かつて、子供の頃に見たパロマ天文台の図鑑以上の写真を自分で写せる様になりました。
趣味としては、面白くなってきたのですが、あまりこういう方向性でチャレンジする方は少ないみたい・・・ρ(。 。、 ) イイモンイイモン

日常生活の気分転換に、星空はやっぱりいいですねー。
ってか、仕事、忙しすぎ・・orz (^^ゞ

No title

kobeさん、こんばんわ~
オライオン、やっぱりそうですか!一応、回折像の割れ具合からピントを判断しているので、これはこれである意味助かっていたりもしますが、やはりこういう明るい星があるとやっぱりマイナスポイントですよねぇ・・orz

マイナー銀河は、僕も落ちまくってますが、拾ってもらえたのから考えると、組写真かしら・・
やりようはあると思うのですが、組み写真はテーマを考えないといけないのと、天体写真だと、1対象でも時間がかかるのに・・・というのもあって、なかなか、ですね。。
似たもの同士組写真は、昨年入れて頂いているので、今年は起承転結型の組写真を考えたいところですが、NoIdea!でざんす (´;ω;`)ブワッ

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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