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たまにはメジャー天体を紹介・・・ ネタ切れ (^^ゞ

ちょっとネタ切れなので・・ (^^ゞ
過去に撮影した天体写真をいくつか紹介です。
オリオン座大星雲 GENESIS SDF 屈折望遠鏡 ST8300M 冷却CCDカメラにて

オリオン座にある有名な散光星雲です。天体観測に興味が無い人でも、オリオン座や、その中にある有名なオリオン座大星雲については聞いたことくらいはあるのではないでしょうか。
オリオン座の三ツ星の下に立てに小さく並ぶ、小三ツ星。その真ん中の星が滲んでいるのが肉眼でも判ればしめたもの。それがオリオン座大星雲です。双眼鏡で見ると、小さな光のシミの様に見ることができます。
写真撮影も用意で、デジタル一眼レフカメラなら、わずか数秒の固定撮影でも撮影可能ですし、明るい星雲ということもあって、CCDビデオカメラでも、4 FPS程度のフレームレートまで落とせれば、撮影することができます。
明るく、良く写る反面、なかなかに難物です。
撮影方法も含め、画像処理で、どこまで、どういう感じに表現したいのかが、問われる天体だと思います。
天体写真の場合、被写体が基本的に同じなので、興味が無い人からは、誰が撮っても同じで面白くない!と言われてしまうのですが、実際には、モチーフ(題材)は同じでも、それをどう表現するか、撮影者によって大きくイメージが変わってきます。
特にこのオリオン座大星雲は、明るい部分から淡い部分まで輝度差も大きく、どこまでをどう表現するかによって、大きく印象が変わってきます。

ここでは、自分の許せる範囲内でなるべく階調を広くなるように処理しています。
露出時間を変えて撮った写真も使えば、トラペジウム付近の描写もできるのですが、次の階調のつながりが不自然になりますので、自分としては、これがギリギリで許せるところかな・・
ただ、広い階調を圧縮して表現しているので、色彩がややパステル調になっています。
透明感を維持して表現させるのはちょっと今の自分ではムリかなー・・
単純に彩度を上げれば良いという話しでもないでしょうしね、、、

アンドロメダ大星雲 M31 ビクセン FL-80S 蛍石屈折望遠鏡 レデューサ使用 448mmF5.6

もう1点。
こちらはアンドロメダ座にある有名な星雲で、これまた知らない人は少ないんじゃないかなーと思います。
タダで機械の体にしてくれる星がどっかにあります(爆)

アンドロメダ大星雲もオリオン座大星雲に負けないくらい明るい星雲ではあるのですが、こちらの星雲は残念ながら、町中からでは肉眼での確認はまずできません。
双眼鏡を通してみると、ぼんやりとした姿を見ることができますが、町中からでは望遠鏡を通してみても中心付近の明るい部分だけがモヤっとあるだけで、知名度から期待して覗くとガッカリとされてしまうケースが多いです。
ところが、天の川が見える様な、暗い空で観察すると、一転して、肉眼でも光のシミとして見られ、双眼鏡でも、淡く広がった姿が見応えがあります。
10cm以上の望遠鏡で眺めると、17世紀の天文学者、シャルル・メシエが観測した横向き銀河のようなスケッチがあるのですが、まさにそのような雰囲気を眺めることができます。

天体写真としては、やはりデジタルカメラなら、数十秒程度の露出をかけると、小さな光が写ってきて、比較的、写やすい星雲です。
しかし、やはりベテランからすると表現や撮影方法はオリオン星雲ほどではないにしても、十人十色です。

ここでは、ST8300Mのダイナミックレンジの広さを活かして、一発撮りで、中心部から淡い部分まで表現しています。デジタル一眼レフカメラに比べ、モノクロ冷却CCDカメラはダイナミックレンジが優れる為、多段階露光をしなくても、幅広い階調表現を行うことができます。
あ、書き忘れましたが、上のM42も、多段階露光はしていません(1枚あたり5分の撮影、M31は1枚10分露出)

アンドロメダ大星雲は、そろそろ撮影し直したいところですが、ドナドナしてしまったFL-80Sですが、非常にシャープですね。GENESIS SDFは若干、色収差が残っているので、M31の様な天体だと、色彩強調に制限を受けてしまうかもしれません・・・
でも、やっぱり、撮り直したいなぁ・・。

もう1点、紹介しましょうか。冷却CCDカメラでの作例ばかりというのもなんなので、デジタル一眼レフカメラで撮影した例も出しておきましょう。
さそり座の散開星団 M7 タムロン 300SP 300mmF2.8開放 Canon EOS Kissデジタル改

ちょっと、こちらはマニアックになりますが、さそり座のしっぽの辺りにある散開星団です。
天の川の濃いところにあるので、まさに星々の大海!その中にうかぶ明るい星の集まりが、散開星団M7です。
空の暗いところでは眼視でも、ぼんやりとその存在が判るのですが、この星団、メシエ天体としては最も南に位置する天体で、かなりの低空になります。
双眼鏡で眺めると、大変美しいのですが、やはり光害があるところでは貧弱な頼りない姿に見えます。
暗い空で大口径の双眼鏡で見ると背景の天の川の星々をバックに大変美しい姿が印象的です。(まぁ・・見させて貰ったのがミヤウチの14cmフローライト双眼鏡だし、、そりゃ印象にも残りますよね ^^;)

こちらは、2007年の5月に、いつもの獅子ヶ鼻公園で撮影した写真なのですが、透明度に恵まれてとても美しく写せました。デジカメは、初代EOS Kissデジタルの赤外カット改造デジタル一眼レフカメラですが、タムロン300SPとの組み合わせはなかなか良かったです。
タムロン300SPは色収差が強烈でしたが画像処理で青ハロ除去(アストロノミー・ツールズの機能を使ったと思いました)を行なっています。
星像だけなら、今使っているNewFD300mmF2.8Lよりも断然良かったので、こちらも、ドナドナしてちょっとばかり後悔かな・・・?
でも、まあ、似たような機材が沢山あっても仕方ないですしね (^^ゞ

M7もそろそろ、撮り直したい・・・と、いいたいところですが、実は割りと、この写真で満足してしまっているので、撮り直すのはまだ先でもいいかなぁーなんて思っていたり (; ̄ー ̄川 アセアセ

と、いうわけで、ネタ切れの天体写真紹介でした~ (Δ;・ Δ・)



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コメント

No title

今日の画像も素敵ですね。

素人の私にはアンドロメダ大星雲がイイかも。

こういう写真ならデスクトップの背景にもイケると思います。

No title

超メージャー、それもGENESIS SDFとビクセン FL-80Sでの画像というのが興味津々で見ていました。
やっぱり階調の使い方が凄いなぁ。。。。

No title

やっぱり冷やしの星空は素晴らしいですね~
オリオンをこんな風に撮れたら本望だなぁ~
私が撮るとオリオンの中心部はいつも白飛びしてなんも見えなくなっちゃいます(^_^;)

No title

おお、超メジャー所ですね。こうした大きいのを撮ろうとすると、やっぱり少し短めの焦点距離がいいですよねぇ。
…あれ?すばるは?(^^;

お、最後は藤さんだー。この辺は双眼鏡で見るのが楽しいんですよねー。撮影すると、このキラキラ感を出すのが凄く難しいんですよね。さすがのUTOさん処理です。

No title

小ちゃん、こんにちは~
メジャーな派手系の天体を並べてみました~
結構、綺麗でしょ?でも、このクラスの天体はベテランのみなさんはもっと綺麗に撮られるので、ちょっと太刀打ちできないです(´・ω・`)

No title

いーぐるさん、こんにちは~
階調は、個人的な好みで柔らかなトーンで出しています。
M42は難しいですね、もうちょっと透明感出したいんですが、、、(´ε`;)ウーン…
M31ももう少しメリハリが欲しいかなぁ・・
GENESISとFL80Sの違いも興味深いですよね。

No title

かいなおさん、こんにちは。
冷やしは階調が幅広くとれるのがメリットですね。
でも、デジイチでも基本感度に落として撮れば、Dレンジは稼げると思いますよ。M42などは個人的には最低感度で撮った方が良いんじゃないかなーと思ったりします。

No title

玄さん、こんにちは~
そうなんですよね、このクラスの天体だと、300mmないし500mmくらいで撮りたいんですが、自分としては800mmクラスまで伸ばさないと競争力が無いかも。
短焦点はニガテ・・(-_-;)
M7はほんと綺麗な天体なのですが、写真だとなかなか難しいですよね。
今、再処理しても、こういう描写にできない気がします (; ̄ー ̄川 アセアセ

No title

おっと、書き忘れました。
すばる・・さすが、鋭い!!
実は、M45は、ここ数年だとまともに撮影できてなくって、いい作品が無いんですよ~

No title

UTOさん

UTOさんと言えばM42・・と
今なお勝手に思い込んでいますヽ(*´∀`*)ノ☆.。.:*・゚

メジャー天体なだけに
差をつける作品にするのが腕の見せどころでしょうか

M7のきらきら感が好きです

nice

No title

こんにちわ☆

私でも全部知っています

タダで機械の体にしてくれる星がどっかにあります

ここに笑ってしまいました(^◇^)

私の知り合いにも初恋は「メ―テル」って人います
「銀河鉄道999」で宇宙に思いを抱き星好きになる人も
いるのでしょうね

No title

ろざりおさん、こんにちは~
明るいだけにテストに使いやすいので、結構撮影している回数だけは多いんですよね (^^ゞ
真面目に撮ったのは、2年前のこの写真が最後かも、、、

M7,綺麗でしょ?そちらの空なら、双眼鏡でも相当綺麗に見えると思いますので、この夏はぜひ見てみてください!

No title

ななこさん、こんにちは~

いやー、ボクも子供の頃、銀鉄、好きでしたよ~
銀河鉄道が直接のきっかけかどうかは?ちょっと不明ですが(なにしろ、幼稚園の頃なので ^^;)
当時はメーテルよりも、電車のかっこ良さにハマっていたと思います。
実際の電車も好きで、親父に横浜駅まで連れて行って貰って、半日程、ずーっと眺めていた覚えがありますから・・(汗)
今にして思えば、親父も大変だったんじゃないかなぁー

No title

まさかここまでどメジャー天体くるとは思いませんでした。

今思い出してもあのネジ型は笑えます。<タダで機械の体
ちゃんと旋盤で作らないとねえ。そして、もしかしてインチネジだったりして(笑)

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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