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土星 5/26

九州・四国・中国地方で、とうとう梅雨入りですね。
うーん、天体観測のオフシーズン到来ですね。
東海・関東地方も、今週の週間天気予報を見る限り、どうやらそう遠くないうちに梅雨入りとなりそうです・・ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

さて、そんなわけで昨晩は自宅庭で土星をCCDビデオカメラでじっくりと撮影していました。
望遠鏡はオライオン30cm反射望遠鏡です。
光学系は、1.5倍ショートバローレンズに、2倍場ローレンスの組み合わせ(これでないとフィルター入れてピント出ないのヨ・・・ホントはパワーメイト使いたいところですが・・・)



土星 DFK21AF04 カラーCCDビデオカメラ 15 fpsにて撮影。

DMK21AF04 モノクロCCDビデオカメラにて 30fpsで撮影。

さて、まずは、カラーCCD VS モノクロCCD!!
・・って、結果は分かり切ってますがな~ (^^;
当たり前ですが、モノクロセンサの方が、米屋ー(あれ?)配列のカラーセンサよりも切れ味が向上します。
もっとも、これは後処理もコミで、ですが・・・
ただし、カラーセンサの画像処理が自分の中では最適化がされていません。
基本的にモノクロセンサで長年使ってきてますから、どうしても、モノクロあきり、の処理になるのは否めません。
カラーセンサに最適化した画像処理を施せば、あるいはこの程度の差は埋められる可能性があるかもしれません。
Registaxにも、Drizzleオプションあるしなぁ・・撮り方も含めて、やりようはあるとは思います。
が、まぁ・・それはそれとして、モノクロセンサの優位性は確実にあるんじゃないかなーと思います。

シンチレーションはやっぱりイマイチですが、大きな揺らぎと歪みでしたから、やっぱり隣家の屋根かなー・・


こちらは、DFK カラーCCDビデオカメラで15 fpsで得た画像をステライメージの自動レベル調整でカラーバランスをとった後、DMKカメラの30fps画像にLRGB合成したものです。
上の画像だと、眼視的な発色ですが、自動レベル調整を行ってカラーバランスを取ると豊富な色彩が出てきます。うーん、でも、どっちがいいんでしょうねぇ・・・。個人的にはどちらも好み。強いてあげれば、色彩が豊富になるこちらの方が好みかな、、ハッブル宇宙望遠鏡や天文台での画像なども、こういう色彩である気がしますし・・


三色分解合成による土星像 R,G=15fps B=7.5fps にて、各700コマ合成

こちらは、三色分解カラー画像による土星です。
フィルターはIDASさんのType2 LRGBフィルターを使っています。
ヒストグラムで揃える為、必然的に、カラーCCDカメラをステライメージで自動レベル調整した様な色あいになりますが、さすがに、干渉フィルターでの三色合成ではより豊富な色彩になりますね。
実は三色分解合成画像といっても、R+G+Bを加算して、W(White)画像を作製してLRGB合成していますが・・


上の画像をモノクロカメラで30fpsで撮影した画像にLRGB合成処理。
うーん、ミュートンさんのブログから、実は、純RGB合成した画像の方が大気の微分分散による像のボケの影響がなく、シャープになるのでは・・、と思ったのですが、元々のシーイングが悪かったせいか?
30 fpsと15 fps ないし 7.5 fpsでの差が出た格好でしょうか。枚数だけなら、RGB合成での作画画像が2100フレームになりますから、枚数だけで考えれば、L画像の方が不利(一応、900コマがいつもの目安です)ですgあ、それでも切れ味が良いのは、やはり豊富な光量を得られるというところが大きいのかな????
ちょっと、この比較は実験前はRGB合成画像ないし、W画像が勝ると思っていただけに意外

まあ、そうはいっても、W画像もL画像もなかなかの出来映え。
だったら、足してしまえ!

と、ゆーわけで、より滑らかになった土星像です。

まあ、切れ味や分解能など、ミュートンさんの作品には及びませんが・・・
個人的にはこれくらい撮れれば満足かな?
赤外線でも撮影してみましたが、IR84で3.75fpsでも、露出不足でした・・
ボクのDMKカメラはICX098BL CCDイメージセンサですので、赤感度が向上したICX618ALカメラが羨ましくなります・・・。



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コメント

No title

土星ひとつを撮るにしてもこのように組合せを変えて処理の効果を比較するところがUTOさんらしくて良いですね。
私もこの日に撮影しましたが、シーイングも透明度も悪くただ撮っただけになってしまいました。

No title

これは興味深い比較ですね。でも、そもそもカラー一発撮りでもレベルが私とはぜんぜん違うので、地力の差をまず痛感しました。
私ももう少しこうやって色んな比較をやってみて自分に最適な撮影方法を探ってみる必要があると感じさせていただいた記事です。

No title

惑星撮影でのカラーCCD VS モノクロCCDですが、私の経験では米屋~配列より感度の方が影響度が強いと感じます。
感度が高ければシャッタースピードを早くでき、同じ撮影時間でフレーム数も増えます。
シーイングが良い時の木星では、カラーCCDとモノクロCCDの結果はほとんど同じかなとの印象です。
またシーイングが良い時は惑星の自転で、撮影時間が長くなると逆にボケてしまいます。
でもこれはWinJuposでdelotasion処理で解決ですね。
それから、RGB合成でも、各波長での大気分散の影響があるので微妙な色ヅレが起き、RGBによる調整も無理なので、ウェッジプリズムが有効です。
私は近赤外撮影でもウェッジプリズムを使っています。

No title

シュミットさん、こんにちは~
せっかくなので、いろいろと遊んでみました。
雲が多くて星雲撮影は出来そうもありませんでしたし、、(^^ゞ

シーイングは悪かったのですが、今回、拡大率を低くしたので、思ったよりは写ってくれた印象です。

No title

色々と検証されてますね~
でもどれもなかなかの画層、私のボケ土星とは雲泥の差です(^_^;)
惑星もLRGBで撮影した方がカラー化した画像は綺麗なんですね。
モノクロCCDとフィルターも欲しくなっちゃいます(^_^;)

No title

UTOさん地方もいよいよ梅雨入りしたのでは
ないでしょうか☆

こちらは梅雨と言うより台風のようなお天気です・・

梅雨だときっぱり諦めて
画像処理にじっくり取り組そうですね。

最後の土星画像、色が豊富ですねヽ(*´∀`*)ノ☆.。.:*・゚
nice

No title

いーぐるさん、こんにちは~
いやー、いーぐるさんも素晴らしい土星を撮られていらしたので、すぐに追い抜かれそうですよー
あれこれいろいろとやってみると、思わぬこともわかったりして面白いですよね。
観測だと統一した記録が必要になるので、機材固定、撮影方法固定も比較の点で大事だと思いますが、いい写真を撮れる方法は模索していきたいですよね~
赤外フィルター入れると、ICX618カメラが羨ましくなります、、、倍半分の差があると思うので。

No title

ヨネヤンさん、こんにちは。
そうですね、ボクも感度、というかより正確には光量でしょうか。
その差が、如実に効いてくると思っています。
そうですね、RGB合成なら、波長的に、1/3以下のズレ量になりますが、微分分散はなくなるわけではありませんね。

ウエッジプリズムも昔、貰って持ってはいたのですが、みんなあげちゃったなぁー・・(; ̄ー ̄A アセアセ・

IR撮影、ICX098BLだとちっと苦しいですね・・。うーん、さて、どうするかなー・・SC70あたりで検討してみようかなと思っています。
短波長ほど、分散角が大きいと思うので、IR撮影では無くてもなんとかならないかなー・・なんて甘い考えでいます (^^ゞ

No title

かいなおさん、こんにちは~
惑星も多彩な楽しみ方ができるので、面白いでしょー?
星雲だと長時間露光でなかなか比較実験はできませんが・・撮影条件が変わっちゃう方が影響出そうですしね・・

惑星も干渉フィルターを使って撮ると、色分離性が一般的なカラーセンサよりも高いので、より綺麗な色が出しやすいですね。
ただ、これくらいなら、画像調整できる範囲内かな?と思います。
カラーとモノクロカメラを切り替えて使ってLRGB合成がBestかも???

No title

ろざりおさん、こんにちは~
とうとう梅雨入りですねぇ・・( ´Д`)=3

ひえ~、そちらは台風みたいな天気ですか!
やな季節ですね・・

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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