FC2ブログ

記事一覧

イプシロンミラー洗浄

先日、イプシロンを出した時に気づいたのですが、結構ミラーが汚れていました。
そういえば、例年は4月にたいてい一括して清掃するんですが、今年はしてなかったかな・・?
と、いうわけで、今晩、会社から帰宅して食事をとった後で、早速、清掃しました。

主鏡を取り外したところです。
 
ミラー洗浄は、お風呂でいつもやります。
まずは水をじゃーっとしばらく勢いよくかけて、大まかな汚れを流し落とします。
次に、台所用の中性洗剤を持ってきて、スポンジに少し含ませて、水を流したまま、軽く拭き取ります。
その後で、やはり水を勢いよくしばらく流して洗剤を完全に流し落とします。
 
そして、コレ。
ミューさんに教わった秘密兵器です!

精製水です。
最後にこれを使って水道水を流し落とすと、あら不思議。
水痕がまったく残りませ~ん。

まだ乾燥しきってないので、水滴がいくつか残ってますが、乾くと完全に綺麗になりますよ。
 
さて、ミラー洗浄が終わったら光軸調整です。
ニガテなんですよね・・光軸調整。
イプシロン200はまず補正レンズを外した後で、ニュートン反射と同じ様に合わせます。
ところがですね、この補正レンズ、ネジ込みなので、すっごく外しにくいんです。
特に新型補正レンズになってひっかかるところが少なくて・・・毎回外すのに苦労しています。
 
なんとか外したところで、まずは、普通に接眼部から覗いて斜鏡が真ん中に来る様に概ね合わせます。
レーザを使って調整するのですが、レーザだと1点でしか見てませんので、最初からレーザに頼ってしまうと、てんで出鱈目でもレーザの光束は元の位置に戻って来ます。
たとえば、斜鏡が傾いてついていても主鏡を同じだけ傾けてあげればレーザは元の接眼部にもどってきてしまいます。
1点でしかみてないが故の欠点ですね。
そこで、あらかじめ、目視であわせておいてからレーザで微調整を図るというのが一番です。
本当はレーザは固定方法さえしっかりとすれば、完全に光軸を取ることが可能です。
ですが、実際には、Φ31.7mmや2インチでのネジ込みでは、押さえ方によって、レーザが斜めになり、それが、斜鏡-主鏡-斜鏡-接眼部となるわけですから累積誤差が大きくなってしまいます。
仮にねじ込み固定したとしても、実は接眼部自体が若干の傾き不良を持っている可能性もありますので(主-斜-接眼の傾きが同じになれば当然、問題ありません)、スケアリング調整機構が無い反射ではレーザは完璧には機能しません。
レーザ自体は非常に優秀な治具なのですが、その精度を活かせるだけの鏡筒が無いのが実情ではないかと思います。もっとも、レーザ自体の光軸という問題もありますが・・・(案外狂ってたりします)

国際光器のレーザです。
このレーザが優れているところは、大口径機材でもひとりで主鏡の光軸調整がやりやすいという点に尽きると思います。
反射してきたレーザが元のところに戻れば、それで光軸は取れます(原理上)
とにかく主鏡の調整がとてもやりやすく、個人的にはかなり頼りにしている治具ですね。

その後で、カサイの治具で見ます。
が、たいてい少しずれているんですよね。
で、毎回、主鏡か斜鏡かどっちが悪いのかで悩まされつつ、KKレーザとカサイ治具を見ながら、
あーでもない、こーでもないと、徐々に追い込んでいくのが常なのですが・・・
前回はおもいっきり狂ってたからなぁ・・
と、いうわけで、今回はこんな治具を引っ張り出してきました。

テレビューの屁理屈・・もとい、ヘリックスです。
こちらもレーザなのですが、

こんなカンジのパターンが壁に映し出されます(今回は天井ですが)

斜鏡を少しずつ動かしてみて、調整していきます。
4つのバーの長さがほとんど同じくらいになるように、斜鏡の影が周りのリングの真ん中に来るようにもってくればokです(多分・・)
ただ、イプシロンは偏心斜鏡ですから、真ん中に持ってきてはいけない・・ハズ。
たぶん、これでほとんどいいと思うのだけど・・・
 
最後に念のため、カサイ治具で確認をとって、とりあえずよさそう?(あんまり自分のスキルを信頼してないので・・・自信が持てませ~ん ^^;)
あとはこれで一度撮ってみます。ST8XMEを満たせればとりあえずは満足です。
 
本当は斜鏡がちゃんと主鏡の真ん中に来ているかどうか、よっちゃんがCANPで実演してくれた手法もやらないといけないなとは思っています。
今回は光源にできるEL板を修理していないので、やってませんが・・・
ひょっとして、もしかしたら、すべてをきちんと調整しなおせばST8300Mのフォーマットを満たせるかもしれません(や、まあ、実のところそこまで期待してませんが・・・どうも像面湾曲が残ってるカンジですので・・・)
でも、そのうち、もっとしっかりと光軸調整しなくちゃいけないなと思ってます。
 
 
 
 
 
関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title

これは難しそうですね。それにいじっているうちに何が真実か迷いそうですね。だから皆さん、この調整のディープな深海に入っていかれるのですね。

No title

εの調整難しそうですね。私のドブは笠井のとレーザーでちゃちゃっとやって終わりですが、神経質になるのは光軸よりも組み立て時の鏡の圧迫ですね(^^;;

No title

Eagleさん、こんにちは。
光軸調整は、ホント何が正しいのかどうか悩んでしまいます。
治具の調整不良だったりすることもあって、本当に悩まされます。
カサイの治具はシンプルですから基本的にはこれが目安なのですが、少し覗き穴が大きいですね。見方(目線)で多少はずれます。
もっとも、かりにこれで光軸調整を行ったとしても、カメラを取り付けるとカメラ自体の重量で接眼部が若干たわんだり、取り付け方法も光軸調整治具とは異なるわけですから、やはり若干はずれます。
本当はカメラ取り付けた状態で合わせ込むのがBestだろうとは思いますが、夜間にそこまでやるのはなかなか・・(シュミカセはそうしていますけど)

とりあえずおおらかな気分で8割方の性能を引き出せればそれで良い・・と捉えて割りきって行ってます。

MT160は割と簡単なんですけどね・・
KKレーザで調整した後でカサイ治具、こないだは念のため、屁理屈でも確認しましたがバッチリでした。
F6ニュートン反射って凄く使いやすいです。

No title

ひろしさん、こんにちは。
そう、圧迫!これとても重要ですよね。
Orion300でおにぎり型に星像が歪んでしまうのですが、やはり主鏡の圧迫ではないかと思っています。
想像以上にシビアー?
本当に主鏡の光軸ネジはゆるゆるなくらいにしないとダメなのかな・・。

No title

私も同じように適当にネジを回しながらやっています。
どこをどう直せばよいのかイマイチわかっていません(^^;
とくにバイザックは大変でした。もう触る気になりません。

No title

コーチさん、こんにちは。

VISACはホント難しいですよねー。
ボクもなんかいかチャレンジしてみましたが上手くいかないです。
遠天には、エリーさんというRC使いの名手がいるので助かりました。
VISAC等のRC系にはタカハシのセンタリングスコープが有用みたいですよ。
そのうち自分も買わなければとは思っているんですが、、、
結構いいお値段するので後回しになってます(^^;

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

月別アーカイブ