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DMK/DFKカメラ1枚画像

NGCさんのご要望もありましたのと、それと、DMK/DFKをはじめとするCCDビデオカメラで、1枚あたりの画質は一体どれくらい???
という興味もある方も多いのではないかと思いましたので・・・
改めて呈示しておこうかなと思います。

そうそう、余談ですが、PCは、冷却CCDカメラでつかっているFMVノートではなく、Sotecの一昔前のものを使っています。CPUは、Athron-XP-M1.4GHz RAM768MB、但し、HDDは、5400rpmと当時としては早めのものを使っています。
画像サイズはなにしろVGAですからね。昨今のデジタル一眼レフカメラの様に20メガピクセル近くの画像に比べたら、まるで赤子の様なものです。実際、黎明期のデジカメはVGAがほとんど。
先駆けたるカシオのデジタルカメラ、QV-10は、320×240ドットのQVGAでした。
1994年の天文ガイドの冷却CCD元年!では、アマチュアとしては25万画素が画質的にも価格的にもハイエンドとなるだろう。という話しもあったくらいですが、あれから時代は大きく動き、デジタルカメラで銀塩写真並の画質という600万画素は、第二世代のデジタル一眼レフカメラで達成し、今や、20メガピクセル前後が当たり前の時代になってしまいました。

すみません、思ったよりも長くなりました (;゚Д゚)
さて、まずはDFK21AF04 カラーCCDビデオカメラで、8.5秒露光した1枚画像です。

オライオン30cmF4反射望遠鏡 直焦点 DFK21AF04 カラーCCDビデオカメラ 0.125 FPS=8.5秒

一応、ダーク減算して、DeBayer処理(カラー化)を行っています。
透明度は最悪でしたが、中心星の15等星は写ってますね!


オライオン30cmF4反射望遠鏡 直焦点 DMK21AF04 カラーCCDビデオカメラ 0.25 FPS=4秒

で、こちらは、昨年、入選させていただいたDMK21AF04 モノクロCCDビデオカメラによる4秒露光の画像です。
圧倒的じゃないか。我が軍は!
と、思わず口走ってしまうくらい、カラーカメラと差がありますね。
オンチップカラーフィルターが無いので、光量が単純に考えて3倍(R,G,Bとフィルタで分けないからね)ですからね。
ツノ付けて赤く塗ってもいいくらいですよ。DMKカメラ(笑)

で、
戦いは数だよ!兄貴!!
と、ゆーわけで、1077コマコンポジットしたりすると、国内では最高レベル(と自負してます ^^;)の分解能の画像ができてしまうわけです。

0.25fps=1枚あたり4秒・・・これって、多分、シンチレーション選別効果、ほとんど無いと思うんです。
そうすると、多数枚の勝利なのか!?

画質的には、DMKモノクロCCDビデオカメラならば、この撮影時に躊躇した2秒露光はもとより1秒露光でも多分、モノになると思います。そこで、選別をより厳しくかければ・・・これを上回る画像を得られる可能性も高いと思います。
より感度が高い、ICX618ならば、さらに露出は切り詰められるハズ・・!
そうすれば、もっとより高い空間分解能の画像が得られそう・・!!
なんだか、わくわくしてきませんか?
お手軽ノータッチガイドでも、これだけの写真が得られるんですから!!
定番の機材でなくても、ガチガチに固めた写真専用機材でなくてもいいんですよ。
自分のできる範囲内で、できるだけの事をやってみる・・・
自分の機材の特性を把握して活かしてあげれば、自ずと、素晴らしい結果に繋がると思うんです。
だから天体写真は面白い。



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コメント

No title

UTOさんこんばんは。これは本当に新しい境地ですね。高感度のCCDビデオカメラでの露光時間の切り詰めと大量枚数のコンポジットはシンチュレーションによる星像悪化をカバーして驚く程高繊細な画像を作り出しますね。このような惑星用ビデオカメラで星雲撮影は新しいジャンルを開くかもしれませんね。こうやってトライしてみると天体写真の世界は本当に面白いですね。

No title

これは面白い取り組みですね~
惑星用カメラでもこれだけの画像が撮れるとは、、
理屈からいけば確かに枚数稼いでコンポジットは有利かも知れませんね!!
私も試してみたくなりました!!

No title

リクエストにお応えくださりありがとうございます。
やっぱりよく映りますね。考えてみたらWATECとかのカメラもありましたものね。
QHYカメラの惑星カメラサイトを帰りがけに見ていたら、やはり同じように撮影している人の作例が惑星状星雲でありました。みんな考えているんですね。やってみたくなりましたが、カメラ買えないから駄目ですね。

No title

おぉっ! すごい精細なM57です。
やはりシンチレーションの影響をモロに受けてるんですね。
これからのシンチレーション対策の主流はCCDビデオカメラ画像のスタックになるかも。

No title

短時間露出による多数枚コンポジットはかなり良い結果をだしますね!
ただ明るい対象でないと露出を短くすることはできないので、この撮影法では
惑星や惑星状星雲、球状星団などなどがメインとなりそうですね。
シーイングのコヒーレンス時間は日本だとだいたい3msなので
露出が短ければ短いほど、解像度が上がると思います。

No title

けいけいさん、こんにちは~
そうなんですよ、天体写真って、カメラもバラエティに富んでいるし、後処理までコミで考えれば、ほんといろいろな撮り方、処理方法ができてほんと奥が深いです。
昨年のは4秒ですが、1秒まで落としてシンチレーション選別をきちんとやっていくと、想像以上に分解能が上がるのではないか・・・と思います。
望遠鏡も大口径ドブソニアンで、ぽんセットマウントで撮影したら・・(゚A゚;)ゴクリ

No title

30cmの口径だと8秒でもカラーで写るのですね!20cmだと30秒でやっとかな?
でもDMKでL画像を撮影すればカラー化も何とかなりそうですね。
季節的にも狙ってみたいけど晴れなければ始まりませんね。

No title

このリング星雲がDMKで撮られたものだと知ったときは衝撃的でした。
惑星専用と思っていたカメラでこんな写真が撮れてしまうとは凄い!!ってね。
自分のできる範囲内で、できるだけの事をやってみる・・・
これがUTOさんの真骨頂ですね。
私も今ある機材をもっと活用しなければと強く思いました。

No title

かいなおさん、こんにちは~
惑星用カメラでも、数秒でも露出ができれば、昨今のCCDカメラの感度なら、星雲もバッチリ写っちゃいますからね~
GENTAさんのCMOSカメラも、1秒露光でM20がバッチリ写っていたのを考えると、かなり面白い分野になりそうです。
デジカメだと、映像エンジンが悪さするので、特にX-E1で高ISO感度多数枚路線は×だと思います。
冷却CCDカメラもできるハズですが・・・ファームウエアでのチューニングが短時間露光よりも長秒露光に向いている感じがして、どうかなぁ・・?という感じです。(ま、、手軽でなくなるしね、、)

No title

NGCさん、こんにちは。
いえいえ、こちらこそ、改めて1枚画像について確認する機会になりました m(__)m
DMKカメラはもう少し露出切り詰めて選別厳しくやってみたくなってきました。

カメラは電子シャッターの機種(インターラインCCDかCMOS)なら、冷却CCDカメラでも、同様な撮影方法はできるハズなんですが、ファームのチューニングなのかなぁ・・SXVR-H694ではちょっと画質がイマイチな気がして、、、SXV-H9も特定の輝度レベルでノイジーになったりしましたし、やはり目的に合致した使い方をしてあげるのがいいのかもしれませんね。

No title

こう@ペサメさん、こんにちは~
4秒なので、シンチレーションの影響を緩和しているかどうかやや疑問はあるのですが、超多数枚の勝利なのかなぁー・・でも、ガイドエラー防止、補正レンズ無しの最もシャープな状態、と、シャープになる要因はあるのですよね。
この方法、40cmとか50cmドブソニアンでポンセットマウントでも十分撮影できてしまう・・と、いうか口径が大きい分、はるかに上回る画像が出来そう。
どんな画像が仕上がってくることやら、、戦々恐々としてしまいますね。
大口径でF4クラス以下なら、10等クラスの銀河までなら冷却CCDカメラでちゃんとガイド撮影するよりも、切れ味が良いのが出来てしまうかも・・(゚A゚;)ゴクリ

No title

5Dさん、こんにちは!
おぉ、研究の方も進んでらっしゃる様ですね!3msですか φ(..)メモメモ
AO-7なども、0.1秒、つまり、100msレベルでしか駆動させられないので、やはりシンチレーション緩和効果は薄くなりそうですね。
とはいえ何もしないよりはよほど良いわけですが・・
AO-7を使って、補正をかけつつ、冷却CCDで数秒露光で撮像・・これもちょっとやってみたくなってきちゃったですよ。
手軽ではないですが、成果が望めるなら面白そう・・(゚A゚;)ゴクリ

アマチュアなら、やっぱり惑星状星雲か球状星団止まりですよね。系外銀河でも、効果は望めそうですが、やっぱり天文台の様に、EM-CCDが欲しいです。
今なら、sCMOSでしょうかね・・。

No title

ヨネヤンさん、こんにちは~
16cmでも、16秒露光すると、綺麗なリング星雲が浮かび上がってきますよ~
惑星観測が一段落したら、是非!!
モノクロDMKカメラなら、さらに一段上の感度と切れ味になるので、結構楽しいですよ。

それにしても、ほんと、晴れませんねぇ・・

No title

シュミットさん、こんばんわ~
DMK/DFKカメラでもかなりの星雲が写せそうですよね!
手持ちの道具で工夫していくのは、昔からの天体写真の在り方の様な気がしています σ(^^;
まあ、ダメならダメで仕方ないのですが・・せっかくなのでいろいろと楽しんでいますσ(^^;
今はスピードブースターが気になって気になって仕方ありません (; ̄ー ̄川 アセアセ

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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