FC2ブログ

記事一覧

虚砲オリオン

今日は定時日だったので、珍しくさっさと帰宅してきました。
オライオン30cmもミラー清掃しよう!ということで。

主鏡セルです。
光軸調整機構はまさかの親子ネジ!
焼津の御大が3rd Season(第三期改修計画)時に、改造してくれました。
主鏡セルも、カサイのものを大幅に改造して組み込んであります(Orion300の鏡筒径の方が小さいのです)
そのため、非常に苦労して取り付けて頂いたと思います。本当にありがたいです。
遠天がすごいな~と感じるのは、GENTAさんの様に天体写真に長けているだけではなくガイドケーブル工作に長けてる人(もちろん、GENTAさんがすごいのはそれだけではありませんが・・)、焼津の御大の様な機材調整に長けた人(望遠レンズだってバラして再調整しちゃう!)、yamatomoさんの様に自分で冷却デジカメ改造しちゃう技術屋さん(良いヒータもこの間作ってもらったばかりだし)、気難しいRC鏡の光軸調整をなんなくこなしちゃうエリーさん(VISAC光軸調整ではお世話になりました)、などなど。いろいろとすごい技術を持った方がたくさんいるところです。
みなさまには本当にお世話になっています。感謝 m(_ _)m
・・ほんっとに、みんなにはお世話になりっぱなしだなぁ・・・。
 

30cmのミラーです。
さすがにでっかい。とりあえず比較用にCD-ROMと写してみました。が、この大きさ分かるかなぁ~
でも、Orion30cmは実は鏡筒だけならイプシロン200より軽いですよ(笑)
さてこないだと同じ様にお風呂で洗ってきて、光軸調整です。
この間のイプ200は、割と短時間でできたので気をよくして始めたんですが、今回は苦労しました・・・

斜鏡スパイダーは、とても弱く、ネジを回すと斜鏡スパイダーがたわんでしまってなかなか光軸が合わせられません。
この部分はいいアイデアが思い浮かばなかったとのことで、良策ではありませんが、ワッシャを数枚噛ませて補強してくれてはありますが・・・・
スパイダーと斜鏡セルを変えない限り、恒久対策は無理そうです。
おまけに、この斜鏡の調整で、暑い中あーでもない、こーでもないと繰り返していたら、額から落ちた汗が、主鏡にぽとり。
・・・
・・・
えー・・
汗って塩分だから、まずいよねぇ・・・
はぁ~、仕方ない、もう一回洗いなおすかぁ・・・
 
で、再度洗いなおして、光軸調整。
今度は汗落とさない様にっと・・
やはりKKレーザで主鏡を調整してからヘリックス。最後にカサイ治具で確認。
う~・・ん・・・ちと微妙におかしい気がするけれど・・まあ、今日のところはこれくらいで勘弁してやろう(笑)
 
主鏡のセンターマーク、メーカが最初から付けてきているんだけど、どうみても結構狂ってるですよねえ・・
その点を鑑みると、いいような気がするってカンジですが・・・・さて・・・?
1回実際に撮ってみてから考えマス・・
 

最後にJMIのフォーカサーの電池をかえて動作チェック。
速度が3段階切り替えなのですが、Lowにしても、ちょっと粗いんですが、まあ、ピント出しを回折像で行う分には手でやるよりはマシだろうという感じです。
FWHMを見ながら微妙に切り替えたいという場合には確実にNGですね。
本当はDF-2フォーカサーを付けてあげればいいのですが、接眼部の負担を考えるとちょっと付けられないですね。
ファインダーももう少し軽いものに換装しようと思います(今ついているのは昔のビクセンの正立ファインダ)
しかし、疲れました、、、
 
Orion30cmは北陸の親分から、このフォーカサーとMPCC込みで諭吉12人と人質交換して得たもので、
最初からかなり強化改造もされていました。
実際、親分はこれでフォトコンに何回か入選してるんですよねー。
実績がある機体ではあるのですが・・・・使いこなせてないです・・・・。
 

M1 Orion300mmF4 SXV-H9 L=5分×9 RGB=各5分×3 自宅にて。
 
最初使ってみたら、光軸がてんでとれてなく、全然ダメ~
箸にも棒にもかからないのであれば、とっとと見捨てようと思ってはいたのですが、
焼津に持ち込んで、2nd Season(第二期改修計画)を終えて戻ってきてみたら、星像はともかくとして、なかなか・・・写りの速さはもちろんですが、切れ味も悪くなかったんですよね。
このかに星雲をはじめ、いくつかの天体を適当に撮ったのですが、どれもなかなかによかった。
それで、ある程度の出費の上(と、いってもほとんど主鏡セル代とねじ類だけですが・・・;)、3rd Seasonで本格改造していただいたんです。

M109  Orion300mmF4 ST8300M L=5分×8 R=5分×3 G=5分×2 B=5分×3 自宅にて 透明度悪
 
星像はまだおにぎり型ですが・・・ミラーがとにかく薄いので圧迫の影響があるのだろうとは思います。
透明度が悪い中での比較的短時間露光での撮影でしたが、いやー・・良く写るんですよねー。
これ以降はATLUX赤道儀の不調が判明したので、使ってなかったのですが、
ポテンシャルの高さは感じます。
星像は気になりますが、完璧を求めるには斜鏡周りをどうにかしないといけませんが、とにかくスパイダーも細ければ、鏡筒の肉厚も薄いので、斜鏡スパイダーだけではなく、筒ごと交換を検討しないといけません・・
とりあえず、しばらくは、現状のまま使ってこの機材の有用性を見極めていきたいと考えているところです。
 
焼津の御大からは、主鏡セルを、化粧リングに固定するともっとしっかりと固定ができて良いので、そこだけでも改造しようか?と仰ってはくれているのですが、今年・来年はいろいろとお忙しそうでしたので、当面は現状のままでやってみようと思っているところです。
おにぎり型の星像だけなんとか改善できればと思うんですが・・・
現状のままでも使い道はありそう(例えば、LRGB合成のうち、RGB画像に明るいOrionを使うとか)だし、
とりあえずATLUX赤道儀が修理からもどってきたら、撮影させてみたいなと思っているところです。
 
 
 
 
 
 
 
関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title

しっかり調整したら、すごい鏡等になりそうですね。
それにしても遠天の方々は、ほんとうにすごいですね。知れば知るほど、この趣味をやるのに最高の環境とお仲間ですね。

No title

Eagleさん、こんにちは。
オライオン、なんとかなってくれるといいんですけどね~

一人ではたぶん、オライオンもきっと黒歴史入りしていたと思いますが、焼津の御大のおかげでなんとかなりそうなところまで来ました。
アトラクス赤道儀とSXVでのオートガイドについてもGENTAさんのおかげで実現することができましたし、本当、頼りになる方が揃っていてとても助かっています。
本当に恵まれた環境ですよね。

No title

こちらのページにもご訪問いただきありがとうございました。
しかし、遠天の方ってほんとに凄い方が大勢いらっしゃいますよね。
少し北に行くだけで暗い空もあるし、最高の環境ではないでしょうか?

No title

作りがやわい巨砲と言うのは厄介ですね。
写りがいいと何とかしたくなりますよね。
でも色々改造されて後はスパイダー周りなんですね。
私のSE250Nも星が三角の症状がどうしても取れずにお休みいただいています。私のもスパイダーが手付かずなのでその辺りに原因があると感じています。どうやったら補強できるか悩んでいるのですが…。
今年はそのあたりを改造してぜひい撮影してみようと思っています。

No title

adonoanさん、こんにちは。
田舎なので少し足伸ばせば天の川が見えるし、いいところですよ。
遠天のメンバーは機材や写真だけではなく、星景や観望・太陽やミューさんの様に惑星等・・各分野にそれぞれ熱心に取り組まれている方もいて、いろいろと秀でた技術・知識をお持ちの様々な方がいる同好会なので、本当にいろいろと勉強になることが多いです。

惑星のテクニックだって星雲に応用できますし、観望もイメージ作りにはとても大切ですからね(実際、どちらも自分の作品作りに反映してます)
星雲でも、GENTAさんの様に超淡い星雲を炙り出す方から、Mikaさんの様に超解像の驚きの写真を生産する人もいてとても刺激をうけます。
本当にメンバーといい、環境といい、恵まれてますよねー。

No title

T-Fixさん、こんにちは。
T-Fixさんのもおにぎり型になりますかー・・
多分なのですが、CANPでお会いした□井さん(同じOrion30cmF4お持ち)や焼津の御大も仰ってましたが、主鏡の圧迫でおにぎり型になるみたいです。□井さんからは本当にゆるゆるにしないとダメだよーとCANPの時にアドバイス頂きました。
斜鏡が弱いのもなんとかしたいんですが、おにぎり型になるのが主鏡の圧迫となると、ここに投資しても・・・と躊躇してしまいます。(光軸調整はやりやすくなりますが)
なかなか難しいところですねー。
なんとか、虚砲から巨砲にしたいなとは思いますが・・・

一応、ST8300Mで中央部200~300万画素だけでも使える様になれば、十分、実用に足るのですが・・・
ATLUXがもどってきたらまたテスト撮影して、どう運用していくか考えたいところです。

No title

オライオン 300mm は、なかなかだったのを思い出します。
JMI の MOTOFOCUS ですが、コントローラを nFocus に入れ替えると、細かい調整ができます。

No title

カニが蟹らしく写っていて自然ですね。
オニギリ形の星については、この鏡筒の構造なら仕方ないのかとも思います。言われているように、主鏡の保持方法と斜鏡の強度を改善したいところですね。きっと主鏡を3点の爪で保持しているという時点で調整の難易度が高くなっているのでしょう。
人間が横たわる際に出来る限り体と床の接触面積を多くしたほうが疲れが取れるというのと同じですね。
人間も3点保持だけで寝てみれば…望遠鏡の気持ちになれるかも。

No title

私もORION350mm鏡筒を改造して使ってます。
斜鏡スパイダーは1mm厚のステンレス板を接着剤で両面からはさんで強化しています。結構丈夫になりますよ。主鏡はぺらぺらなので押さえるというよりわずかな隙間を残して保持することが良いと思います。UTOさんのは9点サポートなのでいけそうに思います。
私はZAMBUTO鏡(317mm)厚さ35mmに変えて3点支持でも問題ないです。

No title

よっちゃん、ありがとうございます。
昨晩、をの字さんと帰りの小田急で話をしていましたが、よっちゃんのように光軸調整に手慣れたいなぁとは思うのですが、なかなか・・
でもせっかくの大口径機材ですので、なんとか使える様に頑張りたいですね。主鏡はやはりリング抑えでしょうか?

No title

やまちゃん、ありがとうございます。
ステンレス板を接着ですか!たしかにスパイダーがたわむのが悪そうなので、ちょっと僕も接着剤補強はやってみたいと思います。
アドバイス、ありがとうございます!!
それがですね、9点支持なのですが、焼津の御大が言うにはカサイのセルではまともに機能してないらしいのです。詳細は忘れてしまいましたが、ちゃんと設計するとこういう風にはしない!と切って捨てられた覚えが・・(^^;
ZAMBUTO鏡って知らないのですが(スミマセン)、やはり、Orionミラーは薄すぎるってことですよねえ・・・。
う~む・・・。

No title

K&Rさん、こんばんわ。
スミマセン、コメントの順番が入れ替わってしまいました。
やはりOrion300はなかなか・・ですか~
安価で良い機材というのはなかなか無いものですね。
それでもニュートン鏡ならば、使い手の工夫次第で化ける要素が多分にあるところが最近流行のRC系よりも面白いところかなとも思います。
良い補正レンズの選択肢も増えてきていますし・・。

K&Rさんの25cmカーボンニュートンはとても良さそうですよね~

組み合わせるカメラにも依るのでしょうが、
暗いが焦点距離が長いRC鏡と、焦点距離がそこそこだけど明るいニュートン鏡。果たして国内で使う分にはどちらが良いのだろうかと真剣に悩みます。
恐らく、KAF8300E,ICX285AL,KAI4022M等、国内で主流のほとんどのカメラにとっては恐らく後者の方が・・(シンチレーションや晴天率、空の暗さの点を鑑みると・・)と思わないではないですが・・
その辺りは、多彩な機材をお使いのK&Rさんとしてはどんな印象をお持ちでしょうか。

No title

UTO さん、こんばんは。
25cm カーボンニュートンは鏡筒が頑丈で軽く、EM-200 で安定して使え、ST-10XME や QSI540WSG と組み合わせて使うと、ちょうどといった組み合わせになります。
RC 鏡筒は、KAF-09000 等、画素サイズの大きなチップと組み合わせると、ダイナミックレンジも広くなっていいですね。画素サイズの小さなチップだと、明るく短めの焦点距離がいいでしょう。KAF-8300 で 400~600mm, ICX285 で 600~900mm, KAI-4022 で 800~1200mm くらいでしょうか。
5~9ミクロンくらいの画素サイズでは、2000mm の長焦点を活かせる機会は、年に数回もないと思われます。ただオーバーサンプリング気味に撮影して、印刷や縮小表示での滑らかさを目指すのであれば、小さな画素サイズと RC 鏡筒という組み合わせもありそうです。

No title

UTOさん、皆さん、こんにちは。
上の方でご紹介いただきました、□井こと桝井です。
私もOrionをどのようにしようか考えています。主鏡の圧迫を取り、光軸を調整すると良く見えたため、観望には数回使用しました。
前オーナーが内側にアルミ板を貼り、MT-200接眼部に換えて改造しておられたのですが、MPCC+一眼デジでピントが出ないため主鏡を前方に移動させて1年以上放置していました。
笠井Tr.の7月特価でニュートン用コマコレクターを買い、ST-10XME+CFW-10+AO-8との組合せで撮影すべく整備を始めたところ、前オーナーが筒内を塗装された際に斜鏡表面に飛んだ塗料だと思っていたものが、メッキ剥がれであることが判明しました。
斜鏡を再メッキするか、STL-11000Mでの撮影も視野に入れて斜鏡を75mm→88mmにして、なんちゃってASAを目指すか、黒歴史として葬り去り20or25cmRC+0.75× レデューサー・フラットナーを購入するか…。日本の空のシンチレーションと一夜の晴天時間、使用する冷却CCDとの組合せを、K&Rさんのブログ等を拝見しながら悩んでいます。

No title

K&Rさん、こんにちは。
やはり、カメラに合わせて・・となりますね。
でも、どちらかというとRCの方に好感をお持ちかな?
やはり造りもしっかりとしているし、そちらの方が安定して使えるのかな。
次のステップを考える時に、明るいニュートンか長焦点RCかは、なかなかに悩ましいテーマだとは思うんですが、
値頃ないいニュートンが無いのも現実かなぁ・・。

No title

桝井さん、こんにちは。コメントありがとうございます~!
メッキ剥がれですか~
Orionはちょっとメッキが弱いですかねー。実は僕の主鏡も剥がれこそありませんが、明らかに劣化してきていて反射率が落ちてるんですよ。
カサイTrのニュートン用CC,焦点距離がちと伸びますね。
カメラの重さでたわんでしまって星像評価ははっきりできませんでしたが、芯はきちんとあってシャープさは維持してくれてはいる感じでした。
ただ、焦点距離はステラで概算させると1.13倍に伸びていました。
なんちゃってASA・・・NASAですね~(笑)
ぜひ、88mm斜鏡にして、NASAを完成なさってください~。と、無責任に言ってみたり(^^;
カサイさんのところのお値段みてきたら、70mmに比べるといきなり倍になっちゃうんですねー。
20/25RC鏡だとコンパクトになって持ち運びには便利ですよね。補正レンズやフラットなーもいろいろあるみたいですし・・・
接眼部もねじ込みだったからフォーカサー替えれば重たいSTLでも確実に実用になりそうです。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

月別アーカイブ