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アイソン彗星、消滅!? 

昨晩は、ミュートンさんとH野LSさんとで、アイソン彗星を観測に行ってきました。
アイソン彗星は急激に、高度を下げていきますので、これが近日点通過前、最後の観測になると思われます。
実際、相当苦しいかもしれないと思っていましたが、昨日の撮影結果からは、観測可能であろうとの感触は得ておりました。
日に日に成長していくアイソン彗星・・・
追える限り、その姿は撮りたい!

と、いうわけで。
藤、ミュートンさんと夜中の1時半に獅子ヶ鼻公園で待ち合わせ。
実際には、ちょっと準備に手こずって、やや遅れて、1時40分過ぎに獅子ヶ鼻公園に到着です。
気温は4℃。昨晩よりは若干寒いです。

目的地は、獅子ヶ鼻公園から、少し先に行った見晴らしが良い処です。
ミュートンさんは、タムロン300mmF2.8望遠レンズをEM-10赤道儀に搭載し、アイソン彗星を迎え撃ちます!
未だ見ていないので、どうしても見たいとのこと。
フジノンの7cmの双眼鏡を持参して、待ち構えます。
フジノンの双眼鏡は、H野LS15さんのニコン10×70双眼鏡に負けず劣らず素晴らしい見え味で、ラブジョイ彗星のテイルが伸びている様子も、月夜に関わらずしっかりと確認できます。
これって、月が無かったら相当見えたんじゃないかなあ・・

タムロンSP300mmF2.8 on EM-10  オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D25mmF2.8→F5.6 にて。

こちらも機材を準備していきます。
昨晩の撮影結果から、エンケ彗星とアイソン彗星のランデブーの天文現象の撮影は諦め(できたら、撮りたかった・・・)、今回は、いつもと同じNewFD300mmF2.8L望遠レンズに藤 X-E1デジタルカメラ、それに、シグマの180mmF3.5マクロの望遠レンズを持ってきました。
天体観測用途で使うのは、2007年のホームズ彗星の撮影観測以来でしょうか。
色収差は少ないのですが、ピントがシビアーでちょっと敬遠していた機材だったりします・・・

NewFD300mmF2.8L+X-E1デジタルカメラ&シグマ180mmF3.5マクロ+EOS40Dデジタル一眼レフカメラ
オリンパスE-620 デジタル一眼レフカメメラ ZD25mmF2.8にてパチリ。

対彗星観測用システムです (^^ゞ
ちょっとバランスが取り難いのが難点ですが (;゚Д゚)
本来は、さらに6cmガイド鏡と、CMOSビデオカメラを使って核ガイドシステムまで構築はできるのですが・・・今回はパス。
月夜だしねぇ・・ σ(^^ゞ

さて、まずはラブジョイ彗星を撮影!固定撮影15秒でも、ちゃんとテイルが写ります!

北斗七星とラブジョイ彗星 オリンパスE-620 デジタルカメラ Z.D 25mmF2.8開放 露出15秒×4コマ@ISO3200

以前に記事にしたように、フリーソフトウエアのディープスカイスタッカーでコンポジットしています。
積算処理は天体観測では当たり前のように行われます。デジカメ的にはマルチショットノイズリダクションなのですが・・・写真的にはNGなんでしょうかね・・?

ラブジョイ彗星、固定撮影25mm広角レンズ(フォーサーズフォーマットでは、標準レンズ相当ですが・・)でも、しっかりとテイルが写ります!
4時半頃に合流したH野LS15さんにも、ぜひこれは写すべき!と少し厳しく?レクチャーして、最後はちゃんと撮影できたみたいです。

余り寝ていませんので、少し車の中で仮眠させていただいて、目覚まし時計をセット・・・
ま、目覚まし時計は鳴らすこともなく、目が覚めたというか、やっぱり電気毛布がないとちょっと寒くて安眠できませんね・・・

さて、時刻は5時。
いよいよ、アイソン彗星観測シフトです!!
まずはスピカに自動導入!
やっぱり、調子が悪いようで、導入精度は良くありません・・・ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
位置合わせを再度行って・・・
5時10分頃に昇ってきた水星に照準を定める・・・どまんなかに導入。うーん・・・悪くもないんだよな。
長距離移動ではダメ・・?Pモーションで1回転超えるレベルだとガイドもダメ・・・(・・?
極軸は今日も相当慎重に合わせてましたシ・・・

アイソン彗星が地上に顔を出した頃を見計らって自動導入・・
茶畑の中でしたッ
それでも、自動導入の精度を信じて(・・・外してるのに何を信じてるというのヨ・・と、ゆー意見は\(・_\) (/_・)/コッチニオイトイテ)、撮らせておきます。

昨日・一昨日は、肉眼(裸眼)でも確認できたアイソン彗星ですが、今日は見えないッ!!ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
双眼鏡を使っても見えないッ ガガ━━(;゚Д゚)━━ン!!!!

藤Iさん曰く、こりゃ、もう消滅しちゃったんじゃないの・・ッ!?と悲鳴を上げてました・・・
昨日はあれだけ立派な姿を見せてくれたというのにっ・・(;゚Д゚)

と、いったところで。
昨日のアイソン彗星です。
アイソン彗星 11/23未明 フジ X-E1デジタルカメラ NewFD300mmF2.8L

低空になってきましたが、薄明に負けない煌きと長く伸びたテイルを披露してくれました。
水星と水星 Canon EOS40D デジタル一眼レフカメラ MicroNikkor105mmF4 開放

105mmでも、立派なテイルを伸ばした姿が・・!!エンケ彗星を写し込めなかったのが残念ですが・・・・
しかし、薄明中では仕方のないところでしょうか。

H野LS15さんも双眼鏡で明るくなってもいつまでも見えている・・!!と感動していたようです。

しかし、今朝は・・・
探せど、探せど、彗星など姿も見えず!! ズガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
アイソン彗星、とうとう消滅かッ!!

しかし・・デジカメにはなんとか写っておりました。

アイソン彗星 11/24未明 フジX-E1 デジタルカメラ NewFD300mmF2.8L 1分×6コマ

薄明が進む中、低空に薄雲もあり、大変かすかな姿しか見せてくれませんでした・・(´;ω;`)ブワッ
こ、これは、消滅とは言わないまでも、崩壊しつつあって減光しているのでは・・・

低空にモヤがあったのは確かですが・・

まさか、このまま消えてしまうなんてことは・・・(;゚Д゚)

と、再処理してみました。
具体的には、背景のカブリの傾きをMaxImDLのFlattenBackGroundで補正しています。

アイソン彗星 11/24未明 NewFD300mmF2.8L フジX-E1デジタルカメラ

どうやら、テイルは健在の様です。
心眼では、視野をはみ出して伸びている様にも見えます。
これなら、安心して近日点通過後を待てますね!? 

いずれにしても、今朝は非常に低空で、モヤにも悩まされ、苦しい戦いを強いられました。
明日も撮影だけならば不可能ではないでしょうが・・・ロスタイムまで頑張ろうにも、お天気が下り坂。
どうやら、前半戦はこれで終了の様です。

あとは、夜明けに回ってくるアイソン彗星の姿に期待しつつ、まずは、11/29の白昼のアイソン彗星を捉えたいと考えています。

ミュートンさんの方も、無事、アイソン彗星を捉えておられ(ボクよりも上手く露出合わせてた感じがします)、H野LS15さんはアイソン彗星が双眼鏡で見えないことが不満だったようですが、それでも、デジカメでラブジョイ彗星の尾を撮影されていて満足して帰路につかれました。

ミュートンさんとは、もう少しいい場所が無いかと、少し辺りを散策してから、6時34分、帰路につきました。

うーん、低空の厳しさを改めて痛感させられた次第ですが、この経験は、アイソン彗星が回って顔を出す来月にも活かすというか、考えないといけませんね。

さしあたって、12/2の水星食は、当初はアイソン彗星で、観測どころではないッ!!と思っていましたが、やはり、MT160を持ちだして撮影しつつ、固定カメラでアイソン彗星の様子を伺う、というのが正しいスタイルではないかと思うようになりました。
アイソン彗星は太陽から急激に離れていきます。サングレーザーは1日違いで見える姿が大違いというのは、ここ数日で体験した通り(11/20はショボ、21は成長してきた、22,23日は凄っ!!)
やはり、12/3~12/5が、決戦ではないかと思います。
その後は見やすい位置に彗星が来てくれるものの、言ってみれば、残りカスで光っているので・・・
天文ファンにはそれでも年末年始まで良い被写体であり続けると思いますが、本当に大彗星と呼べるアイソン彗星を体験するなら、やはり12月初めであろうと思いました。
ま、今回、低空のせいで、ちょっと残念な感じを味わっていますから・・・やはり12/6以降が天文ファンにとっては好機なのかなーと思ったりもします。

いずれにしても、この一大天文ショウ、楽しみたいですね!
っつーか、楽しませてくれ、アイソン!!


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コメント

No title

タイトルでびっくりしましたが、何とか健在のようですね。
今日は私も撮影していましたが、雲で撮影できませんでした。
バーストした11/15以外は、ほぼ予想通りって感じですかね。核が消滅することは無さそうですが、逆に近日点通過前と全く同じ光度変化をしそうな気がします。そうなると、我々天文ファンはともかく、一般の方々からすると何だかなぁって感じでしょうね。

絶対に盛り上がらないと思いますが、私はむしろ水星食を楽しみにしています。ちゃんとチェックされているとは流石ですね!

No title

やはり今朝の状態は苦しかったんですね。こちらも今朝は結構晴れたので、がんばったんですが確認できませんでした。位置も分かってなかったので…一応デジカメでも押さえてはいたんですが、こちらは完全にモヤの向こうだったようです。
ちなみに、探すのに使ったスマホのスマートステラには「ロニオスギャラッド」という彗星名で表示されてました…わからんわな…
でも、考えてみたらラブジョイ彗星も単発なら十分大彗星なんですよね。肉眼級なんですから。なんかかわいそう…

No title

いやあ~。ビックリさせないでくださいよ‼!(◎_◎;)

今朝は睡魔にどうしても勝てず、確認できずにいたのと、いつもならFBやYahooブログで画像をアップする方がいるのに、UTOさんがアップするまで誰もアップしてなかったので、どうしたものかと…ヽ(´o`;

自分は、勝負は12月2日~と見てます。29日の太陽最接近の昼間。そして夕空の超低空にも姿を表します。幸い自宅が仕事場で、西の視界はすごぶる良いので、イチかバチか狙ってみようと思います。

No title

何とか、持ちこたえてほしいです!!(神様、仏様、ISON様)
そうか、愛損様にならないでください!!!全世界の、天文愛好家願いです??

No title

私も蒸発したと心配した一人です。撮影中のPCモニターでも判らなかったのでエッという感じです。ネットを調べて少ないながら健在なのは確認しましたが撮影画像を処理する気にもなれませんでした。先ほど強コントラストアップで確認できました。近日点通過後に大化けしてほしいなー。それにしてもラブジョイがかわいそう。

No title

アイちゃん、健在ッッッ!
こりゃ本当に超低空ですね。当たり前と言えば当たり前ですが、尻尾が長い時期には太陽に近いので、どうしてもぎりぎりの戦いになってしまいますね。
こちらは珍しくも、もしかして晴れるかも?って天気でしたが、疲れ果ててて起きられませんでした(苦笑)

No title

こんばんは
今日は少し早く帰宅できたので、久しぶりのブログ巡りです。

24日未明のアイソンはかなりしょぼいですね。
どうしちゃったんだろう??
23日未明は川崎天文同好会の天城天文台で観ました。
結構派手でしたが・・・

No title

私も前日までとあまりに様子が違うので、まさか燃え尽きてしまったのか⁉︎と心配になりました。何とか存在を確認出来て良かったです。

No title

hanaさん、こんにちは~
リコメがすっかり遅くなりました m(__)m

アイソン彗星、なんとか健在の様です。
このままぶじ、生還してくれれば良いのですが・・・

水星食、こちらも低空での現象とはいえ、珍しい現象ですよね。
hanaさんはどう撮影されますか?
ボクの方は、一応、MT160+X-E1で撮影するつもりですが・・・
強拡大路線も面白そうな様な、失敗して終わりそうなような・・で悩んでいます。

No title

玄さん、こんにちは~
アイソン彗星、だれでもパッと見て判る感じでなかったし、天文屋さんでも、24日はちょっと厳しかったですね。
望遠鏡を通してみれば見えたかも・・

スマートステラ・・ロニオスギャラッド (^^ゞ
すごい表示ですね。なんでそうなるんだろう・・? (・・?

ラブジョイ彗星も素晴らしくなりましたよね!
今晩追跡撮影かなーと思っています。

No title

こもロハスさん、こんにちは~
いやー、多くの人が見つけられなくって、あれー?って感じだったのでしょうね~

29日夕方は、ちょっとボクの方は無理かなー・・
ぜひ、チャレンジお願いします。
機材だけは会社に持ち込んで見てみようかしら・・・

昼間は、一応、押さえておこうと思っていますが、でも、9時くらいまでがリミットですから、離隔的に厳しいかなぁー・・

No title

Clioneさん、こんにちは~
ほんと、なんとか持ちこたえて、素晴らしい姿を見せてくれることを期待しましょう!

No title

エムティさん、こんにちは~
24日はほんと、厳しかったですね。普段ならデジカメ液晶でリアルタイムでも余裕で見えていたのに、この日は全然見えず、焦りました。
一応、拡大してモヤっとしたのがいたので、えっ・・これ・・?という感じで撮影を続けていました。

ラブジョイ彗星、ほんと可愛そうですね。あちらも素晴らしい姿を見せてくれているのですが・・・と、いいつつ、自分の方も、興味は俄然、アイソン彗星の方に集中しちゃいますね (^^ゞ

No title

かわうさん、こんにちは~
アイちゃん彗星も、ずいぶんと明るく立派になってきました!
でも、おっしゃる通り、薄明と、ギリギリでの戦いになるのが厳しいところですね。これは、近日点を通過してきても同じことなので、かなりの苦戦を余儀なくされそうですね。
この時期の夜明け前は寒さで厳しいですが・・・夕方よりはマシですから、可能な限り頑張りたいと思います。

No title

タキさん、こんにちは~
そちらもお忙しそうですね!
23日は、こちらでも、目視でかなり見応えがありました。
24日は、残念な感じになっちゃいましたね・・・
それだけ低空・薄明下での観察が困難だということだと思います。

No title

シュミットさん、こんにちは~
まだ予断は許さないのかもしれませんが、なんとか生き残って、素晴らしい姿を見せて欲しいという気持ちでいっぱいです!

No title

アイソン彗星は消滅していなかったようです。
海外のニュースです。詳しくはこちら
http://kokodakenoohanashi.blog.jp/

No title

aaa*arl*bbさん、こんにちは~
コメントありがとうございます。
うーん、残念ながら、急速に拡散していっていますので、地球から見える頃には、肉眼では確実に見えませんし、撮影しても、残り香が写るかどうか・・
・・・消滅と言って良いかと思います。

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プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

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