FC2ブログ

記事一覧

追悼 アイソン彗星


アイソン彗星消滅以降、イマイチ、やる気が出な~い・・
ASI120MM CMOSビデオカメラのドライバをFMVノートに入れたりとか、やれることもあるのですが・・
ラブジョイ彗星も、12/7にミュートンさんと観測したのを最後に、撮影にも、観望にも出かけていません・・
ラブジョイ彗星は、14日未明の写真を見ていると、テイルが大変見事だったようで、失敗したなぁー・・と激しく後悔です。
ちょうど、近日点通過前後ですものね。0.8天文単位とちょっと距離が離れているとはいえども、やはり彗星は近日点通過前後が華ですね。
うーん、自宅から撮影できない位置なのが厳しいですが、せめて電気毛布もって、ぼうらやさんに行くべきでした・・・
一応、朝方に目覚まし時計はかけたんですけどね・・疲れで無意識に止めちゃったみたいだから・・・ ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
寝る前に、出かけておけば、と後悔です。


アイソン彗星の方は、当初は、残骸が撮影できるかもしれないとの期待がありましたが、やはり拡散が早かったようで、吉田誠一さんの彗星観測のページを拝見しても、CCD観測例はないとのことで、もう撮影は不可能なのでしょう・・・

そのアイソン彗星の画像もようやく処理は終わりました。
撮影した過去の画像を振り返って、追悼したいと思います。
追悼アイソン彗星 10月10日 イプシロン200 アストログラフ望遠鏡(800mmF4) フジ X-E1 デジタルカメラ

10月初め頃はまだまだ小さく、800mmの光学系とAPS-Cサイズのデジタルカメラでも、非常に小さな像に過ぎませんでした。ただ、ようやく、コマが出てきてくれて、頭が緑色になってきました。
これ以前には、オライオン30cm反射望遠鏡と冷却CCDカメラSXVR-H694で撮影してありますが、小さな姿でした。
実際に、この頃から、当初言われていた満月級の明るさの今世紀最大の約束された大彗星!という看板は降ろされ、毎月発行されている月刊の天文雑誌でも、月を追うごとに、悲観的な情報になっていきました・・

追悼 アイソン彗星 11月7日 イプシロン200 アストログラフ望遠鏡(800mmF4) フジ X-E1 デジタルカメラ

11月7日になると、やや大きくなってきましたが・・
800mmF4の光学系で、十分収まってしまう大きさ。
え、本当に、これが大彗星になるのッ!?
という感じでした。
この時に、コマだけではなく、テイルもやや緑色を帯びているのを不思議に思いましたが、すでに、結構、バラバラになりつつあったのかも!?? 

追悼 アイソン彗星 11月16日 Canon NewFD300mmF2.8L Canon EOS40D デジタル一眼レフカメラ 

激変したのは11月の半ばになってから。
バーストを起こしたという情報で、一気に肉眼等級まで増光の報で、撮影に出かけた時のものです。
この日は、たぶん、撮影の安定度重視で、いつものフジのX-E1ではなく、CanonEOS40Dデジタル一眼レフカメラを使っています。

アイソン彗星の一番の見どころとなった日でした。
ヨヲイチさんの25×100双眼鏡で見せていただいた、エメラルドグリーンのコマとすらりと視野をはみ出すテイルが大変見事でした。

写真では、幾重にも別れたテイルが大変見事で、まるで、過去に大天文台で撮影されたウエスト彗星のアンシャープマスクをかけた写真を彷彿とさせてくれ、これは大彗星になるのでは!?という期待を持たせてくれた日でもありました。
これがまさか、崩壊への前奏曲だったとは・・ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
追悼 アイソン彗星 11月16日 オリンパス E-620 デジタル一眼レフカメラ Z.D25mmF2.8開放 13秒×13コマ

蛇足ですが、この日は、固定撮影でも、彗星らしい姿を写すことが出来ました。
この日以降は月明かりがあり、また、夜明けの薄明光の影響を受ける様になる為、固定撮影で彗星らしい姿を写せる最後のチャンスだった・・?
一応、撮影だけはしたような、諦めていたような。

追悼 アイソン彗星 11月19日  Canon NewFD300mmF2.8L フジ X-E1  デジタルカメラ

スピカとアイソン彗星です。サンニッパの視野を超える程テイルが伸びています。
ただ、サンニッパとAPS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラの組み合わせでは、長辺でも5°程度の写野しかありません。並の肉眼彗星でも、視野をはみ出すことが多いです。
16日に感じた大彗星の片鱗は伺えないともいえます・・・
この辺りから、非常に低空になり、また太陽に近づき、薄明の中、さらには月明かりが照らす中での撮影になり、条件が悪くなりました。

追悼 アイソン彗星 11月22日 Canon NewFD300mmF2.8L フジ X-E1  デジタルカメラ

11月21日未明にも撮影はしてあるのですが、テイルがイマイチだったので、もう追撃はやめようかと思ったくらいでしたが、翌22日には低空・薄明の中、非常に見事なテイルを見せてくれました。
11月19日、20日に感じた貧弱さを吹き飛ばす見事なテイルが出ています。

追悼 アイソン彗星 11月23日 Canon NewFD300mmF2.8L フジ X-E1  デジタルカメラ

この日はさらに太い見事なテイルを披露してくれ、とうとう、肉眼でも、その存在を確かめることが出来ました!
追悼 アイソン彗星 11月23日 マイクロニッコール105mmF4 EOS40D デジタル一眼レフカメラ

薄明の中、露出1分を2コマだけだったと思いますが・・・
105mmレンズの視野をはみ出している位、テイルが伸びていました!! (@_@;)

近日点通過まであと僅か・・・
大いなる期待をもたせてくれました。

が、これがアイソン彗星、最後の勇姿となってしまいました、、、ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
翌、24日未明も撮影を試みたものの、低空と薄明の中で、イマイチな結果でした。
透明度も悪く、薄雲がありましたので、悪条件だったから・・とも思いましたが、ひょっとしたら、彗星自体もすでに減光が始まっていたのかもしれませんね、、、

近日点を迎えたアイソン彗星は、そのまま消滅!帰らぬ人(?)となってしまいました・・・
ヘールボップ彗星以来の大彗星として、期待していただけに、ガックリです・・
でも、前評判さえなければ、パンスターズ彗星も、このアイソン彗星も、非常に見事なテイルを伸ばした彗星でした。
また次に来たる大彗星に期待して待つことにしましょう!

関連記事
スポンサーサイト



コメント

No title

アイソン彗星の追悼記事、ありgとうございます。
私は結局天候と立地条件に恵まれず
一度も撮れませんでした。
ここでアイソンを偲ばせて頂きます。

No title

素晴らしいアイそん追悼記事をありがとうございます。
私も増光前に1度撮影したきりで、11月16日の大増光以降は皆さんの画像に地団駄を踏んでいて24日に最後の雄姿を見たくて早起きしましたが辛うじてその姿を捉えたような捉えられなかったような状況でした。
だから近日点通過後にかけていたんですけどね。しばらく力が入りませんでした。

No title

本当はこの子のためにモンゴル遠征を決めたのに残念でした。
でも、おかげで普通だったら行かない季節の彼の地を体験できてよかったのかも知れません。
アイソン君のおかげです。

No title

私は20日と23日に撮影したのですが、どちらも肉眼で見えるようなものではなく撮影結果も「うーん」と言う感じでした。
UTOさんの画像を拝見するとちょうど明るい合間を縫って暗い時に撮影したみたいですね。
彗星は1日で激変するので毎日の観測が大切なんですね。私には無理そう…。UTOさんはさすがです。

No title

かいなおさん、こんにちは~
結局、今年期待されていた2大彗星は、どちらも、条件が悪くて、撮影できなかったという方も多いような気がします。
パンスターズ彗星も、本当に明るかった時は、夕方低空な上におまけに、年度末でしたし、、、
アイソン彗星の方は、近日点回ってからが、月もなくなって本番!と待ち構えていた方が多かったことでしょう・・
いずれにしても、残念ですね、、、

No title

なんだか、胸が締め付けられるような想いで記事を読ませていただきました。本当にじゃじゃ馬な彗星でしたね。13日にバーストして「キター!!」と思ったのですが、その後も明るくなったり暗くなったり。テイルの変化も激しかったし。往年の天文ファンの方々は、オースチン彗星を引き合いに出して「騒ぐとダメになる」とおっしゃっていましたが、オースチンを通り越して百武第二。ヘールボップと、予想以上になった大彗星を経験した身には、思いっきり期待してオッケーかと思っていたのですが・・・。でもまあ、自分もおかげでアイソン亡き新月期は、いままで以上に遠征してたくさん撮影できました。でも早く大彗星が見たいよう・・・

No title

シュミットさん、こんにちは~
真冬の朝方ギリギリの超低空ですから、なかなか撮影チャンスに恵まれませんでしたよね。
こちらは空はともかくとして、東の低空まで見渡せる撮影場所を見つけられたのが大きな成果かな・・
おかげで、連日の撮影が出来ました。生還してきていたら、12/Fも同じ様に、連日21時寝の3時前起き・・だったに違いありませんが・・なんとも残念です。
期待が大きかっただけに、喪失感が大きいですね。
未だに力が入りません、、、(゚-゚;)ウーン

No title

獅子ヶ鼻公園ではお世話になりました。アイソンを見たのはこの時一度だけです。今思えばとても素敵な時間を過ごしていたんだと思います。年末年始は新月期ですので獅子ヶ鼻方面に出かけるときは声をかけてください。

No title

惜しい彗星を亡くしました。
こうなると分かっていればカラーチャンネルは撮る必要はありませんでしたね(苦笑)

No title

あ、、アイに愛を感じました・・ヾ(◕ 。 ◕ღ)

11月16日のアイソンさん、すごく綺麗です

nice♪

No title

adonoanさん、こんにちは~
モンゴル、カメラが凍る寒さもですが、低空までしっかりと星が見えるのも驚きですね。
でも、せっかくなら、ここにアイソン彗星の勇姿があれば・・!
きっと国内とは一味も二味も違った素晴らしい写真になったのでしょうが・・・
ホント、残念です、、、(´・ω・`)ショボーン

No title

T-Fixさん、こんにちは~
そうなんですよ、彗星はイオンテイルが出ていると、1日で激変するので、可能な限り追跡しないとチャンスを逃してしまいますね。
ラブジョイさんは、12/14に撮影に行かなかったのをとても後悔しています、、
ただ、12/5の撹乱はゲットできたので、トータル的な満足度は高いのですが・・・
バタバタ忙しいのと悪天候(寒いの含む ヲイ ^^;)もあって、ちょっとここのところ撮影出来てませんが、今年の撮影納めとして、ラブジョイ彗星、あと1回は撮影したいと思っています。

うーん、でも、アイソン彗星消滅して意気消沈してしまいましたが、それがなかったら、多分、12月は連日連戦に近かったと思います。多分、、

No title

こもロハスさん、こんにちは。
一番、苦しいのはやっぱり、SOHO画像で消滅する様かなぁー・・ジュツ・・という音はしませんが、LASCO C2の動画は何回見ても、メゲます、、
11/7があまりにも小さい姿で、落胆しただけに、バースト、16日の姿はほんと、キタ━(゚∀゚)━!という感じでしたが・・・

こちらは、12月は、ちょっと凹んであまり撮影しませんでした・・
大彗星、ほんと見たいですね~!!
んー・・これでまた次に来るのが10年後とかだったらヤだなぁ・・
早く来て欲しいですね~!

No title

ヨヲイチさん、こんにちは~
こちらこそ、おかげ様で、10cm双眼鏡でアイソン彗星の素晴らしい姿を見ることができました m(__)m
あの時は、アイソン彗星がまさかあんなことになるとは夢にも思いませんでしたよね、、
年末年始は、たぶん、ぼくの方は、地元にいないのですが、ひょっとしたら、27、28あたりは、ぼうらやに出没するかも・・行きたいなぁ・・といったところです (^^ゞ

No title

かわうさん、こんにちは~
ほんと、惜しい彗星を亡くしました。
大彗星とまでならなくても、生きて戻ってくれば、立派な尾が伸びたかもしれないだけに、本当に残念です・・!

No title

ろざりおさん、こんにちは~
いやー、アイからラブへ、なんて、どっかのフレーズみたいに、そう簡単には、なかなか割り切れないですよ、、、
いろいろと真剣に考えてたのですが、、残念でした・・

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

UTO

Author:UTO
子供の頃、図鑑で見たパロマー天文台の天体写真に憧れて、天体写真を初めて幾星霜・・
デジタルカメラの進歩によって、当時のパロマ天文台の写真を超える天体写真がアマチュアでも撮れる時代になりました。

月別アーカイブ